【あしたのジョー】ゴロマキ権藤がかっこいい！登場シーンやモデル・名言を紹介

人気ボクシング漫画「あしたのジョー」に登場するゴロマキ権藤は、強面の容貌と喧嘩の強さを見込まれて裏社会の組織の用心棒として渡り歩く一匹狼で、ある一件から矢吹丈に敬意を抱き、ジョーの協力者として活動しました。以下では、「あしたのジョー」のかっこいいキャラクター・ゴロマキ権藤のプロフィールや、モデル、登場シーンと名言・名セリフ、ゴロマキ権藤の喧嘩の強さ、アニメ声優をネタバレ紹介します。

漫画「あしたのジョー」は、高森朝雄（梶原一騎）原作・ちばてつや作画によるボクシング作品で、1968年～1973年にかけて、「週刊少年マガジン」で連載されました。単行本は全20巻で構成され、単行本累計発行部数は、2020年12月時点で2500万部を突破しました。

「少年マガジン」連載時から多くの注目を集めていた「あしたのジョー」は、野球漫画「巨人の星」に並ぶ人気を誇り、現実のボクシング界にも影響を与えるなど、その人気は社会現象を巻き起こしました。また、近年では、実写映画化や舞台、企画展示会、「あしたのジョー」の関連番組の放送など、幅広い世代に親しまれています。

東京・山谷のドヤ街にて、丹下段平の窮地を救ったジョーこと矢吹丈は、天性のボクシングセンスを見いだされ、段平の指導の元、一流のボクサーを目指します。ライセンスを取得したジョーには、ライバル・力石徹をはじめ、強力なボクサーが待ち構えており、ボクサーとしての苦悩や葛藤を乗り越えながら、世界チャンピオンの座を目指します。

「あしたのジョー」に登場するゴロマキ権藤は、全国を渡り歩きながら、裏社会の組織の用心棒として活動する一匹狼です。強面の容貌と喧嘩のプロとしての強さから、周囲からは恐れられる一方、内面は礼儀正しく、ジョーにも敬語を使うなど紳士的な性格の持ち主です。また、名前の「ゴロマキ」とは、喧嘩を意味するヤクザ世界の用語と言われています。

その世界では喧嘩最強と呼ばれたゴロマキ権藤は、「あしたのジョー」では、欠かせないキャラクターの1人であり、対ハリマオ戦を控えたジョーに対して放ったセリフは、ゴロマキ権藤のかっこよさが存分に発揮され、名言に数えられています。以下では、「あしたのジョー」のゴロマキ権藤のモデルや、登場シーンの名言や名セリフを紹介します。

「あしたのジョー」では、主人公・矢吹丈をはじめ、主要キャラクターの多くは、実在の格闘選手等をモデルに描かれています。一方、ゴロマキ権藤のモデルは、公式での発表がないため、モデルはいないと推測されます。一方、ネット上では、花形敬刺殺事件で知られる実在の人物・花形敬がモデルと言われ、ゴロマキ権藤の活躍や喧嘩の強さは、花形敬の逸話に由来すると考察されています。

強面でありながら、紳士的な性格を兼ね備えたゴロマキ権藤は、「あしたのジョー」のかっこいいキャラの代名詞であり、彼の名言・名セリフは、一匹狼として渡り歩いてきたゴロマキ権藤の貫禄が感じられるでしょう。以下に紹介する名言・名セリフは、野生児・ハリマオとの試合を控えたジョーの意図を読み、ジョーが本題を切り出す前に彼の依頼を承諾した、ゴロマキ権藤の返事です。

ゴロマキ権藤の強さは、裏社会の組織でも広く知られており、ゴロマキ権藤も全国各地を渡り歩きながら、組織の用心棒として活動しています。「あしたのジョー」では、元ボクサーのウルフ金串を倒すなど喧嘩強さを見せつけた一方、自分より強い相手とは戦い主義を掲げている点から、実際はあまり強くないとも捉えられるでしょう。以下では、「あしたのジョー」のゴロマキ権藤の強さを考察しました。

力石徹の死後、町をうろつくジョーは、ヤクザ同士の喧嘩を見かけます。乱闘の中には、ボクサーを引退して、裏社会で用心棒となったウルフ金串の姿もありました。ジョーは、こっそりウルフの後を付け、喫茶店の角の席に座ります。そこへ、さきほどウルフに負けた者たちが訪れ、彼らは喧嘩が強いことで有名な用心棒・ゴロマキ権藤を利用して、ウルフを打ち負かします。

ゴロマキ権藤は、自分より強い相手とは戦わない主義を持っており、ウルフ金串に対して喧嘩を振ったのは、過去の栄光にしがみつく姿から、勝てると見込んだからと推測されます。反対に、ジョーに危害を加えられながらも応戦しなかった理由は、ジョーが現役のボクサーであり、自分は勝てないと見込んだからでした。

ウルフ金串について、ゴロマキ権藤は自分より弱い人間と認識していましたが、ジョーにとってはかつて死闘を繰り広げたライバル的存在でした。そのため、ゴロマキ権藤のウルフに対する軽蔑の眼差しや、弱い者いじめのような姿勢は、ジョーにとって許し難いものでした。この出来事は、ゴロツキ権藤がジョーに敬意を抱くきっかけとなり、警察沙汰になりかけた時には、ジョーを外へ逃がしています。

ゴロツキ権藤とジョーの交流はその後も続き、ハリマオ戦に臨むジョーの特訓を自ら引き受けており、かっこいい名セリフが誕生しました。また、アニメ版では、ジョーの理解者として活躍の場が増やされており、「あしたのジョー」の人気キャラとして慕われています。

アニメ放送をきっかけに認知度を上げた「あしたのジョー」は、社会現象を巻き起こすほどの人気を博し、近年では、実写映画化が製作されるなど、その人気は衰えを知りません。以下では、アニメ「あしたのジョー」から、人気キャラクター・ゴロマキ権藤のアニメ声優を紹介します。

「あしたのジョー」のアニメ1作目の声優・大塚周夫さんは、1929年生まれ、東京都出身の声優・ナレーター・俳優で、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」ねずみ男役や、「ルパン三世」石川五右衛門役で広く知られています。近年は、アニメ「忍たま乱太郎」山田先生役、「ワンピース」ゴールド・ロジャー役等を演じましたが、2015年1月に都内の病院で逝去されました。

「あしたのジョー」アニメ2作目の声優・渡部猛さんは、1936年生まれ、高知県出身の声優・俳優で、太い声を生かした悪役に定評があり、「ウルトラマン」や「スーパー戦隊シリーズ」などの特撮ものにて、怪人役を演じました。近年は、アニメ「NARUTO」ガマブン太役、「仮面ライダーBLACK」創世王役を担当するも、2010年12月に逝去されました。

以下では、「あしたのジョー」のかっこいいキャラクター・ゴロマキ権藤に関する感想や評価を紹介します。

「あしたのジョー」のゴロマキ権藤と言えば、喧嘩が強く、強面の風貌でありながら、紳士的で丁寧な言葉使いを用いるなど、外見と内面のギャップの激しさが注目されるキャラクターです。登場序盤は、ジョーの強敵とも思われたゴロマキ権藤でしたが、彼のジョーに対する尊敬のまなざしや、ジョーに協力的な姿勢は、多くのファンを魅了し、人気を集めています。

ゴロマキ権藤のかっこいい魅力と言えば、ジョーの頼み事を聞く前から依頼を引き受けた場面は外せません。相手がジョーであっても、話の内容によれば、ゴロマキ権藤も断わりを入れてもおかしくない案件も想定されます。しかし、ジョーが自分の元を訪れてきた経緯を察し、話を聞く前に引き受けています。ゴロマキ権藤の粋な計らいがかっこいい名セリフです。

漫画「あしたのジョー」では、独特の存在感で注目を集めたゴロマキ権藤は、アニメ版「あしたのジョー2」では、出番が増やされており、ジョーの協力者として活躍しています。男女問わず多く支持を集める、ゴロマキ権藤の人気は、原作漫画での活躍やジョーに対する敬意は勿論、アニメ版の登場回数の多さも、要因になったとも言われており、「あしたのジョー」には欠かせないキャラクターとして親しまれています。

「あしたのジョー」のゴロマキ権藤のモデルや登場シーン、名言や名セリフ、喧嘩の強さ、ゴロマキ権藤のアニメ声優などを紹介しました。劇中では、ゴロマキ権藤の喧嘩の強さを疑うような場面こそありましたが、強面の風貌と内面のギャップの大きさや、ジョーの話を聞く前に依頼を引き受ける男らしさがかっこいい、「あしたのジョー」の人気キャラクターです。