【アイシールド２１】帝黒アレキサンダーズのキャラとポジションは？試合結果も紹介

アイシールド21に登場した高校の1つにして最強の存在が帝黒アレキサンダーズです。今回はそんな帝黒アレキサンダーズについてまとめて紹介していきます。

アイシールド21は2002年から2009年までの間、週刊少年ジャンプにて原作稲垣理一郎先生、作画村田雄介先生のタッグで連載されていたアメリカンフットボール（アメフト）を題材としたスポーツ漫画です。個性豊かなキャラ達の織りなすストーリーとアメフトのルールを知らずとも読める丁寧な描写で高い人気を集め、アニメ化なども行われた作品です。

泥門高校に入学した小早川瀬那（セナ）。気弱な性格の彼は幼い頃から素行の悪い生徒に目をつけられやすい体質でした。高校でも早速同級生の不良に囲まれてしまうセナでしたが、そんな彼らを振り切る「すばしっこさ」を発揮します。それを偶然目撃した泥門高校の悪魔、ヒル魔によってセナは泥門高校アメフト部、泥門デビルバッツに半ば強引に参加させられる事になります。

アイシールド21の世界において開催されている全国高等学校アメリカンフットボール選手権決勝大会、通称クリスマスボウルにおいて、第1回大会から連覇を続けている大阪の高校、それが帝黒アレキサンダーズです。その強さは全国のエースクラスの選手をスカウトしてきたオールスターチームで、チームは徹底した実力主義によって6軍まで存在、200名以上の部員を要する学校です。

大和猛は帝黒アレキサンダーズのエースランニングバックで、アイシールド21作中で度々話題になった「本物のアイシールド21」その人です。

圧倒的な体幹の強さを持っており、同時にスピード、パワー、メンタル面なども強靭な選手で、それら高次元な能力を生かした直進「帝王の突進（シーザーズチャージ）」という必殺技を持っています。泥門戦では攻撃ポジションのランニングバックと同時に守備のポジションセーフティとしても活躍しました。

大和と並んで帝黒アレキサンダーズの2大エースと言われるのが本庄鷹です。ポジションは攻撃時はワイドレシーバーで、守備時にはコーナーバックを担当しています。モン太憧れの元プロ野球選手、本庄勝の一人息子で、マンツーマンで指導された事で驚異のジャンプ力を誇り、走り幅跳び8ｍ25cmで日本記録を持っているなどしています。そのジャンプから「空を歩く男」という異名を持っています。

帝黒アレキサンダーズの超実力主義を体現した選手の1人とも言えるのが小泉花梨です。髪を三編みのおさげにした美少女で、大和と鷹に見いだされる形でアメフトを始め、辞めると言い出せないから続けているという連載初期のセナに近い印象を持ったキャラになっています。手先の器用さからくる回転の美しいパス「花片の（フローラル）シュート」と回避に特化した動きが得意な選手です。

編入組の大和、他ジャンルからの入部である鷹、小泉と違いアメフト一筋でやってきたのが平良呉二（へらくれじ）です。帝黒アレキサンダーズの3年生で通称「ヘラクレス」と呼ばれています。コテコテの関西弁が特徴的な選手で、ラインを担当しています。元々個性的なキャラが多いアイシールド21の中でもさらに個性的な帝黒アレキサンダーズをまとめる主将であり、司令塔の役割も担っています。

同じくラインのポジションを担当するスキンヘッドが特徴なのが安芸礼介（あきれいすけ）です。通称アキレスと呼ばれています。チームではムードメーカー的な存在で中学時代からアメフトに打ち込んでいた存在で、スカウトされる形で帝黒アレキサンダーズに進学、大和や鷹が1日で1軍に上がるという偉業を成している為目立ちませんが彼も入部1ヶ月で1軍に昇格した実力者です。

帝黒アレキサンダーズ登場以前に描かれていた盤戸スパイダーズの大量編入問題、その編入で帝黒アレキサンダーズに加わったクォーターバックが棘田です。同じチームだったコータロー曰く超攻撃型のクォーターバックだったとされていますが帝黒アレキサンダーズでは実力及ばず4軍に落ちぶれています。それでも態度が悪く後輩だからと1軍の花梨を顎で使う姿は大和らに呆れられています。

鷹のインターセプトから始まった泥門デビルバッツと帝黒アレキサンダーズの試合、最初の帝黒アレキサンダーズの攻撃での選択は大和のシーザーズチャージでした。泥門のディフェンスを抜けた大和に対し、スピードでわずかに上回るセナが追いつき飛びつきますが、大和は倒れる事なく進み続けるのです。このシーザーズチャージを止める事は出来ず早速先制点を取られてしまうのでした。

しかし泥門デビルバッツが簡単に諦めるはずがありません。最初に活躍したのはモン太でした。セナの助けを借りつつも鷹に競り勝ちタッチダウンを決めます。鷹はこれが初めての敗北であり同じポジションの初めてのライバルとしてモン太を意識する事になります。

対するセナは大和に破れ続けていました。これまでの試合の中で編み出してきた必殺技も尽く破られてしまいます。前も横も上もダメとしてセナが考えたのが「後ろ」でした。大和に捕まる瞬間に自ら後ろに下がる事で時間が戻ったと錯覚させる新しい必殺技、「デビルフォースディメンション」を開発、大和を完全に抜き去りタッチダウンを決める事に成功します。

その後も一進一退の試合が続き、残り時間わずかで泥門ボール、しかしゴールまでの距離は60ヤードもありました。しかしここで出番が来るのが武蔵です。60ヤードマグナムの異名を持つ武蔵ですが、それはヒル魔のハッタリであり実際には55ヤードまでしか決めた事がありませんでした。しかし泥門が勝利するにはここで60ヤードを決めるしかなかったのです。

元々泥門はヒル魔と栗田、そして武蔵の3人で始まったチームであり、キックプレイはこの3人が中心となって行うプレイでもあります。セナ達は3人の邪魔をさせない為に懸命にブロックをします。対する帝黒アレキサンダーズも大和を中心に「絶対に決まるはずがない」とは言いながらも万が一の可能性を潰すべく全力でキックの邪魔をしようと飛び込むのでした。

運命のキックを蹴った瞬間、武蔵はギリギリ届かない事を察します。しかしそのボールはギリギリゴールポストに当たって成功、これにより試合は45-44で泥門デビルバッツが勝利、クリスマスボウルの優勝は泥門に決まり、泥門は高校アメフト史上初めて帝黒アレキサンダーズを破ったチームになるのでした。

帝黒アレキサンダーズを破った泥門デビルバッツは主人公小早川セナが所属する高校です。セナが入学した時点では武蔵がチームを離れていた事もあり、ヒル魔と栗田の2人しかいなかった弱小チームでした。それがセナの加入後少しずつ一芸に秀でたメンバーが集まっていき、関東でも屈指の攻撃チームに成長した急上昇チームです。

泥門デビルバッツはエースランニングバックであるアイシールド21こと小早川瀬那を中心に、クォーターバックのヒル魔が繰り出す奇策を使ったトリックプレイを得意としています。レシーバーにはそれぞれタイプの異なる、モン太、雪光、瀧を揃え、ラインは栗田を中心に小結、十文字、黒木、戸叶、そしてキッカーの武蔵で構成されています。

正規メンバーが11人しかおらずほぼ全員が攻撃と守備の両方に出場している他、他の部活からの助っ人として、陸上部の石丸、バスケ部の佐竹と山岡、相撲部の重佐武が参戦する事も多くなっています。

ここからは既にアイシールド21を視聴している人の帝黒アレキサンダーズについての感想を紹介していきます。帝黒アレキサンダーズはアイシールド21に登場している高校の中で唯一関西の学校であり、泥門戦以外の実際の試合が描かれていないので他の高校との対戦が見てみたいという声も多くなっています。特に白秋の我王などをどうやって止めるのかが気になるという声も多くなっています。

アイシールド21作中でも度々話題になっていた「本物のアイシールド21」問題の答えを描かれたのが帝黒アレキサンダーズ戦であり、スピードに特化したセナとはまったく違うスタイルだったのが意外だったという声も多くなっています。特に最後は「根性論だった」というのがそれまでに散々積み重ねられてきた本物のアイシールド21像を塗り替えた存在だったとされています。

アニメアイシールド21は関東大会準決勝の王城戦までとなっており、帝黒アレキサンダーズとの試合、及び原作では王城戦までにあった帝黒アレキサンダーズ、及び本物のアイシールド21に関しての言及が省略されるなどしており映像化されていません。原作でも熱い試合だっただけにぜひアニメ化してほしいという声も多くなっています。

帝黒アレキサンダーズはアイシールド21に登場する唯一の関西の高校で、作中で泥門に敗れるまで無敗を続けていた学校です。特にこの年の帝黒アレキサンダーズは大和と鷹という2大エースの存在もあり、歴代最強とも言われていた存在です。実際泥門デビルバッツとの対戦はその前評判に違わぬ圧倒的な強さを持っていました。残念ながらアニメ化はされていないのでまだ読んでいないという方はアニメを視聴してみてはいかがでしょうか？