【ぼくらの】ウシロの皆殺し計画とは?あらすじや結末をネタバレ解説

近未来の日本を舞台にしたロボットアニメ【ぼくらの】。15人の主人公が地球を守るため、巨大ロボットを操作して敵と戦っていく様子が描かれており、アニメ放送時はかなりインパクトを与え話題となったようです。作中に登場する「皆殺し計画」は、計画名だけでも強烈なインパクトがあります。この皆殺し計画を実行に移した人物がウシロです。ここでは、アニメ版【ぼくらの】と原作版でのウシロの人物像や「皆殺し計画」の詳細、あらすじと結末までを紹介しています。

【ぼくらの】ウシロの皆殺し計画とは?あらすじや結末をネタバレ解説のイメージ

目次

  1. 【ぼくらの】とは?
  2. 【ぼくらの】のウシロの皆殺し計画とは?
  3. 【ぼくらの】のあらすじや結末をネタバレ
  4. 【ぼくらの】に関する感想や評価
  5. 【ぼくらの】のウシロの皆殺し計画とは?まとめ

【ぼくらの】とは?

SF漫画【ぼくらの】はシリアスでインパクトが大きかったため、多くの読者に衝撃を与えた作品です。ここでは、【ぼくらの】に登場するウシロという人物に焦点を当てて紹介していきます。彼が実行した「皆殺し計画」とは何か、はたまたなぜ皆殺しをしなくてならなかったのか?その理由までを具体的に紹介していきます。それでは、まず【ぼくらの】の作品情報をご覧ください。

【ぼくらの】はロボットアニメ

【ぼくらの】は2007年4月にテレビアニメ化されたロボットアニメです。舞台は近未来の日本となっており、謎の超人的な技術で作られたロボットを主人公である少年少女たちが操り、地球を守るために戦っていきます。1話ごとに1人の子供に焦点を当てた物語が展開され、子供たちが極限状態の中で自らの人生や家族、社会とのつながりなどを問い直していきます。

【ぼくらの】原作は小学館の漫画

テレビアニメ化される前の【ぼくらの】は、小学館の月刊誌で連載されていた鬼頭莫宏による漫画作品でした。2004年から2009年にかけて連載され、単行本が全部で11巻刊行されています。また、小説版も登場しており、全部で5巻刊行されています。アニメ放送後の2010年には「文化庁メディア祭マンガ部門」で最優秀賞を受賞するなど高い評価を受けており、アニメ放送当時はインパクトの強さでかなり話題となったようです。

ぼくらの:アニメ版公式サイト - GONZO

【ぼくらの】のウシロの皆殺し計画とは?

【ぼくらの】に登場したウシロの「皆殺し計画」。計画名だけでもかなりインパクトが大きいのですが、皆殺し計画とはどのようなものでしょうか?ここでは、ウシロが登場するアニメ【ぼくらの】と原作【ぼくらの】にわけて、それぞれの人物像、皆殺し計画の全貌、皆殺しをおこなった理由などを紹介していきます。

ウシロとは?

ウシロのアニメの人物像

【ぼくらの】のアニメに登場するウシロは、原作に比べると表情が豊かで社交的な人物となっているのですが、カナに対して暴力を振るうこともあるので、そこは原作と変わりません。ただ、カナを気遣う場面もあるので、多少は違うと言えるでしょう。そして原作と大きく違うのは、初めの部分です。物語序盤から契約をしており、仲間の死を乗り越えつつ成長していく様子が描かれています。

ウシロの原作の人物像

【ぼくらの】の原作に登場するウシロは、メガネを付けている男の子です。アニメでの社交的なウシロとは違って冷静沈着であり、愛嬌がなく常に無表情です。そして頭の回転がはやく聡明な人物として描かれているのですが、やはりその分警戒心が強く、幼馴染のカンジ以外にはあまり心を開いている様子が見られません。

アニメと同じく、妹・カナに暴力を振るう様子が描かれていますが、その妹が実の母親ではなかったり、ウシロが産まれたことで母が死んでしまったりと、かなり家庭環境が複雑です。また、アニメでは初めから契約しているのですが、原作ではゲームに興味がないため契約していません。

ウシロのアニメ声優

【ぼくらの】のウシロでアニメ声優を務めたのは「皆川 純子(みながわ じゅんこ)」さんです。性質が低く、男の子役を得意としているようで、これまでのテレビアニメでは『PandoraHearts』のオズ=ベザリウス役や『テニスの王子様』の越前リョーマ役、『.hack//黄昏の腕輪伝説』のシューゴ役などの少年役で主役を演じています。

ウシロが実行した計画

原作【ぼくらの】のウシロは戦闘で「皆殺し計画」を実行しています。「皆殺し」といった物騒な計画名となっているのですが、実はこれを実行しなければ戦闘が終わらないという事情があったのです。

皆殺し計画を実行した理由

原作【ぼくらの】で「皆殺し計画」を実行した理由には、敵のパイロットが戦闘中に逃げ出すという背景がありました。これには、敵による計画が絡んでいたのです。敵チームがウシロ戦で臨んでいたことは、勝利ではなく地球に住む人々を道連れにするというものでした。

この計画にはまってしまったウシロは、勝利するために相手のパイロットを探し出し、皆殺しをするしか選択肢がなく、結局嘔吐しながらも敵がいる地球で皆殺しをおこなうことなります。カナに対しては暴力を振るい、他人の痛みが分からなかったウシロですが、物語が進んでくにつれて彼は成長していました。皆殺しという行為に苦悩している様子が描かれており、読者をとても切ない気持ちに誘っています。

【ぼくらの】のあらすじや結末をネタバレ

【ぼくらの】に登場するウシロがおこなった「皆殺し計画」の詳細を紹介してきましたが、皆殺しをおこなった理由には、決して彼が残忍な人物ではないことが明らかになりました。ここでは、ウシロの結末についてアニメ【ぼくらの】と原作【ぼくらの】に分けて紹介していきます。それではまず【ぼくらの】のあらすじをご覧ください。

【ぼくらの】のあらすじ

ここではアニメ【ぼくらの】のあらすじを紹介します。夏休み、自然学校に参加していた15人の少年少女たちが、不思議な男と出会ったことによりあらすじが展開されていきます。その男は、少年少女たちに対して自分が作ったゲームをしないか、と言いました。ゲームの内容は、無敵の巨大ロボットで強大な敵から地球を守るというもの。

それを聞いた子供たちは、ただのゲームだと思いゲームの契約をします。その夜、さっそく巨大なロボットと敵が出現し、子供たちはロボットの操縦席へと転送されました。それからの子供たちはロボットとの戦いを余儀なくされ、敵との戦闘を重ねていくうちに、ゲームの本当の目的を知っていくことに…。

【ぼくらの】のアニメの結末

基本的に【ぼくらの】の主人公たちは敵との勝敗に関わらず、死ぬことになります。ここではアニメ【ぼくらの】のウシロの結末を紹介します。ウシロ戦は原作【ぼくらの】では違って「皆殺し計画」がおこなわれません。コナムシによってカナを契約させれば、引き続きの操縦者に選ぶといわれたウシロ。

しかし、ウシロはカナを助けるため、最終戦のパイロットとなりました。そして30時間にわたる最終戦を経て、ウシロは勝利しました。それからは、また引き継ぎ戦が行われないように、ジアースを破壊し、最後にジアースと共にこの世を去りました。

【ぼくらの】の原作の結末

続いて原作【ぼくらの】のウシロの結末です。「皆殺し計画」を実行に移したウシロは、嘔吐しながら戦ったため、服が汚れていました。そこで、それまでに固く拒み続けてきたチームのお揃いのユニフォームを着用し、皆殺し計画を勝利へと導きました。原作のあらすじでは、コエムシが改心しています。そのため、ウシロはコエムシだけを残し、皆殺し計画の終了後にこの世を去りました。

Thumb「ぼくらの」のネタバレ・最終回までのあらすじまとめ!登場人物や感想も紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

【ぼくらの】に関する感想や評価

【ぼくらの】に登場するウシロについての感想です。【ぼくらの】は15人の主人公によって物語が展開されますが、その中でもウシロが一番好きだと言われています。写真では、葛藤しているウシロや決意を固めたようなウシロが載せられているので、成長していく様子がうかがえます。

こちらは【ぼくらの】と最後の戦いに臨んだウシロについての感想となっています。【ぼくらの】を見終わって、まず思ったのが「子供たちが全滅」。しかし、さすが極限状態の中で自ら状況を問い直しつつ成長した子供たちなので、感想のように皆立派な最後を迎えています。その最後をしめたウシロもかっこよかったと言われています。

こちらの感想は、ウシロの名前について触れられています。最後に戦ったのがウシロ。つまり、作品のタイトル名である【ぼくらの】と「ウシロ」とを掛け合わせた、ということに気付いたようです。これが正しいのか間違いなのか、はっきりとは分かりませんが、つじつまが合うのであり得るのではないでしょうか?

【ぼくらの】のウシロの皆殺し計画とは?まとめ

【ぼくらの】に登場するウシロの「皆殺し計画」について紹介してきましたが、いかがでしたか?「ウシロの皆殺し計画」と聞くと、ウシロはかなり残酷な人間のように思いますが、実はアニメ【ぼくらの】と原作【ぼくらの】共に主人公として精神的に成長していく人物です。

生死を扱った作品【ぼくらの】は、結局全員が死んでしまうので、トラウマを残すと思われるようなのですが、子供たちの成長を扱った作品です。ぜひ【ぼくらの】に登場する子供たちと大人たちの成長に注目してみてください。

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