【犬夜叉】殺生丸の嫁はりん？神楽？妻候補を年齢やエピソードから考察

「犬夜叉」に登場する殺生丸とは、犬夜叉の異母兄弟である純粋な犬妖怪です。「犬夜叉」の続編として製作されたテレビアニメ「半妖の夜叉姫」には殺生丸が登場し、娘2人が登場して話題を集めました。この記事では殺生丸について、「半妖の夜叉姫」で明かされた妻は誰なのか、りん説や神楽説、娑蘿姫説などを考察して紹介します。「半妖の夜叉姫」で殺生丸の嫁が誰なのか気になる方はぜひチェックしてみてください。

殺生丸の嫁が誰なのかを考察する前に、まずは殺生丸が登場する「犬夜叉」や「半妖の夜叉姫」の作品概要やあらすじを紹介します。2008年に完結し12年の長期連載に幕を閉じた「犬夜叉」ですが、2020年5月にオリジナルストーリーの続編テレビアニメ「半妖の夜叉姫」の放送決定が告知されると大きな話題を集めました。そんなファンに長年愛される「犬夜叉」や続編の「半妖の夜叉姫」が気になる方はぜひチェックしてみてください。

「犬夜叉」の作品概要を紹介します。「犬夜叉」は1996年から2013年まで週刊少年サンデーで連載されていた高橋留美子先生の漫画作品です。小学館から単行本全56巻、ワイド版全30巻が刊行されており、単行本の累計発行部数は5000万部を記録しています。「犬夜叉」は「うる星やつら」「らんま1/2」「MAO」などの人気作品の作者である高橋留美子先生の5作目の長期連載作品に当たります。

「犬夜叉」はサンライズ制作でテレビアニメ化が2回されており、1期「犬夜叉」は2000年10月から2004年9月まで全167話が放送され、2期「犬夜叉 完結編」は2009年10月から2010年3月まで全26話で放送されました。2019年11月16日にNHKで放送された「発表！全るーみっくアニメ大投票」では、視聴者による高橋留美子先生原作のアニメ作品の人気投票が行われアニメ「犬夜叉」「犬夜叉 完結編」が1位に選ばれています。

「半妖の夜叉姫」は2020年10月から2021年3月まで放送されたサンライズ制作のテレビアニメ作品です。「犬夜叉」に登場する殺生丸と犬夜叉の娘たちを主役においたアニメオリジナルストーリー作品であり、高橋留美子先生はメインキャラクターデザインを担当しています。

「犬夜叉」「半妖の夜叉姫」に登場する殺生丸のプロフィールを紹介します。殺生丸は、西国の犬の大妖怪の父と犬妖怪の母の間に生まれた完全な犬妖怪です。犬夜叉とは異母兄弟で、登場当初は弟である犬夜叉のことを、弱い人間を母に持つ「卑しき半妖」として忌み嫌っていました。妖怪であることに誇りを持っており、大妖怪である父親が形見の鉄砕牙を犬夜叉に遺したことに納得がいかず、強奪しようと何度も襲撃していました。

妖怪である殺生丸は長命で200年以上生きていますが、年齢は人間に換算すると19歳です。振袖をモチーフにした着物を着ており、銀髪は腰下まであります。非常に無口である上にプライドが高く、手下の邪見は気難しい殺生丸の機嫌を損ねてはよく殴られています。父親の犬の大将から癒しの刀・天生牙を受け継いだものの、攻撃に向いている刀ではないため不満を持っています。

弱い人間を虫ケラのように見下し、人間を母に持つ半妖の犬夜叉を一族の恥晒しだと考えていた殺生丸ですが、続編の「半妖の夜叉姫」にて半妖の娘がいることが明らかになりました。ファンの間では殺生丸の嫁が誰なのかという話題が盛り、りんであるという説が最も有力となっています。ここでは殺生丸の嫁が誰なのかという説のうち、りん説を考察していきます。

殺生丸の嫁が誰なのか考察します。最初に注目するのは「半妖の夜叉姫」公式サイトの情報です。「半妖の夜叉姫」公式サイトには登場人物のキャラクター紹介が毎話のアニメ放送後に掲載されます。しかし半妖の夜叉姫」1話放送後、りんは載っていませんでした。犬夜叉やかごめ、殺生丸などほとんどのキャラクターは載っていたにも関わらずりんが載っていないということには理由があると推測されます。

りんは「犬夜叉」で殺生丸の精神面の成長を促すという重大な役割を果たしたキャラクターで、紹介に載らないのは不自然です。これはおそらくりんが「半妖の夜叉姫」の物語の中でも大きな謎に関わる重要なキャラクターで、あえて隠しているのではないかと考えられます。「半妖の夜叉姫」の謎の中でも最も視聴者の興味を引いている謎の一つが殺生丸の嫁が誰なのかというものであり、それがりんなのではないかと推測されます。

次に、殺生丸とりんの関係から嫁が誰なのか考察します。登場当初は人間を虫ケラ同然に思い残酷無比だった殺生丸ですが、りんとの出会いによって少しずつ変わっていきました。殺生丸とりんの出会いは、殺生丸が犬夜叉との戦いに敗れて森の中で満身創痍で倒れていたことに端を発します。犬夜叉の風の傷によって大怪我を負った殺生丸は体を動かすことができず、森の中に1人でじっと身を潜めていました。

それを人里から来た孤児のりんが偶然見つけ、ボロボロの殺生丸を助けようとお世話をしに通うようになります。最初は警戒していた殺生丸も、拙いながらも献身的な世話を受けているうちにりんを気にかけるようになりました。少し経って殺生丸は移動できるまでに回復し、去っていこうとした時にりんの住んでいた人里が狼に襲われます。りんは懸命に逃げたもののついに追いつかれ、喉を噛み切られて絶命してしまいます。

血の匂いに気がついた殺生丸は人里の方へ向かい、道の途中で死んでいるりんを見つけます。人間を見下している殺生丸は最初はそのまま去ろうとしましたが、不意にりんの笑顔を思い出して足を止めます。そして殺生丸は「試し」と言いながら初めて癒しの天生牙の力を使ったのでした。こうしてりんは生き返り、殺生丸の旅の供に加わります。

最初は興味本位で生き返らせた殺生丸でしたが、その後りんと一緒に過ごしているうちに段々とその存在が大切になっていきます。そもそも天生牙で初めて生き返らせたのがりんであり、その時点で無意識ながらもりんが特別な存在であることが伝わってきます。最終的には物語終盤の冥界編にて、強くなることが何よりも重要だった殺生丸に「りんの命と引き換えに得るものなど何もない」と言わしめています。

このように、殺生丸にとってりんは何よりも特別な存在であると言えます。「犬夜叉」時点での殺生丸のりんへの気持ちの種類は明確には描かれておらず、ファンの間でも「名前のつけられない関係」「擬似家族」「恋愛」などと解釈が分かれています。しかし殺生丸にとって最も大切な存在がりんであることは確かで、殺生丸の嫁が誰かという答えがりんであってほしいと願うファンも多いようです。

次に、殺生丸の娘が半妖であるという点に注目して殺生丸の嫁が誰か考察します。完全な妖怪である殺生丸の娘が半妖ということは、母親は人間ということが確定します。元々人間嫌いだった殺生丸が、りんのおかげで良くなったとは言え、それまで全く関わりのない人間の女性と結婚するというのは考えにくいと言えます。そうすると「犬夜叉」に登場する人間キャラクターの中に殺生丸の嫁がいると考えるのが自然です。

「犬夜叉」で殺生丸と関わりのあった人間のキャラクターといえばかごめや珊瑚ですが、かごめは犬夜叉と、珊瑚は弥勒と結婚しているため殺生丸の嫁であるということはあり得ません。そうすると嫁は殺生丸と最も近い人間、りんなのではないかと推測されます。

殺生丸の嫁がりんなのではないかという説をりんの年齢を考慮して考察します。殺生丸の嫁がりんであると考えた時、最も気にかかるのは年の差です。りんの年齢は明かされておらず、外見や言動から推測すると「犬夜叉」時点で9~10歳くらいなのではないかと言われています。そうすると「犬夜叉」の最終回時点（3年後）で12~13歳です。そのためその半年後の「あれから」が大体13歳ぐらいだと推測されます。

「あれから」は「半妖の夜叉姫」の18年前だと言われており、「半妖の夜叉姫」に登場する殺生丸の娘たちの年齢は14歳です。つまり18年ひく4年で、「あれから」から4年後にりんが出産している計算になります。そうすると、りんは出産時点で大体17歳くらいの年齢であると推測されます。半妖の夜叉姫の舞台が戦国時代であること、殺生丸が人間換算で19歳であることを考慮しても違和感はない年の差であると言えます。

殺生丸の嫁がりんであるという説を考察するときに話題に上がるのが、ドラマCDでの殺生丸のプロポーズです。これは「あさって」というドラマCDでの出来事で、殺生丸が人里に戻ったりんを案じ、将来の結婚を匂わせるようなプロポーズをするという内容です。しかしこれは高橋留美子先生の描いた原作ではなく、ドラマオリジナルの内容なので「半妖の夜叉姫」にこの設定が受け継がれているかどうかは不明です。

殺生丸の嫁がりんであるという説を考察します。「半妖の夜叉姫」4話にて、時代樹の元を訪れる殺生丸と時代樹の中で眠っている少女が映し出されます。少女は白い着物を着ており、意識はありません。それを見つめる殺生丸に、桔梗の姿を借りた時代樹が「この女子を振り捨てておけばずっと目覚めぬぞ」と警告します。殺生丸はその言葉を無視し、踵を返して時代樹から離れていきました。

時代樹の中で眠っている少女はりんだと推測され、そして殺生丸はりんを救うために何か行動をしている様子でした。「半妖の夜叉姫」でも殺生丸はりんのために動いていることが判明し、嫁がりんである可能性が高いと言えます。

殺生丸の嫁がりんであるという説がファンの間で最も有力とされてきましたが、その推測が正しかったことが「半妖の夜叉姫」15話で確定します。15話で描かれたのは殺生丸の娘であるとわ・せつなが生まれた日のことであり、産んだ母親がりんであることが明らかになります。りんが楓の家で双子を出産すると、現れた殺生丸が生まれたばかりの娘たちを連れ去ります。

りんは殺生丸を信じているという言葉を残して涙を流します。殺生丸は連れ去った娘たちを森の中に張った結界の中に隠し、金と銀の虹色真珠を持たせます。邪見が娘たちを預かり、落ち着いたらりんも連れてこようという話をしていました。殺生丸が娘たちを連れ去ったのには事情がある様子で、おそらくりんや娘たちを守るための行動だと考えられます。それでは次に殺生丸の嫁が誰か、りん以外に考えられていた説を紹介します。

殺生丸の嫁が誰か、りん以外に考えられていた候補を紹介します。「犬夜叉」作中でも最強クラスの妖怪である上に美しさも兼ね備えた殺生丸は、女性から思いを寄せられることも度々ありました。そんな殺生丸のことを好きだった嫁候補を紹介します。

殺生丸の嫁が誰か考察する時にりん以外で挙がる候補は神楽です。神楽は犬夜叉たちの宿敵・奈落が生み出した分身で、風を操る妖怪です。殺生丸が奈落を追っているうちに神楽と出会い、そして心臓を握る奈落からの解放と自由を求めていた神楽は、殺生丸ならば奈落を倒せるかもしれないと考えます。最初は殺生丸を利用してやろうと考えていた神楽でしたが、何度か会っているうちに小さな恋心が芽生えます。

このように神楽は「犬夜叉」の中で唯一明確に殺生丸に恋愛感情を抱いていた女性キャラクターです。しかし神楽が殺生丸の嫁である可能性はないと言えます。その理由としては、第一に神楽は「犬夜叉」の物語終盤で亡くなっています。神楽は奈落に心臓を返してもらった直後に心臓を射抜かれ、1人で寂しく死んでいくかと思われた時に殺生丸が現れます。

殺生丸は神楽が死にかかっていることを匂いで察し現れたのでした。奈落ではなく自分に会いにきてくれたと知った神楽はもう寂しくはなく、幸せそうに笑って天に召されます。神楽の無欲な恋心に殺生丸が答えることはありませんでしたが、報われた最期でした。また、殺生丸の嫁が神楽でないもう一つの理由は、神楽が妖怪であることです。妖怪同士が結婚すれば子供は半妖にはなり得ないので、神楽が嫁であるという説は否定されます。

殺生丸の嫁が誰か考察する時にりん以外で挙がる候補の2人目は娑蘿姫です。娑蘿姫は「犬夜叉」原作には登場しないキャラクターで、アニメオリジナル回「殺生丸を愛した女」に登場します。娑蘿姫は殺生丸に昔救われた過去を持ち、殺生丸のために犬夜叉から鉄砕牙を奪います。それでは次に、殺生丸とりんの娘たちを紹介します。

殺生丸とりんの娘たちを紹介します。殺生丸とりんの娘は双子で、姉が「とわ」、妹を「せつな」とりんが名付けています。それではまず、姉のとわから紹介します。

殺生丸とりんの娘を紹介します。最初に紹介するのは姉のとわです。とわは10年前の森火事でせつなと離れ離れになり、現代にタイムスリップしました。そこでかごめの弟の日暮草太に拾われ、義理の娘として育ちます。喧嘩がしやすいからという理由で男装しており、半妖ゆえの強さから不良に因縁をつけられてはやり返す日々を送っていました。森火事でせつなの手を離したことをずっと悔いており、守りたいと思っています。

殺生丸とりんの娘を紹介します。次に紹介するのは妹のせつなです。せつなは10年前の森火事でとわと別れてから「夢の胡蝶」に眠りを奪われ、かつての記憶を失っています。再会した姉のとわのことも覚えておらず、警戒心を露わにしています。琥珀が頭領を務める退治屋で働いており、弥勒と珊瑚の息子である翡翠とは同僚です。それでは次に、殺生丸に関する感想や評価を紹介します。

これは半妖の夜叉姫の放送決定が告知された時の感想のツイートです。殺生丸の嫁がりんであってほしいという強い気持ちが伝わってきます。他にも殺生丸の嫁はりんでないと嫌だという感想が多く見られました。

半妖の夜叉姫で物語の鍵を握る殺生丸は、りんのために動いていることが示されています。それを指して半妖の夜叉姫は殺生丸とりんの愛の物語だとするツイートです。「犬夜叉」でもすでにこれ以上ないほど大きかった殺生丸のりんへの愛が、嫁となったことでさらに大きくなっていることが伝わってきます。

これは「半妖の夜叉姫」で殺生丸の嫁がりんであると確定した回の感想のツイートです。殺生丸の嫁はりんだろうと推測する視聴者がほとんどでしたが、それでもりんであると明示されて嬉しいという感想が他にも多く見られました。半妖の夜叉姫を楽しんでいる気持ちが伝わってきます。

誰かと噂されている殺生丸の嫁について、りん説や神楽説、娑蘿姫説などを考察して紹介しました。この記事で殺生丸と嫁のりんに興味を持った方は、「犬夜叉」や「半妖の夜叉姫」のアニメを見てみてはいかがでしょうか？