鬼頭莫宏の鬱漫画をおすすめする理由!代表作品のあらすじ・魅力は?【ぼくらの】

漫画大国日本においては、非常に多種多様な漫画作品を楽しむことが出来ます。色々なジャンルのある漫画の中で、話題を集めるジャンルの一つに鬱漫画があります。鬱漫画といえば、鬼頭莫宏作品が有名です。魅力に溢れた作品ばかりの鬼頭莫宏の作品たち。ここでは、そんな鬱漫画で有名な鬼頭莫宏のおすすめ漫画を紹介していきます。また、代表作ぼくらのをはじめとする作品についても紹介します。

鬼頭莫宏の鬱漫画をおすすめする理由!代表作品のあらすじ・魅力は?【ぼくらの】のイメージ

目次

  1. 鬼頭莫宏とは?
  2. 鬼頭莫宏の鬱漫画をおすすめする理由
  3. 鬼頭莫宏の鬱漫画のぼくらののあらすじ・魅力
  4. 鬼頭莫宏の鬱漫画の代表作品あらすじ・魅力
  5. 鬼頭莫宏の病気の噂
  6. 鬼頭莫宏の鬱漫画に関する感想や評価は?
  7. 鬼頭莫宏の鬱漫画をおすすめする理由まとめ

鬼頭莫宏とは?

鬼頭莫宏は鬱漫画で有名

漫画家鬼頭莫宏は、日本の男性漫画家・イラストレーターです。1966年生まれで愛知県出身。名古屋工業大学を卒業しています。漫画家としての活動期間は、1987年頃からで様々な人気漫画作品を世に送り出しています。1987年に週間少年サンデーにてデビューを飾り、きくち正太のアシスタントなどの経験を経て、月刊アフタヌーンで再デビューしています。月刊アフタヌーンにて連載された漫画には、代表作が多く含まれています。

漫画家鬼頭莫宏の特徴として、その独特の作風があります。その為、鬼頭莫宏作品は熱狂的なファンを得ており、話題になる作品も多く生まれてきました。鬼頭莫宏作品は鬱展開も度々話題となり、代表作としては「鬱SF」として有名な「なるたる」や「ぼくらの」が挙げられます。ここでは、そんな鬱漫画で有名な鬼頭莫宏作品の様々な魅力や、特に人気の作品についての情報を詳しくまとめていきます。

鬼頭莫宏は劇場版ヱヴァ制作にも参加?

鬼頭莫宏といえば、繊細に書き込まれた絵柄やキャラクターデザインも人気です。そんな鬼頭莫宏は、イラストレーターやゲームのキャラクターデザインでも活躍している漫画家です。実は、社会現象も巻き起こした大人気作品「新世紀エヴァンゲリヲン」の劇場版のスタッフロールに、鬼頭莫宏の名前を見つけることが出来ます。新世紀エヴァンゲリヲンの劇場版「破」にデザインワークスとして参加しているのです。

鬼頭莫宏作品にも、スタイリッシュなデザインのメカはたくさん出てきます。そのため、新世紀エヴァンゲリヲンのファンは鬼頭莫宏ファンにも多いと言われています。鬼頭莫宏は劇場版エヴァンゲリヲン「破」に登場していた第3使徒のデザインを担当していました。代表作ぼくらのなどでも、メカニックを詳細にデザインして書き込んでいる鬼頭莫宏。大人気作品エヴァンゲリヲンにも、使徒のデザインとして参加しているのです。

鬼頭莫宏の鬱漫画をおすすめする理由

おすすめする理由①独創的な絵

鬼頭莫宏作品をおすすめする理由として、その独創的な絵柄が挙げられます。漫画作品の重要な要素の一つとして、作者の絵柄があります。鬼頭莫宏の絵柄は、繊細なタッチで描かれており、書き込みも複雑なのが特徴です。特に鬼頭莫宏の絵柄が評価されている点に、華奢で独特な人物の描写があります。少年少女が主人公の作品を良く書いている鬼頭莫宏。線の細い少女や少年を独特のタッチで描いています。

おすすめする理由②鬱なのにコミカル

鬼頭莫宏作品をおすすめする理由として、鬱漫画なのにコミカルという点も挙げられます。鬱漫画で有名になってしまった鬼頭莫宏ですが、作中に登場するコミカルなキャラクターやギャグも評価されている漫画家です。ストーリーはグロテスクで残酷な描写が多く、深く考えさせられてしまうような展開のある鬼頭莫宏。しかし、登場する可愛いコミカルなキャラクターの掛け合いは、思わず鬱展開を忘れてしまいそうになるほどです。

おすすめする理由③人間模様

鬼頭莫宏作品をおすすめする理由として、描かれる人間関係もその一つです。ドロドロとしている人間関係や、ジメジメ暗い人間関係の多い鬼頭莫宏の作品。少年少女が登場する作品も多いのですが、それぞれに深い闇を抱えていたり、人間関係も暗かったりと、鬱漫画と呼ぶにふさわしい人間関係が描き出されています。しかし、そんな人間関係も非常にリアルであり、鬼頭莫宏作品の魅力の一つと言えます。

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鬼頭莫宏の鬱漫画のぼくらののあらすじ・魅力

ぼくらののあらすじ

鬼頭莫宏の漫画作品でおすすめされる鬱漫画で、最も人気とも言える作品がぼくらのです。ここでは、鬼頭莫宏の代表作・ぼくらののあらすじを紹介していきます。ぼくらのの主人公は、自然学校に参加している少年少女です。夏休みに自然学校に参加し、海辺を訪れた少年少女。彼らは、海岸近くの洞窟を発見し、中に入ると謎の男「ココペリ」と出会います。少年少女は、ココペリからあるゲームを提案されます。

ココペリの提案したゲームとは、彼の作ったゲームの中で戦うというもの。ゲームの中でロボットを操縦し、地球を守るゲームだと言います。その話を面白そうだと思った少年少女は、ココペリのゲームに参加することにし、契約を交わしてしまいます。こうして、ジ・アースという巨大ロボットに搭乗して戦う事になった少年少女。しかし、ココペリのゲームはただのゲームではなく、実際にロボットで殺し合いをするリアルなものでした。

ぼくらのの主人公の少年少女たちは、巨大ロボットを操縦して、同じような巨大な怪獣と闘う事になります。本当に地球の命運をかけて戦う事となった主人公達。しかも、契約を交わしてロボットを操縦する事になった少年少女は、戦いが終わると確実に死ぬ運命にあったのでした。戦いに勝っても負けても、操縦者は命を使い果たして死んでしまいます。少年少女たちに残酷な運命が待っているのでした。

ぼくらのの魅力①登場人物たちの心の闇

ぼくらののあらすじでも触れた通り、ぼくらのの主人公達はまだ幼い少年少女だというのに、ロボットを操縦して確実に死亡する運命になってしまいます。これだけでも鬱漫画と呼ぶにふさわしい展開ですが、主人公の少年少女たちの抱える心の闇もかなり鬱要素だと話題を呼びました。いたいけな少年少女たちの背負っている、複雑な家庭環境や心の闇は、各話で操縦者がクローズアップされるごとに、浮き彫りになっていきます。

ぼくらのの主人公の少年少女たちは、元々複雑で不幸な生い立ちの子供から、幸せだった子供もいます。しかし、皆中々に深い闇を抱えており、さすが鬱漫画作家として有名な鬼頭莫宏作品だと読者を驚かせています。子供たちの抱える闇は各話ごとに解決したり、静かに終わりを迎えたりしていきます。この点もぼくらのの見どころの一つと評価されています。

ぼくらのの魅力②謎解き要素

ぼくらのの魅力の一つとして、謎とき要素もあります。ぼくらのの主人公は、夏休みに自然学校に参加した少年少女です。15人の少年少女がココペリのゲームに参加しているはずですが、15人のうち一人だけ契約していない人がいるのです。いったい契約していないのは誰なのか、ストーリーがすすむごとに明らかになっていきます。

ぼくらのの魅力③アニメのOP

ぼくらのがテレビアニメ化された時、そのオープニングも中毒性が高く、人気を集めました。石川智晶の熱唱するOPテーマ「アンインストール」は、ぼくらのという作品の為に書き下ろされたものです。そのため、オープニングアニメとのシンクロ率は流石のもので、ぼくらののストーリーとしっかり調和したものとなっています。

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鬼頭莫宏の鬱漫画の代表作品あらすじ・魅力

あらすじ・魅力①なるたる

鬼頭莫宏作品を代表する鬱漫画、「なるたる」のあらすじを紹介していきます。なるたるは、月刊アフタヌーンにて1998年より連載されており、全12巻が刊行されすでに完結済みの作品となっています。なるたるのタイトルは「~骸なる星、珠たる子~」という意味となっています。なるたるの主人公は小学6年生のシイナという少女です。とある島に引っ越してきたシイナは、ある日ホシ丸という不思議な生き物と出会います。

竜の子ホシ丸と出会ったシイナは、この事をきっかけに世界中の乙姫と竜の子と戦いに巻き込まれていく事になります。あらすじだけを見ると、冒険ファンタジーのような印象を受けますが、作中のグロテスクで残酷な描写は多くの読者のトラウマとなっています。

あらすじ・魅力②のりりん

実は、鬼頭莫宏はなるたるを執筆中は、精神的に落ち込んでいたと言われています。精神を病んでいた鬼頭莫宏が描いたなるたるも、鬱漫画として非常に有名になることになりました。しかし、鬱漫画の多い鬼頭莫宏作品の中で、のりりんは非常に明るい作風となっています。のりりんはサイクリングを題材とした漫画です。精神が落ち込んでいた鬼頭莫宏は、サイクリングを始めた事で回復しています。

少年少女が主人公の作品が多い鬼頭莫宏作品ですが、のりりんは大人のサイクリング漫画です。主人公達の日常に自転車があるという、ほのぼのとした日常的なストーリー展開が描かれています。明るくはつらつとした漫画のりりんは、作者鬼頭莫宏の精神状況を反映していると言えます。鬱展開の多い闇の深い作品が多い鬼頭莫宏の漫画ですが、のりりんも明るいサイクリング漫画として人気を集めています。

あらすじ・魅力③なにかもちがってますか

鬼頭莫宏作品で、なにかもちがってますかという漫画もおすすめされています。主人公の少年少女たちの青春劇を描いた作品なのですが、過激な描写も多くタイトルからも分かる通り、何もかも間違っている展開が話題を集めました。主人公は転校生との出会いで超能力に目覚めます。

世の中を良くするためには殺人も厭わないという過激な転校生と、主人公は超能力を用いて殺人を犯すようになっていきます。単行本は全5巻で読みやすく、鬼頭莫宏作品の隠れた名作としておすすめされています。

あらすじ・魅力④殻都市の夢

殻都市の夢は、鬼頭莫宏の短編作品です。殻都市と呼ばれる都市で、様々な独特の愛の形を描いています。登場人物はやはりどこか狂っていて、鬼頭莫宏作品らしい短編作品となっています。各話に鬱展開を含みながら、淡々と進行するストーリーが見どころです。

あらすじ・魅力⑤ヴァンデミエールの翼

ヴァンデミエールの翼は、鬼頭莫宏のファンタジー漫画です。近代から現代を舞台としており、1話完結形式の物語が収録されています。各話異なるヴァンデミエールが登場し、それぞれに自分を支配しているものからの脱却を果たします。単行本は全2巻で、ヴァンデミエールの右手の続編となる作品です。

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鬼頭莫宏の病気の噂

鬼頭莫宏の病気説はデマ?

鬼頭莫宏は病気であるとの噂が囁かれています。しかし、現在明確に鬼頭莫宏は病気であると信憑性のある情報は確認出来ません。病気との噂が流れていた鬼頭莫宏ですが、現状病気説はデマと言われています。

鬼頭莫宏の鬱漫画に関する感想や評価は?

鬼頭莫宏の鬱漫画に対する感想では、やはり代表作ぼくらのとなるたるを評価する声が多いです。鬼頭莫宏作品の中でなくとも、鬱漫画として必ず名前の挙がる両作。アニメ化されたため、アニメの視聴者も多く人気を集めていました。アニメ化された際、少しストーリーや描写が柔らかく変更される事もありましたが、やはりファンは原作の方のより鬱な展開をおすすめしています。

鬼頭莫宏作品への感想では、キャラクターや兵器のデザインを評価する声も多いです。鬱展開の多い鬼頭莫宏作品ですが、ストーリー展開以外にも多数の魅力に溢れています。その一つが、キャラクターなどのデザインです。独特の繊細なラインで描かれる、華奢な登場人物。また、細部まで書き込まれている兵器のデザインも人気を集めています。劇場版ヱヴァンゲリヲンの使徒のデザインでも有名な鬼頭莫宏ならではの魅力です。

鬼頭莫宏の鬱漫画の評価では、読者をじわじわと蝕むようなストーリー展開が良いとの感想も見られます。かなりの確率で鬱展開に遭遇してしまう、鬼頭莫宏作品。しかし、ただグロテスクなばかりではありません。何も知らずに見ると可愛いらしいほのぼのとした絵柄や、コミカルな描写など、一見鬱漫画とは思えないような要素もある鬼頭莫宏の作品。読み進めるごとにじわじわと鬱展開にのめりこんでしまうのです。

鬼頭莫宏の漫画への感想では、やはり鬱漫画好きだからこそ楽しめるというものが多いです。鬱展開の漫画が好きだといえば、ほぼ必ずおすすめされると言われている鬼頭莫宏作品。代表作ぼくらのやなるたるも、非常に救いのないエンディングを迎える作品です。悲しい最後を迎えると分かっていても、そのストーリー展開には引き込まれてしまいます。鬱展開も含めて鬼頭莫宏漫画の魅力と評価されているのです。

鬼頭莫宏の鬱漫画をおすすめする理由まとめ

ここでは、鬱漫画の作者として有名な鬼頭莫宏がおすすめされる理由をまとめてきました。鬼頭莫宏には様々な名作があり、特に代表作のぼくらの、なるたるの人気が高いです。アニメ化もされたぼくらのには、様々な魅力的な要素があり、簡単なあらすじも紹介しました。また、鬼頭莫宏が病気と言われる噂の真相や、鬼頭莫宏作品に対しての感想もいくつか紹介しています。

鬱漫画作家として人気を集めている鬼頭莫宏。鬼頭莫宏のおすすめ作品の魅力を詳しくまとめています。鬼頭莫宏作品に興味が出たという人は、是非代表作ぼくらのをはじめとした鬱漫画をチェックしてみてください。

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