2018年10月04日公開
2018年10月04日更新
終末のワルキューレの漫画あらすじをネタバレ紹介!神と人類の勝負の行方を考察
終末のワルキューレとは「月刊コミックゼノン」で連載中の神と人類が戦うことを軸とした漫画となっています。過去の歴史の偉人たちや偉業を成し遂げた英雄などが登場、神は地上で好き勝手に暴れる人類の殲滅を計画するのです。それを阻止するため人類と神が1対1で対決するという漫画となっています。王道にも見える終末のワルキューレですが、この設定は今までにあまり出ておらず現在かなりの話題を呼んでいます。今回は終末のワルキューレのあらすじをネタバレを含めて感想などをまとめていきます。
目次
終末のワルキューレの漫画あらすじが気になる!
人類対神が1対1(タイマン)するという、ありそうでなかった漫画。人類側は様々な分野で功績や伝説を残してきた偉人、武人、英雄などが登場し神と戦うという内容となっています。神側も誰もが耳にしたことがあるような有名な神話の神が人類の敵として立ちはだかります。王道ですが、どこか心躍るような物語の終末のワルキューレ。この作品のあらすじや感想をネタバレを含んでまとめていきます。
終末のワルキューレとは?
終末のワルキューレは3人の漫画家によって描かれているのが特徴です。「フクイタクミ」「梅村真也」「アジチカ」の3人の実力派漫画家がコンビを組み執筆されています。フクイタクミは「ケルベロス」などの人気漫画を手掛けており、最新作「百足ームカデー」も人気を博しその能力を使って終末のワルキューレでは構成を担当しています。さらに、昔は「週刊少年チャンピオン」でも活躍していた実績も持っているほど。
鈴村真也は漫画家でもありますが「奇跡体験アンビリーバボー」や「痛快TVスカッとジャパン」などの人気テレビ番組の制作にも関わっており、マルチに活躍しているのも特徴です。彼が手掛けた有名作品に「ちるらん」もとても話題になり漫画家の腕も確かなものとなっています。様々な方面で活躍している鈴村真也、終末のワルキューレではどのようなストーリー展開を見せてくれるのか、注目が集まっています。
そして、漫画で最も大切とも言われている作画。それを担当しましたのが「アジチカ」です。元々は「カトウチカ」という名前で活動していました。2018年に放送され、大人気を博しましたアニメ「将国のアルタイル」その外伝にあたる「嶌国のスバル」の作画も担当したことによりその知名度は一気に広がりました。作画がとにかく美しいと読者の感想が多く寄せられている作画に注目が集まると同時に見どころとして期待されます。
実力や経験ともに十分な3人が集まって終末のワルキューレを盛り上げていきます。3人という利点を活かし独特な世界観、美麗な描写、濃密なストーリーなどかなり魅力が詰まっている漫画となっています。普通のバトル漫画では味わえない王道だがどこか新しい雰囲気を醸し出している終末のワルキューレ。ただ、バトル漫画と決めつけてはいけないとも言われるほど奥深く、そして燃える展開が多く盛り込まれています。
終末のワルキューレの登場人物について
終末のワルキューレには現実でも偉業、武勲、功績を残した英雄などが多数登場します。そこで簡単に人類側、神側で登場するキャラクターをまとめていきます。まず神側の登場キャラクターを紹介していきます。神の代名詞とまで言われるほど知名度が高い神、そして神側の長として登場するのがギリシャ神話の神様「ゼウス」です。ギリシア神話の主神であり、全知全能を司る神様となっています。他の神を束ねる存在でもあります。
仏教の開祖である釈迦です。宗教の中でも有名でありお経の中にも登場します。続いて、北欧神話で悪戯好きとして有名なロキです。「閉ざすもの」「終わらせるもの」という名を持つロキですが、神と敵対するヨトゥンの血を引いていると言われ何を考えているのか捉えるのが難しい神というイメージが強いです。終末のワルキューレではまだ登場していないロキがどのように描かれているのか、強さなども含め期待が集まっています。
ギリシア神話に登場し、ゼウスの息子でありオリュンポス十二神の一柱に名を連ねるアポロン(アポローン)芸術の神として名高いですが羊飼いの守護神でもあり光明の神。様々な神としての力を持つアポロン、特に異様な力と言えば「遠矢の神」で疫病の矢を放ち男を頓死させるという力もあり一見恐ろしい力とも言えますが病を払う治療神とも言われています。このことから多岐に渡る性格が描かれていることが分かります。
その他にもゼウスに匹敵するほどの力を持っていると言われているポセイドン。日本の神話に登場し、「十拳剣」でヤマタノオロチを倒したスサノオノミコト。ギリシア神話にて、神々も恐れるほどの力を持ち「ヘラクレスの十戒」で有名な神ヘラクレス。終末のワルキューレの最初の闘いに登場し、戦神として崇められている北欧神話の神トール。同じく北欧神話に登場、戦いと死を司るオーディンなど有名な神が多数登場します。
十二神将の一人である毘沙門天。エジプト神話にて登場、冥界の神であり様々な異名を持つアヌビス。ヘブライ語で「蠅の王」の別名を持ち、サタンの次ぐ力を持っているとされる神ベルゼブブ。そして、13人目の神にして破壊と創造を司る神シヴァなど、かなりの有名な神々が人類の前に立ちはだかってきます。終末のワルキューレはまだ2巻までしか出ておらず、2柱しか神の実力が分かっていませんのでこれからが期待です。
人間側一覧
続いて人間サイドの登場人物を簡単にまとめます。中国戦国時代の秦王であり、中国統一を成し遂げた始皇帝。エジソンのライバルと言われ様々な分野に精通した天才ニコラ・テスラ。紀元前480年頃に在位したアギス朝のスパルタ王、ペルシア軍と壮絶な戦いを繰り広げたとされているレオニダス王(1世)日本からは、宮本武蔵と巌流島の闘いで有名な安土桃山時代の剣客、佐々木小次郎も登場します。
フィンランドの軍人、「白い死神」とも恐れられていた伝説のスナイパーシモヘイヘも登場するのです。ノストラダムスやアダム、ジャック・ザ・リッパー、ラスプーチンなど生前様々な功績や悪行を残し偉人、悪人として後世に語り継がれている人物もタイマンに選ばれます。坂田金時や雷電為右衛門、沖田総司といった日本で有名な人物も活躍すると言われています。そして、中国最強の武将呂布奉先が最初に活躍します。
13対13の登場キャラクターを駆け足で紹介しましたがまだ姿を見せていないキャラクターもたくさんいます。実力が分からないため、終末のワルキューレではどのような活躍を見せてくれるのかなどで読者は期待を膨らませています。終末のワルキューレ1巻ではトール対呂布が描かれていましたがバトル漫画としては王道とも言われていますが、圧倒的な画力によってバトルがかなり白熱したものに昇華しています。
終末のワルキューレの漫画あらすじをネタバレ考察!
ここで終末のワルキューレのあらすじをネタバレを含んでまとめていきます。終末のワルキューレの冒頭では、700万年もの間続いている人類が支配している世界。しかし、神は人類の行ってきた数々の横暴や目に余る悪行を許せず1000年に1度開かれている「人類存亡会議」で滅ぼすことが決定されました。その決定に待ったをかけたのが戦乙女ブリュンヒルデでした。彼女は人類に可能性が残っていると思い神々にある提案を持ち掛けます。
その提案とは人間と神々が13勝負をするという通称「ラグナロク」でした。人類が神たちに勝てば再び人間たちが生活をできるようにする、神々が勝てば人類を滅亡させるという条件を提案したのです。絶対的な力を持った神たちはそんな無駄な時間を過ごす意味はないと一蹴しますが、ブリュンヒルデが「負けることにビビっているのでは?」と神々たちを煽るのでした。常軌を逸した状況の中面白いとゼウスはその提案を受けるのでした。
絶大な力を持った神たちに人間ごときが勝てるわけないと誰しもが感想をもったと言われ、ブリュンヒルデ自身もそう思っていましたが、そんな神すらも超えようとする人間側のガッツや根性が見どころとなっています。しかも、ラグナロクに選ばれた13人の戦士たちはどれもが精鋭揃いであり神すらも凌駕するほどの実力を持った戦士達。これなら本当に勝てるのでは?と期待を持たせてくれる人選となっています。
13勝負「第1戦」
そして始まったラグナロク。神は人間を舐めてかかっておりますがブリュンヒルデにはある秘策がありました。第1戦では北欧最強のトール対三国志の最強である呂布奉先。どちらも一撃で敵を葬り去ってきた実力を持っており力の面では最強を誇る二人。しかし、トールには神器ミョルニルを用いた「トールハンマー」という一撃必殺の技を持っています。いくら最強の呂布とは言え、その一撃を食らえばひとたまりもありません。
しかし、呂布はその攻撃を真正面から受け止め戦いを挑むのでした。これにはトールも驚きと同時に楽しさを覚えます。いつもトールが槌を振るえば誰もがその一撃に耐え切れず絶命していました。そのことにひどく退屈を覚えていたトール。そのこともありトールは自身と互角に闘えるだけの相手を欲していたのです。そして現れた呂布奉先、彼はブリュンヒルデが会った中でも最強の戦士と言われておりトールにすら及ぶと踏んだのです。
ブリュンヒルデの策略
ここからはタイマンのあらすじのネタバレとなります。しかし、いくら呂布が最強とはいえ神器に対抗できるのはおかしいと思う神側の代表であるゼウス。それもそのはず、ネタバレですがブリュンヒルデの用意した策というのが、戦乙女の力を使った物なのでした。呂布に授けたのは4女ランドグリーズが持っている力「神器錬成」を使い、身を捧げることにより神器に変化するのでした。ランドグリーズの持つ力は「盾を壊す者」。
戦乙女の仕事である「魂の運び手」その立場を利用し戦士達に力を授けたのです。これは神たちを裏切った行為と神々はブリュンヒルデを責めようとしますが、ゼウスはこの状況をひどく面白がっていました。そのことを知ったトールはもはや力を制限する意味を失い、ヤールングレイプニルを外し真の本気を呂布にぶつけるのでした。1巻あらすじのネタバレの以上です。結末は読んでみてラグナロクの闘いを感じてみてください。
終末のワルキューレ2巻のあらすじをネタバレ!
トールと呂布の激闘が1巻の見どころでした。ここからは終末のワルキューレの2巻のあらすじをネタバレ交え簡単にまとめていきます。1巻から凄まじい闘いを繰り広げたラグナロク。その結末が2巻で明かされます。両者1歩も引かず全力を出しています。トールが放った「覚醒雷槌(ゲイルロズトールハンマー)」という常軌を逸した一撃を放つも呂布はその一撃を受け止めますが、代償は大きく両足が消し飛んでしまいます。
足がなくなっても呂布の愛馬「赤兎馬」が呂布の足となり最後の一撃「天喰い(そらぐい)」をトールに放ちます。この一撃で全てが決まると察した両者、二人の最強の技がぶつかった結果、呂布の一撃はトールに届かず四肢がボロボロになってしまう呂布、さらに神器錬成が切れてしまいランドグリーズも元の姿に戻ってしまいます。渾身の力を出し負けたことを悟った呂布。歓喜の表情を見せトールに首を刎ねられ勝敗が決します。
呂布とランドグリーズは負けてしまいます。魂は宇宙の塵とされあらゆる救済が受けられなくなってしまいました。しかし、これも定めと受け止め第2回戦が間髪入れず始まります。ネタバレですが、2回戦では人類最初の人で最も神を憎んでいるとされているアダムが登場します。対するのは、神の長とも言われラストに立ちはだかると思っていたゼウスが2回戦に登場するのです。焦るブリュンヒルデでしたがアダムは余裕の表情。
戦乙女の7女レギンレイヴの神器錬成を手に入れ、いざ勝負。ゼウスは小手調べと言い亜音速のジャブを放ちますが軽々と避けてしまうアダム。ゼウスはさらに「黄昏流星群(メテオジャブ)」早すぎる高速のパンチを連続で放ちますがこれも余裕でよけるアダム。さすがに避けられると思っていなかったゼウスはアダムのの反撃をもろに食らってしまいます。これを見た観客はおろか、神側やブリュンヒルデすら驚きを隠せない様子。
読者もアダムかっこいいと感想を残すほど、強く気高いアダム。アダムは特殊な力「神虚視(かみうつし)」という力を駆使してゼウスが放った「黄昏流星群」を模倣し放ったのです。神の長を圧倒する「神のコピー」と言われたアダム。まるで自身と戦っているような感じに陥るゼウスはその状況を楽しんでいました。そしてゼウスは父から受け継いだ一撃「時を超える拳」を放ちます。時間を全て支配した一撃。しかし、アダムは避けます。
時間をも支配した一撃にも関わらず避けてしまうアダム。その攻撃を避けカウンターを放つアダム、再び時間が動き始めた時にはゼウスが地面に倒れていました。先が気になると感想が多く寄せられている終末のワルキューレ。2巻のあらすじのネタバレはここまでです。3巻ではアダムとゼウスの決着、続いて佐々木小次郎とポセイドンの闘いが始まります。期待の声と感想が多い終末のワルキューレ、3巻に注目が集まります。
終末のワルキューレの漫画を読んだ人の感想とは?
終末のワルキューレを読んだ人の多くが「先が気になるバトル漫画」と感想を残しています。激闘が繰り広げられる展開が多く、画力もかなり高いと評価を受けています。一見神に人間が勝てるわけないと思われがちですが、昔の偉人では神に匹敵するほどの伝説を残している人物も存在しています。そんな神に反逆する展開に心躍るという感想も多く見受けられます。現在2巻まで出ていますが、3巻が早く見たという感想も多いです。
終末のワルキューレの漫画あらすじネタバレまとめ!
ここまで終末のワルキューレのあらすじと感想をネタバレを交えてまとめていきました。手に汗握る展開が多く盛り込まれているため、王道ながらも先が気になると読者が感想を残すほどの作品となっています。まだ読んだことがない人はぜひご一読してみてはいかがでしょうか?