【ヒロアカ】緑谷出久（デク）には本当の個性がある？無個性でない可能性や能力を考察

ヒロアカに登場する緑谷出久（デク）とは、僕のヒーローアカデミアの主人公でありワン・フォー・オールの9代目継承者です。この記事では無個性と言われていたデクについて、個性を奪われた説を紹介したうえで本当の個性を考察します。またワン・フォー・オール歴代継承者から受け継ぐ六つの個性の能力や、デクのワン・フォー・オールの能力の成長過程なども紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

デクの本当の個性や奪われた説を考察する前に、ヒロアカの作品概要やあらすじを紹介します。ヒロアカは2021年3月からテレビアニメ第5期が放送され、2021年8月6日には劇場版映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」が公開を予定している人気作品です。週刊少年ジャンプで連載されている原作漫画は終章に突入し、ますます注目を集めています。

僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）の作品概要を紹介します。ヒロアカは漫画家の堀越耕平先生によって描かれる少年漫画です。2014年に週刊少年ジャンプで連載がスタートし、2021年5月現在で単行本30巻が刊行されています。ボンズ制作のテレビアニメは5期まで制作され現在放送中です。他にも劇場版映画や舞台、スピンオフ漫画やゲームなど幅広い媒体でメディアミックスされている人気作品です。

人類に「個性」と呼ばれる超常能力が芽生えるようになった超人社会。緑谷出久はNo. 1ヒーローのオールマイトに憧れ、ヒーロー養成学校としては最難関である雄英高校への入学を希望していました。しかし無個性な出久は、偶然出会うことができたオールマイトその人にも厳しい現実を突きつけられます。そんなとき幼なじみの爆豪勝己を巻き込んだ敵（ヴィラン）騒動が起き、出久のヒーローとしての真の資質が試されることとなります。

ヒロアカに登場する緑谷出久（デク）のプロフィールを紹介します。デクはヒロアカの主人公であり、雄英高校一年A組に在籍するヒーローの卵です。幼少期に無個性と診断されながらもNo. 1ヒーローであるオールマイトに憧れ、最高のヒーローを目指して雄英高校に入学しました。ヒーローオタクであり、小さい頃から書き溜めたヒーローノートを持ち歩いています。人を助けたいという思いと自己犠牲の精神が強く根付いています。

デクの本当の個性や奪われた説について考察する前に、まずは現在デクが持っているワン・フォー・オールの個性を受け継いだ経緯を紹介します。本来個性というものは譲渡したり奪われたりできるものではなく、4歳までに個性が発現しなかったデクは無個性としてバカにされながら生きてきました。親にも無理だと言われていましたがヒーローになる夢は諦められず、中学3年生のある日偶然に憧れのオールマイトと出会います。

無個性でもヒーローになれるかどうか尋ねたデク。しかし期待は打ち砕かれ、第一線で活躍してきたNo. 1の視点からの厳しい現実を突きつけられます。最も尊敬するヒーローに諭され、今度こそ諦めようとしたところでヴィランによって幼馴染の爆豪勝己が人質に取られる事件が発生します。無個性で無力なデクでしたが、助けを求める友達の目をみて思わず助けに走り出してしまいます。

事件解決後、オールマイトはデクに声をかけます。オールマイトは力がなくとも人を助けるために飛び出したデクの中にヒーローの真の資質を見て取り、自身の個性「ワン・フォー・オール」を譲渡することを提案します。それはオールマイトの絶対的秘密、人から人へと代々譲渡され培われてきた力の結晶でした。ワン・フォー・オールの後継者となることをデクは一も二もなく受け入れ、ヒーローとしての道を歩き始めたのでした。

ヒロアカに登場するデクの本当の個性や奪われた説を考察します。無個性であったためにワン・フォー・オールを受け継ぐまで苦労を重ねてきたデク。しかしそもそもデクは無個性であるという前提自体が間違っているのではないかという説が存在します。ここではデクを無個性だと診断した医者の正体や両親の個性などを検証し、デクの本当の個性を考察します。

ヒロアカに登場するデクの本当の個性をや奪われた説を考察します。そもそもデクが無個性であると考えられている決定的な原因は、幼少期にデクが病院で受けた診断です。通常4歳までに発現するはずの個性が出ず、デクは母親に連れられてツバサ医院に行くこととなりました。そこでデクは足の小指の関節が二つあることを指摘され、今時珍しい無個性であると診断されます。

しかし物語が進み、この時の医者の外見がヴィラン連合に協力しているドクターに瓜二つであることが判明します。ドクターは裏社会の帝王であるオール・フォー・ワンに忠誠を誓い、オール・フォー・ワンの生命活動を維持したりその傘下のヴィラン連合の活動を手助けしている人物です。これが次に紹介する、デクが個性を奪われた説に関係してきます。

ヒロアカに登場するデクの本当の個性や奪われた説を考察します。もしツバサ医院の医者とドクターが同一人物ならば、ドクターは診断時にデクの中に希少な個性を見つけ、オール・フォー・ワンに教えたということが考えられます。オール・フォー・ワンは個性を奪う個性の持ち主です。奪うときは相手の頭に手を当てるだけで一瞬で奪えます。

個性の中には発動条件が難しいなどで本人にも気付き得ないものがあります。例えばオール・フォー・ワンの弟もその1人であり、彼は無個性だと考えられていました。しかし実は本人も知らない個性を持っており、オール・フォー・ワンによって上から他の個性を与えられワン・フォー・オールが生まれました。同じようにデクの本当の個性も存在してはいたものの本人も気付かず、その有用性に目をつけられて奪われた可能性があります。

ヒロアカに登場するデクの本当の個性や奪われた説を考察します。ヒロアカの世界では個性は親から子へ遺伝するものであり、両親どちらかの個性を引き継ぐか、両親の個性が混ざり合った性質のものか、突然変異の3パターンです。デクの両親の場合、母親は近くにあるものを引きつける能力、父親は火を吹く能力であることが明らかになっています。

デクは幼少期から両親の個性を発現させようと努力していましたが、結局ものを引き寄せたり火を吹くことはできなかったという描写がされています。そのため、デクに本当の個性があったと仮定すると、考えられるのは両親の個性が混ざり合ったものか、突然変異のどちらかの可能性が高いと推測されます。

ヒロアカに登場するデクの本当の個性や奪われた説を考察します。オール・フォー・ワンにデクの個性が奪われたと仮定する場合、デクが奪われた本当の個性はオール・フォー・ワンにとって有用性の高い貴重なものであったと推測されます。ヒロアカ30巻までの内容を参照すると、オール・フォー・ワンがかつては持っておらず、現在は持っている希少な個性に「超再生」の個性があります。

ドクターがオール・フォー・ワンに「超再生を手に入れるのがあと5年早ければ」と語っていることから、超再生の個性は5年前のオールマイトVSオール・フォー・ワン戦の後に手に入れたことが判明しています。5年前といえばデクは11歳ごろです。無個性の診断から奪われた時までの時間が空きすぎているという不明点があるものの、この超再生はかつて診断で目をつけていたデクから奪ったものだという可能性はあります。

デクの本当の個性や奪われた説を考察したところで、次にデクがワン・フォー・オールの個性を得てからの成長過程を紹介します。オールマイトに認められ晴れてワン・フォー・オールの後継者となったデクですが、その強大なパワーは突然扱えるようになるものではなく、体を何度も壊しながら成長してきました。

ヒロアカに登場するデクの成長過程を紹介します。無個性として生きてきたデクがヒーローの資質をオールマイトに認められ、ワン・フォー・オールの後継者に選ばれます。しかし8人もの力が溜め込まれているワン・フォー・オールは、その時点のデクの肉体には収まりきらないものでした。そのまま継承すれば肉体が弾け飛ぶため、デクは雄英高校の入試までにワン・フォー・オールを受け入れる体づくりを始めます。

オールマイトの厳しいトレーニングプランを無事完遂し、デクの肉体は雄英高校入試当日に完成します。ワン・フォー・オールの試し運転をする時間もなく、ぶっつけ本番で入試に挑んだデク。入試の内容はロボットの仮想ヴィランを倒しポイントを稼ぐというものでしたが出遅れてしまいます。そんな中ポイントにならない凶暴な仮想ヴィランが現れ、入試を一緒に受けていた麗日お茶子が逃げ遅れます。

雄英受験者がポイントにならないその仮想ヴィランから逃げていく中、ポイントをまだ一点も稼いでいないデクはお茶子を助けるために飛び出します。初めて使用したワン・フォー・オールは仮想ヴィランを吹き飛ばすほどの威力を見せますが、扱いきれずにデクの両足、右手は折れてしまいます。そのあとポイントを稼ぐこともできなくなり、デクは0点のまま入試を終えます。

合格は絶望的であることは明らかでデクは激しく落ち込みます。雄英からの結果通知が届き恐る恐る開いたデクでしたが、雄英教師となったオールマイトから合格が告げられます。ヒーローは人を助けるという綺麗事を実践するお仕事であり、雄英高校はデクのヒーローとしての素質を高く評価したのでした。こうしてデクは夢の雄英高校に入学を果たします。

入試に間に合わせ体を作り上げたデクでしたが、それはワン・フォー・オールを受け入れるギリギリの器ができたというだけでした。入試の時に手足が骨折してしまったことからも分かるように、デクはまだワン・フォー・オールをコントロールすることはできませんでした。雄英に入学してからもワン・フォー・オールを使用するたびに大怪我を負い、ついにデクはあと二、三回同じ怪我をすれば腕を使えなくなるという宣告を受けます。

ワン・フォー・オールのコントロール向上が急務となるなか、ヒーローの職場体験がスタートします。デクの職場体験先は、オールマイトの恩師でありワン・フォー・オールの事情を知るグラントリノでした。グラントリノはデクが自ら答えを得るように導きます。そうしてデクは、常に身体中に5％のワン・フォー・オールを纏わせておく「ワン・フォー・オール・フルカウル」を会得します。

授業で必殺技を編み出すこととなりデクは悩みます。そこでオールマイトは、デクがオールマイトの戦闘スタイルに捉われていることを指摘します。このアドバイスを聞いたデクは、キックをメインにした攻撃技「ワン・フォー・オール・フルカウル・シュートスタイル」を編み出します。これによってダメージの蓄積した腕への負担を減らすことができるようになります。

死穢八斎會（しえはっさいかい）の若頭・オーバーホールが少女・壊理の体を研究に使っていることが明らかになり、ヒーローは死穢八斎會のアジトに突入します。作戦に参加したデクは、最終局面でオーバーホールと対峙し激しく交戦します。そこでデクはワン・フォー・オール・フルカウルの出力を20％まで上げることに成功します。

文化祭が開催される当日、厳戒警備を敷かれる雄英高校に迷惑動画配信者のジェントルが侵入しようとします。それを発見し阻止しようとしたデクは交戦し、ジェントルに「デラウェアスマッシュ・エアフォース」を繰り出します。これはワン・フォー・オールの15％以上の出力で指を弾き、空気砲を撃ち出す技です。発明科の発目明が開発したグローブによって指向性を得ています。

デクが歴代ワン・フォー・オール継承者から受け継ぐ六つの個性・能力を紹介します。「力をストックし他人に譲渡する」個性だと考えられてきたワン・フォー・オールですが、実は力だけでなく歴代継承者の個性もストックされていることが明らかになります。

ワン・フォー・オールの歴代継承者から受け継いだ個性の中で、すでにデクが発現させている個性や能力を紹介します。ワン・フォー・オールの歴代継承者はデクと初代を除くと7人おり、そのうち8代目のオールマイトは無個性であることが明らかになっています。残り６つの個性のうち、現在デクが発現させている個性・能力は下で紹介する三つです。

デクが発現させているワン・フォー・オールの個性・能力を紹介します。一つ目は「黒鞭」です。これはスキンヘッドの男性から受け継いだ個性で、手から黒い鞭を出し操ることができます。これはA組とB組の対抗戦で初めて発動しました。その時点ではコントロールしきれず暴走状態になってしまい、C組の心操人使に洗脳の個性をかけてもらって暴走を止めました。

デクが発現させているワン・フォー・オールの個性・能力を紹介します。二つ目は「浮遊」の個性です。これは7代目継承者の志村菜奈の個性です。覚醒した死柄木弔との戦いで発動させました。空中に浮くことができます。

デクが発現させているワン・フォー・オールの個性・能力を紹介します。三つ目は「危機感知」の個性です。これは4代目継承者の四ノ森避影の個性です。覚醒した死柄木弔との戦いで仲間の爆豪勝己が負傷したことをきっかけに発動しました。

すでに発現しているワン・フォー・オールから受け継いだ個性を紹介したところで、次にデクにこれから発現する個性を考察していきます。ワン・フォー・オールの中に眠っている個性は六つあると言われており、現在三つがすでに発動しているので、残りは三つとなります。

デクがこれから発現させるワン・フォー・オールの個性・能力を考察します。一つ目に考えられるのは「未来を変える」個性です。理由としては、死穢八斎會の若頭・オーバーホールとの戦いでデクが未来を変えたことが挙げられます。この時サー・ナイトアイは個性「予知」でデクがオーバーホールに敗れて死ぬ未来を見ていました。

それまでサーの予知は外れたことがなく、サーは未来を変えられないとして諦めていましたが、結果はデクの勝利でした。この時サーは何が起きたかは完全に理解できないものの、デクを筆頭にヒーローたちの諦めない強い想いがエネルギーになって収束した結果だと考えました。しかしそれがデクの中に眠るワン・フォー・オール継承者の個性だとするならば説明がつきます。

デクがこれから発現させるワン・フォー・オールの個性・能力を考察します。二つ目に考えられるのは、治癒系の個性です。これはワン・フォー・オールの個性をより強力にする場合、戦闘能力はすでに最高クラスであるため、治癒の能力があればより強くなれると考えられるからです。

デクがこれから発現させるワン・フォー・オールの個性・能力を考察します。三つ目に紹介するのは硬化系の能力です。これはヒロアカが影響を受けているアメコミに登場するスーパーマンの中に、硬化の能力を持つ者がいることが理由です。硬化することで破壊力も防御力も上げられると考えられます。

デクの本当の個性について考察する上で重要になってくるのが、両親の個性です。ここではデクの両親の個性について考察します。謎の多いデクの父親についても現在判明していることを紹介するので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ヒロアカに登場するデクの母親を紹介します。デクの母親は本名が緑谷引子、個性はものを引きつける能力です。性格は愛情深く心配性で、息子のデクのことをいつも気にかけています。デクが無個性だと判明した時に夢を応援してあげられなかったことを後悔しており、雄英に入学が決定したときは喜んでいました。しかしデクの度重なる大怪我に心を痛め、オールマイトに雄英に通うことを反対するような芯の強さも持っています。

ヒロアカに登場するデクの父親を紹介します。ヒロアカの物語にデクの母親は度々登場しますが、反対に父親に関してはほとんど触れられていません。現在判明している情報は本名は緑谷久であること、個性は火を吹くこと、海外に単身赴任中であることの三つです。顔も明らかになっていません。

デクの父親は回想においても登場せず、意図的に情報を伏せられている可能性があります。その場合デクの父親は、ヒロアカにおける重要な役割を果たす人物であることも考えられます。頼もしいヒーロー側として登場することも考えられますが、実はデクに敵対するヴィラン側の人間だったという可能性もあります。今後の展開に注目です。

ヒロアカのデクが闇落ちしたと言われている噂について紹介します。ヒーローによるヴィラン連合のアジト襲撃作戦が決行され、覚醒した死柄木弔を筆頭にヴィランたちは激しく抵抗しました。結果ヒーロー、ヴィラン側共に甚大な被害が出たうえ、ワン・フォー・オールの秘密がヒーロー側に露見してしまいます。

場面は移り変わり4月、2年性に進級するはずだったデクは雄英高校を去っていました。理由はワン・フォー・オールを狙って死柄木弔たちが襲ってくる危険に仲間を巻き込まないためでした。またワン・フォー・オールの力を狙ってヒーロー側の中での争いが起きることを避けたと考えられます。街中で暴れるヴィランを見下ろしたデクは、光のない目で「でっけー敵」と呟きました。この虚ろな姿が「闇堕ちした」と言われている理由です。

闇堕ちしたと言われるデクのこの「でっけー敵」というセリフは、ヒロアカ1話のオマージュであると考えられます。1話では目を輝かせて民衆の中からヴィランを見つめていたデクが、現在は虚な目で同じセリフを言うことでその差が対比され、デクの身に起こったことの重さが伝わってきます。ヴィラン連合アジト襲撃から4月までにデクの身に何が起こったのか、今後の展開に注目が集まります。

ヒロアカの最終展開を予想するツイートです。デクが幼少期に無個性だと診断された医者がヴィラン側の人間で、個性を奪われたのではないかと推測されています。

デクの父親の情報があまりにも出てこないことを疑問に思うツイートです。海外赴任中にしてもデクが大怪我をしても全く帰ってきたり連絡を取ったりという描写もなく、何かしら理由があると推測されます。

デクが両親から個性を受け継いでいたら強かったのではないかと想像するツイートです。他にもデクの本当の個性は両親の個性が混ざったものではないかと推測する意見が多く見られました。

ヒロアカに登場するデクの本当の個性や、奪われたとする説を考察しました。またデクがワン・フォー・オールから受け継いだ六つの個性・能力や、デクの両親についても紹介しました。このまとめでデクの本当の個性に興味を持った方は、ヒロアカのコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？