鬼滅の刃はるろうに剣心のパクリで似てる？共通点やキャラの強さなど比較考察

本記事では「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」の共通点やパクリと言われている理由をまとめていきます。また両作品の主人公の特徴・魅力や、ツイッターに投稿されているファンの感想なども一覧化してまとめていきます。

鬼滅の刃とるろうに剣心が似てる・パクリと言われている理由を知る前に、まずは両作品の基本情報を紹介していきます。鬼滅の刃は2016年から2020年まで連載されていた漫画で、2019年にアニメが放送されていました。原作者の吾峠呼世晴は福岡県出身の漫画家で、累計発行部数は2020年5月時点で1億5000万部を突破しているようです。

鬼滅の刃の作中では人喰い鬼と剣士の戦いが描かれています。主人公・竈門炭治郎は家族と平穏な生活を送っていましたが、突如出現した鬼に家族を殺されてしまいます。また生き残っていた妹は血を浴びて鬼になってしまったため、竈門炭治郎は妹を人間に戻すために戦う事を決意します。本作は2019年に放送されたアニメが大ヒットの要因になっているようです。

るろうに剣心は1994年から1999年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画が原作で、1996年から1998年までフジテレビ系列でアニメが放送されていました。2012年からは実写映画も公開されており、1作目の興行収入は30億円を記録しているようです。原作者の和月伸宏は東京都出身の漫画家で、原作漫画の累計発行部数は7200万部を突破しています。

るろうに剣心の主人公は緋村剣心です。長州派維新志士の人斬りとして暗躍していましたが、とある出来事を経験した事で人を殺す事に躊躇いを感じるようになります。そのため緋村剣心は自身に「不殺」の誓いを立て、真剣から人を殺せない逆刃刀に持ち替えています。そんな緋村剣心は物語序盤に神谷薫という少女と出会っており、敵と戦いながら仲間との絆を深めていきます。

ここからは「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」が似てると言われている理由やパクリ疑惑を考察していきます。両作品は様々な共通点があるようですが、逆に決定的な違いもあるようです。登場キャラクターやストーリーを参考にしながらまとめていきます。

鬼滅の刃とるろうに剣心には「主人公が日本刀を使用している」という共通点があります。また過去の日本が舞台という共通点もあるため、そのような点が似てると言われているようです。そのためパクリ疑惑が浮上していますが、るろうに剣心で日本刀を使用しているのは一部のキャラクターのため、パクリ疑惑は事実無根のようです。

鬼滅の刃とるろうに剣心のキャラクターは日本刀を使用していますが、鬼滅の刃は日本刀自体が特殊な設定になっています。また鬼滅の刃の剣士たちは強い絆で繋がっていますが、るろうに剣心の味方側のキャラクターは一枚岩とは言えないため、そのようなキャラクター設定にも違いがあるようです。

鬼滅の刃とるろうに剣心には「週刊少年ジャンプ連載」という大きな共通点があるため、この共通点も似てるという声に繋がっているようです。また両作品はヒット作品という共通点もありますが、累計発行部数だけを見ると鬼滅の刃に軍配が上がっているようです。

鬼滅の刃とるろうに剣心には「女性キャラクターが戦う」という共通点があります。両作品の女性キャラクターは男性キャラクターに守られる存在ではなく、自身が敵と戦える強さを持っています。そのような点も読者・視聴者から似てると言われているようです。

鬼滅の刃の最終回では竈門炭治郎と栗花落カナヲが結ばれた事で子孫が誕生しています。るろうに剣心の最終回でも緋村剣心と神谷薫が結婚した事で子供が誕生しているため、両作品は最終回が似た展開になっているようです。

共通点が多い「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」ですが、両作品はそもそもの物語設定やテーマが違います。鬼滅の刃の主人公は「鬼になった妹を人間に戻す」という目的を持っているため、家族のために戦う事が大きなテーマになっています。るろうに剣心の主人公は「人殺しの過去を贖罪する」という想いを持っており、作中では国を守るために敵と戦っています。

鬼滅の刃には大勢の剣士が登場していますが、最後まで「誰かが裏切る」という展開はありませんでした。るろうに剣心には四乃森蒼紫というキャラクターが登場していますが、四乃森蒼紫は物語途中に志々雄真実の一派に組しています。両作品にはそのような違いもあるようです。

鬼滅の刃は鬼舞辻無惨を倒した事で全ての戦いが終わっています。るろうに剣心も雪代縁を倒した事で戦いが終わっており、緋村剣心の逆刃刀は明神弥彦に渡されています。鬼滅の刃にはこのような師弟の関係性はなかったため、キャラクター同士の設定に違いがあるようです。

パクリ疑惑や似てる理由を知った後は、「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」に登場したキャラクターを比較していきます。キャラクターの強さや作中の行動・活躍を比較していきます。

鬼滅の刃のラスボスは鬼舞辻無惨です。鬼舞辻無惨は鬼の始祖で、竈門禰豆子を鬼にした張本人です。鬼は日の光が弱点のため、鬼舞辻無惨は日の光を克服するために「青い彼岸花」を探していましたが、最後までその願いは叶いませんでした。物語終盤には複数人の柱を1人で相手にする凄まじい強さを見せています。

るろうに剣心の志々雄真実はラスボスではありませんが、作中で一番の存在感を残している敵キャラクターです。主人公・緋村剣心は本編が始まる前に人斬りを辞めていますが、志々雄真実がその後を引き継いでいます。志々雄真実は緋村剣心と仲間を圧倒する強さを誇っており、十本刀という配下を使って明治政府打倒を目指しています。

作品の垣根を超えて鬼舞辻無惨と志々雄真実が戦った場合には、人間ではない鬼舞辻無惨が勝つ事は間違いないようです。また鬼舞辻無惨は恐怖で部下を支配していますが、志々雄真実は圧倒的なカリスマ性で部下を集めているため、人望の点では志々雄真実に軍配が上がる事が予想できます。

鬼滅の刃の主人公は竈門炭治郎です。竈門炭治郎は鬼になった妹・竈門禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊に入隊しています。当初は鱗滝左近次から学んだ「水の呼吸」を使用していましたが、物語途中に「ヒノカミ神楽」「日の呼吸」という剣技を覚えています。竈門炭治郎は天才型のキャラクターではないため、努力で少しずつ強くなる姿が描かれています。

るろうに剣心の主人公は緋村剣心です。緋村剣心は幕末に「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられていたキャラクターで、「飛天御剣流」という剣技を使用しています。緋村剣心は身軽な体を活かした剣技を得意にしており、目視できないほどの抜刀術「天翔ける龍の閃き」という技を持っています。また人斬り時代に戻ると戦闘能力が向上するという特徴もあります。

作品の垣根を超えて竈門炭治郎と緋村剣心が戦った場合は互角の勝負になるかもしれません。ですが優しい性格をしている竈門炭治郎が人間を斬る事はできないため、緋村剣心が人斬り時代に戻った場合は圧勝が予想できます。また鬼滅の刃の方が剣技が特殊なため、模擬戦闘という形なら竈門炭治郎が勝利する可能性もあります。

冨岡義勇は最強の剣士・柱の1人で、「水の呼吸」を使用しているキャラクターです。冨岡義勇は鱗滝左近次のもとで剣技を学んでいましたが、選抜試験で錆兎という親友に助けられ、鬼を1人も倒す事なく正式な隊員になっています。そのような過去を経験しているため「自分に柱の資格はない」と言っていますが、自分オリジナルの水の呼吸を編み出した天才剣士です。

るろうに剣心の斎藤一は元・新選組三番隊組長で、本編では明治政府の警官になっているキャラクターです。剣術の腕前は新選組で一番と称されており、作中では緋村剣心を圧倒する強さを見せています。斎藤一は「悪・即・斬」という悪を許さない信念を持っており、戦いでは刺突を進化させた「牙突」という技を使用しています。

前述したようにるろうに剣心と違って鬼滅の刃の剣技は特殊なため、冨岡義勇と斎藤一が戦った場合には冨岡義勇が勝つ可能性が高いです。また特殊な剣技を禁止にした場合には高い身体能力を持つ斎藤一が勝つ可能性もあります。2人は主人公の味方という共通点がありますが、斎藤一は緋村剣心を心から信頼している訳ではありません。

パクリ疑惑や共通点・キャラクターの比較を見た後は、「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」の時代背景をまとめていきます。両作品はキャラクターの武器・強さだけでなく、時代背景も似てると言われているようです。

るろうに剣心の主人公・緋村剣心は幕末に人斬りとして暗躍しており、本編では明治初期の物語が描かれています。時代的には明治政府が安定した頃ですが、そこに志々雄真実という明治政府の破壊を目論むキャラクターが登場しています。また34歳になった元・新選組の斎藤一も登場しているため、とても分かりやすい時代背景になっているようです。

鬼滅の刃の物語冒頭には「時は大正」と書かれているため、鬼滅の刃は大正時代の物語のようです。またラスボスである鬼舞辻無惨は平安時代に鬼になっているため、鬼舞辻無惨と鬼殺隊の戦いは1000年以上続いていた事が分かります。

るろうに剣心の主人公・緋村剣心は1849年に生まれているため、鬼滅の刃の本編が始まった時には63歳になっています。鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎は物語が始まった時に13歳だったため、2人の年齢は50歳違うようです。またこの頃の平均寿命は43歳と言われていたため、緋村剣心と竈門炭治郎が同じ時代を生きていた可能性はとても低いようです。

パクリ疑惑や時代背景・キャラクターの比較を見た後は、「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」の面白い魅力を紹介していきます。また両作品の主人公のかっこいい魅力などもまとめていきます。

鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎はとにかく優しい性格をしているキャラクターです。竈門家は早くに父親を亡くしているため、長男の竈門炭治郎が炭を売るなどして家族を支えていました。また妹・竈門禰豆子が鬼になった時には冨岡義勇と出会っていますが、その時にも命懸けで妹を守る姿が描かれています。

竈門炭治郎は誰にでも優しいキャラクターのため、敵である鬼に対しても涙を見せています。またヒロインの1人である栗花落カナヲは虐待で心を失っていましたが、太陽のように明るい竈門炭治郎と出会った事で少しずつ心を取り戻していきます。そのため竈門炭治郎は存在するだけで誰かを幸せにするようなキャラクターでもあります。

竈門炭治郎は天才ではなく努力で強くなったキャラクターです。自身もそれを理解しているため、作中では過酷な修行を行っていました。また竈門炭治郎の優しさは強さだけでなく弱さにも繋がっていましたが、様々な人物と出会った事で強い意志を持つようになりました。

鬼滅の刃の敵キャラクターは「鬼」です。鬼は人間を喰らう邪悪な存在ですが、元々は人間だった事が分かっています。鬼の中には人間時代に悲しい過去を経験しているキャラクターもいるため、単純に憎む事ができない魅力があります。また鬼も剣士のように特殊な能力を持っているため、単純にかっこいいという声も挙がっているようです。

漫画の王道は正義が悪を倒す勧善懲悪ですが、鬼滅の刃の鬼たちは絶対的な悪とは言えない側面があります。最終的には剣士が鬼の頸を斬って倒していますが、その時に描かれる過去回想が読者に人気のようです。またラスボスである鬼舞辻無惨は絶対的な悪のため、鬼舞辻無惨が最後に倒される事で読者の消化不良を解消させる事が出来ているようです。

鬼滅の刃は家族・仲間の絆が強い作品で、キャラクターそれぞれにドラマがあります。そのため感動的なストーリーが読者に人気のようです。また物語途中にメインキャラクターが死んでしまうため、意外性のあるストーリーも人気が出た理由のようです。

鬼滅の刃の最終回ではキャラクターの子孫が登場しています。作中でも師匠の意思を弟子が受け継ぐ描写がされていたため、鬼滅の刃はそのような繋がりを大切にしていた事が分かります。また損得勘定なしで誰かのために戦うというストーリーも人気が出た理由のようです。

鬼滅の刃は「鬼舞辻無惨を倒す」という大きなテーマがあったため、最後まで分かりやすいストーリーが描かれていました。週刊少年ジャンプのメインターゲットは少年のため、そのような分かりやすいストーリーも人気に火が付いた理由のようです。また漫画に慣れていない大人も上手く巻き込む事ができたようです。

るろうに剣心の主人公・緋村剣心は元人斬りのため、登場した時から高い戦闘能力を持っています。また「飛天御剣流」という剣技を体得しているため、登場した時から少年誌らしいヒーロー像が確立されていました。普段はおとぼけな性格をしているため、戦いが始まった時のギャップもかっこいいと言われているようです。

るろうに剣心は主人公や味方キャラクターだけでなく、敵キャラクターもとても魅力的な作品です。特に志々雄真実が読者から圧倒的な人気を誇っているため、未だに漫画ファンの間で志々雄真実の名前が挙がる事があるようです。また志々雄真実は野望を秘める完全な悪のため、そのような部分は鬼滅の刃の鬼とまったく違うようです。

るろうに剣心では様々なエピソードが描かれていますが、志々雄一派との戦いが描かれた「京都編」が特に人気のようです。京都編は緋村剣心と斎藤一の戦いで幕を開けており、緋村剣心と志々雄真実の戦いで幕を降ろしています。そんな京都編はどのエピソードを読んでも面白い名作と言われているようです。

るろうに剣心には「十本刀」というキャラクターが登場しており、この十本刀が少年たちの心を鷲掴みにしているようです。十本刀はそれぞれが特異な能力を持っており、緋村剣心の仲間と激闘を繰り広げています。また巨大な体を持つ不二が登場した時には窮地に立たされていますが、ギリギリの所で比古清十郎が駆けつけるという熱い展開が描かれています。

るろうに剣心の主人公・緋村剣心は人を殺してきた過去を背負って生きているため、自分の正義を押し付けるような事はしません。また雪代縁の姉は緋村剣心に殺されているため、これまでの漫画の王道だった主人公が正義という絶対的な法則を破壊しています。そんな先の読めない展開や設定もるろうに剣心が人気になった理由のようです。

似てる理由や共通点・キャラクターの比較を見た後は、両作品に関する読者・視聴者の感想を紹介していきます。本記事で紹介した似てる部分・共通点に関する声や、パクリ疑惑に関する声などをまとめていきます。両作品は週刊少年ジャンプの大ヒット作品のため、大勢の読者がファンになっているようです。

読者・視聴者から似てると言われている「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」ですが、根本のテーマがまったく違うため、それぞれ違った面白さがあるという感想が挙がっているようです。鬼滅の刃は感動的なストーリーが多いですが、るろうに剣心はキャラクターがかっこいいという感想も挙がっているようです。

るろうに剣心の主人公・緋村剣心は仲間や国のために敵と戦っていますが、過去に大勢の人間を殺してきたという罪を背負っています。作中では少しずつ罪を償っているため、少年漫画とは思えないほどに深いテーマがあるという感想が挙がっているようです。

鬼滅の刃はアニメが大ヒットのきっかけになっています。そのため「るろうに剣心」もリメイクアニメが放送されたら再びヒットするという感想や、リメイクアニメを制作して欲しいという感想が挙がっているようです。また連載時期が違うけれど共通点がある両作品を同時期に放送したら面白いという感想も挙がっているようです。

本記事では「鬼滅の刃」の「るろうに剣心」に対するパクリ疑惑を考察していきましたが、両作品はストーリーやキャラクター性が違うため、パクリ疑惑は事実無根のようです。また世の中には膨大な作品があるため、読者・視聴者からは作品が似るのは仕方がないという感想が挙がっているようです。

鬼滅の刃は社会現象を起こすほどのヒットを記録しているため、様々な作品に対して鬼滅の刃のパクリ疑惑が浮上しているようです。そんなパクリ騒動が酷いという感想が挙がっているようです。

本記事では「鬼滅の刃」と「るろうに剣心」が似てる理由やキャラクターの比較を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？両作品は似てる部分がありますが、キャラクターの性格やストーリーはまったく違うようです。そんな両作品を見た事がない方も、本記事のキャラクター比較や共通点を参考にしながらご覧下さい。