【ぼくらの】カンジはアンコのことが好き？アニメと原作で設定が違う？

カンジとアンコとは、人気SF漫画作品「ぼくらの」に登場するキャラクターで、ゲームに参加する15人の子供たちの内の二人です。ここでは、ぼくらののカンジについて、アンコの事が好きなのか？原作漫画とアニメとの違いについてまとめていきます。まず、ぼくらのの作品情報を紹介します。

ぼくらのは、日本の漫画家・鬼頭莫宏による漫画作品です。シリアスで残酷な内容と展開が話題を呼んだ作品で、2004～2009年の間、月刊IKKIにて連載されていました。ストーリーが悲壮な「鬱漫画」として注目され、アニメ版や小説版も人気を博していました。2010年には文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しており、高い評価を獲得している漫画作品です。

ぼくらののあらすじを紹介していきます。夏休みの間、自然学校に参加していた個性豊かな少年少女達は、海岸で謎の男に出会います。15人の少年少女達は、謎の男にゲームに誘われ参加する事にします。ゲームの内容は「巨大なロボットに乗って敵と戦う」というものでした。最初はただのテレビゲームだと思っていた子供達でしたが、本当にロボットでの戦闘が始まります。その後、子供たちは残酷な戦いの真相を知る事となります。

ぼくらのに登場する、カンジのプロフィールを紹介していきます。カンジは、本名を吉川寛治という中学一年生の少年です。ジ・アースのパイロットの中は、最も背の高いキャラクターでした。お調子者といった明るい性格をしており、冗談をいったりふざける事も多いカンジですが、実は優れた洞察力も持っていてチームのリーダー格と言った少年です。

ぼくらのに登場するアンコは、本名を往住愛子という少女です。中学一年生で、父親はニュースキャスターをしています。感情をはっきり表わす性格をしており、アイドルを目指している可愛いキャラクターです。

ぼくらのに登場する、カンジとアンコの関係について紹介していきます。カンジは明るく冗談を良く言う飄々とした性格の男の子です。ぼくらの作中では、カンジはよく下ネタをアンコに言ってはからかっている姿が描かれていました。カンジはアンコの事を好きで、「好きな子をいじめる」という男子らしい行動をとっていました。

原作漫画では、カンジが好きな女の子・アンコをからかうような関係として描写されていました。アニメ版では、カンジがアンコを好きな部分は共通していますが、アンコもカンジが好きで両想いという関係となっていました。

ぼくらの作中に登場する重要キャラクターにウシロという人物がいます。ウシロは冷静で無口なキャラクターで、自分勝手な振る舞いもしていますが、カンジの事は唯一の友達と思っていました。原作漫画では、カンジとウシロは幼馴染であり、お互いを案じている信頼感のある関係です。アニメ版でも友人同士ですが幼馴染と言う設定ではなく、小学生の時の自然学校で出会った友達となっていました。

ウシロは妹に亡くなってしまった母の姿を重ねており、妹に暴力を振るっていました。カンジはそんなウシロを気にかけていました。ぼくらの作中で、巨大ロボット「ジ・アース」のパイロットとなったカンジ達でしたが、実はウシロは契約を結んでおらず、カンジだけにこの事を明かしていました。カンジはそんなウシロに、マチに気をつけるように言い残しています。

ぼくらのに登場するカンジは、原作漫画とアニメとでは設定が大幅に違っています。まず、原作漫画でのカンジを紹介していきます。原作漫画のカンジは、幼馴染であるウシロの家庭環境を知っている友人で、ウシロの事を気にかけていました。原作漫画ではカンジはゼネコンに努める設計士の両親がいます。沖天楼という超高層ビルを設定する仕事に携わったカンジの両親でしたが、強度を偽装するように密かに命令されてしまいます。

沖天楼は完成したのですが、強度偽装の件で精神を病んでしまったカンジの母親は沖天楼から投身自殺してしまいます。カンジもジ・アースの12人目のパイロットに選ばれてしまい、多くの犠牲を払いながら勝利しました。戦いの後、沖天楼の上でカンジも息を引き取りました。

ぼくらののアニメでは、途中で原作漫画のエピソードに追いついてしまった事から、大幅に展開が異なるオリジナルストーリーとなっています。アニメでのカンジは、ゼネコンの設計士ではなく認知工学研究所で働いている母親がいました。ジ・アースとの契約を解除する方法が母親のいる沖天楼にあるとウシロに伝え、沖天楼を守るために戦っていました。

アニメ・ぼくらので、カンジの声を担当した声優情報を紹介していきます。カンジの声優を務めたのは、野島健児です。野島健児は1976年3月16日生まれ、血液型はA型の日本の男性声優です。声優の他にも、ナレーターや歌手として幅広く活躍している人物です。所属事務所は、青二プロダクション。「のじけん」という愛称で知られています。

爽やかなイケメンキャラクターから悪役まで、非常に幅広い役どころを演じている演技派として人気の野島健児。声優・野島健児のデビュー作は、1996年に放送された「ゲゲゲの鬼太郎」でした。

アンコのアニメ声優を務めたのは、牧野由依です。牧野由依は1986年1月19日 生まれ、三重県出身の日本の女性声優です。ピアニストや歌手としても活躍している人物です。元子役としても活動していた牧野由依は、アミューズに所属して活動しています。所属レコード会社はテイチクエンタテインメント（インペリアルレコード）です。

ぼくらののカンジとアンコに関する感想や評価をいくつか紹介していきます。まず、カンジとアンコに関しては、この二人のカップルが好きだと言う感想が多くなっています。カンジとアンコの組み合わせは、原作漫画とアニメ版で関係性が少し異なっているのですが、どちらのバージョンでも人気のあるカップルでした。カンジとアンコのエピソードは、原作漫画とアニメ版とで違った楽しみ方が出来るようになっていました。

カンジとアンコは、原作漫画だと特に明確な恋愛関係ではありませんでした。しかし、アニメ版だと二人は両想いという設定になっている為、原作漫画の内容を知っている人がアニメ版を見ると二人の関係に驚く事になります。また、逆にアニメ版しか見ていない人は、原作漫画でのカンジとアンコが別に両想いではないという事実に驚いていました。

ぼくらののカンジとアンコは、原作漫画では恋愛関係ではありませんでした。アニメ版では関係性が改変されて、両想いという設定になったカンジとアンコ。原作漫画のファンの中には、この二人がカップルになったのが良かったと評価している人もたくさんいました。鬱展開が続くぼくらのでしたが、カンジとアンコのエピソードはとても感動すると話題となっていました。

ここでは、ぼくらののカンジとアンコとの関係をまとめています。原作漫画では、カンジが好きなアンコをからかって反応を楽しむという姿が描かれていました。漫画版だと特に明確に恋愛関係ではなかったカンジとアンコでしたが、アニメ版ではカンジとアンコは両想いという設定になっています。

原作漫画とアニメでは、カンジというキャラクター自身も設定が少し異なっていました。カンジと友人ウシロとの関係も説明しています。是非、ぼくらのの頼もしいリーダー・カンジの活躍シーンをチェックして、原作漫画とアニメとの設定の違いにも注目して見て下さい。