【めだかボックス】古賀いたみは「異常」に憧れる改造人間！強さや名言も紹介

めだかボックスのキャラクターの中でも数少ない後天的異常者が古賀いたみです。今回はそんな古賀いたみについてまとめて紹介していきます。

めだかボックスは2009年から2013年にかけて、週刊少年ジャンプにて原作西尾維新先生、作画暁月あきら先生のタッグで連載された漫画です。既に小説家として「物語シリーズ」など独特の世界観を持つ作品でヒット作を作り出していた西尾維新先生初の週刊連載漫画として高い注目を集め、あいも変わらず独特の世界観や言い回しが高い人気を集める事になった作品になっています。

2012年にはアニメ化も行われこちらも高い人気を獲得するに至っており、特に掲載誌であるジャンプに対してのメタフィクション的な言い回しが本作の特徴として受け入れられています。

完璧超人である黒神めだかは、箱庭学園への入学早々行われた、生徒会長選挙にて大言壮語を放ち、驚異の98%の支持率を得て生徒会長に就任する事になります。公約に上げた目安箱を設置し、幼馴染の人吉善吉と共に解決していく姿に、いつしか目安箱は「めだかボックス」と呼ばれるようになり少しずつ生徒会メンバーも集まっていく事になるのでした。

古賀いたみは箱庭学園の理事長が秘密裏に推し進めていた「フラスコ計画」の被験者にして「十三組の十三人（サーティン・パーティー）」と呼ばれる特待生の1人として登場するキャラクターです。黒神めだかから見ると1年上の先輩で2年13組に所属しており、フラスコ計画の被験者としては験体名「指切り骨折り（ベストペイン）」と呼ばれているキャラクターです。

かわいい見た目に反して「十三組の十三人」の中でも戦闘能力が高く、「地上戦最強の女」とも呼ばれる事もあります。そんな古賀いたみですが、めだかボックスの中でも非常に珍しい生まれた時は異常性を持たず、後天的に異常性に目覚めた存在になっています。

元々古賀いたみはごくごく普通の少女でした。テストは常に平均点、身長体重も常に平均ジャストという普通の塊のような少女だった古賀いたみですが、本人はそれを好ましく思っていませんでした。そんな古賀いたみが変わるきっかけになったのが中学時代に名瀬と出会った事です。

名瀬は生粋の「異常者」であり、中学時代当時は学校一のいじめられっ子でした。そんな名瀬の中学に転校生として入学したのが古賀いたみでした。古賀いたみは名瀬と出会った事で彼女の「異常」に触れ、異常である事に強く憧れを持つようになったのです。

古賀いたみが生来持つ異常性とも言えるのが「異常である事への執着」です。元々何をやっても平均点だった彼女にとっては異常である事はまさに対極的な存在でした。そんな異常への執着から名瀬に近づき、彼女に自身を改造実験の被験者にしてほしいと頼み込むほどです。名瀬の改造は激しい痛みや苦しみを伴うものでしたが、古賀いたみはそれを執着心で耐え抜きました。

名瀬の改造によって古賀いたみが手に入れた異常性が常人を遥かに超える運動能力、治癒能力を持っているという点です。運動能力では並外れた腕力や脚力を持っており、加えて複雑骨折させられても重病あれば完治してしまう程の回復力を持っているのです。

ただこの異常性には分かりやすい弱点もあり、エネルギー消費も通常よりも激しく身体が非常に疲れやすくなっています。その対策として名瀬によって敢えて痛覚を強化されており、身体からのアラートに敏感になるようにされています。

古賀いたみがかわいいと言われる理由はその性格にあります。戦闘時には仮面ライダーのポーズを取って名乗りを上げたりとどこか少年ぽさをも持った天真爛漫な性格は、異常性によって歪んだ性格をしてしまっている者も多いめだかボックスにおいて1番女の子らしい性格をしているとも言えます。

元々自身の異常性は作られたものであるという事を理解している為、十三組の十三人の中で誰よりもフラスコ計画に執着していましたが、めだかによってそれを潰された後も多少根に持っている部分はあっても好意的に接するなどといった持ち前の明るさも古賀いたみがかわいいと言われる要因になっています。

めだかボックスには露出の激しいキャラクターも複数いますが、その中でも古賀いたみはかなり露出の激しい格好をしている事でも知られています。古賀いたみの場合、改造の影響で代謝も高い為でその結果ですが、動き回るタイプの戦闘スタイルも相まってより露出の激しさが際立っている事、そしてそれを本人が持ち前の性格によりほとんど気にしていないように見えるのがかわいいと言われています。

名言が多い事でも知られるめだかボックスですがそんなめだかボックスにおける古賀いたみの名言と言われるのがこの名言です。この名言は生徒会選挙編にて庶務戦で戦う事になった球磨川と人吉の対決に際し、圧倒的に不利な勝負条件を提示された際の古賀いたみのセリフです。

この勝負で人吉が勝つ為には対戦相手の球磨川に「まいった」と言わせる必要があるのですが、相手は負けに慣れきった球磨川、そう簡単に負けを認めるはずもありません。このようなセリフが当たり前のように出てくるのがめだかボックスの魅力でもあるとされている名言です。

米澤円さんは2005年にデビューした声優さんです。声優として主に少女役を演じる事が多い声優さんで、同時に歌手としても活動、アニメやゲームでの活躍はもちろん、「VOICEROID」の紲星あかりの声の元になっている事でも知られる声優さんです。

米澤円さんがこれまでに出演しているアニメとしては「けいおん」の平沢憂役、「生徒会の一存」の杉崎林檎役、「グランブルファンタジー」のフェリ役、「蒼の彼方のフォーリズム」の市ノ瀬莉佳役、「ガールズ＆パンツァー」の玉田環役、「ガールズ＆パンツァー最終章」でのフリント役などを担当しています。

ここからは既にめだかボックスを視聴している人の古賀いたみに関しての感想を紹介していきます。かわいさと強さを兼ね備えた古賀いたみですが、名瀬との関係が良いという声も多いです。2人の強い絆を感じる場面の多さが両者の魅力をそれぞれ引き出しているという声も多くなっています。

元々名言が多い作品として知られるめだかボックスだけに今回紹介した以外にも古賀いたみの名言として人気を集める名言はいくつか存在しています。元々言い回しが特徴的な西尾維新先生が原作を手掛けるだけにそれぞれのキャラクター性もしっかり反映し言ってるセリフが多いからこそ印象に残っているとする声も多くなっています。

めだかボックスのラストで思春期を過ぎるとそれぞれの異常性は失われていくとされていますが、古賀いたみだけは経緯が違うだけにどうなったのか気になるという声も多いです。身体能力は高くとも疲れやすいという身体はそのままでも大変そうという声も多く、その後が見てみたいという声も見られるようになっています。

めだかボックスの古賀いたみは作中でも珍しく後天的に異常性を発揮したキャラクターであり、かわいさと強さを兼ね備えたキャラクターになっています。生徒会選挙編では名瀬軸からみてのヒロインポジを担当するなどストーリーへの関わりも多くなっているキャラクターで名言も非常に多くなっているのが特徴的なキャラクターです。

最後まで結局生徒会メンバーにこそならなかったものの、名瀬との関係性から登場機会は非常に多いキャラクターで、その強さも遺憾なく発揮されています。まだめだかボックスを視聴していない人は古賀いたみのかわいさや強さにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？