2021年04月14日公開
2021年04月14日更新
【ジョジョ】スティール・ボール・ラン(7部)は面白い?面白くない?感想や評価は?
「スティール・ボール・ラン」は「ジョジョの奇妙な冒険」の7部です。それまでの部と大きく違うのは「スティール・ボール・ラン」の世界が「ジョジョ」の所謂パラレルワールドであることです。「スティール・ボール・ラン」はファンから面白いと評価されていると言われていますが、面白くないという意見もあります。ここでは「スティール・ボール・ラン」が面白い作品であるのかを考察していきます。また、感想や評価なども紹介していきます。
目次
スティール・ボール・ランとは?
「スティール・ボール・ラン」は2021年末に連載35周年を迎えようとしている「ジョジョの奇妙な冒険」の7部です。「スティール・ボール・ラン」の世界はそれまでの「ジョジョ」のパラレルワールド的なものであると原作者の荒木飛呂彦は語っています。ここでは「スティール・ボール・ラン」が面白い作品なのか、それとも面白くない作品なのかを考察・紹介していきます。また、同作品の感想や評価なども併せて取り上げていきます。
スティール・ボール・ラン(ジョジョ7部)の概要
「ジョジョ」の7部「スティール・ボール・ラン」は週刊少年ジャンプ2004年8号から連載が開始されました。その後掲載誌がウルトラジャンプへと替わり同誌2011年5月号まで連載されました。これまでの「ジョジョ」と大きく違うのは舞台が19世紀末のアメリカであることと、物語が1部から6部までの世界ではなく、パラレルワールドで起こっているということです。7部から「ジョジョ」が新たなる局面に入ったと言われています。
スティール・ボール・ラン(ジョジョ7部)のあらすじ
「ジョジョ」の7部「スティール・ボール・ラン」の舞台は19世紀末のアメリカです。総距離6000kmにも及ぶ北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が開催され、多くの名うての者が参加しました。しかし、このレースには裏でアメリカ政府の企み事がありました。参加者の中で一際異彩を放つジョッキー、ジャイロ・ツェペリと彼に大きな興味を持った下半身不随のジョッキー、ジョニィ・ジョースターが主役です。
スティール・ボール・ランは面白い?理由を考察
「ジョジョの奇妙な冒険」のファンの間でよく「どの部が一番面白いか?」という議論が巻き起こると言われています。コアなファンの中では7部「スティール・ボール・ラン」が一番面白いという感想を持つ人が多いと言われています。ここでは「ジョジョ」の7部「スティール・ボール・ラン」が面白いと高評価されている理由を考察していきます。「スティール・ボール・ラン」の面白い魅力は一体どこにあるのでしょうか?
面白い理由①話が最高
「ジョジョ」の7部「スティール・ボール・ラン」が面白いと評価されている理由を考察しています。最初に挙げられるのは「ストーリーが最高」ということです。「スティール・ボール・ラン」はそれまでの「ジョジョ」と違いレースを主軸にしながら競技者同士の戦いや共闘、そしてアメリカ政府が暗躍する「聖なる遺体探し」というそれだけで一つの物語になりそうな事柄が混然となって展開されているのが面白いと評価されています。
面白い理由②ジョジョのエッセンスが豊富
「スティール・ボール・ラン」には「ジョジョ」のエッセンスが豊富に詰まっているという感想を持つファンが多いと言われています。話が進むにつれて北アメリカ大陸横断という過酷なレースの中で競技者たちはスタンドによるバトルを繰り広げるようになります。そして、各メインキャラクターについて過去から現在までの過程等が丹念に描かれています。これは「ジョジョ」のテーマである「人間賛歌」そのものだと評価されています。
面白い理由③ジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターの関係
「スティール・ボール・ラン」が面白いという感想を持たれる理由について考察しています。次に挙げるのは主人公のジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターの関係です。二人は全く違う生き方をしてきましたが、このレースで出会ったことで共闘する仲間になりました。当初はジャイロが「LESSON」を与えて、ジョニィがそれに応えるという関係でしたが、ジョニィが急成長したことで対等の間柄と奇妙な友情が芽生えたのです。
スティール・ボール・ランは面白くない?理由を考察
「ジョジョの奇妙な冒険」は2021年4月現在8部「ジョジョリオン」が連載中です。8部に渡る長い部の中で7部「スティール・ボール・ラン」が面白くないという感想を持つファンもいると言われています。何故「スティール・ボール・ラン」は面白くないと評価されるのでしょうか?ここでは「スティール・ボール・ラン」が面白くないと言われている理由について考察・紹介していきます。それでは考察結果をご覧ください。
面白くない理由①パラレルワールド
「ジョジョ」の7部「スティール・ボール・ラン」が面白くないという感想を持たれる理由について考察しています。先述した通り「スティール・ボール・ラン」は6部までの「ジョジョ」の世界ではなくパラレルワールドになります。このことで1部から6部まで連綿と続いてきたジョースター家の血統に関係する物語ではなくなってしまったことと、6部までのお馴染みのキャラクターが登場しないので面白くないと言うファンがいます。
面白くない理由②6部の評価が影響している?
「スティール・ボール・ラン」が面白くないと評価されている理由の一つに「6部の評価が影響している」ということがあると言われています。「ジョジョ」6部「ストーンオーシャン」はラストで空条承太郎・徐倫親娘が死亡したこととプッチ神父が世界を一巡させてしまったことで、それまでの「ジョジョ」の人気キャラクターの存在が「なかったこと」にされました。その影響が7部にも及んでいるのではないかと評されています。
面白くない理由③スタンド能力
「スティール・ボール・ラン」が面白くないという感想を持たれる理由を考察しています。次に挙げるのは「スタンド能力」についてです。これは二つに分かれていて例えばサンドマンのスタンド「イン・ア・サイレント・ウェイ」は4部の広瀬康一の「エコーズACT1・ACT2」の焼き直しだと言われています。また、ヴァレンタイン大統領のスタンド「D4C」の能力は複雑過ぎて理解できないと言うファンが多いと評されています。
スティール・ボール・ランの登場人物一覧
連載35周年を迎えようとしている人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」は各部毎に魅力的・個性的なキャラクターが多く登場すると言われています。7部「スティール・ボール・ラン」にも同じく個性的で魅力的なキャラクターが多く登場すると評されています。ここでは「スティール・ボール・ラン」に登場するメインキャラクターについて画像付きで紹介します。「ジョジョ」7部にはどのようなキャラクターが登場するのでしょうか?
ジョニィ・ジョースター
主人公の一人ジョニィ・ジョースターの本名はジョナサン・ジョースターです。年齢は19歳でアメリカ出身です。以前は優秀な騎手でしたが、高慢な性格が災いしてトラブルで下半身不随になりました。ジャイロの鉄球に足が動く鍵が隠されていると信じ、レースに参加しました。レース序盤で「悪魔の手のひら」で「聖なる遺体」の左腕に導かれたことで手の爪を高速回転させ弾丸にして撃つスタンド能力「タスク(牙)」を得ました。
ジャイロ・ツェペリ
もう一人の主人公ジャイロ・ツェペリは本名ユリウス・カエサル・ツェペリです。年齢は24歳で法治国家ネアポリス王国出身です。両脇のガンベルトに野球のボールのような鉄球を1個ずつ収納しています。無実の罪で死刑判決を受けた少年マルコを恩赦で救うためにレース参加しました。序盤は鉄球を高速回転させることで様々な能力を発揮させていましたが、その力が物語終盤で「ボール・ブレイカー」というスタンド能力になりました。
スティーブン・スティール
スティーブン・スティールは「スティール・ボール・ラン」レースの主催者です。190cmを超す長身とカッパのような髪型が特徴です。出身地はニューヨークです。興行師として多くの企画をヒットさせましたが、風評被害で没落しました。どん底の中で慰めてくれた少女の一言で「スティール・ボール・ラン」レースを思いつき復活しました。アメリカ政府の企てを知っていますが、レース成功第一で中立の立場を取っています。
ルーシー・スティール
ルーシー・スティールはスティーブンの妻で7部のヒロイン的存在です。年齢は14歳です。没落したスティーブンに声をかけた少女です。その後実家が経済的困窮に追い込まれ、マフィアに売られる寸前までいきますが、スティーブンに救われてその後結婚しました。互いに恋愛を超えたかけがえのない存在としています。ヴァレンタイン大統領の企てを知ってしまったことで物語の中で大きく動くことになるキャラクターです。
マウンテン・ティム
マウンテン・ティムはアメリカ、ワイオミング州のカウボーイです。年齢は31歳です。レース参加者で優勝候補者でありながら、レースの影で横行した殺人事件の調査のために臨時保安官助手に任命されました。ロープに触れた者の体をロープと一体化させて自由自在に操る「オー!ロンサム・ミー」というスタンド能力を持っています。ルーシーに好意を持っており、調査を進めていくうちに秘密を知ってしまった彼女を救い出しています。
サンドマン
サンドマンはアリゾナ州出身のネイティヴ・アメリカンです。レース参加者の中で唯一自分の肉体のみで走り続けています。優勝賞金で白人に奪われた先祖代々の土地を取り戻すためにレースに参加しました。スタンド能力は音を擬音文字の物体にして操る「イン・ア・サイレント・ウェイ」です。ジョニィたちと対峙した時に「サンドマン」の呼称は白人の聞き違いで実際の名前は「サウンドマン」であることを告白しています。
ホット・パンツ
ホット・パンツはレース参加者で最初は無印でしたが、第3ステージでトップ通過したことで注目の的になりました。アメリカ出身を自称していますが本名・年齢・略歴は不明でした。その正体はローマ法王庁の修道女で「聖なる遺体」を手に入れるためにレースに参加しました。女性であることを知っているのはジョニィとノリスケ・ヒガシカタのみです。スタンド能力は肉を搾り取ってスプレーで噴射する「クリーム・スターター」です。
ディエゴ・ブランドー
ディエゴ・ブランドーはジョニィとラストバトルを繰り広げるライバル的存在です。愛称は「DIO」です。「イギリス競馬界の貴公子」と呼ばれるほどの天才騎手でレース優勝候補の筆頭です。一方で非常に腹黒い性格でひそかにアメリカ政府と取引していました。スタンド能力は触れたものを恐竜化させて攻撃する「スケアリー・モンスターズ」でしたが、大統領が連れて来た並行世界のディエゴは時を止める「THE WORLD」でした。
ファニー・ヴァレンタイン大統領
ファニー・ヴァレンタインは第23代アメリカ合衆国大統領です。登場初期は肥満体でしたが、徐々に筋肉質な肉体へと変貌しました。「愛国心」を絶対的な価値観として生きており、世界の中心に国と自らが君臨するために必要な「聖なる遺体」の捜索を行っています。スタンド能力は並行世界間を自由に行き来することができる「Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)」略して「D4C」です。
スティール・ボール・ランに関する感想や評価
ここでは「ジョジョの奇妙な冒険」の7部「スティール・ボール・ラン」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「ジョジョ」の7部「スティール・ボール・ラン」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
ジョジョ7部目である『スティール・ボール・ラン』、ファンからの評価高いのは知ってたけど、3巻まで読んでみた感想としては、やはり噂に違わず面白かった。ジョジョは4部までで止まってるけどまた追っかけてみようかな。
— ラミオネット (@RAMIONET0812) March 6, 2021
「ジョジョの奇妙な冒険」を4部まで読んで、その後「スティール・ボール・ラン」を読まれた方のツイートです。「スティール・ボール・ラン」が面白かったので、読んでいない部を含めて「ジョジョ」を読み直そうとつぶやかれています。
スティール・ボール・ラン読み終えた
— 自分が何者かも分からなくなった何か (@Rv9nhoDcQ7hQ2x7) December 1, 2020
感想・非の付け所の無い超名作。最初はクソガキだったジョニィがジャイロとの出会いと戦いで成長していき、またそれと共に成長するスタンド。
「スティール・ボール・ラン」をコミックス全巻読み終えた方のツイートです。最初はわがままで高慢だったジョニィがジャイロと出会い、共闘することでスタンド共々成長していくところが良かったとの感想をお持ちです。
スティール・ボール・ランの感想は、序盤最高、中盤で少し微妙になってくるけどまた終盤のテンションは最高、という感じなので、お勧めです。
— アンバサだよ (@anbasasasa) November 15, 2020
「スティール・ボール・ラン」を全巻読破された方のツイートです。序盤が最高で、中盤中だるみして、終盤にテンションが最高に上がる作品だと評価されています。
スティール・ボール・ランが面白い理由まとめ
「ジョジョの奇妙な冒険」の7部「スティール・ボール・ラン」について紹介してきました。「スティール・ボール・ラン」が面白い理由の考察、面白くない理由の考察を中心にメインキャラクターについても取り上げてきました。是非一度「スティール・ボール・ラン」の面白さに触れてみてください。