2021年06月12日公開
2021年06月12日更新
【サイコパス】慎導灼は免罪体質者?能力や炯との関係・かっこいい魅力を紹介
PSYCHO-PASS3(サイコパススリー)に登場する免罪体質の主人公・慎導灼(しんどうあらた)。免罪体質だけではなく、メンタルトレースやパルクールといった様々な能力を持ちあわせているキャラクターです。こちらの記事ではそんな慎導灼の『能力』『かっこいい魅力』などを紹介。物語のキーキャラクターでもある慎導灼の父親・慎導篤志(しんどうあつし)についても触れているので、PSYCHO-PASS3をもっと知りたい・おさらいしたいという人はぜひチェックしてみてください!
慎導灼とは?
サイコパス(PSYCHO-PASS)の作品情報
慎導灼(しんどうあらた)が登場するアニメ作品『PSYCHO-PASS3(サイコパススリー)』。PSYCHO-PASS3はそのタイトルの通り、人気アニメ作品『PSYCHO-PASSシリーズ』の第3作目の作品です。PSYCHO-PASS2までは初代ヒロインの常守朱(つねもりあかね)がメインキャラクターとして活躍する作品でしたが、PSYCHO-PASS3では主人公が一転。
慎導灼とその幼なじみの炯(けい)・ミハイル・イグナトフが主人公として公安局刑事課一係を動かしていきます。PSYCHO-PASSはシリーズが変わるごとに一係のメンバーが替わりますが、前のシリーズからそのまま引き続き在籍しているキャラクターもいるため、前作から見ているファンも楽しめる作品となっています。
物語は、治安や文明を向上させるため独自の技術を用いて開発した人間を管理する『シビュラシステム』の正体に迫っていくストーリーとなっています。慎導灼を始めとする"免罪体質者(めんざいたいしつしゃ)"という、シビュラシステムで測ることのできない精神の持ち主とシビュラシステムの関係・正体に迫っていく物語は、他のアニメにはない独特の世界感を醸しだし、多くのアニメファンの心を掴んでいます。
サイコパスの概要
慎導灼が主人公として活躍するPSYCHO-PASS3(サイコパススリー)。このシリーズには原作とされる漫画や小説はなく、アニメ自体が原作となっているオリジナル作品となっています。シリーズの第1作目は2012年~2013年に放映され、2期は2014年、こちらの記事でご紹介する3期は2019年に放映されています。
シナリオ原案は主に虚淵玄(うろぶちげん)さんが担当し、監督は主に塩谷直義(しおたになおよし)さんが担当しています。そんなPSYCHO-PASSシリーズは、キャッチーなアニメーション作品を取り上げるフジテレビ系列の深夜枠番組『ノイタミナ』の作品として放映され、若い世代から大人まで楽しめるアニメとして、シリーズを通して人気の作品となっています。
また、PSYCHO-PASSシリーズは内容が繋がっており、初代の主人公は犯罪を犯した者を取り締まる刑事課一係の「執行官」の狡噛慎也(こうがみしんや)と、彼らを取りまとめる「監視官」として着任した常守朱の2人が務めています。2期のPSYCHO-PASS2では、常守朱が引き続き主人公として活躍しており、3期では慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフが主人公としてキャスティングされました。
サイコパスのあらすじ
家族を無くした慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフ。彼らは家族の死の真相を暴くため、共に刑事課一係の監視官として着任します。慎導灼は特A級のメンタリストの能力を、また炯は元兵士の経験を活かし、お互いの能力を補いあって犯罪に立ち向かいます。そしていつしか彼らはシビュラシステムと免罪体質者の間にある秘密に近づいていくのでした。
慎導灼のプロフィール
- 誕生日:2096年2月11日
- 年齢:24歳
- 声優:梶裕貴(少年時代/三浦千幸)
慎導灼(しんどうあらた)はPSYCHO-PASS3(サイコパススリー)に登場する主人公の一人。刑事課一係に配属された監視官で、厚生省の重役・慎導篤志(しんどうあつし)を父親に持ちます。こちらの記事でご紹介する免罪体質の他にも、他人表情や動作から思考を推測する"メンタリスト"の能力を持っていたり、高い共感能力を使って犯人の行動・思考をトレースし「その人物になりきる」という能力も持ちあわせています。
本来であれば、犯人になりきることで犯罪係数も犯人に近づくというデメリットがありますが、慎導灼は免罪体質の持ち主であるため、犯罪係数には影響が出ません。また思考推測・共感能力といった能力の他にも、パルクールを難なくこなす運動神経や、明るく親しげな雰囲気も事件解決への糸口となっています。
同じ日に刑事課一係に配属となった監視官の炯・ミハイル・イグナトフとは幼なじみであり親友。慎導灼がメンタルトレースを行い対象者の精神に深く入りすぎた時や気絶してしまった際には、炯が慎導灼を介抱する場面が度々見られています。
慎導灼は免罪体質者?能力を考察
考察①慎導灼のメンタルトレース
慎導灼の一番の武器ともいえる『メンタルトレース』。メンタルトレースとは、高い共感能力により対象者の思考をトレースして、対象者がどのような行動をとったのかを再現できる能力です。サイコパス3の物語では、逃げ出した対象者の居場所を突き止めたり、そこにいた人物が何を考えていたのかをトレースして事件解決へと導きました。
しかし便利な能力なだけにデメリットもいくつかあり、対象者になりきりすぎてしまい水の中に飛び込もうとしたり、本来そこにあるはずのないものが見えてしまうことがあります。メンタルトレースを行う際は、主にテープレコーダーに録音された雨の音を聞いてトレースを始めます。また終わるときには、炯の「雨は止んだ」という言葉によって現実に引き戻してもらうという仕組みとなっています。
考察②慎導灼は免罪体質者?
出典: https://festy.jp
メンタルトレースが武器の慎導灼。一般的な精神の人間であれば、犯人になりきってしまうとその思考もトレースされていまうため、犯罪係数が上がってしまいますが、慎導灼は感情が犯罪係数に表れない"免罪体質(めんざいたいしつ)"の持ち主。そのため、いくらメンタルトレースをしても犯罪係数に影響がなく、捜査の為に何度もトレースを行うことができます。
PSYCHO-PASSシリーズで現在免罪体質者であることが確認できているのは、槙島聖護、藤間幸三郎、東金美佐子と慎導灼を含めた4人。また常守朱についても「免罪体質者だ」と考察するファンの声も多いですが、「祖母の事件で係数が上がっていたので、免罪体質なのではなく精神力が異常に強いだけ」という意見もあがっています。
慎導灼と炯の関係は?かっこいい魅力を紹介
かっこいい魅力①炯との関係
こちらの項目では登場キャラクター達との関係を通して慎導灼のかっこいい魅力をご紹介していきます。まずは慎導灼と共にPSYCHO-PASS3(サイコパススリー)の主人公として活躍する炯(けい)・ミハイル・イグナトフとの関係です。慎導灼と炯は刑事課一係に入る前からの親友で、刑事課一係に入る前には慎導灼、炯、そして炯の妻である舞子(まいこ)・マイヤ・ストロンスカヤの3人で集まることも多くありました。
刑事課一係では慎導灼がメンタルトレースや頭脳プレーといった頭を使う捜査、炯が聞き込み調査や潜入といった体を張る捜査を担うことが多く、そういった面でも良き相棒でかっこいいコンビだと人気となっています。また慎導灼の父は炯の兄を殺害した後に自身も自殺しており、その事件の真相を見つけるため、お互いに協力している関係でもあります。
かっこいい魅力②入江一途との関係
慎導灼のかっこいい魅力2つ目は入江一途との関係を通してご紹介していきます。刑事課一係に監視官として所属することになった慎導灼ですが、犯罪者になる可能性が高いとされている者を集めた「執行官」の入江一途と、エリートコースを歩んできた者が多いとされる「監視官」の慎導灼は、初対面の頃には距離がありました。
しかし、お互いの社交的な性格や捜査メンバーとして行動を共にすることが多かったことから、打ち解けるまでに時間は必要としませんでした。PSYCHO-PASS3の第3話では既に冗談を言い合うほどの仲になっており、指で銃を撃つマネをする入江に慎導灼が「ぐわぁ~!」とやられたフリをするシーンも。そんなおちゃめな一面も慎導灼のかっこいい魅力の1つとなっているようです。
かっこいい魅力③常守朱との関係
慎導灼のかっこいい魅力3つ目は、PSYCHO-PASS(サイコパス)シリーズのメイン主人公・常守朱との関係から見ていきます。PSYCHO-PASS3での常守朱はある場所に隔離されているため、表立って慎導灼や炯たちと関わることは少ないですが、刑事課一係の監視官に慎導灼を推薦したのが常守朱だったため、もともと慎導灼の能力をかっていたことが分かります。
前作で免罪体質者の強敵・槙島聖護との戦いを経験したり、シビュラシステムの真相を知って様々な経験を積んできた常守朱に認められるほどの能力を持つ慎導灼。そんな潜在能力を持っているところも慎導灼がかっこいいと言われる理由の1つとなっています。
かっこいい魅力④慎導灼のパルクール
慎導灼のかっこいい魅力4つ目は、パルクールを易々とこなすその運動能力。PSYCHO-PASS3(サイコパススリー)では主に頭脳戦での活躍を見せる慎導灼ですが、意外な事に身体能力も高く、走る・跳ぶ・登るといった動作を用いて流動的に動き続ける"パルクール"を見事にやってのけます。頭脳派と見せかけて文武両道なそんな慎導灼の姿に「かっこいい!」とファンの声が多くあがっています。
慎導灼の過去や父親との関係
考察①父親は灼と同じ公安局の職員?
PSYCHO-PASS3(サイコパススリー)の主人公・慎導灼は、明るく飄々とした性格ですが、その過去には薄暗い謎を抱えています。こちらの項目ではそんな慎導灼の過去に関係する父親の『慎導篤志(しんどうあつし)』についてご紹介します。
慎導灼は物語の中で「父と同じ公安局に」という発言をしている場面があり、父親も慎導灼と同じ公安局の職員だったということが知られていましたが、最終的には厚生省の重役だったことが判明しました。しかし、PSYCHO-PASS3の物語が終盤に向かうにつれて、その正体が『インスペクター』でもあったことが判明します。
インスペクターとは、『ビフロスト』という一般社会を巻き込んで博打を行う組織の下請けのような存在で、上層部が出した犯罪まがいな博打の結果を実行する立場の者のことを指します。インスペクターは名刺にキツネのようなマークを入れており、慎導灼の父・慎導篤志もその一員だったのでした。
考察②父親は炯の兄を殺して自殺した?
表の顔は厚生省の重役、また裏では犯罪を行う『インスペクター』の顔を持っていた慎導灼の父親・慎導篤志。そんな慎導篤志の情報はPSYCHO-PASS3(サイコパススリー)の第3話で登場しました。慎導篤志は炯・ミハイル・イグナトフの兄を殺害後自殺したとシビュラシステムに登録されています。
考察③車の中で見た夢のシーンでのセリフ
亡き父の形見である車の中でしか寝られない体質の慎導灼。ある日、車内で慎導灼が眠っていると、父の声で途切れ途切れに「サイコパスは…全ては…お前を守る…」という言葉が聞こえてきます。それを聞いた慎導灼は「必ず見つけるよ。真実を」と返事をします。
炯の兄を殺した犯罪者として扱われている父ですが、幼い頃に見た彼の姿は優しい親の姿そのもの。車内で聞いた自分を思う父の優しい言葉や、今まで見てきた真摯な彼の姿から、彼が炯の兄を殺したということに違和感を覚えた慎導灼は、炯と共に父の死の真相を求めるのでした。
慎導灼のアニメ声優
梶裕貴のプロフィール
- 誕生日:1985年9月3日
- 血液型:O型
- 身長:170センチ
- 出身地:東京都、埼玉県
- 配偶者:竹達彩奈
- 事務所:ヴィムス
PSYCHO-PAS3(サイコパススリー)で免罪体質の主人公・慎導灼の声優を務めたのは梶裕貴(かじゆうきさん)です。梶裕貴さんはPSYCHO-PASS以外にも多くのアニメ作品で主人公の声を演じる人気声優のひとりで、2004年から声優として活動しています。その演技が評価され、下記の様な様々な賞を受賞されている実力派声優です。
- 『声優アワード』主演男優賞(2013年、2014年)
- 『東京アニメアワード個人部門声』優賞(2013年)
- 『アニメージュ アニメグランプリ声優部門』グランプリ(2013年、2014年)
- 『Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2014』男性声優賞(2014年)
- 『ファミ通アワード』男性キャラクターボイス賞(2015年)
声優になるまでの来歴は、アーツビジョン無料新人育成オーディションに応募し見事合格したことから始まります。日本ナレーション演技研究所の17期特待生として演技を学んだ後、声優事務所のアーツビジョンへ入所しました。声優活動をきっかけに仲良くなった声優の櫻井孝宏さんや代永翼さん、下野紘さんと親交が深いことが伺えるエピソードも多々あります。
梶裕貴の主な出演作品
PSYCHO-PAS3(サイコパススリー)では免罪体質やメンタルトレースといった能力を持つ主人公・慎導灼の声を演じた梶裕貴さん。他の作品でも『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『マギ』のアリババ・サルージャ、『七つの大罪』のメリオダスといった主役キャラクターも演じています。また下記の様な作品にも登場しているので、気になった人はチェックしてみてください。
- イナズマイレブン…一之瀬一哉、不動明王
- デュラララ!!…遊馬崎ウォーカー
- FAIRY TAIL…リオン・バスティア
- 青の祓魔師…三輪子猫丸
- 絶園のテンペスト…羽村めぐむ
- アオハライド…馬渕洸
- ノラガミ…雪音
- ハイキュー!!…孤爪研磨
- ワンパンマン…音速のソニック
- 僕のヒーローアカデミア…轟焦凍
慎導灼に関する感想や評価
#PSYCHOPATH #サイコパス #アニメ #慎導灼#パルクール
— rie2501 (@rie2501) March 12, 2021
「PSYCHO-PATH」 の灼のパルクールすごいよな。かっこいいし華がある。
元々パルクールはフランス軍が
取り入れたものらしいけど。
YouTubeとかで実際に見ると、人間ってこんなことできてしまうだって思った。
こちらではPSYCHO-PASS3を見たファンの感想をご紹介していきます。まずは慎導灼のパルクールについて。一見頭脳派の慎導灼ですが、パルクールを使ってターゲットを追いかけたりと、体も動かせる意外な一面がかっこいいと話題になっています。
アニメも映画も終わって、慎導灼のこと脳内で美化し過ぎてない?かわいいかわいい言ってるけど本当はかっこいい系じゃなかった?と思ってアニメを見るとかわいいしかっこいいし脳内慎導灼より良い慎導灼だった
— たんす (@wahuwahums) December 3, 2020
また犯人を追い込む際には論理的に解決方法を模索する慎導灼ですが、仕事外では仲間達と楽しげに会話をしたり、親友の炯と一緒にいるときにはおちゃめな姿を見せたりと可愛らしい一面も見られています。そんなギャップも素敵な魅力の1つだとファンから愛されているようです。
サイコパス3期なんだけど慎導灼は槙島聖護と同じ体質だから瞳の色も同じっぽい色とかなのかなー
— サイ卜ウ (@3110tokifuji) October 18, 2019
犯罪係数を測定できないイレギュラーな存在の槙島聖護がシビュラシステムに直接闘いを挑むお話が1期で3期は公安内部から闘いを挑むお話とか…
ふぉー!サイコパス楽しみすぎる!! pic.twitter.com/huog8Pmm1h
そして慎導灼の一番の注目ポイントと言えばその"免罪体質"。PSYCHO-PASSシリーズの初代では、シビュラシステムに影響を受けない免罪体質者・槙島聖護が登場し、主人公達の敵として立ちはだかりました。そんな槙島と同じ免罪体質でも、彼とは違った角度からシビュラシステムに関わっていくPSYCHO-PASS3の主人公・慎導灼のキャラクター・行動が良いとファンから評価されています。
慎導灼まとめ
以上、PSYCHO-PASS3(サイコパススリー)に登場する主人公・慎導灼についてご紹介してきました。メンタルトレースで犯罪者になりきる能力を持つ慎導灼は、その免罪体質という特殊な能力によって犯罪係数を上昇させずに事件を解決していきます。
また頭脳戦だけではなく、パルクールでスマートに移動する姿もかっこいいとファンから評判になっています。そんな慎導灼が活躍するPSYCHO-PASS3は、放映されたTVアニメとは別に、物語を締めくくる内容となっている映画が公開されているので、まだ見ていない人はチェックしてみてはいかがでしょうか?