2021年05月18日公開
2021年05月18日更新
【あしたのジョー】カーロス・リベラのその後は?なぜパンチドランカーになった?
「あしたのジョー」は「ボクシング漫画の金字塔」と称されている作品です。連載開始から50周年を越えた現在でも新たなファンを獲得し続けていると言われています。「あしたのジョー」には主人公の矢吹丈のライバルが多数登場しますが、ここではその中でも力石徹に次ぐ人気者だと評されているカーロス・リベラにスポットを当てていきます。矢吹丈戦の後カーロスはどうなったのでしょうか?ホセ・メンドーサ戦で敗れたカーロスはなぜパンチドランカーになったのでしょうか?
目次
あしたのジョーのカーロスとは?
「あしたのジョー」はボクシング漫画のパイオニアにして金字塔だと称されている作品です。テレビアニメ化や実写映画化などのメディアミックスも行われており、新規ファンを開拓していると言われています。ここでは「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルの一人カーロス・リベラについて取り上げていきます。矢吹丈戦やホセ・メンドーサ戦について、さらに何故パンチドランカーになったのかを考察・紹介していきます。
あしたのジョーの作品情報
「あしたのジョー」の原作漫画は「巨人の星」や「デビルマン」「天才バカボン」などの名作とともに1960年代後半から1970年代前半の週刊少年マガジン黄金期を代表する漫画だと称されています。連載開始50周年を越えてなお人気が高いと言われている「あしたのジョー」にはどのような魅力があるのでしょうか?ここでは「あしたのジョー」の概要やあらすじを紹介することで同作品の魅力を浮き彫りにします。それではご覧ください。
あしたのジョーの概要
「あしたのジョー」は週刊少年マガジン1968年1月1日号(発売は1967年)から1973年5月13日号まで連載されました。原作者は梶原一騎の別名である高森朝雄、作画はちばてつやという豪華タッグで描かれました。単行本は講談社コミックス全20巻、集英社ちばてつや全集版全16巻など様々な形態で発売されており、電子書籍化もされていて容易に読むことができます。コミックスの累計発行部数は2500万部を突破しています。
「あしたのジョー」の人気に拍車をかけたと言われているのがテレビアニメ版です。テレビアニメの第1作は1970年から1971年まで虫プロダクションが制作し全79話が放映されました。その後数年を経て第2作となる「あしたのジョー2」が東京ムービー新社(現・トムスエンタテインメント)制作で1980年から1981年まで全47話が放映されました。他にも1970年・2011年に実写映画化されていて、話題を呼んだと言われています。
あしたのジョーのあらすじ
「あしたのジョー」の主人公である矢吹丈(ジョー)はある日ふらりと東京・山谷のドヤ街にやって来ました。チビ連のサチが暴力団・鬼姫会のおでん屋で盗み食いをしてしまい、捕まったところにジョーは遭遇し、戦ってサチを救いました。その一部始終を見ていたアル中の元ボクサー丹下段平はジョーのボクサーとしての素質に惚れ込みボクシングをやらないかとしきりに勧誘しますが、聞く耳を持たないジョーは悪事に手を染めます。
カーロス・リベラのプロフィール
ここでは「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルの一人であるカーロス・リベラのプロフィールを紹介します。カーロス・リベラは南米ベネズエラ出身のプロボクサーで世界ランキング6位です。カーロスの実力は世界チャンピオン級だと言われていますが、世界ランク6位に留まっているのはカーロスの実力を恐れた上位ランカーが対戦を拒否しているからだと言われています。南米人らしい陽気な性格の伊達男だと評されています。
あしたのジョーのカーロスのその後は?戦いとパンチドランカーになった理由を紹介
「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルであるカーロス・リベラは力石徹に次ぐ人気があると言われています。特にカーロスとジョーの一戦は多くのファンを魅了したと評されています。ここでは「あしたのジョー」のカーロスとジョーの戦い、カーロス対ホセ・メンドーサ戦、そしてカーロスがパンチドランカーになった理由やパンチドランカーになったカーロスのその後について画像付きで紹介していきます。ご覧ください。
考察①カーロスと矢吹丈の戦い
ここでは「あしたのジョー」のカーロス・リベラと主人公の矢吹丈との戦いについて紹介していきます。カーロスをブッキングしたのは白木葉子でした。彼女がカーロスを招聘した理由は力石徹戦後に対戦相手の顔面を打てなくなる重度のイップスに陥ったジョーを復活させるためでした。ドサ周りのボクサーに身を窶していたジョーは宿泊先のテレビでカーロスの試合を見て底知れない実力を隠していることに気が付きました。
矢吹丈はカーロスの公開スパーリングに現れました。そこで行われたスパーリングとその後のエキシビションマッチでイップスを克服したジョーはカーロスとのさらなる戦いを望み、白木葉子の取り計らいで後楽園球場を借り切ってのエキシビションマッチが実現しました。カーロスとジョーは殴り合っているうちに互いの野生が目覚めてエルボーや頭突きなどの反則の応酬となりましたが、試合は止まらず大観衆は興奮の坩堝と化しました。
考察②カーロスとホセ・メンドーサの戦い
「あしたのジョー」のカーロス・リベラは矢吹丈との死闘の後に離日し、バンタム級世界チャンピオンのホセ・メンドーサ戦に挑みました。ジョーと白木葉子はカーロスの戴冠を信じて待っていましたが、飛び込んできたきた外電は予想外の内容でした。カーロスはホセにわずか1ラウンドでKO負けを喫してしまったのです。マネージャーのロバートはカーロスがジョーとの試合でパンチドランカーになってしまったという談話を残しました。
考察③パンチドランカーになった理由
「あしたのジョー」のカーロス・リベラは何故パンチドランカーになったのでしょうか?ホセ・メンドーサ戦後の談話でマネージャーのロバートは矢吹丈との試合が原因であると発表しました。しかし、後にホセの主治医であるドクター・キニスキーの診断により、カーロスはホセのコークスクリューパンチをまともに受けたことでパンチドランカーになってしまったことが証明されています。ホセの恐ろしさが垣間見れたと言われています。
考察④パンチドランカーになったその後
「あしたのジョー」のカーロス・リベラはホセ・メンドーサ戦でパンチドランカーとなり、半ば廃人状態になってしまいました。カーロスはボクシングを引退し、マネージャーにも見捨てられてしまいました。その後カーロスは矢吹丈と激闘を繰り広げたという記憶だけを頼りに来日し、ホームレスのような状態になりながらもジョー対ハリマオ戦の会場に現れジョーと再会を果たした後、治療のために白木ジムへと引き取られたのでした。
あしたのジョーのカーロスのかっこいい魅力
「あしたのジョー」に登場した矢吹丈のライバルの一人であるカーロス・リベラはジョーの宿命のライバルだった力石徹に次いで人気が高いと言われています。カーロスにはどのような魅力があるのでしょうか?ここでは「あしたのジョー」のカーロス・リベラのかっこいい魅力について考察・紹介していきます。カーロスのかっこいい魅力を紹介していくことで「あしたのジョー」の面白さを浮き彫りにしていきます。それではご覧ください。
かっこいい魅力①ナイスガイな性格
ここでは「あしたのジョー」に登場するカーロス・リベラのかっこいい魅力について考察・紹介していきます。最初に挙げるのはカーロスのナイスガイな性格です。ストーリーの中でカーロスが丹下ジムのあるドヤ街を訪れるシーンがあります。そこでのカーロスは自分の持ち物を全てドヤ街の住人にあげて、ギターを弾きながら讃美歌を歌っていました。ファンの間ではカーロスの性格の良さが表れた名シーンだと評されています。
かっこいい魅力②ボクシング選手としての強さ
「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルの一人であるカーロス・リベラのかっこいい魅力について考察・紹介しています。次に挙げるのはカーロスのボクサーとしての強さです。来日当初カーロスは試合で本来の実力を発揮せずにおちゃらけたファイトスタイルを披露しました。前評判にそぐわない試合ぶりはファンの不評を買いましたが、テレビ越しに観ていたジョーはカーロスの本当の実力を見抜き、戦いたいと思ったのです。
カーロス・リベラのファイトスタイルは普通のボクシングスタイルの中にさりげなくエルボーなどの反則技を盛り込むという一見すると邪道なものです。しかし、観客はおろかレフェリーまでもその反則に気づかないほどの素早さで行うので反則裁定を取ることができないというある意味高等技術です。ジョーはカーロスの野性味溢れるボクシングスタイルの中にかつての自分を見出し、イップスを乗り越えて復活の道を進んで行きました。
かっこいい魅力③異名が多い
ここでは「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルであるカーロス・リベラのかっこいい魅力について紹介していきます。最後に挙げるのはカーロスの異名の多さです。カーロスはその強さから「無冠の帝王」「ベネズエラの戦慄」「餓えた黒豹」など多くの異名を持っています。「あしたのジョー」の登場キャラクターの中で最も異名の多いボクサーだと言われており、ファンの間ではそれがとてもかっこいいと称されています。
あしたのジョーのカーロスの声優
「ボクシング漫画の金字塔」と称されている「あしたのジョー」はテレビアニメ化や実写映画化など多くのメディアミックスが行われていることでも知られています。「あしたのジョー」のカーロス・リベラを演じた声優はテレビアニメ版、ゲーム版などで三人います。ここでは「あしたのジョー」のカーロスを演じた声優について基本的なプロフィールや主な出演作品などを紹介していきます。それではご覧ください。
カーロスの声優①広川太一郎
「あしたのジョー」テレビアニメ版第1作でカーロス・リベラを演じたのは故・広川太一郎さんです。広川太一郎さんは渋い二枚目からコミカルな役柄まで幅広く演じることができました。「広川節」や「広川調」と呼ばれた独特のセリフ回しは多くのファンを魅了しました。声優・ナレーター・俳優として数多くの作品に出演して大きな人気を獲得し続けてきた広川太一郎さんですが、2008年3月3日に癌のために満69歳で亡くなりました。
カーロスの声優②中井和哉
2001年にコナミから発売されたゲームソフト「ボクシングマニア あしたのジョー」でカーロス・リベラを演じたのは声優の中村和哉です。中村和哉は1967年11月25日生まれで2021年5月現在53歳です。兵庫県神戸市出身で血液型はA型です。主な出演作品は「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ役、「戦国BASARAシリーズ」の伊達政宗役、「銀魂」の土方十四郎役、「炎炎ノ消防隊」の秋樽桜備役などで知られるベテラン声優です。
カーロスの声優③中尾隆聖
テレビアニメ「あしたのジョー2」やパチンコ版などでカーロス・リベラを演じたのは声優の中尾隆聖です。中尾隆聖は1951年2月5日生まれで2021年5月現在70歳です。出身地は東京都で血液型はA型です。主な出演作品は「それいけ!アンパンマン」のばいきんまん役、「ドラゴンボールZ」のフリーザ役、「BLEACH」の涅マユリ役、「スイートプリキュア♪」のノイズ(ピーちゃん)役などで知られているベテラン声優です。
あしたのジョーのカーロスに関する感想や評価
ここではボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルの一人カーロス・リベラに関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「あしたのジョー」のカーロスはインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
毎夜少しづつ「あしたのジョー」を観直す日々。そう、アタイの心は泪橋の下だもの。
— えのもと たかひろ@チョコミン党 (@enoyan413) May 10, 2021
てか、力石が死んで「明日のジョー」が終わって力石のお別れ会? の日から「あしたのジョー2」が始まるのかと思ってたら、カーロス戦辺りはどちらでも描かれるているんだな。
…などと令和の夜に呟いてみたりとか。
「あしたのジョーのテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。第1作と「あしたのジョー2」を観直していたら矢吹丈対カーロス・リベラ戦は両作で描かれていることに改めて驚いたとの感想をお持ちです。
ヤクルトの新外国人カルロスリベロって名前でサッカー上手そうって感想結構あるけど・・・昭和生まれの私はボクシング強そうだな?あしたのジョーのカーロス・リベラを思い出す!
— 黒い三連星 (@saitama1972) June 23, 2017
「あしたのジョー」のファンだと思われる方のツイートです。プロ野球ファンでもあるようでツイート当時ヤクルトスワローズの新外国人選手だったカルロス・リベロから「あしたのジョー」のカーロス・リベラを思い出したとつぶやかれています。
あ、そうだ。
— Hiro_official◢⁴⁶ (@Hiro_official23) May 12, 2021
漫画/アニメはあまり見ないって先日投稿したけど、
ゴルゴ13/こち亀の他に「あしたのジョー」も好き。
アニメなら「あしたのジョー2」ね。
カーロス・リベラ、ホセ・メンドーサのやつw
漫画やアニメはあまりご覧にならないという方のツイートです。例外がいくつかあるようで漫画では「あしたのジョー」そしてアニメではカーロス・リベラが登場する「あしたのジョー2」が好きだとシンプルにつぶやかれています。
あしたのジョーのカーロスまとめ
ここでは「ボクシング漫画の金字塔」と称される「あしたのジョー」に登場する矢吹丈のライバルであるカーロス・リベラについて紹介してきました。ファンの方はもちろんこれから「あしたのジョー」をご覧になる方は是非カーロス・リベラに注目して「あしたのジョー」をお楽しみください。