【呪術廻戦】2期エンディング（ED）は伏線？描かれる風景や曲のタイトル・歌詞を考察

「呪術廻戦」は、漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で2018年14号から連載されているバトル漫画です。作者は、一つ目の猫の著者画像で知られる漫画家・芥見下々です。テレビアニメは、2020年10月3日から2021年3月27日にかけて全24話で放送されました。アニメーション制作は、「ゾンビランドサガ」や「進撃の巨人 The Final Season」などを制作したことでも知られるMAPPAが担当しました。

人に害をなす存在・呪霊を祓う呪術師が存在する現代社会。高校生の虎杖悠仁は、唯一の家族だった祖父を亡くします。その夜、東京都立呪術高等専門学校からやってきた呪術師・伏黒恵がやってきます。伏黒は、虎杖が百葉箱で拾った呪物を回収しにきましたが、目当てのものは学校にあり、封印が解かれようとしていました。2人は呪物を回収しに学校へと向かいますが、時すでに遅く封印は解放され校内には呪霊が溢れていました。

アニメ「呪術廻戦」2期のエンディング（ED）曲は、大阪府出身のロックバンド・Cö shu Nieが歌う「give it back」です。曲、歌詞共に「呪術廻戦」のために書き下ろしたのだといいます。本楽曲の映像には、今後の物語の伏線と思われるシーンがあります。エンディング（ED）映像は、虎杖が東京都立呪術高等専門学校のみんなと合流した後、みんなで冬の海辺で楽しく遊ぶ姿が描かれています。

穏やかなシーンですが、これは虎杖の存在しない記憶ではないかとという見解もあります。エンディング（ED）映像のキャラクターたちの服装から季節は冬と判断されますが、原作ではまだ冬は訪れていません。虎杖は、2018年6月あたりに呪術高専に転入してきました。しかし、冬がくる前に、渋谷事変という大事件が起きます。渋谷事変とは、2018年10月31日のハロウィンの日に起きた大規模な呪術テロです。

人気の登場キャラクターにも重傷者や戦死者が現れるシリアスな長編となっています。このエンディング(ED）映像のような穏やかな日常とはかけ離れた事件です。さらに、曲のタイトルは「返して」を意味する英語の「give it back」です。映像のように、訪れるはずだった穏やかな日常を返してほしいという願望が込められた存在しない記憶とも考察されます。

アニメ「呪術廻戦」2期エンディング（ED）の映像は、虎杖がスマートフォンで東京都立呪術高等専門学校のみんなと遊ぶ様子を撮影するという内容でした。原作でもまだ訪れていない冬の季節のため、存在しない記憶とファンの間では考察されています。その他にも、冬までは映像に東証した東京都立呪術高等専門学校のメンバーは生存するというメッセージが隠されているのではないかと考察する声もありました。

映像はその他に、誰もいない学校の風景と、虎杖たちが楽しく生活する学校の風景が対比するように映し出されます。さらに誰もいない教室の机には、「東京都立呪術高等専門学校」に登場する乙骨とリカの相合傘も書かれていました。製作者の意図は不明ですが、存在しない記憶の他に、過去と未来の対比も描いているのではないかという考察もあります。

「呪術廻戦」2期エンディング（ED）には、誰もいない教室の風景が登場し、窓際の机には「乙骨」と「リカ」の相合傘が書かれた机があります。相合傘は、中棒を傘の部分に突き通して書いてしまうと別れるというジンクスがあります。

相合傘のジンクスを信じる人は、傘の部分に中棒を突き立てないように書きます。しかし、映像の相合傘は、中棒を傘の部分に突き通して書かれています。どこまで意図して書かれたものなのか、そもそもこれも存在しない記憶なのか、誰が書いた相合傘なのかも不明ですが、今後の伏線となる可能性もあります。

狗巻棘は、発する言葉に呪力を込めて戦う呪言師です。自分や周囲に誤って術をかけないよう、限られた言葉で喋る大人しい人物です。しかし、好きなことは悪ノリであり、「呪術廻戦」2期エンディング（ED）では、パンダたちとはしゃぎ回る様子が描かれていました。狗巻棘ファンからも人気のある映像となっています。

「呪術廻戦」2期オープニング映像には、海外にいる乙骨先輩も登場します。白い壁や建物、差し色にブルーを用いた海外のどこかにいました。一瞬の登場のため明確な場所は不明ですが、よく似た街にギリシャのサントリー二島、モロッコ北部のシャウエン、チュニジアのシディ・ブ・サイドなどがあります。今後の物語の伏線となる映像ではないかという考察もあります。

「呪術廻戦」2期エンディング（ED）では、冬の海辺で遊ぶ東京都立呪術専門高等学校の生徒たちが描かれています。海辺にはいませんでしたが、虎杖、釘崎、伏黒の3人が掃除をしているところへ、お土産を片手にやってくるシーンがありました。しかし、写ったのは後ろ姿だけで時間もほんの少しだけでした。伏線が隠されていると予想するファンが多いエンディング（ED）なだけに、今後の展開を心配する声もあがっています。

アニメ「呪術廻戦」1期のエンディング（ED）は、ALIの楽曲「LOST IN PARADISE feat. AKLO」です。作曲はALIとAKLO、歌詞はLEOとALEXとLUTHFIとALOLO、編曲はALIが手がけました。本楽曲は、クランチロール・アニメアワード2021でベストエンディング賞を獲得しました。ALIは、2016年から活動していたロックバンドですが、人気絶頂の中2021年5月に活動休止を発表しました。

エンディング（ED）映像は、登場キャラクターたちがリラックスした表情でプライベートを楽しむ様子が描かれています。イラストのタッチはラフで配色は鮮やかであり、キャラクターたちが披露するダンスも人気がありました。

アニメ「呪術廻戦」2期のエンディング（ED）は、Cö shu Nieの楽曲「give it back」です。「give it back」は、歌詞と作曲を中村未来、編曲をCö shu Nieが手がけました。2021年3月10日にリリースされ、期間限定生産のアーティスト盤とアニメ盤が発売されました。Co shu Nieは、2011年から活動する大阪府出身のロックバンドであり、2018年6月にメジャーデビューを果たしました。

メンバーは、ボーカル、キーボード、ギターなどを担当する中村未来と、ベース担当の松本駿介です。エンディング（ED）映像には、意味深なシーンが多く、今後の物語に関係する伏線があるといわれています。東京都立呪術専門高等学校の生徒たちが冬の海辺で遊ぶ様子が描かれています。

ハロウィンの日に起きた渋谷事変の後の季節であることから、存在しない記憶と考察されています。Cö shu Nieは、「呪術廻戦」のために曲、歌詞を書き下ろしたといいます。歌詞にも今後の物語の伏線が入っているのではという声もあります。

アニメ「呪術廻戦」虎杖悠仁役の声優は、榎木淳弥です。榎木淳弥は、東京都出身1988年10月19日生まれ、芸能プロダクション・アトミックモンキーに所属しています。従兄妹に、同じく声優として活躍する安済知佳がいます。2010年代から活動しており、2014年に放送されたファンタジーアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」で初めて主要キャラクターの綺場シオン役を演じます。

アニメ「呪術廻戦」伏黒恵役の声優は、内田雄馬です。内田雄馬は、東京都出身1992年9月21日生まれ、声優事務所・アイムエンタープライズに所属しています。姉に、女優や声優として活動する内田真礼がいます。2012年に発売されたOVA「Holy Knight」で声優デビューを果たし、ロボットアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」コウサカ・ユウマ役で注目を集めます。

アニメ「呪術廻戦」釘崎野薔薇役の声優は、瀬戸麻沙美です。瀬戸麻沙美は、埼玉県出身1993年4月2日生まれ、声優事務所・シグマ・セブンに所属しており、せとちゃんなどの愛称で知られています。2010年から活動しており、競技かるたをモチーフにした少女漫画「ちはやふる」で主役に抜擢され、さらに第1期エンディングテーマ「そしていま」の歌唱を担当し、注目を集めます。

アニメ「呪術廻戦」禪院真希役の声優キャストは、小松未可子です。小松未可子は、三重県出身1988年11月11日生まれ、芸能事務所・ヒラタオフィスに所属しており、みかこしなどの愛称で知られています。2020年に、同じく声優の前野智昭と結婚したことを発表しました。声優としてのデビュー作は、スタン・リー原作のロボットアニメ「HEROMAN」ジョセフ・カーター・ジョーンズ役でした。

アニメ「呪術廻戦」狗巻棘役の声優は、内山昂輝です。内山昂輝は、埼玉県出身1990年8月16日生まれです。子役から活躍しており、劇団ひまわりに所属しています。趣味に、音楽鑑賞、映画鑑賞、読書などをあげています。スクウェア・エニックスが開発したアクションRPG「キングダム ハーツII」で、物語序盤の主人公・ロクサス役を演じ注目を集めます。

アニメ「呪術廻戦」パンダ役の声優は、関智一です。関智一は、東京都出身1972年9月8日生まれです。以前は東京俳優生活協同組合に所属していましたが、現在は名誉会長も務めるアトミックモンキーに所属しています。1991年から声優として活動しており、「新世紀エヴァンゲリオン」鈴原トウジ役などで知名度を上げます。2005年から「ドラえもん」の主要キャラクター・骨川スネ夫役を演じています。

アニメ「呪術廻戦」東堂葵役の声優は、木村昴です。木村昴は、ドイツ出身1990年6月29日生まれです。声優の他にも俳優、ラッパーなど幅広く活躍しています。2005年から、国民的人気アニメ「ドラえもん」剛田武役の担当になります。海外ドラマや洋画の吹き替えの仕事もしており、担当俳優にタロン・エジャトンがいます。2020年10月からは、キッズ向け番組「おはスタ」のMCも務めています。

アニメ「呪術廻戦」2期のエンディング（ED）は、冬の季節に虎杖たち東京都立呪術専門高等学校の生徒たちが遊ぶ様子が描かれています。しかし、この季節の前に人気キャラクターが戦死、重傷を負う渋谷事変が発生します。このことから、アニメ「呪術廻戦」2期のエンディング（ED）映像は虎杖の存在しない記憶と考察されています。一方で、実際に起きる本当の未来と前向きに捉える声もありました。

「呪術廻戦」2期エンディング（ED）には、誰もいない教室の机に、乙骨とリカの相合傘が書かれています。この相合傘は伏線なのか、これも存在しない記憶なのか、いつ書かれたものなのか、誰が書いたものなのか不明点が多くあります。相合傘が気になるという感想もありました。

「呪術廻戦」2期エンディング（ED）の「give it back」は、歌詞・曲共にCö shu Nieが「呪術廻戦」のために書き下ろした楽曲です。切ない歌詞は、虎杖の存在しない記憶を表しているのではないかと考察する人も多くいます。一方で、五条のことが書かれた歌詞ではないかと考察する声もありました。

「呪術廻戦」2期エンディング（ED）の映像や歌詞から、本編物語の伏線を考察を紹介してきました。ハロウィンの日に起こった大規模な事件・渋谷事変の後の季節であることから、ファンの間では虎杖の存在しない記憶と考察されています。その他にも、誰もいない学校と虎杖たちがいる学校との対比、相合傘が書かれた机など、伏線と思われるモチーフが数多く登場します。