【ダイの大冒険】ダイの剣は最強！鞘の能力やバーンを切り裂いたシーンを考察

ダイの剣は、大ヒットを記録した少年漫画・ダイの大冒険に登場した武器の一つです。ダイの剣は、名前の通り、主人公ダイの為の剣でしたが、作中で数々の活躍を見せ名シーンを生み出してきました。ここでは、ダイの剣の作者についてや、かっこいい鞘の能力、ダイの剣が活躍したシーン等を詳しくまとめていきます。また、ダイの剣と同じく最強とも謳われた真魔剛竜剣についても紹介します。

ダイの剣が登場する作品、ダイの大冒険の情報をまとめていきます。ダイの大冒険は1989年に週刊少年ジャンプで連載を開始した漫画作品です。人気ゲーム作品ドラゴンクエストを原案としており、ドラゴンクエストに登場する数々の呪文や技、モンスターなどの設定が使用されています。RPGであるドラゴンクエストを原案としていますが、ストーリーは王道の少年漫画らしく、まさに「ジャンプ作品」といったものとなっています。

ダイの大冒険は1996年に完結を迎え、コミックスは37巻まで刊行されています。累計発行部数は4700万部を突破しており、高い人気を誇っている作品です。1991年に一度テレビアニメ化されていましたが、2020年10月から新アニメが放送されています。ダイの大冒険はその他の作品にオリジナルの魔法が登場するなど、高い影響力を誇っています。

ダイの大冒険の世界では、かつて地上を支配しようとした魔王も勇者によって倒され、平和な時代が訪れていました。主人公ダイは、平和になって穏やかになったモンスター達が暮らす島、デルムリン島で逞しく暮らしている少年です。ある時、ダイは突然凶暴になった島のモンスターに驚き、師匠であるアバンから魔王の復活を告げられます。ダイは勇者として魔王を倒すため立ち上がりました。

ダイの剣とは、ダイの大冒険の主人公で勇者となるダイの為に制作された剣です。ダイの剣はどんな金属よりも高い強度を誇る「オリハルコン」で出来た剣です。後に詳しく紹介しますが、作者であるロン・ベルクが命を吹き込んで作り上げた、まさに彼の集大成ともいえる剣でした。そんなダイの剣はそれだけでも十分な強さと能力を持っていましたが、数々の激戦の中で折られてしまいます。

戦いの中で折れてしまったダイの剣は、作者であるロン・ベルクの元に戻ってきます。ロン・ベルクは、ダイの剣が来るべき戦いに備えて更にパワーアップするため、戻ってきたのだと悟ります。ダイの剣には鞘が追加される事となり、この鞘で更なる能力を獲得します。ダイは魔法自体は苦手なのですが、強力な魔法剣を習得しています。ダイの剣の鞘の能力は、この魔法剣を大幅にパワーアップする能力でした。

ダイの必殺技魔法剣には、ライデインなどの勇者が使用する技があります。ダイの剣の鞘の能力は、このような魔法のパワーを更に増強させ、呪文の最高位まで高めることが出来るのです。つまり、ライデインは上位魔法のギガデインに昇華するという事です。また、ダイの剣の鞘の能力では、剣を鞘に納め続けてパワーアップさせるという特性があるため、この間は無防備になるという弱点も併せ持っていました。

ダイの剣と同じく、ダイの大冒険作中で最強クラスの剣だと謳われていたのが、真魔剛竜剣です。真魔剛竜剣は、ダイの大冒険に登場するバランが使用していた剣です。真魔剛竜剣は神が作り出した剣と言われており、魔界の名工ロン・ベルクも追い求めていた最強の武器でした。バランは竜の騎士であり、竜の騎士がパワーを最大限にして戦うと、並みの剣では砕け散ってしまいます。

真魔剛竜剣は凄まじいパワーを持つ竜の騎士の為に作り出された武器であり、バランもこの剣を使いこなしていました。登場時は最強と謳われた真魔剛竜剣ですが、バランとダイとの激闘の末、ダイが鎧の魔剣を使って放った必殺技に折られてしまいます。

ダイの大冒険作中で描かれた、ダイの剣の活躍シーンを紹介していきます。まず、ダイの剣の初登場シーンは、鬼岩城を切り裂いたシーンです。パプニカにて世界各国の王が集結し世界会議を開催していた時、魔王軍の幹部ミストバーンは会議を邪魔するため、鬼岩城を連れて襲撃してきます。鬼岩城は巨大な岩の城ですが、自分自身で移動していく事が出来ます。

巨大な鬼岩城は、戦車隊の攻撃やポップのイオラ等の強力な呪文でもびくともしません。どんどん迫ってくる鬼岩城を前に、人々は成す術がありませんでした。そんな時、ダイが完成したダイの剣を持って現れます。ダイは鬼岩城を一撃で切り裂いてしまいました。

鬼岩城すら切り裂いた、非常に強力なダイの剣。しかし、そんなダイの剣も魔王との戦いでは敗れ去ってしまいます。大魔宮に到達したダイ達は、大魔王バーンとの戦いに挑みます。大魔王バーンとの戦いで、圧倒的な強さを見せつけられる大魔王バーンの前に、一時は心が折れそうになってしまったダイ。しかし、諦めない心で立ち向かい、大魔王バーンを倒すことに成功します。

倒されたかに思えたバーンでしたが、実は生きており再度立ち上がってきます。再びダイの前に立ちふさがった大魔王バーンは、自身の持つ愛用の武器・光魔の杖をかざします。ダイの剣による攻撃は、大魔王バーンの光魔の杖に防がれ、刀身も折られてしまったのでした。

魔王バーンとの戦いで刀身が折れてしまったダイの剣。ダイの剣は作者ロン・ベルクの元に飛んでいきます。ロン・ベルクは折れてしまったダイの剣を、元通りの姿に修復してくれました。傷一つしかない状態に戻ったダイの剣を、ロン・ベルクはダイの元に届けます。

ロン・ベルクはこの時、ダイの剣の鞘を作成しています。ロン・ベルクがダイの剣の鞘を作ったのは、ダイの剣自体はこれ以上強化することが出来ない為です。ダイの剣を強くすることが出来ない以上は、ダイ自身が強くなっていくしかありません。ロン・ベルクはダイの強みである魔法剣を強化するため、鞘を作り出しました

ダイの剣の鞘には、「しかるべき時しか抜刀を許さない」という能力もあります。この性能のおかげで、剣が抜けなくて困るシーンもありました。しかし、強敵とダイが対峙する局面では、自分から抜刀を促すように鞘の鍵を外しています。

ダイと大魔王バーンとの戦いの中で、ダイの剣は大魔王バーンの体に突き刺さります。ダイの剣の、抜刀を許さない性能のおかげで、バーンですらこの剣を引き抜くことが出来ませんでした。ダイはバランから受け継いだ真魔剛竜剣を使って戦っていきますが、それでも大魔王バーンを倒すことが出来ませんでした。

竜の騎士のパワーを全開にしたダイに対抗するべく、鬼眼バーンとなった大魔王バーン。ダイはバーンの体に突き刺さったままだったダイの剣を手に取り、そのまま鬼眼バーンを切り裂いて倒しました。

大魔王バーンを倒した勇者ダイでしたが、キルバーンが仕掛けた黒の核晶の攻撃からみんなを守る為、行方知れずの身になってしまいます。レオナ姫は残されたダイの剣を岬に突き刺しました。まるで墓標のようでポップは縁起でもないと怒っていましたが、これは墓標ではなくダイが帰ってくる時の目印だといいます。ダイの剣は、ダイの為に制作された生きている剣です。

ダイの剣の宝玉が輝いているということは、持ち主のダイはまだ生きているという事です。ダイの生存を知ったポップたちは喜び、ダイの帰りを待つこととします。ダイの大冒険のラストシーンでは、岬に佇みダイの帰りを待っている、ダイの剣が描かれています。

ダイの剣を作った作者や材料を紹介していきます。ダイの剣を作った作者は、魔界の名工と評されていたロン・ベルクでした。ロン・ベルクはかつて大魔王バーンの元で暮らしていましたが、更なる強力な武器を作りだすため、「バーンの元にいれば腐ってしまう」と魔界を去っています。人間が暮らす地上にやってきたロン・ベルクは、ポップに故郷であるランカークスの村の側に工房を構えていました。

ロン・ベルクは最強の武器を追い求めていたため、バランの持っていた真魔剛竜剣に強い興味を持っていました。ダイがバランとの戦いの中で、真魔剛竜剣を折ったと知った時は、狂喜していました。このおかげで、ダイは自分専用の武器を作ってもらえる事となったのです。

ダイの剣の作者であるロン・ベルクですが、ダイの剣以外にも様々な武器を制作しています。ダイの剣の作者、ロン・ベルクが作り出す武器には、少しの傷なら自己修復すると言う特徴があります。これは、作者ロン・ベルクが作り出す武器に命を吹き込んでいるからです。ロン・ベルクが作った武器は彼の命が分け与えられており、傷を自己修復することが出来るのです。

ダイの剣の材料は、世界最強の強度を誇る「オリハルコン」です。ダイの剣を作り出す時、ロン・ベルクが指定した材料でした。ダイはバランとの戦いで、ヒュンケルから受け取った鎧の魔剣を使用して、バランの真魔剛竜剣を折っています。しかし、この時鎧の魔剣はダイのパワーに耐えきれず、ボロボロになってしまったのです。この鎧の魔剣も、ロン・ベルクが作り出した強力な剣でした。

ロン・ベルクは自分の作り出した武器が、追い求めた真魔剛竜剣を折った事に大喜びしています。そして、並みの武器では耐えきれないパワーを持つダイの為に、オリハルコンで剣を作ってくれると言いました。鎧の魔剣も、最高クラスの強度を誇る金属で作られており、それ以上の硬度を持つ金属となればオリハルコンしかなかったのです。

オリハルコンを調達してくるように言われたダイでしたが、オリハルコンの入手方法など分かりません。そんなダイですが、過去にロモス王国の国王から授かった「覇者の冠」がオリハルコンで出来ている事を思い出しました。覇者の冠を材料に使う事で、オリハルコン製のダイの剣が完成しました。

ダイの大冒険のアニメで、ダイの声を演じた声優情報を紹介していきます。1991年に放送されたダイの大冒険で、主人公ダイの声を担当したのは藤田淑子です。藤田淑子は1950年4月5日生まれ、中華人民共和国出身の日本の女性声優で、歌手や女優としても活躍した人物です。2018年に亡くなっています。青二プロダクションに所属して活躍しました。

2020年に放送されたダイの大冒険のアニメで、ダイの声を担当したのは種﨑敦美です。種﨑敦美は9月27日生まれ、大分県出身の日本の女性声優です。東京俳優生活協同組合に所属して活動しています。

ダイの大冒険に登場したダイの剣に関しての感想をいくつか紹介していきます。まず、ダイの剣に関しては、作中「最強」だという感想が多くなっていました。ダイの為に作り出された最強の武器であるダイの剣は、多くの読者にインパクトを与えていました。

ロン・ベルクが生命を吹き込んで作り上げたダイの剣。ダイの剣が初めて使用されたシーンでは、ダイの剣は驚異的な威力を見せつけました。ダイの剣に関しては、初登場シーンが好きだと言う感想も多くなっています。

ダイの剣に関しての感想では、名前がダサくてかっこいいという感想も見られていました。ダイの為の剣で、そのまま「ダイの剣」という名前で、安直過ぎてダサいという感想も、逆にかっこいいという感想も見られていました。

ここでは、ダイの大冒険の主人公ダイが愛用した、ダイの剣について詳しく紹介しています。ダイの剣の作者は、魔界の名工ロン・ベルクで、ロン・ベルクによって鞘の能力も追加されています。ダイの剣の鞘の能力では、魔法剣を大幅にパワーアップ出来るようになりました。この能力で、ダイは数々の激戦を戦いぬいていきます。

ここでは、ダイの剣の活躍シーンや、同じく印象深い武器であった真魔剛竜剣についても紹介しています。是非、ダイの大冒険をチェックして、主人公ダイと共に戦ったダイの剣の活躍シーンにも注目して見て下さい。