【ゴールデンカムイ】松田平太は妄想に苦しむ多重人格者?家族や最期を考察

大人気漫画・テレビアニメ『ゴールデンカムイ』に登場する平太師匠こと松田平太に関してまとめていきます。松田平太は、漫画『ゴールデンカムイ』の21巻に登場する多重人格者としてストーリーを動かしていく人物です。多重人格者である彼の登場回は、混乱する描写が多いことから、見返した方も多いのではないでしょうか?ウェンカムイやヒグマ、家族や最期などを軸に、松田平太の混乱回を整理していきますので、ぜひご覧ください。

【ゴールデンカムイ】松田平太は妄想に苦しむ多重人格者?家族や最期を考察のイメージ

目次

  1. ゴールデンカムイの松田平太は妄想に苦しむ多重人格者?
  2. ゴールデンカムイの松田平太と杉元の出会いや家族
  3. ゴールデンカムイの松田平太の最期や死亡シーン
  4. ゴールデンカムイの松田平太の人物像を考察
  5. ゴールデンカムイの松田平太に関する感想や評価
  6. ゴールデンカムイの松田平太まとめ

ゴールデンカムイの松田平太は妄想に苦しむ多重人格者?

ゴールデンカムイの作品情報

今回のまとめでは、大人気漫画『ゴールデンカムイ』に登場する松田平太についてまとめていきます。松田平太は、妄想に苦しむ多重人格者として描かれましたが、一体どのような人物だったのでしょうか?松田平太の家族、人を食べたウェンカムイのヒグマの人格も持っていた奇妙な人物像のほか最期に関してもまとめていきます。それでは、松田平太をまとめていく前に『ゴールデンカムイ』の概要などについて見ていきましょう。

ゴールデンカムイの概要

松田平太が登場する大人気漫画『ゴールデンカムイ』は、2014年から2021年5月現在も『週刊ヤングジャンプ』にて連載されている冒険漫画です。コミックは25巻まで刊行されており、累計発行部数が1500万を超える大人気漫画として知られています。テレビアニメは2018年から2020年の間に3期までが放送されていました。『ゴールデンカムイ公式ファンブック 探究者たちの記録』も発売されていますので、併せて要チェックです。

ゴールデンカムイのあらすじ

日露戦争が終結した明治末期の北海道。とある川で主人公の杉元佐一は砂金を採っていました。杉元は、元陸軍兵であり、日露戦争では第一師団として”不死身の杉元”という通り名があるほどの強さを誇った男として知られています。杉元は、砂金で一攫千金を狙っていました。そんな時、アイヌが隠したとされる金塊があるという情報を知り、その後知り合ったアイヌの少女アシリパと共に金塊を求め奔走することとなったのです。

松田平太(平太師匠)のプロフィール

それでは、”平太師匠”こと松田平太のプロフィールについて見ていきましょう。平太師匠は、漫画『ゴールデンカムイ』では22巻の217話、テレビアニメではまだ登場していません。ヒグマがある男性を食べる奇妙なシーンから始まる話で登場してきます。平太師匠は、小柄ながらも砂金採りの名人として知られる男で、特徴的な顔つきをしていました。平太師匠は網走監獄の囚人で、刺青人皮の持ち主でした。

平太師匠が登場する回は描写が変わることが多く、混乱しつつも奇妙なシーンが多く描かれていることが特徴的となっています。平太師匠は多重人格者であり、これまで奇妙な行動をとっていたのは”ソレ”が理由であったということが松田平太回の後半で判明しました。平太師匠の中にいる人格は計5人。亡くなった3人の家族と人を食べたウェンカムイと呼ばれるヒグマ、そして自身の人格を持ち合わせています。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト

ゴールデンカムイの松田平太と杉元の出会いや家族

考察①杉元たちとの出会い

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それでは、『ゴールデンカムイ』に登場する刺青人皮を持つ奇妙な多重人格者・松田平太と杉元佐一たちとの出会いや、平太師匠の家族について、考察も含めながら見ていきましょう。まず、平太師匠と杉元佐一との出会いについてです。杉元一行は、砂金採りの名人がいるという情報を嗅ぎつけ雨竜川へと行くことにしました。川の近くで、崖から滑り落ちそうな男を助けたのが杉元たちと平太師匠との出会いでした。

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ですが、このシーンで混乱した読者も多くいたのではないでしょうか?杉元一行が助けたのは、このシーンより前に描かれたヒグマに襲われ死んだはずの男だったからです。その男は松田平太と名乗り、杉元たちが探していた”砂金採りの名人”だったことが判明しました。松田平太は、危機を救ってもらったお礼として砂金を採るコツなどを教えてくれたのです。このことから杉元や白石からは「平太師匠」と呼ばれることとなりました。

この時点では、杉元たちは平太師匠の行動や言動に違和感を持っていませんでした。また、ヒグマと関係があることや刺青人皮を持つ脱獄囚だということもこの時は知らなかったのです。

考察②松田平太が一緒にいた家族

続いて、平太師匠が一緒にいた家族とは一体どのような関係だったのでしょうか?平太師匠が杉元一行と出会ったとき、平太の兄と思しき「嵩ニイ」、「次郎ニイ」と呼ばれる男性2人、そして父親とその妻と思しき「ノリ子姉ちゃん」と呼ばれる女性の計4人と一緒にいる描写がありました。平太師匠の連れは杉元一行に関し、「怪しい」、「強盗では?」と疑い、関わり合おうとはしていません。

平太師匠以外にも、この4人の連れも非常に怪しく、そして奇妙な雰囲気を纏っています。読者はこの時点では平太師匠が多重人格者であるこは知らないので、謎は深まるばかりでありました。この時点で、平太師匠が怪しいことを感じ取っていた方もいることでしょう。ですが、連れ4人との関係や杉元一行と出会う前の出来事から、恐らく何らかの訳ありであることが窺えるシーンとなりました。

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ゴールデンカムイの松田平太の最期や死亡シーン

考察①杉元に襲いかかる松田平太

続いては、松田平太の最期や死亡シーンについて考察を含めながら見ていきましょう。まず1つ目は、杉元に襲いかかった平太師匠についてです。最初は普通の精神状態のまま杉元たちと接していた平太師匠ですが、日が経つにつれて奇妙さ、異常さが垣間見えてくるようになってきます。

そんな異常な行動を見せる平太師匠の正体に気がつきつつあった杉元たちでしたが、ついに、ウェンカムイの精神になった平太師匠は杉元に襲い掛かったのです。平太師匠はヒグマの皮を被り、精神状態もウェンカムイとなったヒグマとして杉元を襲います。杉元の手を折るほどの凄まじい威力を発揮しました。本来の松田平太であったらならば、杉元に襲いかかる度胸や、腕を折るほどの力はないでしょう。

ですが、多重人格者の平太師匠は、精神状態のほか腕力もウェンカムイとなったヒグマとなってしまっていたのです。ヒグマとなった平太師匠のこの時の振る舞いは、人間とはかけ離れており、松田平太回の見どころといってもいいでしょう。では、平太師匠はこの後、一体どうなってしまったのでしょうか?

考察②最後は松田平太自ら死亡する?

続いて、平太師匠の最期はどうなったのでしょうか?ヒグマの精神状態のまま杉元に襲いかかった平太師匠でしたが、杉元によってヒグマとしての力を鎮めさせられていくことになります。「道東のヒグマ男」と言われていた平太師匠でしたが、「不死身の杉元」と言われている杉元に力は及ばなかったのでしょう。杉元との格闘により、ヒグマとなっている平太師匠は、だんだんと自分自身の精神を取り戻していきます。

そして、松田平太としての人格を取り戻した彼は、「アマッポ」と呼ばれるアイヌが使う弓矢を自分に向けて放ちました。平太師匠の最期は、自死という形となったのです。弓矢を引いた平太師匠でしたが、即死とはなりませんでした。人格を取り戻し冷静になった後、平太師匠は生い立ちを杉元たちに話し始めたのです。

平太師匠は自分の生い立ちや家族のこと、異常行動を止めてほしかったという願いのほか、自分の精神の一部となっていたウェンカムイとなったヒグマを自分自身の手で殺したことによって「勝った」という安堵と共に最期を迎えました。平太師匠の最期のシーンから、誰よりも自分自身の弱さを理解していたことが窺えます。

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ゴールデンカムイの松田平太の人物像を考察

考察①ヴァシリが描いていた人物が松田平太だった?

では、ウェンカムイのヒグマの精神が多重人格の1つとなってしまっていた松田平太の人物像についても考察を含めながら見ていきましょう。まず、杉元一行が平太師匠たちと出会ったときのことです。ロシアに行った際に出会い、その時から杉元たちについてきたロシアの狙撃兵・ヴァシリは、平太師匠の連れとして登場したノリ子を無我夢中で描いていたのです。

ですが、”松田平太の連れ”として登場したノリ子も平太師匠の人格の一部であり、実際にはノリ子という女性はその時いなかったことを考えると、ヴァシリが描いていた人物は一体誰だったのでしょうか?読者もこの点について謎に思っていた方も多かったことでしょう。実は、ヴァシリが描いていた人物はノリ子ではなく、上半身を脱ぎ、暗号が刻まれた刺青人皮を纏った平太師匠だったことが平太師匠の最期の後に明かされたのです。

その事実を見つけたのは、「平太師匠」と慕っていた白石でした。ヴァシリが描いていた人物がノリ子ではなく、上半身を脱いだ平太師匠だったことに衝撃が走った瞬間でもありました。

考察②松田平太が恐れていたのはウェンカムイ?ヒグマ?

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続いては、平太師匠がずっと恐れていたのはウェンカムイとヒグマ、どちらだっったのか?とうい点について見ていきましょう。杉元たちと砂金を採っている時、平太師匠は何年もヒグマに目を付けられていることや、家族がウェンカムイに襲われたことを報告してきたのです。山や自然を熟知しているアシリパは、彼の助けになろうと必死にヒグマから守ろうとしますが、ヒグマの存在はありませんでした。

1人で混乱している平太師匠を見て、やっと彼の異常さに気付いた一行は、事の次第を把握していきます。平太師匠の家族は、彼が一生懸命採ってきた砂金で得た財産を浪費するなど、欲に満ちた家族でした。そんな家族に罰を与えたかった平太師匠は、家族をヒグマに襲わせたのです。そうして”松田平太の家族”はいなくなり1人になりました。

平太師匠は「ウェンカムイは人を罰する神様」という勘違いをしていたのです。その恐怖から多重人格者となり、常に妄想に憑りつかれることとなってしまったのです。全てはウェンカムイの解釈の勘違いから起こったことなので、平太師匠はウェンカムイを恐れていたと考えるのが妥当ではないでしょうか?

考察③門倉が語る死刑囚の松田平太

ウェンカムイを恐れて妄想に憑りつかれた松田平太は、その後も何度も殺人を犯し、遂に網走刑務所へ収監されることとなりました。その際、網走刑務所の看守だった門倉は、様子のおかしい松田平太を見ていたのです。収監内容としては、松田平太はヒグマの毛皮を纏ったまま人を襲い、肉を貪るという殺人を繰り返していたというのが記されていたといいます。

また、収監されていた松田平太は、門倉に「何人もの人間が自分の中にいる」といった内容を話していたこともありました。

考察④海賊房太郎との関係

では、松田平太回の後に本格的に登場してくる海賊房太郎と松田平太の関係は一体どのような関係だったのでしょうか?まず、松田平太は杉元たちと出会う以前に海賊房太郎と出会っていました。房太郎は、松田平太の砂金採りの腕を買い、支笏湖でのっぺらぼうが捕まった時に金塊が湖に落ちたのではないか?と予想していた支笏湖へ向かったのです。このことから、金塊探しをする一時的な仲間であったことが窺えます。

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ゴールデンカムイの松田平太に関する感想や評価

感想や評価①トラウマ

続いては、『ゴールデンカムイ』に登場する平太師匠こと松田平太に関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目は、上記のものになります。『ゴールデンカムイ』のトラウマ回として、熊になった平太師匠が挙げられていました。松田平太回は「トラウマになった」、「ホラーすぎる」といった感想が多くありました。

感想や評価②楽しかったかも…

続いての感想は、海賊房太郎と松田平太が出会っていたことに関する感想でした。寂しがり屋の海賊房太郎は、多重人格者である松田平太と一緒に行動していたことで、寂しさが紛れて楽しかったのかもしれないといった感想です。

感想や評価③ロジックがわかった時

続いての感想は、上記のものになります。平太師匠は『ゴールデンカムイ』に登場する囚人の中でもかなり人気のあるキャラクターであることが窺えます。また、最後に松田平太が多重人格者であり、連れは最初からいなかったという点について「ゾワっとした」という感想です。松田平太回の”ロジック”が分かった後、『ゴールデンカムイ』のこの回を読み直した方は多いのではないでしょうか?

感想や評価④怖い

続いての感想は上記のものになります。こちらの方も「怖い」と言った感想を呟いています。連れであり、家族であったと思われていたタカ兄やノリ子が本当はいなかったという点や、松田平太回の最初から最後までの演出が怖いといったものでした。

感想や評価⑤アニメは際どそう

続いての感想は、松田平太回はアニメでは描かれるのか微妙なラインだといったものでした。まだテレビアニメとしては描かれていない松田平太回ですが、テレビアニメ『ゴールデンカムイ』では度々原作エピソードを省くことがあります。理由としては、時間の問題のほか、コンプラ的にNGとされるシーンがあることです。全体で見ると重要な回ですが、際どいシーンもあることからアニメ化されるか心配する声もちらほらありました。

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ゴールデンカムイの松田平太まとめ

以上、金塊を巡る争奪戦を描いた漫画『ゴールデンカムイ』に登場する平太師匠こと松田平太の最期などに関するまとめでした。平太師匠と呼ばれていた松田平太でしたが、複数の人格を持っていたことが明かされました。多重人格者の松田平太の奇妙な行動や最期に混乱する読者はぜひまとめで復習してみてください。また、サイト内には、『ゴールデンカムイ』に関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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