2021年04月19日公開
2021年04月19日更新
【東京卍リベンジャーズ】灰谷兄弟(蘭・竜胆)は六本木のトップ!強さや髪型も紹介
灰谷兄弟は漫画『東京卍リベンジャーズ』に登場する2人のキャラクターです。兄の蘭(らん)と弟の竜胆(りんどう)は、その強さや強烈な戦い方と共に、奇抜な髪型も注目されています。今春・2021年4月からアニメもスタートする『東京卍リベンジャーズ』の個性的なキャラクター・灰谷兄弟のプロフィールや強さと、その髪型の変遷、武藤泰宏や望月莞爾(かんじ)との関係をまとめていきます。
灰谷兄弟(蘭・竜胆)は六本木のトップ
『東京卍リベンジャーズ』の灰谷兄弟は、兄の灰谷蘭(らん)と弟の灰谷竜胆(りんどう)の双子です。数多の暴走族チームが乱立する中、主に兄弟2人で動き、六本木を縄張りにしています。その強さと冷徹な戦い方、鮮やかな髪型や、武藤泰宏や望月莞爾(かんじ)との関係などを紹介していきます。
東京卍リベンジャーズの作品情報
東京卍リベンジャーズの概要
『東京卍リベンジャーズ』は『週刊少年マガジン』で2017年から連載中の漫画です。作者は『新宿スワン』を描いた和久井健先生で、2021年4月現在・22巻まで刊行され、累計発行部数は1000万部を突破しました。また、2020年に講談社漫画賞少年部門を受賞しています。
東京卍リベンジャーズのあらすじ
冴えないフリーターの花垣武道(たけみち)は26才のある日、中学時代の恋人・橘日向(ひなた)が暴走族「東京卍會(まんじかい)」の抗争に巻き込まれ死亡したとニュースで知ります。何者かに駅のホームに突き落とされ、不良だった過去に時間を遡った武道は、日向の弟・直人と協力しながら何度もタイムリープを繰り返し、日向を救うために数多の強敵と戦い、未来を変えていきます。
灰谷兄弟のプロフィール
灰谷兄弟は、チームを作らず主に兄弟2人で活動している、六本木を仕切る双子です。一声で100人が集まるカリスマ兄弟と言われています。漫画では主に17~18才の姿が描かれます。13才の時に蘭と竜胆の2人で「狂極」という暴走族を降し、その副総長を死なせたために昭和62年に少年院へ入り、後に「S62世代」(別名・極悪の世代)と呼ばれる6人の内の2人に数えられました。
灰谷兄弟は、2005年の「血のハロウィン」という抗争に姿を見せました。また、「黒龍」という暴走族を解散に追い込んでいます。「S62世代」が結成した「天竺」(てんじく)という暴走族に、他のメンバーとは違う黒い特攻服で参加します。蘭も竜胆も、「天竺」の総長・黒川イザナのピアス(イアリング)の柄の刺青を喉に入れています。灰谷兄弟は後に、「梵天」(ぼんてん)という日本最大の犯罪組織の幹部になります。
灰谷蘭のプロフィール
灰谷蘭は、灰谷兄弟の兄です。長髪を2本の三つ編みにした、特徴的な髪型をしています。弟の竜胆に、「いつもいいとこ取りをする」「ポーズを決める」「すぐ仕切る」と言われています。「東京卍會」の実力を認め、不意打ちでないと潰せないと語っていました。イザナが死ぬと、蘭は彼に憧れていたと言って、イザナの瞼を閉じさせました。
灰谷竜胆のプロフィール
灰谷竜胆は、灰谷兄弟の弟です。丸いメガネをかけています。関節技が得意です。仕切りたがりの兄・蘭に頭を痛めている様子が描かれました。また、同じく有名な双子の兄がいる、「東京卍會」肆(四)番隊副隊長の河田ソウヤ(通称アングリー)と対決しました。
灰谷兄弟の強さや能力
強さや能力①六本木一帯を束ねる
灰谷兄弟は13才の時、蘭と竜胆の2人きりで、当時六本木を仕切っていた「狂極」という暴走族にタイマンを挑みました。蘭は総長を一撃で降した後、竜胆が関節技で固定している副総長を過剰に殴り続けました。副総長は顔面陥没と頭蓋骨骨折で搬送され死亡し、灰谷兄弟は少年院に入り他の「S62世代」と出会います。
蘭は、竜胆と副総長のタイマン勝負に乱入しました。また、副総長が竜胆に関節技を決められ動けない状態であるのに、死亡するまで殴り続けた蘭と、それを見ながら技をかけ続けた竜胆の、冷徹な強さが描かれました。13才ながら兄弟2人きりで年上の暴走族に勝利する、精神的な強さと実際のケンカの強さも表現されています。
強さや能力②三ツ谷への奇襲
灰谷兄弟は「天竺」のメンバーとして、抗争相手の「東京卍會」の弐(二)番隊隊長・三ツ谷隆へ奇襲をしました。三ツ谷が「天竺」の望月莞爾(かんじ)とタイマンで互角に戦っている時、突然竜胆が現れます。注意をひかれた三ツ谷の死角から、蘭が静かに近づいて、コンクリートブロックで三ツ谷の頭を殴りました。このことを、蘭は自分で「卑怯だけど許せ」と笑って言っています。
頭を使った連携と、手段を選ばない、卑怯と誹られるような戦法も使うという灰谷兄弟の強さが表れています。同じ「天竺」のメンバーの望月の手柄を、数瞬で横取りしてしまいました。兄弟2人で共闘してきた多くの経験から、蘭と竜胆は見事な連携を見せます。また、蘭の秀でた敏捷性と腕力で成功した奇襲とも言えます。武闘派の蘭、頭脳派の竜胆、と灰谷兄弟の強さは分析されています。
強さや能力③芝八戒・アングリーと戦う
「関東事変」という抗争で、灰谷兄弟は、「東京卍會」の弐番隊副隊長・柴八戒(はっかい)と肆番隊副隊長・アングリーと対戦します。双子らしく息の合ったコンビネーションで、灰谷兄弟は2人を圧倒します。竜胆は関節技で、アングリーの右腕と左足を折りました。その後、灰谷兄弟はそろって八戒を攻撃します。竜胆が関節技で締め上げて身動きをとれなくした八戒を、蘭は一方的に警棒で殴打し続けます。
灰谷兄弟が八戒を痛めつけるあまりの惨さに泣いたアングリーが、「青鬼」というリミッターが外れた状態となり、折れた足で歩み寄ります。竜胆がタックルをしますが、効かずに一撃で沈められると、倒れた竜胆に動揺した蘭も、隙を突かれ背後に回り込まれてアングリーに昏倒させられます。灰谷兄弟らしい息ぴったりの連携を見せた後ですが、作中で別種の強さを顕示していた蘭と竜胆が共に一撃で倒されたと、読者たちは驚きました。
灰谷兄弟の髪型の変化
髪型の変化①13歳の頃
13才の頃、蘭は鎖骨ほどの長さの髪を2つの三つ編みにして、前髪はまとめて右側へ流した髪型でした。前髪の毛先がウェーブしているようです。この頃は髪が塗られていないため、おそらく淡い色一色の髪型に見えます。竜胆は、頭の天辺で1つのお団子状にまとめた髪型でした。前髪は、蘭とは反対の左側へ流していました。
髪型の変化②過去(2006年)
2006年では、蘭は前髪を伸ばして額の中央から分け、2つの三つ編みに加えています。『東京卍リベンジャーズ』19巻の表紙で見られるように、後頭部から三つ編みの半ばまでと、結んだ毛先だけが明るい金髪です。頭頂部と三つ編みの半分は黒髪のように見えます。2006年の蘭は、こだわりの覗えるツートンカラーで、前髪もなくしてより独特な髪型に変えていました。
2006年では、竜胆は束感のある髪を広げて散らし、その部分よりも少し長く襟足を伸ばした髪型です。その襟足の上からトップ(頭頂部)付近までの部分を綺麗に剃り上げているようで、髪を掻き上げた時などにそれが少しわかります。竜胆は明るい金髪一色だと読者たちに思われていましたが、髪の半割近く、水色のメッシュを入れた髪型のようです。
灰谷兄弟と武藤泰宏や望月莞爾の関係
灰谷兄弟と武藤泰宏の関係
武藤泰宏は「S62世代」の1人であり、灰谷兄弟とは少年院で出会いました。「東京卍會」伍(五)番隊隊長でしたが、実は灰谷蘭が四天王を、竜胆が幹部を務める「天竺」の創始者であり、後に「天竺」の総長代行となります。「関東事変」の後「自分たち"S62世代"が残る」と言って、灰谷兄弟と共に逮捕されています。後に灰谷兄弟や他の「天竺」のメンバーが幹部となる「梵天」には、武藤は参加しませんでした。
武藤は「東京卍會」壱(一)番隊の乾青宗(いぬいせいしゅう)と対峙中、灰谷兄弟と望月莞爾がアングリー1人に戦闘不能にされたため、アングリーに挑みます。武藤の「天竺」のメンバーを思うような行動は、「天竺」の総長・イザナへの忠誠心の強さから生じたようです。イザナを自分の「王」と決めた武藤と、イザナに憧れていた灰谷蘭には、同じ人物の強さに惹かれたという共通点がありました。
灰谷兄弟と望月莞爾の関係
望月莞爾も灰谷兄弟と同じく「S62世代」の1人で、望月と蘭は「天竺」の四天王、竜胆は幹部でした。「関東事変」で、灰谷兄弟と武藤と共に逮捕されています。後に、望月と灰谷兄弟は3人とも「梵天」の幹部になります。望月は戦闘好きで、前述のように三ツ谷とよい勝負をしていたところへ灰谷兄弟に乱入され、三ツ谷と決着をつけられないまま、蘭と竜胆に戦果を横取りされてしまいました。
望月は「東京卍會」壱番隊副隊長・松野千冬(ちふゆ)と対峙中、自分が一目置いていた灰谷兄弟がアングリー1人に倒されたことに不満を見せ、アングリーと戦います。望月は以前「青鬼」状態でないアングリーに勝利していたため、強さを認めていた灰谷兄弟が負けたことに納得がいかなかったようです。
灰谷兄弟に関する感想や評価
灰谷兄弟の強さが異次元すぎてちょっと混乱してますもん(笑)
— けんちゃんまん🐘 (@imo_mushi_12) June 20, 2020
意外と八戒がそんなに強くなかったところも驚いてますw
灰谷兄弟は、2人でさっと現れて効率的に敵を倒してしまうため、「強さが異次元」と目されていました。キャラクターの殆どが暴走族ですが、一対一のタイマン勝負も多く、特に主人公の武道は戦闘前後の対話も重視しています。仲間同士の絆は描かれますが、タイマン勝負にもコンビを組んで挑む灰谷兄弟は、強さと同時に異質さも有した存在です。
梵天の灰谷竜胆さん かなりカッコよいではないですか。。髪型が好みですね。。。
— 【おきょん】 (@3lQNNhmVzQGj8tM) April 9, 2021
竜胆の髪型を好きなファンもいます。金髪に鮮やかな水色のメッシュを入れ、大胆かつ一目では分かりにくい剃り上げで段差をつけた髪型は、校則や社則などに従っていると真似しがたく、おしゃれに見えるようです。『東京卍リベンジャーズ』のキャラクターたちは、強さだけでなく変わった髪型やかっこいい見た目も注目されています。
リア友と東卍読んでる子いて、今日の髪型灰谷でしょって言われてハイタッチした
— あおぴ (@ouou4545) March 8, 2021
灰谷蘭の三つ編みは、髪の長い女性には真似しやすいようです。ファンの中には、蘭のようにツートンカラーに染髪した人もいました。『東京卍リベンジャーズ』の中でも、特に髪型がユニークで華やかな灰谷兄弟は、コスプレイヤーたちからも高い人気を集めています。
だって6巻に1コマだけ出てくる、灰谷蘭、たぶんこんだけ丁寧に原作なぞってくれてるならアニメでも一瞬出ますよね?
— さえ (@saaaa3232) April 11, 2021
何も冷静じゃいられねぇ
アニメ『東京リベンジャーズ』の1話を見て、早くも灰谷蘭の登場を期待する声がありました。漫画『東京卍リベンジャーズ』6巻では「血のハロウィン」という抗争が描かれ、そこに灰谷兄弟も一度登場しています。灰谷兄弟がアニメに登場するか、ファンたちが注目しています。
灰谷兄弟まとめ
『東京卍リベンジャーズ』の灰谷兄弟は、兄の蘭・弟の竜胆の双子で、タイマン勝負だろうと2人で連携して戦います。時に奇襲や物で殴るという卑怯さ、関節技などで動けなくした相手を過剰に攻撃し続けるという冷徹さを含め、異質な強さを見せました。蘭の三つ編みと、竜胆の剃り上げとメッシュ、それぞれ鮮やかな髪型も特徴です。同じ「天竺」に所属した武藤や望月との関係なども、今後どう変わるのか、注目が集まります。