2021年05月22日公開
2021年05月22日更新
【アイシールド21】アメリカ戦の内容をネタバレ!五芒星のメンバーも一覧で紹介
アイシールド21で最終決戦として描かれたのがアメリカ戦です。クリスマスボウルに向けて激闘を繰り広げたメンバーが集まった日本代表に対して個人の力で圧倒的なパワーを誇っていたのがアメリカになっています。今回はアイシールド21のアメリカ戦について、代表メンバーの主要なキャラ、アメリカ戦のあらすじなどアイシールド21最終回に迫る物語をネタバレありでまとめて紹介していきます。
目次
アイシールド21とは?
アイシールド21の概要
アイシールド21は2002年から2009年の間、原作稲垣理一郎先生、作画村田雄介先生のコンビで週刊少年ジャンプで連載されていたアメリカンフットボール(アメフト)を題材とした漫画です。個性豊かなキャラクターと、熱い試合展開などが高い人気を集めた作品です。全333話の連載中1度も休載がなかった作品でもあり、2005年から2008年までアニメ化も行われていた作品になっています。
アイシールド21のあらすじ
気弱で小中とパシリな生活を送っていた小早川瀬那(セナ)は泥門高校に進学しても早速不良達に目をつけられてしまいます。しかしセナはこれまでのパシリ生活の中で圧倒的な素早さを身に着けていました。そんなセナが不良から逃げる様子を偶然見かけたのがアメフト部のヒル魔です。セナはヒル魔に強制的にアメフト部に入部させられ、他の部活の争奪戦にならないようにコードネーム「アイシールド21」を与えられる事になるのでした。
アイシールド21のアメリカ戦のあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①Mr.ドンと大和の因縁
様々な思いが交差している日本代表のメンバーですが、その中でも一際アメリカ戦に意気込みがあるのが大和でした。かつてノートルダム大学付属中に留学していた大和でしたが、Mr.ドンの策略によりチームを追い出され日本に戻ったという過去があったのです。大和は日本に戻る際、いつかアメリカに再び挑む事を誓っていたのでした。
あらすじネタバレ②決戦の前夜
アメリカとの決戦前夜、日本代表のメンバーは各々思いを高まらせる中、フラストレーションを溜めていたのが我王でした。ネタバレしておくと峨王はアメリカ戦以前にMr.ドンとパワー勝負をして完敗してしまったというシーンが描かれています。そこに現れたチュウボー、デルタダイナマイトを炸裂させるチュウボーに対し峨王はデルタダイナマイトを自らに教えるように言い、修行を行うのでした。
あらすじネタバレ③試合開始
そして試合が開始、最初の攻撃は日本で、ヒル魔をQBに、4人のレシーバーを配置するガトリングで攻勢に出ます。しかし最初のワンプレー、ドンが中央を突破しヒル魔にサックを仕掛けます。間に入る栗田でしたが、一発KOされてしまいます。栗田に変わって峨王がコートに入り大和との連携をしかけますが、それもドンに潰されてしまいました。
しかしそこはヒル魔、簡単にはやられません。モン太との連携を見せてバッドがモン太をマークする状況を作り出します。今度は密集地帯で桜庭へのパスを行うヒル魔でしたが、圧倒的な高さを誇るタタンカとの勝負になりはたき落とされてしまいます。
次の日本の攻撃、QBに入ったキッドはパスするフリをしてセナを走らせます。そしてセナとパンサーの対決、1度はセナがパンサーを抜き去りますが、最高速はパンサーの方が上であり倒されてしまいます。アメリカの主要メンバーが活躍する中、日本も懸命に食らいつきますが、徐々に点数が話され前半残り僅かの時点で点差は20点差にまで開いてしまいました。
そこで栗田が復帰、栗田の復帰を受けてヒル魔が考案したのがヒル魔と阿含によるドラゴンフライでした。前半最後の日本の攻撃はこのドラゴンフライが炸裂し点差を詰めて後半に入ります。後半も日本はヒル魔考案でどんどん奇策をねって攻守に渡ってアメリカを翻弄、しかしアメリカも負けじと圧倒的な個の力で点数を重ねていきます。
あらすじネタバレ④延長戦
日本はアメリカに食らいついていき、最後には43対45の残り2点差となったボーナスゲームにおいてヒル魔、キッド、阿含のゴールデンドラゴンフライを囮にしたセナのデビルバッドダイブにてタッチダウンを決めて45対45の同点に追いついたまま試合が終了します。
この大会の主催者であるモーガンはアメリカが圧倒するだろうと考えており延長規定などは設けていませんでした。それでは納得出来ない日本アメリカ両選手はなんと勝手に延長戦を開始、日本の攻撃でまたまた奇策、セナのQBの場面でアメリカ戦の描写が終了しています。
あらすじネタバレ⑤2年後
アイシールド21は激闘のアメリカ戦から2年後、それぞれの進路が描かれる形で幕を閉じています。アメリカ戦でクリフォード達に実力を認められたセナはなんと本当にノートルダム大付属高校に留学していました。そこから帰国したセナは炎馬大学に進学、チームメイトには栗田、雲水、モン太、リク、コータロー、水町などがいます。
その他の主要な選手達もそれぞれの進学先が描かれる中、彼らの目標は大学優勝チームと社会人優勝チームが激突するライスボウルである事が描かれます。ちなみに気になるアメリカ戦の結末ですが、どうやらアメリカが勝った模様です。モーガンが大会前に宣言していたMVPは即プロ入りという枠ではパンサーが選ばれており、既にNFLで活躍している事が描かれるのでした。
アイシールド21のアメリカ代表・五芒星のメンバーやキャラ一覧
アメリカ代表のメンバー一覧①パンサー
アメリカ代表メンバーの中で唯一、ワールドカップ前から登場していたのがパンサーです。本名パトリック・スペンサーで通称「無重力の脚を持つ男」とされています。光速を超える40ヤード走4秒1の俊足を持ち合わせています。所属チームのエイリアンズではアポロの思いにより冷遇されていましたが泥門戦以降はマンツーマンで徹底的に鍛えられペンタゴンと呼ばれるアメリカの主要メンバーの中でも2大エースの一角に名を連ねる程になっています。
アメリカ代表のメンバー一覧②クリフォード
アメリカ代表のQBで通称「無敗の勝負師」と呼ばれているのがクリフォードです。アメフトはビビらせたら勝ちというヒル魔に通じる信念を持ち合わせています。非常にプライドが高い性格でクリフォード自身はパンサーと並べて2トップとされる事をよしとしておらず自らが1トップであると話しています。
QBでありながら40ヤード走4秒2の俊足の持ち主で、加えてそのスピードで走りながらも安定したレーザービームのようなパスを安定したコントロールで投げる事が出来る選手です。
アメリカ代表のメンバー一覧③バッド
「高校アメフト暫定世界No.1守備バック」という異名を持っているのがバッドです。現役のハリウッド俳優でもあり、自ら高難度スタントを行う事でも知られています。総合力ではペンタゴンでも最強であるとされており、40ヤード走4秒4の俊足とベンチプレス150kgのパワーの組み合わせでラインマンすら蹴散らしてしまう事が出来ます。
何気にアメリカ代表メンバーの中でその後が描かれている数少ないキャラでもあり、元々既にハリウッド俳優として活躍していた事もあり、映画に出演している様子が描かれています。
アメリカ代表のメンバー一覧④タタンカ
アメリカ代表のLBで、ネイティブアメリカン風の風貌と210cmの高身長とその身長からくるリーチの長さで広大な守備範囲を持っているのがタタンカです。アメリカ最強主義者であり、最後までアメリカは強いという姿勢を崩す事はありませんでした。しかし最後には高見と桜庭に「ツインタワーアロー」でタッチダウンを許すなどしています。
アメリカ代表のメンバー一覧⑤Mr.ドン
「全てを統べる者」という通称を持っているのがMr.ドンです。本名はドナルド・オバーマンでアイシールド21作中のアメリカ大統領アーノルド・オバーマンの息子です。そのような立場から来る非常に傲岸不遜な性格をしており、向かってくる者は全力で潰すという王としての矜持を持ち合わせています。圧倒的な見た目をしていますが、頭脳も明晰であり、多言語に精通するなど帝王学にも精通しています。
アメリカ代表のメンバー一覧⑥モーガン
日本対アメリカ戦が行われたワールドカップの主催者がモーガンです。典型的なアメリカ唯我独尊主義者でお金が大好きなキャラで大会MVPの賞品として彼のチーム、アルマジロズとのプロ契約及び契約金300万ドルを提示するなどしています。
アイシールド21はアメリカでは18禁漫画?理由を考察
アイシールド21はアメリカでは18禁漫画だった?
アイシールド21はアメリカ4大スポーツの1つであるアメフトを題材にした漫画ですが、なんとそのアメリカでは18禁指定された漫画になっています。それぞれの国で規制制限が異なるとはいえ、日本を代表する漫画雑誌である集英社の週刊少年ジャンプで連載されていたアイシールド21が18禁に指定されるのはどういう事なのでしょうか?
このエピソードについて、原作者である稲垣理一郎先生が、2017年に「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」に出演した際に話したエピソードがあるので紹介しておきます。
アイシールド21がアメリカでは18禁漫画である理由
アイシールド21がアメリカでは18禁に指定されている理由、ネタバレするとそれはヒル魔その人にあります。ヒル魔といえば常日頃から当たり前のように銃を乱射しています。この「銃を乱射する高校生」というのがアメリカで18禁指定される要因になっているのです。銃規制が厳しい日本では「ギャグ」として受けいられるヒル魔のこの行動も銃社会であるアメリカではシャレになってない描写になってしまうのです。
ある意味ヒル魔のキャラクター性の象徴でもある為、この銃の乱射は1巻の序盤から当たり前に描かれている為、一部を発行しないという処置は出来ず、結果的にアイシールド21というレーベル全体が18禁指定されるという措置を取られているのです。ちなみに稲垣理一郎先生も「文化の違い」として受け入れているような反応を示しています。
アイシールド21のアメリカ戦に関する感想や評価
アイシールド21は主人公が非常に多い作品で、それら全ての主人公が結集するのがアメリカ戦
— なつ (@natsu_andonuts) May 7, 2021
ここからは既にアイシールド21を視聴している人の感想をネタバレありで紹介していきます。アイシールド21はアメフトの描写はもちろん、それぞれのキャラの背景などもしっかり描く事で試合にかける思いなどを表現する事に長けた作品であり、それぞれのキャラにファンがいる作品だっただけに、アメリカ戦のオールスター戦感はとても良かったという声が多くなっています。
セナやヒル魔など作品全体の主人公が活躍するのはもちろん、阿含や蛾王などクリスマスボウルまでの戦いではどちらかといえば敵として描かれていたキャラが精神的に成長していく姿が描かれたのは良かったという声が多くなっています。
グダるジャンプ漫画を見てると、アイシールド21はマジで偉大やったなと思う。ちょっとアメリカ編のラストのラストは思うところもなくはないけど良く出来てる。
— アートマン (@argentange_1121) April 26, 2021
反面、アメリカ戦及びワールドカップ編が少し短かったのではないかという声も多くなっています。ワールドカップ編までのクリスマスボウルでの帝黒アレキサンダーズ編まで描写が細かっただけにもっと細かく描いてほしかったという声も多くなっています。
アメリカ戦でいえばペンタゴンとして登場したキャラの中でもバッドとタタンカの活躍が薄く、他の3人が目立ちすぎているのではないかという声が多いです。元々アイシールド21では全選手を描いたチームは泥門以外にはないとはいえ、ペンタゴンと同列に近い形で描いただけにもう少し活躍を描いてほしかったという声が多くなっています。
アイシールド21はアメリカ戦が1番好きなんだけど
— yuuma_999 (@yuumat2) May 1, 2021
アニメないからなぁ( ´・ω・`)
また今回ネタバレありであらすじを紹介したようにアメリカ戦はアイシールド21で行われた最後の試合であり、残念ながらアニメ化が行われていません。アメリカ戦は試合の展開もそれぞれのキャラの精神的な成長も見られてよかったという声が多いだけにアニメで描いてほしいという声も多くなっています。
特にアニメでは原作よりも活躍が増えているパンサーが最終的にどのような選手になったのかをアニメで見たかったという声も多いです。デスゲームなどアニメオリジナルエピソードで登場が増えて原作よりも人気が上がっていたパンサーだけにアメリカ戦での圧倒的な強さを見たかったという声も多くなっています。
アイシールド21のアメリカ戦まとめ
アイシールド21のアメリカ戦は最終決戦に相応しい試合として非常に人気の高い試合です。因縁の描き方やそれぞれのキャラの精神的な成長などアイシールド21を締めくくるに相応しい試合であり、あらすじ紹介でもネタバレしたように、ファンの見たかったコンビネーションなども多数描かれた試合になっています。特にヒル魔と阿含のドラゴンフライは人気の高いコンビネーションです。
高校の部活を舞台にしたスポーツ作品で度々描かれるオールスターを全力で描いたのがアメリカ戦であるという声も多くなっており、アニメ化してほしいという声も多い試合になっています。アイシールド21を締めくくる試合でもあるのでまだ見たことがないという人は原作漫画を手に取ってみてはいかがでしょうか?