2021年06月04日公開
2021年06月04日更新
【終末のワルキューレ】シモヘイヘの対戦相手を予想!伝説のスナイパーの強さは?
神々と人類側の偉人が戦う「終末のワルキューレ」に登場するシモヘイヘ。シモヘイヘは第6戦以降に登場するのではないかといわれている人類側の偉人で、史実では伝説のスナイパーと呼ばれています。そんなシモヘイヘの対戦相手は誰になるのでしょうか?今回は、「終末のワルキューレ」のシモヘイヘの強さや予想、対戦相手やキャラデザといったことを考察します。シモヘイヘはどんなキャラデザでどんな強さなのかという考察をチェックしてみてください。
目次
終末のワルキューレとは?
神々の代表と人類側の代表である偉人が戦う「終末のワルキューレ」は、2021年5月時点で第6戦がはじまりました。リストのメンバーのなかでファンの注目を集めていたシモヘイヘは6戦目まで出番はありません。今回はそんなシモヘイヘの対戦相手や強さ、キャラデザの考察をするのでチェックしてみてください。
終末のワルキューレの概要
「終末のワルキューレ」は梅村真也さん原作・フクイタクミさん構成・アジチカさん作画の漫画作品で、「月刊コミックゼノン」の2018年1月号から連載されています。神VS人類最終闘争で人類の存亡を賭けた戦いを描く作品で、神々側はゼウス・シヴァ・ロキ・毘沙門天と世界各地の神が出場します。また人類側も呂布奉先・アダム・雷伝為衛門といった、時代や地域を問わない偉人たちが登場して戦います。
そんな「終末のワルキューレ」は2021年3月時点で累計発行部数600万部を超えるヒット作となっていて、2021年6月からネットフリックスでアニメ「終末のワルキューレ」が配信されることが決定しました。また、第1戦に登場した呂布奉先を主人公としたスピンオフ作品「終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝」の連載もスタートしています。
終末のワルキューレのあらすじ
神々は人類存続会議において、進歩がない人類に終末をあたえる決議をしました。それに反対したのは戦乙女(ワルキューレ)の長姉であるブリュンヒルデで、その結果神VS人類最終闘争(ラグナロク)で人類の行く末を決めることになりました。戦乙女は人類と心を通わせることにより自らの身体をその戦士に最も適した神器に変化させる能力である神器錬成をもち、人類とともに神々と戦います。
終末のワルキューレのシモヘイヘの対戦相手は誰?舞台も予想
考察①シモヘイヘの対戦相手は誰になる?
ここからは「終末のワルキューレ」でシモヘイヘが戦う相手を考察します。2021年5月時点で原作漫画では第6戦がはじまっています。これまでの神々側の代表はトール・ゼウス・ポセイドン・ヘラクレス・シヴァ・零福です。零福はこの表にありませんが、その正体は七福神の集合体です。つまりこの表にある毘沙門天がほかの七福神と合体した姿といえます。
また、神々側のメンバーにいる釈迦は人間側で出場することを決めました。そうなると、残りの神々側のメンバーはロキ・アポロン・スサノヲノミコト・アヌビス・オーディン・ベルゼブブとなります。このなかで、もっともシモヘイヘと戦うのではないかとネット上でいわれているのはアポロンです。
考察②シモヘイヘの戦いの舞台はどうなる?
シモヘイヘの戦いの舞台を考察します。「終末のワルキューレ」の戦いは古代の闘技場のような円形の舞台でおこなわれます。しかし、巌流島の戦いが有名な佐々木小次郎と海の神といわれるポセイドンの戦いは周囲が海水で囲まれた舞台でした。また、第4戦のジャック・ザ・リッパーはイギリスの殺人鬼として有名です。そんなジャック・ザ・リッパーが戦った舞台はロンドンの街並みのような舞台で戦いました。
このように「終末のワルキューレ」ではキャラデザが史実を反映しているだけではなく、戦いの舞台が史実や伝承を反映していることがあります。そのため、シモヘイヘの史実から戦いの舞台が予想されるといわれています。シモヘイヘは「白い死神」と呼ばれたスナイパーで、雪深い北欧で活躍した軍人です。そのため、ネット上ではシモヘイヘは雪原のようなフィールドで戦うのではないかと予想されているようです。
アポロンはギリシア神話の神で、ゼウスの息子です。そんなアポロンは太陽神と呼ばれるだけではなく、弓の名手として伝えられています。そのため、スナイパーのシモヘイヘの対戦相手にふさわしいのではないかと予想されているようです。しかし、第6戦で神々側の釈迦が人類側に裏切ったり、毘沙門天がほかの七福神と合体したりと予想できない展開が起きています。
そのため、シモヘイヘの対戦相手がアポロンではないかもしれないという予想も少なくないようです。ここの表にいる相手がそのまま対戦相手になるのか、それとも予想外の対戦相手になるのか、今後の展開に注目しましょう。
考察③シモヘイヘの戦いはどんな戦いになるか予想
続いての考察は、シモヘイヘの戦いがどんな戦いになるか予想です。シモヘイヘの対戦相手が予想通りアポロンであれば、おたがいに狙撃がメインの戦いになるのではないかと予想されます。しかし、同じ遠距離攻撃同士といっても、手数のアポロンと一撃の狙撃を得意とするシモヘイヘという形で、お互いの特徴が出ると予想する方が多いようです。
史実のシモヘイヘは当たると思ったときにしか引き金を引かなかったといわれているので、銃を連射することはなさそうです。また、シモヘイヘのキャラデザをみると猟犬を引き連れています。この猟犬は呂布奉先の赤兎馬と同じように試合途中に登場して試合に影響を与えるのではないかと考察されます。
また、シモヘイヘの前身のキャラデザをみるとライフルの先に銃剣がついています。そのため、遠距離攻撃だけではなくいざというときには近接戦闘するのではないかと考察されているようです。対戦相手がアポロン以外であったとしても、シモヘイヘの戦い方はスナイパーとして遠距離メインであると予想されています。実際にシモヘイヘの出番がきたときに、その考察が当たっているのか確認しましょう。
終末のワルキューレのシモヘイヘのキャラデザとは?強さも考察
シモヘイヘのキャラデザ
「終末のワルキューレ」の公式ツイッターで2019年にキャラデザ公開投票をおこないました。このときに1位に輝いたのがシモヘイヘです。このことからも、シモヘイヘがファンの間で注目されていたことがうかがえます。それでは、シモヘイヘのキャラデザから読み取れることを紹介します。「終末のワルキューレ」では、人類側の偉人はアカシックレコードから全盛期の姿で呼び出されるという設定があります。
そのため、このキャラデザの姿はシモヘイヘの全盛期である冬戦争(1939年から1940年に起きたフィンランドとソビエト連邦の戦争)の時代のものであると考察されています。また、シモヘイヘの左目の下に傷がありますが、これは1940年3月6日に起きた戦闘で顎を撃ち抜かれたときのものだといわれています。
シモヘイヘのキャラデザで描かれている旗は、普通のフィンランド国旗ではなくフィンランド軍旗です。フィンランド国旗には十字の中央に紋章がありませんが、軍旗にはフィンランドの国章が十字の中央に配置されています。また、シモヘイヘのキャラデザでシモヘイヘは猟犬を連れています。シモヘイヘは軍隊から退役したあと、猟師をおこないながら猟犬の繁殖家として余生を過ごしました。
このエピソードから、シモヘイヘが猟犬を引き連れているといわれています。そのため、シモヘイヘのキャラデザの考察として冬戦争時代ではなく、退役して数年したときだという考察がネット上にあります。
シモヘイヘの強さ
「終末のワルキューレ」のシモヘイヘの強さは、遠距離であれば人類のなかでトップクラスではないかといわれています。しかし、近距離での戦闘の強さはさほどではないのでないかと予想されています。基本的にスナイパーのシモヘイヘのため仕方がないといえます。「終末のワルキューレ」では戦乙女による武器錬成で人類側の強さが変化しますが、より長距離特化になる可能性が高いといわれています。
近接戦闘が強い対戦相手との場合は、おたがいが自分の強さを発揮できる距離をつくる戦いが起きるかもしれないと予想されています。しかし、2021年5月時点では「終末のワルキューレ」のシモヘイヘの強さや得意な戦い方は判明していません。どんな強さをみせてくれるのか、シモヘイヘの登場を期待して待ちましょう。
終末のワルキューレのシモヘイヘは実在する?
実在のシモヘイヘとは?
ここからは「終末のワルキューレ」に登場するシモヘイヘの史実について紹介します。シモヘイヘは1905年にフィンランドの小さな町であるラウトヤルヴィで生まれました。ラウトヤルヴィは現在のロシアの国境近くにあります。シモヘイヘの名前はフィンランド語でいうと「シモ・ハユハ」「シモ・ハウハ」と表記するのが正しいようです。
シモヘイヘがもっとも活躍したのは1939年にフィンランドとソビエト連邦の間で起こった冬戦争です。このときにスナイパーとして活躍したシモヘイヘは数々の伝説を残しました。その伝説については次の項で紹介します。スナイパーとして活躍したシモヘイヘは、ソビエト連邦の兵士たちから「白い死神」と恐れられました。また、終戦後は第一級自由十字褒章とコッラー十字章を受勲、兵長から少尉へと、異例の5階級特進を果たします。
シモヘイヘは冬戦争が終戦する1週間前に赤軍兵士の銃撃により顎を撃ち抜かれるという重傷を負いました。このときのケガはなんど手術をしても完治することはなく、傷が癒えたあとでも傷跡が消えることはありませんでした。白い死神としてソビエト連邦の兵士たちから恐れられたシモヘイヘですが、フィンランドでは国防の英雄として愛されています。
シモヘイへの生まれ故郷であるラウトヤルヴィに「コッラーとシモ・ヘイヘ博物館」があり、夏には一般公開されています。また、死神として恐れられたシモヘイヘは寡黙な人として知られていて、写真を撮るときはほかの人に隠れようとしたり、インタビューに対しては必要最小限の回答しかしなかったといわれています。
実在のシモヘイヘに関する伝説
ここからは実在のシモヘイヘの伝説について紹介します。シモヘイヘが活躍した冬戦争は、ソビエト軍は兵士を45万人、戦車2380輌、航空機670機を動員させたといわれています。一方でフィンランド軍は兵士16万人、戦車30輌、航空機130機しか動員できなかったようです。兵力差を見れば明らかにソビエト軍が有利でした。しかし、この戦争は簡単にソビエト連邦が勝利できたわけではありません。
もちろん、ソビエト連邦を苦しめたのはシモヘイヘだけの力ではありませんが、この戦争でシモヘイヘは伝説を残しました。それが冬戦争でおきたコッラー河の戦いです。この戦いでソビエト連邦の軍4000名に対して、フィンランド軍はわずか32人でした。どう考えても勝てないような戦力差ですが、シモヘイヘはこの戦いで505名を倒したといわれています。
その結果フィンランド軍はこの戦いで防衛に成功しました。505名を倒したという記録が残っているシモヘイヘですが、すべての数を記録できていたわけではないとされています。そのため、シモヘイヘは505名以上の戦果を挙げていたのではないかといわれています。このほか数々の伝説は下記で紹介します。
- シモヘイヘがいる林に足を踏み入れると、1時間で小隊が全滅した
- 「気をつけろ」と叫んだ兵士が次の瞬間射殺された
- スコープがない旧式の銃なのに距離300m以内なら確実に射殺された
- 1分間に150mの位置から16発の射撃に成功した
- 真夜中にトイレに行ったら、10mの間に射殺された
- 戦車等合流すれば安全だと思ったら、すでに戦車長が射殺されていた
- 戦後に狙撃のコツをインタビューされたときに「練習だ」と答えた
さまざまな伝説を残したシモヘイヘは、小説・アニメ・映画といったさまざまなメディアで取り上げられています。また、スナイパーとしての伝説だけではなくその生命力でも伝説を残しています。ここまでに紹介しましたが、シモヘイヘは銃撃により左顎を撃ち抜かれるという重傷を負います。このときに意識不明になったシモヘイヘですが、コッラーの仲間たちには戦死したと伝えられ葬式がおこなわれていました。
しかし、シモヘイヘは生きていて葬式の最中に仲間に無事が伝えられたといわれています。また、これほどの重傷を負ったシモヘイヘですが、1941にフィンランドとソビエト連邦との間に起きた継続戦争への参加を志願します。しかし残念ながら、このときの傷の手術のために参戦はならなかったようです。
終末のワルキューレのシモヘイヘに関する感想や評価
積み漫になってる終末のワルキューレ
— りんえいち😆😆😆 (@R1inH) April 3, 2019
神代表に釈迦
人類代表にシモヘイヘって買いました pic.twitter.com/g2G4mAylRc
「終末のワルキューレ」にはたくさんの神々や偉人が登場しますが、シモヘイヘの名前を見て買ったという方がいました。
誰も話題にしないから言うけど、今一番好きな漫画は『終末のワルキューレ』なのよね。
— たる亡 (@kitalbou4th) February 15, 2020
神VS人間のタイマン勝負をする物語やんだけど、配役が「オタクの思考をわかってる」感じがたまらん。早くシモヘイヘを出してくれ。 pic.twitter.com/XiMV4Zp4we
「終末のワルキューレ」に登場するキャラクターの人選がいいという声が少なくありません。とくに、シモヘイヘや坂田金時といったメンバーのチョイスを喜んでいる方が多いようです。
犬オタクだから終末のワルキューレのシモヘイヘさんが連れている犬について考えてた
— とみざわ (@103103_o) November 21, 2019
「終末のワルキューレ」のシモヘイヘのキャラデザから犬や銃剣、強さについて考察している方がいます。
終末のワルキューレのシモヘイヘまとめ
「終末のワルキューレ」のシモヘイヘの強さや対戦相手の考察や、キャラデザ、実在のシモヘイヘの伝説について紹介しました。まだ登場していないシモヘイヘですがファンの間での注目度が高いようです。シモヘイヘがどんなバトルを見せてくれるのか、登場を待ちましょう。