ハイキューのアニメシリーズを見る順番と時系列は？OVA・OAD・劇場版まで解説

ハイキューは地上波放送のアニメが第4期まで続いている週刊少年ジャンプの人気タイトル。作者は漫画家・古舘春一（ふるだてはるいち）先生で、原作漫画は2012年から2020年まで週刊少年ジャンプに掲載され、ハイキューの単行本コミックは45巻で完結となりました。ハイキューは原作漫画の他にも漫画に音声を付けたデジタルコンテンツ『ヴォイスコミック』、舞台、ゲームソフトなど様々な媒体でも登場しています。

またハイキューのアニメは地上波放送だけではなくオリジナルビデオアニメ（OVA）やオリジナルアニメディスク（OAD）でも制作されています。物語に登場するキャラクターや学校には実在するモデルがあり、バレーボールファンも楽しめる作品となっています。尚、タイトルの『ハイキュー』という名前はバレーボールを表す漢字『排球』を捩った言葉となっています。

小学生の時に商店街のテレビでバレーボールの大会「春高バレー」を見て、自分と同じ小柄な体格ながらも一際活躍する"小さな巨人"に憧れた日向翔陽（ひなたしょうよう）。高校生になった日向は晴れて小さな巨人の母校・烏野高校に入学しバレー部に入ります。しかし、そこには中学のバレーの大会で、日向の3年間の努力を否定した"コート上の王様"影山飛雄の姿があったのでした。

ハイキューの物語は主に「本編」「OVA（オリジナルビデオアニメ）」の2種類で登場しています。地上波で放送された本編の物語は2021年現在第4期まで登場しており、1期ごとの間にOVAもしくはOAD（オリジナルアニメディスク）が挟まれて発表されました。アニメハイキューの時系列はその順番を追って下記の順に観賞すれば原作漫画通りに見る事ができます。

1. ハイキュー‼（アニメ1期）
2. ハイキュー!! リエーフ見参！（コミック15巻付属OAD）
3. ハイキュー!! セカンドシーズン（アニメ2期）
4. ハイキュー!! セカンドシーズンVS”赤点”（コミック21巻付属OAD）
5. ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校（アニメ3期）
6. ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 特集!春高バレーに賭けた青春（コミックス27巻付属OAD）

その後にアニメ4期の『ハイキュー!!　TO THE TOP（アニメ4期）』が続きますが、『ハイキュー‼ 陸 VS 空（OVA）』と『ハイキュー‼ ボールへの道（OVA）』はアニメ4期と同じ時系列の内容となっているので、4期の1クール終了のタイミングである13話の後に観賞すると物語の時系列に沿って順番通りに見る事ができます。

ハイキューはアニメ本編の内容をまとめた劇場版の総集編映画も4本登場しており、こちらはアニメ本編のシーズンが終わる毎に発表されました。内容は劇場版映画『ハイキュー!! “終わりと始まり”』にはアニメ本編1期の1話～13話、劇場版映画『ハイキュー!! “勝者と敗者”』には1期の14話～25話、劇場版映画『ハイキュー!! 才能とセンス』はアニメ2期全話が収録。

そして劇場版映画『ハイキュー!! コンセプトの戦い』は3期の内容となっています。劇場版映画は本編の内容を要約したものとなっているため、地上波のアニメ本編を見た人は劇場版映画を見なくても問題ありませんが、劇場版映画の3本目と4本目の『ハイキュー!! 才能とセンス（アニメ2期の内容）』『ハイキュー!! コンセプトの戦い（アニメ3期の内容）』には劇場版映画用のオリジナルカットが追加されています。

ハイキューのアニメシリーズは「本編」「OVA・OAD」と、総集編の「劇場版映画」があるとご紹介しましたが、こちらの項目ではハイキューのアニメシリーズを網羅したい人向けの順番をご紹介。基本的には『ハイキューのアニメシリーズやOVAやOADを見る順番や時系列』の項目の順番通りに見ていき、各アニメ本編の最終話の後に劇場版映画を見れば網羅できます。

アニメ1期の劇場版は『ハイキュー!! 終わりと始まり』『ハイキュー!! 勝者と敗者』の2作品に分かれているので、こちらは2本まとめていっきに見るのが良いでしょう。2期はアニメ本編の後に総集編の劇場版映画『ハイキュー!! 才能とセンス』を見て、その後にOAD『ハイキュー!! セカンドシーズンVS“赤点”』が続きます。

そしてアニメ3期は『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』の後に総集編の劇場版映画『ハイキュー!! コンセプトの戦い』、その後OAD『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 特集!春高バレーに賭けた青春』という順番になります。4期は本編の『ハイキュー!! TO THE TOP』の13話と14話の間にOVA『ハイキュー!! 陸 VS 空』『ハイキュー !!ボールへの道』が入ります。

こちらでは時間が無い人や全部見るのは大変という人向けに、必要最低限の内容を見ることができる順番をご紹介。先にもご紹介したように、劇場版映画はそれぞれアニメシリーズの要所要所をまとめたものとなっているので、"劇場版＋OVA・OAD"を見ればストーリーをある程度把握できます。そのため「おおよその内容だけ知りたい」という人は下記の順番で見るのが良いでしょう。

1. 劇場版映画『ハイキュー!! “終わりと始まり”』（1期の前編総集編）
2. 劇場版映画『ハイキュー!! “勝者と敗者”』（1期の後編総集編）
3. OAD『ハイキュー!! リエーフ見参！』
4. OAD『ハイキュー!! セカンドシーズンVS“赤点”』
5. 劇場版映画『ハイキュー!! 才能とセンス』（2期の総集編）
6. 劇場版映画『ハイキュー!! コンセプトの戦い』（3期の総集編）
7. OAD『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 特集!春高バレーに賭けた青春』
8. アニメ4期『ハイキュー!! TO THE TOP』（13話まで）
9. OVA『ハイキュー!! 陸 VS 空』『ハイキュー !!ボールへの道』
10. アニメ4期『ハイキュー!! TO THE TOP』（14話から）

上記の順番は最短でハイキューを楽しめますが、劇場版映画は総集編でカットされているシーンもあるので、「もっとこのシーンを迫力満点で見たい」という部分があれば、気になるシーンの回だけアニメ本編で再視聴すれば更にハイキューを楽しむことができます。

小柄な少年・日向翔陽は小学生の時に商店街のテレビで見たバレーボール大会・春高バレーに出場していた"小さな巨人"に憧れ、彼の母校・烏野高校に入学。バレーボール部の門を叩きます。しかしそこには中学のバレー部引退試合の時に、日向の努力を否定した天才セッター・影山飛雄の姿がありました。入部したての頃はちぐはぐなコンビネーションの二人でしたが、時間が経つにつれお互いの才能を支え合う相棒になっていきます。

そして一度はバレーボール部を去ったエーススパイカーの東峰やリベロの西谷も加わり、因縁の相手・音駒高校との練習試合にこぎつけます。中学の頃には部員に恵まれずその運動神経を活かしきれなかった日向ですが、天才セッター・影山のトスによって驚異の速さを見せるスパイク連携技「変人速攻」を生み出し、インターハイ予選に挑むのでした。

インターハイ予選も終わり、春高バレーに向け練習に熱が入る烏野高校バレー部。ある日校外ランニングをしていた日向と影山は、競争しているうちに練習用の道を外れてしまいます。そんな二人が交差点の信号待ちで止まっていると、強豪校・白鳥沢学園高校のエースで19歳以下の日本代表バレー選手にも選ばれている牛島若利と出会います。

その日をきっかけに日向のバレーボールへの思いは更に強くなり、全国大会出場の決意も固くなるのでした。また、先日練習試合を行った因縁の相手・音駒高校が所属する梟谷学園グループの練習合宿に誘われていた烏野高校。牛島との出会いもあり士気が上がっていた日向でしたが、合宿の前に期末テストがあることを思いだし、その表情には動揺の色が混ざるのでした。

見事、春高バレー宮城県大会の決勝戦まで勝ち登った烏野高校。彼らの前に立ちはだかったのは"絶対王者"と呼ばれる強豪校白鳥沢学園高校でした。世界ユース選手の牛島若利を始めとし、それぞれのポジションに特化した能力を持つ白鳥沢学園高校のメンバーを前に、これまでとは段違いの苦戦を強いられる日向たち。

"王者"と呼ばれる実力を持つ白鳥沢学園高校のメンバーに対し、今や栄光は昔のものとなり「衰退した」と言われている烏野高校。そんな烏野高校の一同は激しい戦いでボロボロになりながらも、王者に必死に食らいついていくのでした。

全国大会の切符を勝ち取った烏野高校バレー部。全国大会に向けて、部員たちはそれぞれ特訓を開始します。影山は全日本ユース強化合宿、月島は宮城県1年生選抜強化合宿。しかし、どこにも声をかけられなかった日向は、招集を受けていないにもかかわらず、せめて宮城県1年生選抜強化合宿に参加したいと自ら飛び込んでいくのでした。

しかし、招集メンバーでない日向は練習の参加を許可してもらうことはできず、ボール拾いと雑用係として参加することになります。そんな境遇でもバレーに対する思いを日々強くしていく日向は、合宿メンバーの練習を目の当たりにして、自分に足りないものを吸収しようと目を光らせます。

こちらではハイキューのアニメシリーズ5期が制作されるのか、また制作される場合はいつ頃アニメが放送されるのかを考察していきます。まずはハイキューアニメの5期の制作の可能性ですが、こちらは製作陣やハイキューの作者の不祥事などが無ければ高確率で制作されるでしょう。

ハイキューに限らず、日本のアニメはDVDやBlu-rayの円盤売り上げが4000枚を超えると2期が制作される流れとなっていますが、ハイキューの円盤売り上げはアニメ1期が各巻平均2万枚以上、第2期と第3期も各1万枚以上の売り上げを見せています。また第4期も1巻の発売時点で既に5000枚近くの売り上げを記録しているため、円盤売り上げの面ではハイキューの第5期の制作は確定となっています。

円盤売り上げでは次回作の制作ラインを達成しているハイキューシリーズ。またインターネットの動画配信においても多くの人に視聴されている人気作となっています。様々な動画配信サイトがハイキューのアニメを取り扱っていますが、Amazon Prime VideoやU-NEXTなどの人気配信サイトでは、どのシーズンも星5つ中4以上を獲得する人気を見せています。

またハイキューのアニメは第4期まで登場している人気作品ということもあり、配信サイト内でオススメ作品として取り上げられることも多く、続々と視聴者・ファンが増えているため、今後の盛り上がりも期待されています。

ハイキューのアニメシリーズ5期が制作される可能性の最たるところは、多くの有名作品を輩出してきた週刊少年ジャンプの目玉タイトルであることです。週刊少年ジャンプの表紙として何度も取り上げられ、コミックスの売り上げ部数も5000万部以上を記録している人気ぶり。

またハイキューの原作漫画は2020年で最終回を迎えており、週刊少年ジャンプに掲載されていた作品でアニメ化したものの多くが、原作漫画の最終回の話までアニメで制作されています。その点からも、人気作のハイキューはアニメ5期だけではなくその後のストーリーまで制作される可能性が高いと考えられるでしょう。

以上の項目ではハイキューのアニメ5期制作の可能性を見てきました。高確率でアニメ5期が制作されると考えられるハイキューのアニメシリーズ。では放送日はいつ頃になるのでしょうか？現在までハイキューのアニメシリーズは第1期が2014年4月～9月まで放映され、第2期が約1年後の2015年10月から放映開始されました。

第3期は2期終了の約半年後、4期は3期終了の3年後に放映開始されています。この流れを見ると大体1年～3年の間に次回作が制作されていますが、4期は原作ストックの関係で放映開始が遅くなったとも考えられるので、原作漫画が完結した現在は3年もかからずに5期が制作される可能性が高いと予想されます。そのためハイキューのアニメ5期は2022年～2023年の間に放映されるのではないかと考えられます。

週刊少年ジャンプの人気スポーツ漫画といえばスラムダンクをあげる人も多いですが、そんなスラムダンクにも引けを取らないという声もあがっているハイキュー。王道のスポーツ漫画としても、ドラマ性の点からも見応えたっぷりのハイキューをまだ見たことがない人は、ぜひ時系列・見る順番を踏まえて1度見てみてはいかがでしょうか？

2021年現在、全部で12作品登場しているハイキューのアニメシリーズ。特にOVA・OADの順番がどこの時系列の話なのか分からないという人も多いので、スムーズにアニメを見られるように、視聴前に順番をチェックしておきましょう。

2020年に全45巻で物語を完結したハイキューの原作漫画。コミックスの売り上げ発行部数は週刊少年ジャンプの歴代人気作品と並ぶ記録をあげています。「アニメ5期が始まるまで待てない！」という人は、ぜひ原作コミックスでその後のストーリーを楽しんでみてください。

以上、ハイキューのアニメシリーズの見る順番や時系列をご紹介してきました。劇場版映画はアニメ本編の要所要所をまとめた作品となっているので、本編とOVA・OADだけチェックすれば物語を楽しむことができます。時間が無い人や物語の流れだけ確認したい人は「劇場版映画＋OVA・OAD」を見れば手軽に内容を知ることができます。