【ジョジョ】羽伴毅の性格とスタンド能力は？ラスボス説や元ネタも調査

ジョジョ8部こと「ジョジョリオン」に登場する羽伴毅とは、表向きはTG大学病院に勤務する外科医であり、その正体は、大学病院の秘密部屋でロカカカの研究を行う岩人間です。以下では、東方密葉の担当医として、東方家にも脅威を与えたジョジョリオンの敵キャラ・羽伴毅のプロフィールと性格、羽伴毅のスタンド「ドクター・ウー」の能力と名前の元ネタ、ジョジョ8部のラスボス候補や活躍シーンなどを紹介します。

ジョジョ8部こと「ジョジョリオン」は、漫画家・荒木飛呂彦先生の人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の第8作目にあたる作品です。ジョジョリオンは、2011年～2021年4月現在まで「ウルトラジャンプ」にて、短期集中連載されており、単行本は2021年4月時点で、計25巻が刊行されています。

「呪いを解く物語」をテーマに掲げるジョジョ8部（ジョジョリオン）の舞台は、Part4「ダイヤモンドは砕けない」と同様に、M県S市にある杜王町とされています。しかし、ジョジョ8部及び4部の世界観は、まったくの別物とされ、原作者・荒木先生によると「一種のパラレルワールド」等と説明されています。

2011年に発生した大震災により、杜王町には巨大な隆起物「壁の目」が出現し、記憶を失った謎の青年が発見されます。彼は、地元の名家に引き取られ、東方定助と名乗ります。わずかな情報を手掛かりに自身の正体を模索する定助は、東方家の長男が発症する奇病や、ロカカカの実の存在を知り、やがて新ロカカカを巡る争奪戦に身を投じていきます。

ジョジョリオン・羽伴毅は、整形外科・美容皮膚科を専門とするTG大学病院の医師です。出身大学は、TG大学医学部で、医師国家資格を取得済みです。羽伴毅の正体は、岩人間とされ、表向きの生年月日は、1978年生まれの33歳、身長・体重は、185cm/79kgとされているものの、実際の年齢は70歳を超えていると推定されています。

また、人間世界では日本国籍・戸籍も取得しており、かつ一度も税金を滞納したことがない等、他の岩人間に比べて社会に溶け込んでいることも特徴です。正体が岩人間なので、食事は、高濃度ケイ素入りのサプリ水と分厚い海苔を摂取しています。

TG大学病院の外科医として働く一方、裏では、病院内の秘密部屋でロカカカの研究栽培や、ロカカカの実の接種時に起きる等価交換の解明を行なっています。また、自身の担当患者である東方密葉を通じて、東方家の情報を探っていましたが、計画の失敗や東方定助に敗れ、死亡しました。

ジョジョリオンでは、「ドクター・ウー」の通称で知られる羽伴毅の性格は、知的かつ冷静沈着である一方、独善的な考えも持っています。また、「予測できる失敗には近づかない」ことを信条としており、今までに一度した経験が無いとも言われています。TG大学病院では、「DocToR」のネームプレートを白衣のあちこちに付けるなど、奇妙な行動も見られます。

以下では、ジョジョリオンの敵キャラ・岩人間の羽伴毅のスタンド・ドクター・ウーの能力や強さ、羽伴毅の名前や元ネタについて紹介します。

羽伴毅のスタンド能力「ドクター・ウー」は、本体である羽伴毅と一体化したスタンド像を持たないスタンドであり、自身の身体を細かく分解し、対象者の肉体と同化して操ることができる能力です。ドクターウーは、他者の肉体と連動することでスタンドを操ることも可能です。しかし、ある程度のパワーを持つには、破片サイズが必要とされ、それ以上細かく分解するとパワーが劣るデメリットが生じます。

ドクター・ウーは、粉状まで分解することで、異物として対象者の身体に侵入し、人体アレルギーとして対象者にダメージを与えることもできます。例えば、くしゃみや目蓋の充血など軽度のアレルギー反応から、筋肉を縮ませるなどの重度の拒否反応を起こさせ、ショック症状にみせかけて相手の戦意を喪失させます。

そのため、羽伴毅の担当患者だった東方密葉は、ドクター・ウーの能力によって身体を乗っ取られる事態に直面しましたが、彼女の怪しんだ康穂に見破られ、作戦を失敗しています。また、羽伴毅のドクターウーは、ロカカカの実の等価交換により生じる脳への影響も、このスタンド能力を用いることで防ぐことができ、TG大学病院内では、医療技術として密かに用いられています。

ジョジョリオン・羽伴毅（うーともき）の名前やスタンド名の元ネタは、Steely Danの「Doctor Wu」です。また、曲名「Doctor Wu」にも由来があり、メンバーの1人・ウォルター・ベッカーの治療を担った鍼灸医ドクター・ジン・ニュアン・ウーと言われいます。ちなみに、「ウー」の漢字表記は「呉」ですが、ジョジョリオンでは「羽」という漢字が充てられています。

TG大学病院サイドの岩人間であり、東方密葉の担当医である羽伴毅は、ロカカカの実の実験や東方家への暗躍、特殊な能力を持ったスタンド能力から、一部ではジョジョ8部のラスボス候補にも浮上しました。以下では、ジョジョリオン・羽伴毅のラスボスの真相や、活躍シーンを紹介します。

ジョジョリオンのラスボスについて、荒木飛呂彦先生は、2018年発売の雑誌インタビューにて、作者自身もジョジョリオンの今後の展開がどうなるのか、予測できないと話しています。荒木先生のインタビュー内容からは、ラズボスの概念がないまま物語が終わる可能性も示唆させ、作者自身も予測不可能な展開は、多くの関心を引き寄せています。

一方、ジョジョリオンのラスボス候補として、一部では、TG大学病院の医師・羽伴毅の名も浮上しました。しかし、ジョジョリオンでは、羽伴毅の死亡シーンが描かれたことから、羽伴毅＝ラスボス説は否定されています。

登場初期は、TG大学病院の外科医として、東方密葉の診察・治療を行なっていた羽伴毅でしたが、物語が進むごとに、密葉に治療と称して実験台にしたり、彼女を通じて東方家の情報を得ようと暗躍していました。、また、東方果樹園にて火災が発生した時には、救急隊員を装って現場に駆けつけ、東方家の情報収集に着手していたプアー・トムを殺害しています。

以下では、ロカカカの実の実験や東方家への暗躍、魅力あふれるキャラクター性が注目された、ジョジョリオンの羽伴毅に関する感想や評価を紹介します。

筋金入りのジョジョファンの間でも評価が分かれるジョジョ8部こと「ジョジョリオン」について、一部では敵キャラの設定の薄さも指摘されています。一方、ジョジョリオン・後半から登場した羽伴毅について、ファンからは久しぶりの正統派イケメンの登場を喜ぶ声や、羽伴毅がラスボスではないかと考察する投稿も見られ、ジョジョファンから、多くの注目を集めました。

特殊な能力を持ったドクター・ウーの発現や、ロカカカの研究、東方家の情報を探るなど、これまでの敵キャラにはみられなかった怪しい動きが見られた羽伴毅は、ジョジョ8部のラスボス候補として注目されていました。しかし、羽伴毅は、東方定助に倒されたことで、物語から退場を余儀なくされましたが、一部のファンからは羽伴毅をラスボスにしてほしかったとの感想も見られ、羽伴毅への注目の高さがうかがえます。

ジョジョシリーズのラスボス戦と言えば、一筋縄ではいかない最強のスタンド能力に対して、どのように攻略していくかが見どころであり、主人公とラスボスの戦いを盛り上げています。そして、一時は羽伴毅との戦いも予想された、ジョジョリオンのラスボス戦も、攻略不可能と思われるラスボスの能力に対して、主人公・東方定助がどのような突破口を見いだすのか、結末ラストまで目が離せないと言われています。

ジョジョ8部ことジョジョリオンの羽伴毅のプロフィールや性格、スタンド・ドクター・ウーの能力や元ネタ、ジョジョ8部での活躍などを紹介しました。TG大学病院の外科医として勤務する羽伴毅は、ロカカカの実の実験や東方家との関係から、一時はジョジョ8部のラスボス候補として注目されました。東方定助に倒され退場を余儀なくされた羽伴毅でしたが、ミステリアスさとかっこいい魅力で、ファンの人気を集めています。