2021年05月17日公開
2021年05月17日更新
【蒼天の拳】流飛燕(りゅうひえん)の強さ・能力と最後は?名言や声優も紹介
流飛燕(りゅうひえん)とは漫画蒼天の拳に登場するキャラクターの1人です。漫画蒼天の拳に登場する流飛燕は全てを切り裂く斬撃能力を持った「極十字聖拳」を使うキャラクターであり、その圧倒的強さから「不鳥鬼」とあだ名されています。漫画蒼天の拳の作中で流飛燕はエリカ・アレントを巡って霞拳志郎と戦い、彼のかけがえのない朋友となりました。本記事ではそんな漫画蒼天の拳に登場する流飛燕の能力や名言についてまとめました。また能力や名言の他にも声優や最後も併せてご紹介していきます。
流飛燕(りゅうひえん)とは?
蒼天の拳の作品情報
大人気漫画北斗の拳の過去を描いた漫画蒼天の拳。漫画北斗の拳の過去を描いた漫画蒼天の拳は霞拳志郎という第63代北斗神拳伝承者の壮絶な戦いの記録を描いた作品となっており、数々のメディア展開が行われるなど非常に高い人気を博しています。そんな漫画蒼天の拳には漫画北斗の拳と同じく、数多くの拳法家が登場しています。流飛燕(りゅうひえん)とはその中の1人であり、「極十字聖拳」という拳法を使うキャラクターです。
漫画蒼天の拳に登場する流飛燕は元々物資輸送の警護を仕事にしていた男性キャラクターであり、その圧倒的な強さと残忍な戦い方から「不鳥鬼(しちょうき)」とあだ名されています。漫画蒼天の拳の作中で流飛燕は霞拳志郎と激突して朋友になるものの、「西斗月拳」の使い手・ヤサカに敗れて最後を遂げてしまいました。本記事ではそんな流飛燕について拳法の能力や名言、死亡した最後やアニメの声優などをまとめてご紹介していきます。
蒼天の拳の概要
では流飛燕の名言や死亡した最後、アニメの声優などをご紹介する前に、流飛燕が登場する漫画蒼天の拳の作品情報とストーリーのあらすじについてまとめてご紹介していきます。流飛燕が登場する蒼天の拳とは2001年から2010年まで「週刊コミックバンチ」で連載されていた日本の漫画作品です。漫画蒼天の拳は2010年に連載が最後を迎えた後、2017年から2021年5月現在にかけて続編の「蒼天の拳リジェネス」が連載されています。
上述でご紹介した通り漫画蒼天の拳は「週刊少年ジャンプ」の大人気漫画北斗の拳の過去を描いた作品であるため、漫画北斗の拳で知られる原哲夫が作画を担当して武論尊が監修を担当しています。また漫画北斗の拳を立案した堀江信彦が原作を務めています。そんな漫画蒼天の拳は合計22巻の単行本が1500万部を超える累計発行部数を記録するほど非常に高い人気を博しており、その人気からこれまで2期に渡るアニメ化が行われています。
蒼天の拳のあらすじ
ある日、第63代北斗神拳伝承者のリュウケンは「ケンシロウ」と名付けた男児に慕っていた兄の思い出話を語ります。その兄の名前は第62代北斗神拳伝承者の霞拳志郎といい、1935年頃の日本で女子大の教師を務めていました。教師を務める霞拳志郎はある日、朋友の潘光琳の組織が壊滅して恋人の玉玲が最後を遂げたことを耳にします。その真実を聞いた霞拳志郎は中国の上海に渡り、数々の強敵と激闘を繰り広げることになるのでした。
流飛燕のプロフィール
本記事で能力や名言、死亡した最後やアニメの声優などをご紹介する流飛燕(りゅうひえん)とは漫画蒼天の拳に登場するキャラクターの1人です。漫画蒼天の拳に登場する流飛燕は全てを切り裂く斬撃能力を持った「極十字聖拳」の使い手であり、後ろ髪が長いオールバックの髪型と「オラァ」という特殊な一人称が特徴となっています。流飛燕は仲間を大事にする心優しい性格をしているものの、強さと不器用が原因で周囲に恐れられています。
不器用な性格の中に仲間を大事にする義の心を持った流飛燕は漫画蒼天の拳でトップクラスの強さを有しており、容赦無く人を殺す残酷さと圧倒的実力から「不鳥鬼(しちょうき)」とあだ名されています。「死鳥鬼(しちょうき)」とあだ名される流飛燕は死地に向かう時、毎回血の化粧を纏って自身を鬼にしています。そんな流飛燕は元々北平漂局で運び屋をしており、物資輸送の警護を主な仕事にしながら生活を送っていました。
この時の流飛燕は非常に残酷であり、「死鳥鬼」というあだ名で馬賊からも畏怖されていました。その中で流飛燕はエリカ・アレントの優しさに触れて残酷な性格が大きく変化します。しかし流飛燕はエリカ・アレントを守りたい一心から彼女を守るシャルル・ギーズを殺してしまいました。その後殺害したシャルル・ギーズが霞拳志郎の朋友の1人であったため、霞拳志郎は霞拳志郎と大きく関係していくようになりました。
そして流飛燕はドイツ軍との戦いで最後を遂げた兄弟子の彪白鳳に代わって霞拳志郎と激突します。この戦いで流飛燕は敗北し、エリカ・アレントの力もあって人間の心を取り戻して霞拳志郎と朋友となりました。その後流飛燕はエリカ・アレントと親子同士となり、平和な日常を手に入れます。しかし流飛燕は「西斗月拳」の使い手・ヤサカに目を付けられて敗北し、そのまま死亡するといった可哀想な最後を遂げてしまうことになりました。
流飛燕の名言や強さや能力・最後
流飛燕の名言や名セリフ
「慈悲!?そんな心はもう捨てた」
「こ・・・・、こんな・・・・オラァが・・・・人殺ししか脳のねぇ・・・・こんなオラァがいいと言うのか~」
「なぁ・・・・笑ってるみたいだろ・・・・」
ではここからは漫画蒼天の拳に登場する流飛燕の名言や能力、死亡した最後をまとめてご紹介していきます。流飛燕は漫画蒼天の拳のメインキャラクターの1人であるため、作中内で多数の名言を残しています。その名言からは流飛燕の心の変化を大きく読み取ることが出来ます。上記の1番目の名言を見ると分かる通り、漫画蒼天の拳に登場する流飛燕は元々残酷な性格をしたキャラクターであり、「死鳥鬼」というあだ名で恐れられてました。
しかし流飛燕はエリカ・アレントと出会い、霞拳志郎と激突して人間の心を取り戻します。この時流飛燕は優しい涙を流しながら上記の2番目の名言をエリカ・アレントに発しました。その後流飛燕はエリカ・アレントと平和な日常を手に入れます。しかし流飛燕はヤサカと戦い、大敗北を喫してしまいます。ヤサカとの戦いの後、流飛燕は船の上で上記の3番目の名言を霞拳志郎に伝え、息絶えてそのまま壮絶な最後を遂げてしまいました。
流飛燕の能力や強さ
上述でご紹介した通り、漫画蒼天の拳に登場する流飛燕は「極十字聖拳」という拳法を使うキャラクターです。流飛燕が使う「極十字聖拳」とは北斗劉家拳の流れを汲んだ拳法であり、人間を手刀だけで簡単に切り裂く能力を持っています。敵を切り裂く能力を持った「極十字聖拳」は南十字聖の宿命を帯びており、「極十字聖拳」の使い手には南十字聖の紋章が手の甲に刻まれています。そのため流飛燕の手にも南十字聖の紋章が描かれています。
そんな「極十字聖拳」を使う流飛燕は「千の手」という必殺技を持っています。「千の手」とは目に見えないほどの速度で手刀を繰り出し、相手を切り刻む能力を持った必殺技です。漫画蒼天の拳の作中で流飛燕は「千の手」を使い、主人公の霞拳志郎を追い込みました。しかし霞拳志郎は「千一本の手」である「天破活殺」を繰り出し、流飛燕を破りました。ちなみに漫画北斗の拳に登場する「南斗聖拳」と「極十字聖拳」の関係は不明となっています。
流飛燕の最後や死亡シーン
上述でご紹介した通り、霞拳志郎と朋友となった流飛燕はエリカ・アレントと共に平穏な日常を手に入れました。この時流飛燕はエリカ・アレントと親子の契りを交わします。しかし流飛燕は「西斗月拳」の使い手であるヤサカに標的とされ、平穏な日常が崩れ去ってしまいました。ヤサカは北斗を全て抹消しようと企んでおり、流飛燕を捕まえて拷問をします。拷問を受けた流飛燕は立ち上がり、極限状態の中ヤサカに立ち向かいました。
確かに流飛燕は「不鳥鬼」とあだ名されている実力者です。しかし極限状態の流飛燕は「見えない拳」相雷拳を使うヤサカに敗れ、重傷を負ってしまいます。何とか流飛燕は霞拳志郎の助けで生き残るものの、受けた傷が原因で瀕死となっていました。自らの死を感じた流飛燕はエリカ・アレントを霞拳志郎に頼み、船に乗って彼に流して貰います。そして流れる船の上で流飛燕はエリカ・アレントを思いながら死亡し、最後を遂げました。
流飛燕のアニメ声優
子安武人のプロフィール
ここからはアニメ蒼天の拳で流飛燕を演じた声優についてご紹介します。アニメ蒼天の拳で流飛燕を演じた声優は日本の男性声優である子安武人です。流飛燕の声優を担当した子安武人とは1988年にデビューしたティーズファクトリー代表取締役の大人気ベテラン男性声優です。子安武人は悪役のキャラクターを多く演じていることで有名な声優となっており、2021年5月現在まで数え切れないほどのアニメで悪役の声優を担当しています。
子安武人の主な出演作品
- 1990年のアニメ「楽しいムーミン一家」:スナフキン役
- 1994年のアニメ「マクロス7」:ガムリン木崎役
- 1995年のアニメ「新機動戦記ガンダムW」:ゼクス・マーキン役
- 2000年のアニメ「∀ガンダム」:ギム・ギンガナム役
- 2002年のアニメ「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」:ムウ・ラ・フラガ役
- 2003年のアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」:ボボボーボ・ボーボボ役
- 2004年のアニメ「ケロロ軍曹シリーズ」:クルル軍曹役
- 2005年のアニメ「ONE PIECEシリーズ」:青雉役
- 2007年のアニメ「魔人探偵脳噛ネウロ」:脳噛ネウロ役
- 2012年のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」:ディオ・ブランドー役
- 2015年のアニメ「食戟のソーマシリーズ」:堂島銀役
- 2017年のアニメ「進撃の巨人シリーズ」:ジーク・イェーガー役
- 2018年のアニメ「バキ」:ドイル役
- 2019年のアニメ「転生したらスライムだった件シリーズ」:クレイマン役
流飛燕と他キャラの関係
流飛燕とエリカ・アレントの関係
ではここからは漫画蒼天の拳に登場する流飛燕のエリカ・アレントやヤサカとの関係についてまとめてご紹介します。漫画蒼天の拳に登場するエリカ・アレントとは2万点の美術品の在処が分かる「希望の目録」を持ったユダヤ人の少女のキャラクターです。エリカ・アレントは「直観像記憶能力」という見たものを一瞬で記憶する能力を持っており、脳に記憶した「希望の目録」を欲するナチスに攻撃されるなど悲運な人生を歩んでいます。
そんなエリカ・アレントはナチスの攻撃を受ける中で「希望の目録」の輸送を担当していた流飛燕と出会い、彼と一緒に上海に渡りました。流飛燕はエリカ・アレントとの出会いで人間が大きく変わり、失ったはずの人間の心を取り戻していきます。そして流飛燕は霞拳志郎との戦いの後にエリカ・アレントと親子の契りを結びます。しかし流飛燕が死亡し、エリカ・アレントは号泣しながら悲運な人生を強く生きると固く決意しました。
流飛燕とヤサカの関係
漫画蒼天の拳に登場するヤサカとは「西斗月拳」を使う月氏族の血を引くキャラクターです。ヤサカは月氏族特有の緑色の瞳が特徴であり、世界中に「西斗月拳」の名を知らしめることを目標に生きています。かつて北斗神拳の初代伝承者だったシュケンは西斗月拳伝承者を殺し、「西斗月拳」と秘孔の技術を融合させて「北斗神拳」を作り上げました。ヤサカはこの過去の恨みから「西斗月拳」を世界中に広めるという野望を抱くようになりました。
そんなヤサカは漫画蒼天の拳の作中で杜天風の用心棒を務め、霞拳志郎と劉宗武の暗殺を依頼されます。この時ヤサカは流飛燕を捕まえて拷問し、「極十字聖拳」から北斗の流れを知ろうとしました。ヤサカは霞拳志郎の邪魔で流飛燕を取り逃がすものの、流飛燕は拷問と戦いの傷によって死亡します。流飛燕の死亡後、ヤサカが仕える杜天風が劉宗武達に殺害され、ヤサカは北斗の霞拳志郎と劉宗武に強い復讐心を抱くようになりました。
流飛燕に関する感想や評価
蒼天の拳
— 北@ (@Reverse82GT) January 29, 2013
流飛燕、かっこいい(T ^ T)
漫画蒼天の拳に登場する流飛燕に関する感想では流飛燕がかっこいいといった感想が多く寄せられていました。本記事でご紹介した画像を見ると分かる通り、流飛燕は渋さがある非常にかっこいい男性キャラクターです。またかっこいい容姿の他に流飛燕は強さや義の心も兼ね備えています。このことから流飛燕は漫画蒼天の拳ファンに高い人気を博しています。
蒼天の拳は 流 飛燕のエピソードは死ぬほど泣いた ネカフェで延々と泣いた 最後エリカのあのポーズで涙腺崩壊するからな あの話だけで蒼天の拳読んでて良かったと思えるくらい
— ジライヤ弟 (@jiraiyaotouto) September 22, 2017
漫画蒼天の拳に登場する流飛燕に関する感想では流飛燕のエピソードが泣けるといった感想も多く寄せられていました。漫画蒼天の拳に登場する流飛燕はエリカ・アレントとのエピソードや船に乗って旅立つ最後のエピソードなど非常に感動するエピソードが描かれています。この感動シーンの多さも流飛燕が高い人気を博す大きな理由の1つとなっています。
大好きな流飛燕を子安さんがしてくれて嬉しいぞい
— .☃︎てぇてぇ S.C.A.☃︎ (@BEASTrui) October 31, 2018
漫画蒼天の拳に登場する流飛燕に関する感想では声優の子安武人に注目する感想も多く見受けられました。アニメ蒼天の拳で流飛燕を演じた子安武人は悪役キャラや渋いキャラを演じることに定評がある大人気声優であり、これまで「ジョジョシリーズ」のディオ・ブランドーや「ONE PIECEシリーズ」の青雉といった人気キャラクターを多数担当しています。そんな子安武人が声優を担当したことは多くの流飛燕ファンを歓喜させました。
流飛燕まとめ
本記事では漫画蒼天の拳に登場する流飛燕について名言や最後、声優などをご紹介しました。全てを切り裂く能力を持った「極十字聖拳」の使い手・流飛燕は当初残酷な人物だったものの、エリカ・アレントのお陰で人間の心を取り戻します。しかし流飛燕は平穏な日常を手にしたすぐに、ヤサカによって死亡することになりました。この壮絶すぎる人生を見ると、流飛燕は漫画蒼天の拳で非常に可哀想なキャラクターといっていいでしょう。