ドクターストーンの作者はだれ？稲垣理一郎・Boichiの経歴と過去作品を紹介

ドクターストーンとは、週刊少年ジャンプにて現在も連載中の人気作品です。ドクターストーンは、地球が石器時代に逆戻りしてしまったという斬新な設定で、科学少年の主人公が原始の世界で様々な発明をしていく見ごたえのあるストーリーが注目されています。ここでは、人気作品のドクターストーンについて、作者の稲垣理一郎とBoichiについての情報を詳しく紹介していきます。

まず初めに、ドクターストーンの基本的な情報を紹介します。ドクターストーン（Dr.STONE）とは、2017年から週刊少年ジャンプにて連載されている漫画作品です。現在も連載中のドクターストーンはテレビアニメ化もされており、またスピンオフ作品が本編と同時連載されるなど、非常に盛り上がりを見せている作品として知られています。2021年には、累計発行部数は1000万部を突破しているヒット作品となりました。

ドクターストーンは次にくるマンガ大賞2018や第64回小学館漫画賞少年向け部門等の漫画賞も受賞しており、各方面から高い評価を得ている漫画作品です。過去に週刊少年ジャンプではアイシールド21の原作も手掛けた稲垣理一郎が原作を務めます。また、主に青年誌で活躍している漫画家・Boichiが作画担当ですが、Boichiにとっては初となる少年誌での連載作品となっています。

ドクターストーンのあらすじを紹介していきます。ドクターストーンの主人公石神千空は、科学の知識に秀でた天才少年です。ある時、原因不明の石化光線により、世界中の人々が石に変わってしまいます。千空は石化しながらも、強靭な精神力で意識を保ち続けます。そして数千年後、突如石化から目覚めた千空は、人間が滅んだ荒廃した世界で、科学の力によって一から文明を築くことを決意します。

ドクターストーンの原作担当は、稲垣理一郎です。稲垣理一郎は、週刊少年ジャンプで2002～2009年まで連載されていた人気作・アイシールド21の原作者として有名です。アイシールド21は、作画を村田雄介が担当して人気を博した作品です。アイシールド21は稲垣理一郎の代表作ともなりました。稲垣理一郎は2009年にアイシールド21が完結を迎えた後、数年は充電期間としてあまり活動していなかったようです。

読み切り作品の原作をいくつか担当しており、連載作品は制作していなかった稲垣理一郎。アイシールド21の週刊連載はまさに地獄の日々だったと語っており、家族との時間を大切にしていたとの事。アイシールド21の次に担当した連載作品がドクターストーンとなりました。

週刊少年ジャンプにて連載されたアイシールド21でも有名な稲垣理一郎の過去作品を紹介します。稲垣理一郎が、アイシールド21をはじめとする様々な人気作で原作を担当しています。デビュー当時は自身で作画も行っていましたが、近年は原作担当をする事が多くなっています。アイシールド21以外の過去作としては、読み切り作品の「KIBA&KIBA」と「心配怪盗 NO FACE」も週刊少年ジャンプにて連載されました。

稲垣理一郎のアイシールド21連載中の巻末コメントの傾向は、日常生活に関するコメントが多くなっています。中でも、ジャンプ編集長が新年会で言った「ジャンプは産休育休がとれる」という発言に関するコメントなどが注目されていました。

ドクターストーンの作者・稲垣理一郎は、人気ゲームドラゴンクエストマニアとしても有名です。自身が関わった作品のPRだけではなく、ドラゴンクエストにまつわるツイートもしている様子でした。漫画原作者として配信やラジオ番組にも出演している稲垣理一郎は、多方面で活躍している人物で、Twitterも人気です。

ドクターストーンの作者で作画を担当しているのは、韓国出身のBoichiです。Boichiは韓国はソウル出身の人物です。Boichiはそのまま「ぼういち」と読み、本名は朴武直（パク・ムジク）です。韓国出身の漫画家・Boichiは、大学では物理を学んでいます。その後、大学院へ進学して映画を専攻しており、まさに人を引き込む漫画を描くために学んでいました。

現在は日本で漫画家として活躍しているBoichiですが、デビューしたのは韓国で、1993年の「少女漫画」がデビュー作となっています。韓国出身でデビューも韓国だったBoichiですが、2004年に日本でもデビューを果たし、以降はモーニング等の青年誌で様々な作品を発表しています。

韓国出身のBoichiは、日本でもデビューした後、様々な作品を世に送り出しています。Boichiの過去作としては、「究極宇宙味帝シーザー」や「サンケンロック」、「ORIGIN」等が人気です。また、作品集も出版しており、非常に幅広いジャンルの作品を手掛けている漫画家として人気です。

ドクターストーンの作画担当で韓国出身のBoichiは、圧倒的な画力が評価されている漫画家でもあります。原作付きの作品も、自身で考えたストーリー漫画も手掛けるBoichiですが、緻密な書き込みと写実的な絵柄が物語に説得力を持たせています。

韓国出身の漫画家・Boichiの作者巻末コメントの傾向は、週刊少年ジャンプで作品を連載出来る事に関して、感謝の意を伝えるような内容のコメントが多くなっています。様々な人気作を手がけているBoichiですが、低姿勢で丁寧な人物として知られています。

BoichiのTwitterでは、自身の作品に関してのツイートをリツイートしたり、非常に美麗なイラストがツイートされたりしています。BoichiのTwitterは多くのファンがチェックしており、注目を集めています。

ドクターストーンの作者、稲垣理一郎とBoichiについて紹介しましたが、次に欠かせない存在の監修についてもまとめます。ドクターストーンにはしっかりと科学監修がついており、監修を担当しているのはくられです。くられはサイエンスライターと言う肩書で活動している人物で、大学で講師も務めています。自身のYOUTUBEのチャンネルでは、狐のお面をかぶって登場しています。

ドクターストーンの欄外に監修：くられとしっかりクレジットされており、ドクターストーンに登場する様々な科学アイテムにリアリティを与えている大切な存在です。ドクターストーンの監修を務めるくられは、日テレ系バラエティ番組の「世界一受けたい授業」に出演した経歴も持っています。

不良科学者を自称しているユニークな人物・くられですが、人気の著書もたくさんあります。中でも、「アリエナクナイ科学ノ教科書」は星雲賞も受賞しており、図書館等でも取り扱いがある著書です。ドクターストーンの監修を担当しているくられは、空想科学を面白く分かりやすく考察しており、人気の著書もたくさんありました。

稲垣理一郎とBoichiがタッグを組み、人気作品となったドクターストーンの様々な魅力を紹介していきます。まず、ドクターストーンが描いている大きなテーマが「科学の楽しさ」です。くられも監修してしっかりと描かれている「科学」の部分。ドクターストーンは、科学的知識を網羅した天才少年・千空が、石器時代に目覚める、まさに「科学者が原始の世界に行ったら？」というテーマで描かれているストーリーです。

全く何もない所から、千空が科学的知識を持って次々に驚きの発明を繰り返していくストーリーは、非常にテンポが良く見る人を飽きさせません。ドクターストーンは科学という難しいテーマも漫画らしい描き方で楽しく見せており、身近にある見慣れた物が作り出されていく様は、見ていてとても楽しいと注目されています。

ドクターストーン作中では、千空は原始の世界で次々に必要な物を生み出していきます。全く何の文明も残っていないストーンワールドなので、何かを作り出すために凄まじい労力と時間が必要になってきます。この「何かを作り出すための必要物」も、分かりやすくフローチャートにまとめられており、情報がゴチャゴチャする事無く、読者に伝えられています。

フローチャートを見るだけで、何が必要なのかすぐに理解する事が出来ます。この必要物を千空は仲間たちと協力してどんどん入手していくのですが、飽きの来ないテンポと軽快なテンションでストーリ－が進んでいくため、アイテムを入手するだけでも見どころ満載となっています。

ドクターストーンの大きな魅力が、登場するキャラクターです。主人公千空を始め、魅力に溢れる登場人物が物語を彩っています。千空は天才科学少年であり、リアリストで合理的な人物なのですが、ちゃんと少年漫画の主人公らしい熱い所も持っています。また、千空以外にも多くのキャラクターが登場していますが、常にレギュラーとなる人数は数人程度であり、適材適所の活躍を見せています。

登場人物が増えていっても、キャラクターでゴチャゴチャする事はなく、それぞれにしっかりと焦点があてられる展開となっています。その為、物語も非常に分かりやすくなっています。魅力的なキャラクターが上手く見せ場を与えられており、ドクターストーンのストーリーに深みを出しています。

ドクターストーンの作者に関する感想や評価をいくつか紹介していきます。まず、作画を担当している漫画家のBoichiに関しては、画力を称賛している声がたくさん見られていました、Boichiは週刊少年ジャンプで読み切り作品も手掛けていますが、その安定した画力で描かれる様々な作品は、見る人を引き込んでいました。ドクターストーン以外の作品でも、圧倒的な書き込みとリアリティのある描写に定評がありました。

ドクターストーンの作画担当のBoichiに関しては、単行本の作者コメントの書き込みが凄いという感想も挙がっていました。週刊少年ジャンプで連載されている漫画作品は単行本になった際、作者近影とコメントが掲載されるスペースがあります。多くのファンが注目する作者コメントですが、ドクターストーンの作画担当のBoichiは非常に長文で掲載しており、他の作品の作者と比較されていました。

ドクターストーンの原作を担当している稲垣理一郎に関しては、アイシールド21の作者と同じで驚いたと言う感想も挙がっています。稲垣理一郎は様々なヒット作品の原作を手掛けている人物ですが、週刊少年ジャンプの大ヒット作品・アイシールド21が非常に有名です。同じく週刊少年ジャンプで連載中のドクターストーンですが、アイシールド21とは作風が全く違うため、同じ作者だと思えないと言う感想も見られていました。

ドクターストーンの原作者・稲垣理一郎は、様々なジャンルの漫画作品の原作を担当しています。アイシールド21でヒットメーカーとして知られるようになった稲垣理一郎は、2017年から連載中のドクターストーンで更に知名度を上げています。そんな稲垣理一郎の他の作品も「ドクターストーンの作者が原作」という点で注目を集めていました。

ここでは、週刊少年ジャンプにて連載中の人気作・ドクターストーンの作者や監修について紹介しています。ドクターストーンの作者で、作画担当は韓国出身のBoichi。原作担当はアイシールド21で有名な稲垣理一郎でした。また、科学監修もついており、サイエンスライターのくられが監修を担当しています。是非、ドクターストーンをチェックして、稲垣理一郎の面白い原作とBoichiの圧倒的な画力を楽しんでみて下さい。