ドクターストーンは矛盾点が多い？文明レベル・人口や設定の疑問点を考察

設定の矛盾点や人口・文明レベルを知る前に、まずは「Dr.STONE/ドクターストーン」の基本情報を紹介していきます！ドクターストーンは2017年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている漫画が原作で、2019年にテレビアニメが放送されていました。作画を担当している「Boichi」は韓国出身の漫画家で、韓国の少女漫画雑誌でプロデビューしているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの冒頭では謎の光が発生しており、その光を浴びたキャラクターたちが石化しています。そんな中、主人公・石神千空は偶然石化から復活しており、「ナイタール」という化学薬品で石化が解除される事に気付いています。そして千空は様々な能力を持つキャラクターたちを復活させ、人類再興を目指して世界に飛び出しています。

ここからは「Dr.STONE/ドクターストーン」の設定の矛盾点を一覧化して紹介していきます！まずは人口・文明レベルに関する矛盾点を現実世界の事実と照らし合わせながら解説していきます。

物語序盤には地球で石化光線が発生しており、主人公・石神千空は3700年後に復活しています。また千空の父親である石神白夜は宇宙飛行士だったため石化光線から逃れており、人類が石化した後に地球に戻っています。そして白夜とクルーたちの子孫が「石神村」と「ソユーズの島」に誕生していますが、3700年経ったとは思えないほどに人口が少ないと言われているようです。

3700年を現実世界に置き換えると、メソポタミア文明・黄河文明などの四大文明が興ってから現在に匹敵する年月です。この年月の間に人類は2億人から77億人に増えていますが、Dr.STONE/ドクターストーンの「石神村」や「ソユーズの島」には数十人しか人間が存在していませんでした。他に集落がある可能性も考えられますが、それにしても人口が少ないという矛盾点が浮上しているようです。

現実世界の人口は1802年～1927年の125年の間に10億人ほどしか増えていませんでしたが、1998年～2011年の間には12年ほどで10億人が増えています。これは医療の発達が関係しており、世界中の平均寿命が延びる事と人口が比例しているようです。Dr.STONE/ドクターストーンの世界は医療がまったく発達していなかったため、それが原因で人口が増えなかったという考察がなされているようです。

石神村に住んでいるルリは肺炎を患っていましたが、薬がないため治療が困難になっていました。そんな中、千空が石神村を訪れており、サルファ剤を開発した事でルリの命が救われています。このように現在では治療が可能な病気を治す事も困難だった状況のため、病気が原因で人口が増えなかったという考察がなされているようです。

前述したように3700年前には知識が豊富な宇宙飛行士たちが石化から逃れていましたが、石神村には「百物語」しか継承されていませんでした。この宇宙飛行士たちが知識を残していたら文明はもっと発展していたという考察がなされているようです。また文字すらも継承されていなかったため、継承されなかった理由が隠されているという考察もなされているようです。

現実世界の人類は長い年月を掛けて発展していきましたが、石神村の祖先は高度な文明で生きていた人間です。そのため未だに石器時代のような生活をしている子孫たちに違和感を感じるという声が挙がっているようです。

前述したように宇宙飛行士たちは人類で唯一石化光線から逃れていました。そのため宇宙飛行士の誰かがまだ生きており、わざと文明を発展させないようにしたという考察もなされているようです。また白夜は息子の千空を信じてプラチナを残していますが、白夜以外の誰かが裏切ったという説も浮上しているようです。

普通の人間は3700年という年月を生きる事ができませんが、Dr.STONE/ドクターストーンの世界では道具があれば人間を自由に石化させる事ができます。そのため複数人の裏切り者が石化と復活を繰り返しながら生きており、地球を破壊してきた人類の文明を発展させないようにしているという説が浮上しているようです。

ここからは「Dr.STONE/ドクターストーン」のその他の設定の矛盾点を紹介していきます！ドクターストーンのキャラクターたちは千空の科学知識で発展していますが、その中にもとある矛盾点が浮上しているようです。

物語序盤には地球全体が石化光線に包まれていましたが、何故か宇宙ステーションの宇宙飛行士たちは無事でした。地球一周は約40000kmで、地球から宇宙ステーションの距離は約400kmと言われているため、余裕で石化光線が届いてもおかしくありません。そのため石化光線の距離に違和感を感じるという声が挙がっているようです。

前述した宇宙ステーションは現実世界の距離のため、Dr.STONE/ドクターストーンの世界の宇宙ステーションは更に遠い距離に設置されていたという考察もできます。ですが地球から物資の運搬をする時にデメリットしかないため、この説は薄いという声も挙がっているようです。また裏切り者の宇宙飛行士が石化光線から逃れるためにステーションを移動していたという考察もなされているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの作中で石化から逃れた白夜は千空を信じてプラチナを集めていましたが、ここで「プラチナだけを集めた違和感」が浮上しているようです。風化しにくい他の物質も集めていれば人類発展の手助けになる事は間違いないため、プラチナだけを集めた事には何らかの意味があるという考察がなされているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの作中で千空は砂金集めでプラチナを集めると言っていましたが、プラチナは装飾品や石像・自動車にも使われていた物質です。そのため天才科学者の千空が砂金集めという原始的な方法を選択した事に違和感を感じている読者もいるようです。

百夜は無人島で生涯を終えたという描写がされていましたが、百物語には百夜が石神村の始祖だという情報が刻まれています。また百夜は「本土にレコード」「石神村にプラチナ」を残していたため、移動場所にも矛盾が生じているようです。

作中では無人島から本土へ2回以上渡航した事が判明していますが、その距離は約250kmあるため、エンジン付きの船がない状況でどのように渡航したのかという疑問が浮上しているようです。また海図や航海術がない状態で渡航する事は自殺行為のため、ここにも何らかの秘密が隠されているという考察がなされているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンのヒロイン・杠は物語序盤からヘッドフォンのような物を着けています。このヘッドフォンが3700年経った現在も残っているため、「物ではない」「風化しない新たな物質」という考察がなされているようです。また石化から復活しているため、杠の体の一部だという面白い説も浮上しているようです。

前述したように宇宙飛行士6人は石化を逃れていますが、近親婚は遺伝子多様性が低下すると言われています。多様性が低下すると1つの病気に対する全体の耐性も低くなるため、病気で絶滅するという可能性があります。作中では肺炎で苦労している状況のため、これまで他の病気を避けてきた方法が気になる所です。

人類学者のジョン・ムーアは到着まで200年掛かる火星への移住ミッションで、生き抜くには75組から90組のカップルが必要だと提言しています。Dr.STONE/ドクターストーンでは3組というカップル数だったため、そのような考察・設定が無視されているのかもしれません。

前述したように宇宙飛行士たちは石化を逃れていますが、何らかの原始的な方法で本土に渡り、本土で文明的な道具を手に入れる事も出来たはずです。また宇宙飛行士は一般人と違って高い知識を有しているため、その気になれば初めから高い文明レベルを維持できていたという考察がなされているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの作中では、千空と大樹が石化から自力で復活しています。その他のキャラクターは復活液で石化を解除されており、千空は「3700年間意識を保つ事で石化のエネルギーが使用され、それが自力復活に繋がった」と考えています。本作には化物のようなキャラクターが大勢登場しているため、その他にも自力復活したキャラクターがいるという考察がなされているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの千空や大樹は高校生で化物じみた能力を持っているため、訓練を受けた人間ならば更に凄い能力を持っているという考察がなされているようです。また2人は強い意志と目的を持っていたため、それが自力復活に繋がったという説も浮上しているようです。

設定や人口・文明レベルの矛盾点を知った後は、「Dr.STONE/ドクターストーン」に登場した獅子王司を紹介していきます！獅子王司が持つ危険な思想や矛盾点を解説していきます。

獅子王司は3番目に石化から復活したキャラクターで、「霊長類最強の高校生」と呼ばれている存在です。呼び名の通りに常人離れした身体能力・戦闘能力を誇っており、3700年前には世界中で名が知れた格闘家だったようです。千空は獅子王司の身体能力を期待して復活液で石化を解除していますが、この復活が騒動を引き起こすきっかけになっています。

獅子王司は自身の理想を叶えるためなら殺人も厭わない存在で、「誰もいない世界は汚れないの楽園」と言いました。そのため「純粋な若者だけを復活させ、このまま誰のものでもない自然と共に生きていく」という理想を叶えるために千空と敵対しています。そして千空は獅子王司を止めるためにピストルを開発する事を決めています。

獅子王司は石化を解除する方法に気付いたため、自身の理想を叶えるための仲間を復活させています。その後、病を患っていた妹を助けた事で千空と停戦していましたが、氷月に裏切られた事で致命傷を負っています。そして獅子王司の力が必要になると考えた千空はコールドスリーブ後に石化能力で傷を癒しています。

獅子王司は「力を持たないものが搾取されるのはおかしい」と言っていましたが、自身は武力で帝国のトップに立っています。また氷月は戦闘員を使い捨ての駒にしていたため、力を持たない者が搾取される状態になっています。そのため獅子王司は理想を語りながらも、3700年前の老人たちと同じ道を辿っていたという考察がなされているようです。

人口・文明レベル・獅子王司の矛盾点を知った後は、「Dr.STONE/ドクターストーン」に関する読者・視聴者の感想を紹介していきます！ドクターストーンは斬新な設定が話題になっている作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。

本記事で紹介したようにDr.STONE/ドクターストーンの世界は人口がまったく増えていないという設定のようです。そんな人口の設定に矛盾があるという感想や、人口が増えなかった理由が気になるという感想が挙がっているようです。またサルファ剤が出来た事でこれから人類は激増していくという考察がなされているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの世界は過去の遺物が風化しているという設定ですが、全ての物が風化しているとは考えにくいです。そのため過去の遺物を開発に使わない理由が気になるという感想や、遺物が残っていない理由が気になるという感想が挙がっているようです。

Dr.STONE/ドクターストーンの作中では燕と人間だけが石化するという設定が描かれています。この燕と人間だけが石化した理由が気になるという感想が挙がっているようです。また黒幕がいる事は明らかになっているため、早く黒幕の正体を知りたいという声も挙がっているようです。

本記事では「Dr.STONE/ドクターストーン」の設定の矛盾点を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？ドクターストーンの作中では科学に関する面白い知識が描かれていますが、未だに解決出来ていない謎も浮上しているようです。そんな本作をまだ見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい！