2021年06月04日公開
2022年11月11日更新
【呪術廻戦】真人は死亡した?偽夏油に取り込まれたシーンや生きてる可能性を考察
『呪術廻戦』の敵キャラとして登場した真人は、死亡したと言われています。しかし、『呪術廻戦』は先が読めない作品なので、真人が生きてる可能性も無きにしも非ずと言えるでしょう。この記事では、真人が死亡したと語られる理由や、清々しいほどの悪役ぶりを発揮したシーン、偽夏油が真人に発動した極ノ番「うずまき」の謎などを中心に述べ、真人の術式や領域展開、名セリフについてもお届けします!
真人とは?
『呪術廻戦』の真人(まひと)は、主人公・虎杖悠仁と対峙する敵キャラとして登場したキャラクターです。無邪気でありつつも、特級呪霊の名に恥じない残酷さを見せた真人は、偽夏油の「うずまき」によって死亡したと言われていますが、本当なのでしょうか?『呪術廻戦』は展開が読めない作品なので、もしかしたら生きてるのでは?と感じても不思議ではありません。
この記事では、真人が死亡したと言われる理由や、徹底的に悪役を貫き通したシーン、偽夏油が真人に使用した極ノ番「うずまき」などを主に述べ、真人の領域展開や術式、名セリフなども紹介します!
呪術廻戦の作品情報
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は、ダークファンタジー色の強いバトル漫画です。連載は「週刊少年ジャンプ」の2018年3月5日(14号)から始まりました。『呪術廻戦』の原作者は、岩手県出身の漫画家・芥見下々(あくたみ げげ)先生です。ちなみに、自画像は単眼の猫。
『呪術廻戦』では、主に呪術師(人間)と呪霊の熾烈な戦いが描かれますが、両者の繊細な心情描写も見どころです。2020年にテレビアニメ化されたことで、多種多様な層から絶大な支持を集めました。
呪術廻戦のあらすじ
高校生の少年・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は、祖父を亡くした日の夜に、病院で伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)という呪術師の少年と出会います。虎杖が通う高校には、危険な「呪霊」を呼ぶ「呪物」がある、と伏黒は言いました。呪物の封印が解かれたことで、学校にいる虎杖の先輩が命の危機に瀕しており、虎杖は伏黒と共に学校へ向かい、呪霊と戦うことになります。
しかし、虎杖達は呪霊に追い詰められ、ピンチに陥りました。虎杖は命がけで「宿儺(すくな)の指」という呪物を飲み込み、呪いの王「両面宿儺(りょうめんすくな)」を復活させます。その力で危機は乗り越えられたものの、突然死刑を言い渡され、虎杖の人生は大きな転機を迎えるのでした…。
真人のプロフィール
- 名前(読み方):真人(まひと)
- 所属:呪霊
- 等級:特級呪霊
- 発生源:人間
- 嗜好・興味:嫌がらせ、人間
- 嫌いなもの:人間
- 身長:185cm(推定)
- アニメ版の声優:島﨑信長
真人は、人間が他者に抱く憎しみや恐れなど、負の感情から産まれた若い呪霊です。人間が発生源であるためか、他の呪霊よりも人間らしい容姿をしています。顔や体にツギハギがあるのも特徴的です。薄い水色(ペールブルー)のロングヘアは胸に届く長さで、三ヶ所で束ねられています。綺麗な容姿の持ち主ですが、狂気的な顔芸を見せることも少なくありません。
真人の性格
真人の性格は、良い意味でも悪い意味でも、無邪気でマイペースです。面白いことが好きで、子供のような姿を見せることもあります。穏やかに振る舞うと爽やかな好青年に見える真人。しかし、その本質はとても欲望に忠実です。殺したいと思った時に殺すことが信条であるため、息をするように殺戮を行います。それに対して悪気や躊躇を感じることはありません。また、人間の負の感情から生まれたためか、人間を嫌っています。
人間を見下し、嫌っている真人ですが、人間に対する興味も大きく、人間を知りたい気持ちも強いようです。小説『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』では、ホームレスのお爺さんと穏やかに過ごす姿も描かれました。そのため、人間嫌いと言えど、全員が嫌いという訳ではないのかもしれません。
真人は死亡した?偽夏油に取り込まれたシーンを考察!実は生きてる?
真人が死亡するシーンは何話?
真人が死亡したと思われるシーンは、『呪術廻戦』の漫画15巻の133話で見ることができます。この回では、敗北した真人の目の前に偽夏油が現れ、「助けてあげようか?」と言いますが、助ける気ゼロというオーラが拭えません。次の話(134話)では、極ノ番「うずまき」の解説があります。この記事でも「うずまき」について調査したので、チェックして頂けると幸いです!
真人が死亡した経緯
本体は虎杖・分身は釘崎と戦闘
虎杖を殺すため、真人は分身を使い、渋谷の地上と地下から虎杖を探します。分身の真人は釘崎野薔薇(くぎさき のばら)と遭遇し、本体の方は瀕死状態の七海建人(ななみ けんと)の前に訪れていました。そこに虎杖がやって来ると、真人は見せつけるように七海を殺害。そして、虎杖はついに因縁の相手である真人と対決することになります。
一方、分身の真人は余裕な様子でしたが、釘崎の芻霊呪法(すうれいじゅほう)「共鳴り」が発動したことで、本体の魂もダメージを受けます。真人にとって釘崎は天敵だったのです。しかし、真人の本体と分身が入れ替わり、本体の方が釘崎の方へ向かうと、「無為転変(むいてんぺん)」を発動して彼女を襲撃します。釘崎は即死レベルの攻撃を真正面から食らい、その様子を見た虎杖は絶望するのでした…。
東堂・虎杖との戦い
絶望に打ちひしがれる虎杖でしたが、そこに東堂葵(とうどう あおい)が現れ、虎杖は再び戦う決意を示します。しかし、真人は戦闘中も成長し続け、東堂と虎杖を追い詰めます。遍殺即霊体(へんさつそくれいたい)で姿を変えた真人は、パワーがさらに上昇し、黒閃(こくせん)の打ち合いで虎杖を倒すかに思えました。しかし、東堂の策略にハマった真人は、虎杖の黒閃をまともに食らい、呪力切れに陥るのでした…。
うずまきで偽夏油に取り込まれた?
敗北に絶望し、逃げ出した真人の前に偽夏油が現れます。真人に「助けてあげようか?」と言う偽夏油でしたが、そんな気は毛頭ありません。偽夏油は真人を黒い球に吸収すると、その球を飲み込みました。その結果、真人は極ノ番(ごくのばん)「うずまき」の強化素材にされてしまい、ほとんど死亡した状態に陥ります。極ノ番「うずまき」とは、吸収した複数の呪霊の力を組み合わせることで、攻撃を強化する呪霊操術の奥義です。
偽夏油が渋谷事変を起こした裏の目的は、真人から無為転変の力を奪うことだったのです。「うずまき」と化した真人は、偽夏油に使役される他ありません。突然球に吸収されたかと思えば、うずまき状態にされてしまった真人の姿は、以前とは程遠いものに感じられます。真人が死亡したと言われる理由は、偽夏油によって「うずまき」に吸収された後、生きてるように見えない状態にされたためだと言えるでしょう。
偽夏油の正体
夏油傑の肉体を乗っ取った人物の正体は、加茂憲倫(かも のりとし)だと思われていましたが、実は加茂憲倫も体を乗っ取られていたことが判明しました。彼らの肉体を奪い、偽夏油として活動している者は、「羂索(けんじゃく)」という名前の人物です。羂索の正体は謎が多いのですが、平安時代の人物だったこと、術式によって肉体を渡り歩くことができることが判明しています。
真人が生きてる・復活する可能性
真人が生きてる可能性はあるのでしょうか?「うずまき」に吸収された後、何か理由があって死亡を免れ、生きてるとしたら、かなりのどんでん返しですね。しかし、もし真人が生きてるとしても、偽夏油の手中にいる限り、自由はありません。「死亡した」が通説の真人ですが、生きてる可能性もゼロではないと言えます。
真人の術式や領域展開を考察
考察①無為転変
無為転変(むいてんぺん)とは、相手に直接触れて、魂の形を変えることで、肉体を自由自在に変形させる術式です。一度改造されると、元の姿には戻れず、そのまま死亡します。呪力を用いて魂を守れば、無為転変を防ぐことは可能です。無為転変を自分に使用することで、姿を自由に変えたり、分身を作ることもできます。真人の戦うスタイルは独特です。
考察②改造人間
改造人間とは、無為転変によって魂の形を変えられた人間のことです。真人から戦うよう命令されると従いますが、戦ってしまうと魂が変形した際のダメージが原因で、短い時間でショック死に至ります。改造人間の大きさは、掌サイズ~10m以上にも変えることが可能です。元々は人間なので、呪術師以外でも見ることができます。
考察③多重魂
多重魂(たじゅうこん)とは、2つ以上の魂を融合する技です。強制的に合体させられた魂達は拒絶反応を起こします。その拒絶反応によって、魂の質量を上昇させて、相手に向けて放つ技を「撥体(ばったい)」といいます。
考察④幾魂異性体
幾魂異性体(きこんいせいたい)とは、拒絶反応が少ない魂をいくつか融合させて、凄まじい破壊力を生み出し、相手を攻撃する技です。攻撃力が強すぎる分、防御は不得意だと言われています。ちなみに、拒絶反応が少ない複数の魂=家族同士という考察もあり、かなり闇が深いです…。
考察⑤遍殺即霊体
真人は黒閃を理解すると、自分の姿を変化させました。この姿は真人の魂の本質が剝きだされた姿です。人間の姿も美しかったですが、遍殺即霊体(へんさつそくれいたい)の真人も、怪人らしさがあってかっこいいです。無為転変も使える上に、スピードも攻撃力も別次元となった最強フォームだと言えるでしょう。
考察⑥自閉円頓裹
自閉円頓裹(じへいえんどんか)とは、真人の領域展開です。領域内に入ると、格子状となった無数の手がお出迎えです。領域内では、無為転変が100%の確率で当たります。また、真人が直接触れなくても、無為転変が発動できるので、防ぎようがありません。
真人の活躍シーン
活躍シーン①七海建人との戦い
若い呪霊である真人は、自分の力がどれくらいなのかを試すため、下水道で出くわした七海と戦うことになります。しかし、真人が一方的に逃亡したため、決着がつきませんでした。しかし、その後の「渋谷事変」で、真人は七海を殺害しています。
活躍シーン②吉野順平を利用
呪術師の才能がある少年・吉野順平(よしの じゅんぺい)と接近した真人は、親しい間柄を装いながら、彼に術式を教えます。その同時期に、順平は虎杖と出会い、彼と親しくなります。しかし、真人の思惑によって、順平と虎杖は戦う羽目に。和解した2人でしたが、そこに真人が現れました。真人は、虎杖に見せつけるように、順平を改造人間に変えて殺害します。もちろん虎杖は激怒し、2人の因縁の関係が始まります。
活躍シーン③京都姉妹校交流会
京都姉妹校交流会に特級呪霊・花御(はなみ)が現れたことで、その場は混乱に陥ります。真人はその混乱を狙い、「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」の1~3番、6本の「宿儺の指」を盗むことに成功。これらの呪物は、五条悟(ごじょう さとる)を封印するための準備に必要だったのです。
活躍シーン④呪胎九相図
真人の任務は「呪胎九相図」を受肉させることでした。捕まえてきた人間に「呪胎九相図」を無理矢理飲ませることで、受肉を成功させます。その後は、偽夏油と脹相(ちょうそう)と共に人生ゲームで遊んでいました。
活躍シーン⑤メカ丸との戦い
メカ丸は自分の体を治すために、高専の情報を呪霊サイドに流している内通者でした。真人はその対価として、「無為転変」でメカ丸の本体を治します。しかし、協力関係から敵対関係に戻った2人は、すぐに戦闘を始めました。戦いの末、メカ丸は真人に敗北してしまいます。真人はメカ丸を死亡させますが、彼の関心はハロウィンに移るのでした。
真人の名言や名セリフ集
真人の名言①「君が馬鹿にしている人間の…」
君が馬鹿にしている人間の、その次位には馬鹿だから
この名言は、真人が発したセリフの中でも、一二を争うほどキツい言葉です。順平はいじめっこの同級生や、認識がおかしい担任教師に対して、嫌悪感を覚えると同時に、彼らを見下していました。それを知っていた真人は、順平に対してこのセリフを言い、彼の心を不快に揺さぶります。他の人間を見下している君だって馬鹿なのにね、というニュアンスを含んだ恐ろしい名言です。心を傷つける意味では、暴言に当たります。
真人の名言②「はい お終い」
はい お終い
メカ丸との戦いで、領域展開を行う際に真人が言った恐ろしいセリフです。本当の意味でお終いなので、洒落にもなりません。真人は負けそうな空気を醸し出すも、実は余裕たっぷりで、メカ丸を殺害してしまいます。メカ丸とのバトルは、真人にとってただの余興だったのです。
真人の名言③「俺の天敵は…」
俺の天敵は虎杖悠仁だけではなかった
真人は自分の天敵は虎杖しかいないと思い込んでいました。しかし、ノーマークの釘崎から「共鳴り」を食らった真人は、分身から本体へダメージが行き渡ったことに危機感を覚え、彼女を天敵として見るようになります。釘崎の術式は、真人にとって想定外なものでした。
真人の名言④「知ってたさ…」
知ってたさ、だって俺は人間から生まれたんだから。
自分を助けると言う偽夏油を、何故か襲撃する真人。理由は定かではありませんが、偽夏油が瀕死状態の自分を助けるはずがないと、察知していたのかもしれません。人間の負の感情から生まれ、人間の嫌なところを知り尽くしている真人。だからこそ、人の行動パターンが読めてしまい、このセリフを放ったのかもしれません。
真人に関する感想や評価
もうさ、真人って顔も良くて声も良くて可愛くて純粋で笑った顔も最高だしめそめそしないし脚も長くてあんなに可愛いのにあの真人ですら嫌われることあるんだから全員に好かれるとか無理って誰にでも分かるいい例じゃんね!!
— 月守ティナ (@i_am_tina_7) May 26, 2021
『呪術廻戦』の敵キャラとして、気持ちが良いほど悪を貫いていた真人。徹底した悪役ぶりに、ヘイトを向けられることもあります。しかし、そんな真人が大好きなファンもたくさんいるのです。どんなキャラクターでも、全員に好かれるキャラはいません。真人はその事実に気づかせてくれる貴重な存在です。
真人はさぁ、人の形をしていても徹底してその内側は生粋の呪霊で邪悪過ぎてむしろ無邪気過ぎるほどだったから、順平を殺そうが七海を殺そうが釘崎を生死不明の状態にしようがこいつ早くなんとかしてくれっ!!って気持ちだけで殺意はあっても憎悪は無かったんだよなぁ・・・(一息)
— ななしななこ (@KJ_8_1111) May 17, 2021
爽やかな好青年に見える真人ですが、その心は根っからの呪霊なので、人間に対する容赦は微塵もありません。元々は善良だったという描写も一切なく、最初から最後まで、欲望の赴くままに行動していた真人。そのヤバさは、読者・視聴者に戦慄を与えるほどでした。観ていると逆にスカッとする極悪さも真人の魅力です。
真人が渋谷事変で虎杖君に言った言葉でますます真人が大好きになった🥲
— 𝐶ℎ𝑖𝑘𝑎 (@cxixa0405) May 31, 2021
花御に優しい所が大好き🥲
漏瑚の前では子供っぽくなる所も大好き🥲
真人を生み出してくれたgg先生に感謝しかない🥲
本当にありがとうございます🥲
たかが二次元のキャラかもしれないけど確実に今私の生きる全ての活力です🥲
根っからの呪霊であるためか、呪霊仲間のことをまるで家族のように大切にしていた真人。子供らしく振る舞ったり、傷ついた仲間を助けたりと、可愛らしい姿も見せていました。真人は呪霊への愛情と人間への嫌悪が対極的に描かれたャラだと言えるでしょう。それも真人の魅力的な一面です。
真人の死亡まとめ
この記事では、真人が死亡したと言われる経緯や、生きてる可能性について考察しましたが、いかがでしたでしょうか?もし真人の生存ルートがあったら、どのような形で生きてるのか、状態が気になるところです。真人の生死を含め、今後も『呪術廻戦』の展開から目が離せません。