【あしたのジョー】ホセ・メンドーサのモデルは?白髪になった理由とその後は?

社会的反響が大きく「戦後最大のヒットマンガ」の1つとされている『あしたのジョー』。最終回ではジョーとホセ・メンドーサとの死闘が繰り広げられ、多くのファンに衝撃を与えました。ホセ・メンドーサとは「コンピューター付きファイティングマシーン」と「キング・オブ・キングス」の2つの異名を持ち、正確なパンチを打つ卓越な技術や冷静沈着な頭脳を持ち合わせた人物です。まさにラスボス的な存在なのですが、彼にはモデルがいるとされています。ここではホセ・メンドーサのモデルや白髪になった理由、その後までを紹介しています。

【あしたのジョー】ホセ・メンドーサのモデルは?白髪になった理由とその後は?のイメージ

目次

  1. ホセ・メンドーサとは?
  2. ホセ・メンドーサのモデルと死闘
  3. ホセ・メンドーサが白髪になった理由とその後
  4. ホセ・メンドーサのアニメ声優
  5. ホセ・メンドーサに関する感想や評価
  6. ホセ・メンドーサのモデルまとめ

ホセ・メンドーサとは?

『あしたのジョー』に登場するホセ・メンドーサは、「無冠の帝王」という異名で呼ばれるベネズエラのカーロス・リベラを破った人物であり、最終回でジョーと「死闘」を繰り広げた人物でもあります。ここでは、そんなホセ・メンドーサに注目していきます。『あしたのジョー』の概要やあらすじを交えた作品情報を踏まえた上で、ホセ・メンドーサのプロフィールや2つの異名などをご覧ください。

あしたのジョーの作品情報

あしたのジョーの概要

『あしたのジョー』は原作高森朝雄、作画ちばてつやによる格闘漫画です。『週刊マガジン』にて1968年1月1日号から1973年5月13日号が連載され、全20巻が刊行されています。累計発行部数は2000万部。本作は、同誌にて連載されてから社会的な反響が大きく、主人公であるジョーのライバル・力石徹が作中で死亡した際は、架空の人物であるのにも関わらず東田多加演出による葬儀(場所は講談社講堂)がおこなわれました。

これらの社会的反響の大きさからもうかがえますが、「戦後最大のヒットマンガ」の1つとされています。また、本作以降に連載されるボクシング漫画は、すべてが本作の影響下にあるとも言われています。

あしたのジョーのあらすじ

ここでは『あしたのジョー』の簡単なあらすじを紹介していきます。東京・山谷のドヤ街でのこと、そこにふらりと現れた少年・矢吹丈はアル中の元ボクサー・丹下段平を一方的に叩きのめしました。丹下はジョーとの勝負に負けはしたものの、彼の天性のボクシングセンスを見いだし、一流の選手に仕上げようと考えました。

そこでジョーを口説き始めたのですが、ジョーは自分に向けられる丹下の情熱を利用し、小遣いをもらいながら乱行騒ぎを繰り広げ、さらに犯罪にも手を染めた挙句、警察に逮捕されてしまいます。それから鑑別所で生活することとなったジョーの元へ、「あしたのために」の書き出しで始まる一通のハガキが届きます。そこに書かれていたのは、ボクシング技術の講義内容。

時間と体力を持て余していたジョーは、内容に記載されているボクシング技術の講義を身に付けることにし、練習を重ねていくうちに彼自身、技術が向上しているのを実感しました。そして、野菊島にある東光特等少年院へと移されたのですが、豚小屋の掃除で豚たちを暴れさせて脱走を試みます。ところが、そこにライバルとみなしている力石徹が現れました。

結果、力石に邪魔をされた挙句、コテンパンに叩きのめされて敗北。それを期に、宿敵力石との再戦を果たし、勝利をつかむためにボクシング練習にのめりこんでいくのでした…。

ホセ・メンドーサのプロフィール

『あしたのジョー』に登場するホセ・メンドーサはメキシコ出身のボクサーであり、バンダム級チャンピオンの実力を持つ人物です。『あしたのジョー』の最終回で主人公・矢吹丈で死闘を繰り広げており、まさに本作における「ラスボス」的なキャラクターといえるでしょう。

ある意味、ジョーとは境遇と性格共に正反対な人物。単に強いのではなく、妻子へ強い愛情を注ぐ思いやりのある人格者です。ジョーとホセ・メンドーサが出会ったのは祝賀パーティーですが、そこでカーロスに関する誤解が解けたことによって2人は互いに最大のライバルとみなすようになっていました。

ホセ・メンドーサの異名

異名①コンピューター付きファイティングマシーン

ホセ・メンドーサは、「コンピューター付きファイティングマシーン」の異名で呼ばれています。この異名にはホセのボクシングスタイルが関係しており、「冷静沈着な頭脳」と「正確なパンチ技術」がそれです。完璧な技術によってかなり正確なパンチを繰り広げ、「コンピューター付きファイティングマシーン」の異名に恥じないゲームを見せてくれるのです。このようなところが野性的なジョーと正反対の選手・スタイルだと言えるかもしれません。

異名②キング・オブ・キングス

上述の異名のほかに、ホセ・メンドーサには「キング・オブ・キング」の異名もあります。この異名を和訳すれば「王の中の王」のような意味合いとなります。このような異名からホセの実力がうかがえますが、それもカーロス・リベラをたったの一撃のパンチでパンチドランカーにしてしまうほど。

元々、ホセ・メンドーサはWBC王者でしたが、その後WBA王者であるカロルド・ゴメスとの戦闘で勝利を獲得したことにより、統一王者へと上り詰めています。そのような経緯を経て「キング・オブ・キングス」の異名で呼ばれるようになりました。

「あしたのジョー」連載50周年記念サイト

ホセ・メンドーサのモデルと死闘

「コンピューター付きファイティングマシーン」と「キング・オブ・キング」の2の異名を持つホセ・メンドーサ。理詰めの戦闘スタイルで正確なパンチを繰り広げるという最強の人物ですが、そんな彼のモデルは誰なのでしょうか?ここでは、ホセ・メンドーサのモデルと、気になるジョーとの「死闘」までを紹介していきます。

モデルはエデル・ジョフレ

ホセ・メンドーサのモデルが「エデル・ジェフレ」と言われています。ただ、このモデル関してはインターネットによる情報で真実だとは断定できないため、それを把握の上モデル情報を確認してください。さて、モデルとされるエデル・ジョフレについてですが、エデルは1960年代にボクサーとして活躍した選手であり、「ガロ・デ・オーロ(黄金のバンダム)」の異名で呼ばれていたようです。

巧みな防御と軽量でありながらも強打を繰り出し、当時の軽量級選手としては極めて高いKOアベレージを記録し、これを専門家はバンダム級史上最強と推す人もいるようです。モデルとされるエデルは、兄弟がボクサーという格闘一家で育っており、ボクシングジムを経営していた父親に幼少期の頃から練習を受け、アマチュアで活躍していました。

その後、「メルボルンオリンピック」の代表として選出され準々決勝までは勝ち進んだものの敗退。しかし、アマ通算戦績は150戦148勝2敗という驚異的な記録を叩き出しています。

ホセ・メンドーサとジョーの死闘

『あしたのジョー』の最終回で繰り広げられたジョーとホセ・メンドーサの試合は、まさに「死闘」と呼ぶに相応しい戦いとなりました。序盤はホセ・メンドーサが繰り出す理詰めのパンチでジョーを圧倒し、ジョーは目にダメージを受けたことで片目が見えなくなってしまいます。

しかし、ホセ・メンドーサがパンチドランカーにしたカーロスがリングサイドに現れたことによって反撃を許し、さらに倒れながらも幾度となく立ち上がって戦いにのぞむジョーを見て恐怖を覚え、結局反則まで犯してしまったのです。最終的にはホセ・メンドーサの判定勝ち。しかしその後、ホセ・メンドーサは白髪になってしまいました。

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ホセ・メンドーサが白髪になった理由とその後

鬼気迫るジョーの戦いぶりによって恐怖を覚え、反則までを犯してしまったホセ・メンドーサ。ホセ・メンドーサは勝利を勝ち取ったものの、死闘とも呼べる戦いの結果、白髪になってしまいました。一気に老人のような姿となったホセですが、その後はどうなったのでしょうか?ここでは、彼が白髪になった理由とその後を紹介していきます。

ホセ・メンドーサが白髪になった理由

ジョーに打ち勝ったホセ・メンドーサでしたが、その後彼はなぜ白髪になったのでしょうか?白髪になった理由にはさまざまな考察がされています。その中でも有力なのが「鬼気迫るジョーに恐怖した」や「精神的に追い詰められて白髪になった」などの理由が挙げられます。

実際、ジョーとホセ・メンドーサの試合では、ジョーへの恐怖のあまり反則まで犯してしまう状況があり、精神的に追い込まれていたのは明らかです。白髪になった理由は明かされていないのですが、やはり「精神的に追い詰められて白髪になった」という説が有力なのではないかと考えられます。もちろん、正解はないためファンそれぞれの考え方があるのが健全だと言えるでしょう。

ホセ・メンドーサのその後

ホセ・メンドーサのその後も白髪と何らかの関係性がありそうです。白髪といい老人のように変わり果てた姿といい、精神的に追い込まれた様子でしたが、残念ながら彼のその後は描かれていませんでした。そのため断定はできないのですが、おそらくボクシングを引退していると考えられます。

ジョーに対する恐怖心とその後の描写がない、つまりボクシング界で活躍していないということを考慮すれば、その可能性が高いからです。もちろん、この可能性も白髪になった理由と同じく、正解はないのでご注意ください。

ホセ・メンドーサのアニメ声優

ジョーに勝利したことによってこの世で一番強い人物となったホセ・メンドーサですが、彼自身はボクシングを「家族のためにしている」と語っています。普段の紳士的な面も相まって、ファンからは非常に良いイメージを持たれているキャラクターです。最強と言われる実力とのギャップが大きいのですが…。そんなホセを演じたアニメ声優は「宮村義人」さんです。ここでは、宮村さんのプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

宮村義人のプロフィール

ホセ・メンドーサの声優を担当した「宮村義人」さんは、東京炉町田市の1952年生まれ、声優兼俳優として活動していた方です。声優を廃業し、その後は福島放送にて営業職や総務部担当部長を務めていますが、声優として『タイムパトロール隊オタスケマン』の第7話で宮本さん本人の顔メカや『武蔵野市の宮村義人君メカ』に採用されたことがあるようです。宮村さんの廃業後・死後に持ち役を引き継いだ人物は以下のようになっています。

  • 楠大典:『あしたのジョー タイピング泪橋』(ホセ・メンドーサ)
  • 田中総一郎 :『あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ!〜』 (ホセ・メンドーサ)
  • 堀内賢雄 :『パチスロ あしたのジョー2』(ホセ・メンドーサ)
  • 岸野幸正 :『ボクシングマニア あしたのジョー』(ホセ・メンドーサ)

宮村義人の主な出演作品

  • 1977年~:ポールのミラクル大作戦(真空魔人 役)
  • 1978年~:闘将ダイモス(ザウロ 役)
  • 1979年~:科学忍者隊ガッチャマンF(メカンドル 役)
  • 1979年~:ドラえもん(男成 役)
  • 1980年~:あしたのジョー2(ホセ・メンドーサ 役)
  • 1980年~:怪物くん(ガブロ 役)
  • 1980年~:宇宙戦艦ヤマトIII(キーリング 役)
  • 1980年~:タイムパトロール隊オタスケマン(坂本竜馬、勝海舟、ドロンブス 役)

ホセ・メンドーサに関する感想や評価

こちらは私生活をホセ・メンドーサが白髪になった描写で例えられています。私生活では今朝にかけての痛みがあったようですが、それでも風呂掃除をしていたようです。そして、白髪だらけだったと言われているのですが、これは痛みによる精神的なストレスによるものということなのでしょうか?ホセ・メンドーサが白髪になったのには、ストレスによるものだという認識だということがうかがえます。

こちらは「人は恐怖で白髪になる」という誤情報がホセ・メンドーサによる影響で流れたと言われています。彼が白髪になった理由として、「恐怖による精神的なダメージ」だと認識しているのがうかがえます。また、誤情報を刻ませたされているため、ホセ・メンドーサの影響力の大きさも分かる内容だと言えるでしょう。

こちらはこの世で一番強い選手がホセ・メンドーサだと言われています。主人公であるジョーが一番強い、ということで終わらなかったのは残念です。ホセ・メンドーサのことを応援している方なのでしょうか?ジョーとホセのどちらを応援していたのか、統計も気になります。

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ホセ・メンドーサのモデルまとめ

『あしたのジョー』に登場したホセ・メンドーサのモデルや白髪になった理由、その後までを紹介してきましたが、いかがでしたか?ジョーと死闘を繰り広げたホセ・メンドーサは、「コンピューター付きファイティングマシーン」や「キング・オブ・キングス」と2つの異名で呼ばれるほどの実力者であり規格外のボクサーでもありました。

それほどの人物ですが、ジョーを前にすると白髪になってしまう(おそらく精神的なダメージによる)ほどの恐怖を覚え、それがファンに大きな衝撃をもたらしており、やはりその後も気になるキャラクターです。『あしたのジョー』をまだご覧になっていない方は、ぜひホセ・メンドーサに注目してみてください。

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