【ぼくらの】マチはどんなキャラ?実は契約していなかった?最後をネタバレ紹介

マチとはぼくらのという漫画に登場する女の子です。ジアースの操縦士として契約したはずのマチですが、いろいろと謎めいた部分が多く、その謎は終盤まで明かされぬまま物語は進行します。最後のパイロットとなったマチとウシロの契約は一体どうなっているのか?マチの最後、死亡についてはどうなったのか?など、本記事ではぼくらののマチとウシロの間に起きた出来事も含め、最後の死亡の詳細までネタバレを含んでご紹介していきます。

【ぼくらの】マチはどんなキャラ?実は契約していなかった?最後をネタバレ紹介のイメージ

目次

  1. ぼくらののマチとは?
  2. ぼくらののマチはどんなキャラ?
  3. ぼくらののマチは契約していなかった?最後をネタバレ
  4. ぼくらののマチのアニメ声優
  5. ぼくらののマチに関する感想や評価
  6. ぼくらののマチまとめ

ぼくらののマチとは?

マチは「ぼくらの」という漫画作品に登場する女性キャラの1人で、本名は町洋子、マチはあだ名です。田舎町に暮らすごくごく普通の少女ですが、ある日突然地球を守るために戦うという大きな運命へと巻き込まれていきます。

本記事ではぼくらののマチが最後どうなったのか?という内容をメインでご紹介していきます。記事の性質上、キャラクター紹介も含めて本編の重要な部分のネタバレが含まれています。ネタバレが苦手な方はご注意ください。

ぼくらのの概要

「ぼくらの」は鬼頭莫宏による漫画作品で、2004年1月から2009年8月まで「月刊IKKI」に掲載されました。コミックは全11巻が発売されており、2010年に第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しています。

15人の少年少女たちが謎の巨大ロボットを操縦して地球を守るために戦う、というSFストーリーが主軸です。何も知らないままゲーム感覚でロボットの操縦を始める子供たちですが、そこには彼らの命がかかっており、生き方や死生観など深く考えられる要素が詰め込まれています。

生死に関する内容には救いのない部分も多く、2007年にアニメ化された際には後半からストーリーを改変。それに伴い、性的な描写や残酷な描写が原作と比べて緩和されました。

ぼくらののあらすじ

自然学校で海を訪れた子供たちは、海辺にある洞窟の奥で謎の青年ココペリと出会います。子供たちは謎の青年ココペリに誘われるまま、彼の言う「ゲーム」に参加することに。そのゲームとは巨大ロボを操縦して敵を倒すことで、最初はただのゲームだと考えていた子どもたちでしたが、そこには命を懸けた大きな戦いが待っていたのでした。

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ぼくらののマチはどんなキャラ?

ぼくらの、に登場するマチは原作では漁師の娘として紹介されています。しかし、マチには他の子どもたちと違って何か隠された謎があるようです。ここではマチのプロフィールと兄との関係について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

マチのプロフィール

ぼくらののマチの年齢は中学1年生で、ほかの子供たちと共に自然学校に参加します。年齢ほか、誕生日や身長体重といった詳細なプロフィールは作中では明かされていませんが、両親が漁師をしている、ということだけがわかっています。

そばかすが特徴的で15人の中では比較的しっかりしたイメージのある少女です。妹に八つ当たりをするウシロと、ウシロの暴力を一心に受け続けるカナのことを気にかけています。作中でカナに暴力ばかり振るうウシロに「うちの兄貴みたい」と零すところから、兄にあまり良い印象がないことが伺えます。

マチはコエムシの妹

マチの正体について、終盤でマチはコエムシの妹であることが判明します。コエムシは子供たちのナビゲーター役ですが、彼は実は別の地球からやってきた人間、つまりこの地球の人間ではないのです。コエムシと血のつながりのあるマチも当然、別の地球の人間ということになります。

2人の居た場所を「前の地球」と表現しますが、2人は前の地球での戦闘に参加しておらず、今の地球へココペリと共にナビゲーター役としてやってきました。マチの役割はパイロットを集めることで、漁師の娘として今の地球に溶け込んで生活をしながら子どもたちを集めたようです。

兄コエムシに対しては前述の通り、あまり良い印象を抱いていないようです。しかし、2人の兄弟仲が悪いかというとそうでもないようです。普段は冷静で傍若無人なコエムシですが、マチに危機が訪れた時には珍しく感情を露わにしています。マスコットなので表情に変化がありませんが、人の姿をしていたらもっと感情が見えたかもしれません。

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ぼくらののマチは契約していなかった?最後をネタバレ

ぼくらのではジアースとの契約方法は謎の板に手を翳すだけです。そのため、一見すると契約が本当に結ばれているのかは分かりにくい仕様となっていました。別の地球からやってきたマチの契約は一体どうなっていたのでしょうか?ネタバレを含みマチの最後をご紹介します。

ネタバレ①マチは契約していなかった?

実はマチはジアースとの契約を結んでいません。というよりも、結べなかったという表現が正しいものとなります。マチとコエムシいた前の地球では、物語の最初ではまだ戦闘が継続中でした。マチはココペリの次のパイロットだったので、マガジンに契約扱いで入っていたのです。

前の地球で契約していると今の地球では重複契約になってしまうため、マチは板に触れても契約が出来ませんでした。しかし、自分が契約できなかった理由に気が付いたマチは最後に大きな賭けに出ます。最後の賭けに勝利したのはマチだったのか兄のコエムシだったのか。ここから先のネタバレは次の次のマチの最後でご紹介します。

ネタバレ②マチの最後は?

前項目にて、マチの最初の契約は無効だったことをご紹介しました。しかし、ココペリもチュートリアル戦でその役割を果たして死亡した今、一体マチの状態はどうなっているのか?マチの最後の賭けとはなんだったのか?など、マチの最後、死亡についてネタバレを含みご紹介していきます。

ウシロと共に操縦者として再契約をする

カナが死亡し、残った子供はウシロとマチの2人だけになりました。国は別のパイロットを用意することを申し出ていたのですが、カナと母の死に思うところがあったのでしょうか?ウシロは「俺を契約させろ」と改めて契約を結びました。

強い決意で契約を結んだウシロを見たマチは自分も板に触れます。コエムシは「無駄だ」と言いましたが、重複契約を結んだはずのマチの椅子がコックピットに現れたのです。これにはコエムシも驚きました。実は、前の地球が勝利したこと、勝利によって今の地球の敵性地球人扱いではなくなったこと、という条件が揃い再契約出来てしまったのです。

マチは前の地球でも、自分が死亡することについて覚悟を固めていました。コエムシは憤りましたが、マチは最後に自分が死亡することをきちんと分かっていて、この世界のために死ぬ決断をしたようです。今まで死亡していった子どもたちやウシロを見て思うところあったのかもしれません。

頭を撃ち抜かれ死亡した?

最後のパイロットとなったマチとウシロは、今までの戦いで死亡した子供たちの遺族の元を回ることにしました。2人は佐々見やコエムシの力を借りず、公共機関と自分たちの足を使って順番にみんなの家族の元を回っていきました。

2人は最後に、自らジアースのパイロットだと名乗り被災者遺族に撃ち殺されてしまったカタリ少年の元も訪れます。そして、両親には本当のことを。その後訪れた公園にいた弟には、お兄ちゃんは嘘つきじゃなかった、ということを言って聞かせます。

穏やかな時間が流れる中、マチは唐突にウシロに「告白してもいい」と訊ねます。マチはどこか兄にも雰囲気の似たウシロのことを気にかけており、気が付けば好きになっていたようです。好き、と素直に告白するマチでしたがウシロは照れてしまい、その返事を聞くことはできませんでした。

マチの告白が終わると、公園の砂場からカタリの弟の声が響きます。突如現れた少年が弟をいじめている様子に、マチがすっ飛んでいきます。すると、少年は銃を取り出してマチに向けます。驚いたのも束の間、銃から数発の弾が発射されまともにくらったマチはその場に倒れました。

少年はその後、ウシロも撃とうとしますが、その前にコエムシが犯人を転送させそのまま灰にしてしまいました。頭を撃ち抜かれたマチは、コエムシの能力で急いで病院へと転送されました。

コエムシは「洋子を絶対助けやがれ」と感情的に叫びますが、現状は思わしくありません。そこで犯人実は大人で、プロの暗殺者だったことが判明。現状が厳しいと悟ったコエムシは、次の戦闘に備えてマチの命を絶つことを提案します。

コエムシは本来ならば、戦闘に参加するマチを戦闘面でサポートするはずでした。しかし、コエムシがその時にできたことは意識不明で重体のマチの命を絶つこと。コエムシは「こんな情けない兄貴ですまねえ」とマチに謝ります。

マチの最後は頭を撃ち抜かれた後、コエムシによって命を絶たれ死亡するという結末となりました。こうして前の地球でのマチは最後を迎えた訳ですが、コエムシがウシロに「いいもの見せてやるぜ」ととある海岸にいる少女を示します。

そこにはマチの姿がありました。しかし、マチはウシロのことが誰なのかわかりません。実はこのマチは前の地球のマチではありません。奇跡的な確率で今の地球にマチと同じ顔をした存在が生きていたのです。こちらの世界にはコエムシはおらず、マチは両親の元へと帰っていったのでした。

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ぼくらののマチのアニメ声優

ぼくらののアニメでマチの声を担当したのは、声優、ナレーターとして活躍する三瓶由布子です。ここからはゆうゆうなどの愛称で親しまれている三瓶由布子について、プロフィールと主な出演作品をご紹介します。

三瓶由布子のプロフィール

三瓶由布子は1986年2月28日生まれ、東京都出身で血液型はB型です。身長は156センチ。アクセルワンに所属しています。元々は子役として活躍していたのですが、彼女が中学生の頃に『だぁ!だぁ!だぁ!』の西遠寺彷徨役で声優デビューを果たします。

最初は少年役が多かったのですが、2006年に『桜蘭高校ホスト部』夷川栞で初の女性キャラを熱演。その時に、名前が紹介されるまで三瓶由布子だとわからなかった、と大きな話題に。

翌年2007年にはYes!プリキュア5』で夢原のぞみを演じ、これが初の少女役となっています。少年だけではなく女性キャラとしての演技の幅も広がり、演技力の定評のある声優として知られています。2019年には第13回声優アワード主演女優賞を受賞しました。2013年に一般男性と結婚し、2021年現在は二児の母となっています。

三瓶由布子の主な出演作品

デビュー作は『だぁ!だぁ!だぁ!』の西遠寺彷徨役で彼女の代表作の1つとなっています。ぼくらののほかにもたくさんの出演作品がありますが、主な出演作品は以下の通りです。また、声優、女優として活躍する小清水亜美と±ふぃに(ぷらふぃに)というユニットも結成しており、Youtubeで活動していました。2021年現在はそちらは活動休止しているようです。

『君に届け』吉田千鶴
『キャプテン翼』大空翼
『BORUTO-ボルト-』うずまきボルト
『Yes!プリキュア5』夢原のぞみ/キュアドリーム
『おしりたんてい』おしりたんてい
『イナズマイレブン』亜風炉照美/アフロディ
『交響詩篇エウレカセブン』レントン・サーストン

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ぼくらののマチに関する感想や評価

ぼくらのは全11巻のコミックスが発売されていますが、その後完全版も出版されています。ぼくらのの途中までマチは目立たない存在でしたが、終盤になるとマチの秘密が物語の謎に大きく関わっているとわかり、ヒロインと言っても過言ではないと言えそうです。ウシロへの告白シーンなど、女の子らしい姿にかわいいと言う感想も上がっています。

また、完全版の最終巻5巻にはぼくらのの本編以外に「Pre-The Beginning」という物語が収録されています。こちらでは自然学校で出会った子供たちが友情関係を築いていく過程が描かれているので、ぼくらのの物語を更に深く読み込みたい方は是非チェックしてみてください。

死んで欲しくなかったキャラ、というハッシュタグ付きでぼくらののマチが取り上げられています。マチは自ら死ぬ運命を選んでいますが、その死に方は残酷とも言えるものでした。本来死ぬはずのなかったマチの死は、マチというキャラクターの一部と言えるのかもしれません。

ぼくらのはキャラクターに強烈な個性があるわけではありませんが、それぞれの生き方や死生観を丁寧に拾い上げることでキャラの魅力を引き出しています。自分と重なる部分を持つキャラクターなどは読者も感情移入して読む人が多かったのではないでしょうか?マチの後半のツンデレなヒロインぶりはかわいいと評判のようです。

ぼくらののマチまとめ

ぼくらの、のマチについて、その最後、死亡まで、ネタバレを含んでご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?ぼくらのは、自分が死ぬという運命を知りながら戦う子どもたちを1人ずつピックアップして深く掘り下げいることもあり、トラウマになったという声と共に「鬱漫画」としても知られています。

しかし、ぼくらのの生と死に対して深く、時に心を抉るような描写は多くの人々に評価されており、読み応えのある素晴らしい漫画としても知られています。アニメ版ぼくらののBDBOXが2021年1月27日に発売しておりますので、原作とは少し違うぼくらのを楽しみたい方はそちらもチェックしてはいかがでしょうか?

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