【戦姫絶唱シンフォギア】エルフナインの声優は誰？名前の意味や性別・正体も解説

エルフナインは「戦姫絶唱シンフォギアGX」から登場するキャラクターで、見た目や話し方がかわいいと評判です。かわいいだけではなく、芯の強さややさしさ、大胆さを持ち合わせていて響たちを支えるキャラクターとして描かれています。今回は、そんなエルフナインのかわいいところのほかにキャロルとの関係性や性別といったことのほかに、声優の久野美咲さんについて詳しく紹介します。

戦姫絶唱シンフォギアは音楽プロデューサーである上松範康が原作を担当するテレビアニメシリーズで、2012年から2019年まで全部で5期製作されました。テレビアニメシリーズだけではなく、ソーシャルゲーム・漫画・パチンコ・パチスロといったメディアミックスをしている人気作品です。また、歌がテーマのひとつになっていてOP・EDのほかに多数のキャラソンや挿入歌があり話題となっています。

エルフナインがはじめて登場する「戦姫絶唱シンフォギアGX」のあらすじを紹介します。超常災害対策機動部タスクフォースS.O.N.G.として活動をはじめるシンフォギアたちの前に新しい脅威が現れます。それは、自動人形を率いる錬金術師のキャロル。世界解剖計画「万象黙示録」を目的とするキャロルの脅威から、人々を守るためにシンフォギアたちは戦います。

エルフナインは「戦姫絶唱シンフォギアGX」の敵であるキャロルとそっくりの風貌で、超常災害対策機動部タスクフォースS.O.N.G.の一員として活動します。エルフナインにはキャロルにまつわる秘密がありますが、それについては「エルフナインの名前の意味や性別・正体」の項で紹介します。エルフナインは内向的でおどおどとした話し方をしますが、いざというときは思い切った行動をとれる強さを持ち合わせています。

超常災害対策機動部タスクフォースS.O.N.G.では技術分析を担当し、シンフォギアのメンテナンスや分析をはじめさまざまなサポートをします。

「戦姫絶唱シンフォギアGX」ではじめて響たちと出会ったときのエルフナインは、キャロルの部下であるオートスコアラーのレイア・ダラーヒムから逃亡中でした。そのためかおどおどした雰囲気が強く、S.O.N.G.加入後もしばらくおどおどした気弱な性格で描かれることが多いキャラクターです。そんなエルフナインですが、意外と大胆な性格と言われることがあるようです。

大胆と言われる理由の一つはエルフナインの格好です。響たちと出会ったばかりのころは、コートの下はパンツという格好で逃亡していました。またキャロルたちと戦う決意をしたあとのエルフナインは、自分を危険にさらしてでも大胆な行動をとるシーンが描かれています。

エルフナインの性格として、働き者なことが挙げられます。しかもただの働き者というだけではなく、過労死してもおかしくないほどの働き者です。エルフナインがS.O.N.G.とともにキャロルと戦う決意をしたあとに、強力なキャロルやオートスコアラーに対抗すべくプロジェクト・イグナイトを企画してシンフォギアの強化を目指します。このときのエルフナインは、寝るまも惜しんで働き続けました。

また、キャロルとの戦いが終わったあとはS.O.N.G.の一員として錬金術師として知識面からサポートしていきます。在庫がなくなってしまったLiNKERの再開発や、イグナイトモジュールの汚染対策といったことはエルフナインがいなければ難しかったのではないかと言われています。

戦姫絶唱シンフォギアシリーズでエルフナイン役を演じるのは声優の久野美咲さんです。久野美咲さんが声優デビューしたのは2003年に韓国映画「ボイス」の吹替です。アニメ声優として本格的に活動を始めたのは2010年ころからで、さまざまなアニメのキャラクターを演じています。久野美咲さんの声優としての特徴は、エルフナインのようなかわいいキャラのほか、「七つの大罪」のホークのようなマスコットキャラを演じることです。

声優の久野美咲さんの主な出演作品を紹介します。まず紹介するのは「ログ・ホライズン」のセララ役です。ログ・ホライズンは「小説家になろう」で橙乃ままれさんが連載している小説が原作で、MMORPGのルールが現実化している剣と魔法の世界「エルダー・テイル」が舞台です。2013年にアニメ化された「ログ・ホライズン」は、2021年から第3期が放送されました。

久野美咲さんが演じるセララは、エルフナインのようにかわいいキャラクターのひとりです。おっとりとした性格で、職業は癒しの魔法が得意な森呪遣い(ドルイド)です。ススキノでギルド「ブリガンディア」に追われていたセララはにゃん太に救われます。そのころからにゃん太に思いを寄せているシーンが数多く描かれています。

続いて紹介する久野美咲さんの主な出演作品は、「七つの大罪」のホーク役です。「七つの大罪」は週刊少年マガジンで連載されていた鈴木央さんが作者の人気作品で、アニメ化・劇場版・ゲーム化といったメディア展開されています。

久野美咲さんが演じるホークは、「七つの大罪」のマスコット的なキャラクターです。かわいい豚のホークですが、どうして豚が話すのかは謎のままです。しかし、作中で煉獄出身ということが判明したホークは、それが理由で人の言葉を話せるのではないかと言われています。また、かわいいマスコットという枠にはまらず、作中で熱い活躍を見せてくれるキャラクターです。

続いて紹介する久野美咲さんの主な出演作品は、『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜』の綾里春美役です。『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜』はカプコンの人気ゲームシリーズ「逆転裁判」のアニメ化で、2016年から第1期、2018年から第2期が放送されました。逆転裁判シリーズはアニメのほかにドラマ化・舞台化のほかに、宝塚歌劇団で上演されたことがあります。

久野美咲さんが演じる綾里春美は、綾里真宵の従妹で「はみちゃん」という愛称で呼ばれています。初登場したのは「逆転裁判2」で8歳でしたが、かわいい風貌ですがそのころから霊媒に成功するという才能をもっています。従妹の綾里真宵を慕っている春美は、「真宵は成歩堂の想われ人」と勘違いしていて、成歩堂を真宵の立派な相手になってほしいと考えて行動します。

ここからはエルフナインの意味や性別・正体について紹介します。まずは、エルフナインの名前の意味から説明します。エルフナインはドイツ語の「elf」と「nein」を合成してつくられた名前で、「elf」は数字の11を表し、「nein」は英語の「no」と同じく「いいえ・否定」といった意味があります。ちなみに、公式ホームページのストーリー紹介で「廃棄物11号」にエルフナインとルビが振られています。

このことから、識別番号がそのまま名前になり「エルフナイン」と呼ばれるようになったのではないかと言われています。

エルフナインの一人称は「ボク」ですが、それだけで性別がわかるわけではありません。かといって、性別が女性というわけでもありません。実はエルフナインは普通の人間ではないホムンクルスのため、性別自体がないとされています。また、戦姫絶唱シンフォギアシリーズ中でエルフナインの性別について言及するシーンは描かれていません。

ちなみに、戦姫絶唱シンフォギアシリーズのなかでエルフナインは女性ものの服を着ていることが多いです。また、響たちS.O.N.G.のメンバーと一緒にお風呂に入ったりしているように仲間からは性別が女性として扱われています。

エルフナインはキャロルが作り出したホムンクルスです。キャロルの正体は数百年前の欧州で生まれた錬金術師で、自らが作り出したホムンクルスに記憶を転写複製することで現在まで生き続けた存在です。エルフナインはそんなホムンクルスの1体で、キャロルが自分の記憶を複製するほどの完成度ではないという理由で廃棄予定の存在でした。

そのため、キャロルの分身のような存在ですが失敗作だったものがエルフナインだと言えます。ちなみに、エルフナインが失敗作だった理由はキャロルに存在する右目の泣きボクロが存在しないデッドコピーだったからです。また、戦姫絶唱シンフォギアGXのラストで2人は1つになりますがそれについては次の項で紹介します。

エルフナインがもっとも大きくストーリーに絡んだのは戦姫絶唱シンフォギアGXです。戦姫絶唱シンフォギアGXではアルカ・ノイズとオートスコアラーという大きな脅威に立ち向かうべく、シンフォギア強化計画「Project IGNITE(プロジェクトイグナイト)」を実行しました。また、キャロルと同じ体をもつエルフナインはそれを利用され、自覚がないままキャロルのスパイのような存在になってしまいました。

これを知ったときにエルフナインは自分を罰してほしいと願い出ますが、それをまったく責めないい風鳴弦十郎たちのやさしさに触れてキャロルたちとの戦いの結末を見守る決意を固めます。また、エルフナインはこの騒動が終わるときに死に瀕していました。死にたくないと願ったエルフナインの前に現れたのはキャロルで、2つの命を1つにすることで生き延びることに成功します。

「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」でエルフナインはS.O.N.G.を錬金術師としてサポートする立場で、専属研究者のようなポジションにいます。知識面でのサポートをしながら、難しい用語や専門用語の解説者のような存在です。また、キャロルと一体化したことでエルフナインの髪型や髪の色がキャロルとそっくりになったことが特徴です。

研究者としては、LiNKERの再開発で問題になっていた部分を解決したりイグナイトモジュールの汚染対策をしたりと、さまざまな面で活躍しています。

S.O.N.G.の技術担当として相変わらずの忙しい日々を過ごしていたエルフナインですが、ノーブルレッドのテロ行為に立ち向かっている途中で待機命令が出てしまいます。しかしこれはエルフナインの身柄を確保することが目的の罠で、未来とともに拉致されてしまいます。そんなエルフナインを救ったのは、オートスコアラーたちと疑似人格として再生したキャロルでした。

アニメ第5期の「戦姫絶唱シンフォギアXV」にはキャラクターたちがカラオケに行くシーンが描かれています。そのなかで、久野美咲さんが演じるエルフナインが歌ったのは1971年に発売された尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」でした。そんな久野美咲さんの歌声がかわいいという声のほかに、懐メロをチョイスしたことに驚いたという感想がたくさんありました。

エルフナインがかわいいという感想だけではなく、声優の久野美咲さんの声がかわいいという感想がたくさんあります。久野美咲さんのファンの方はエルフナインだけではなく、ログ・ホライズンのセララのようなかわいいキャラクターのことが好きという感想が多いです。

久野美咲さんはエルフナインをはじめかわいい声のキャラクターを演じることが多く、その声質が好きというファンがたくさんいるようです。また、久野美咲さんの声がかわいいだけではなく演技力があり上手だという感想がありました。

戦姫絶唱シンフォギアシリーズに登場するエルフナインと、エルフナイン役を演じる久野美咲さんについて紹介しました。エルフナインは気弱でおどおどした性格にみえますが、大胆なところがありS.O.N.G.のサポート役として大活躍します。エルフナインに注目して、シンフォギアシリーズを視聴してみてはいかがでしょうか?