【炎炎ノ消防隊】アマテラス（天照）は巨大な火力発電所！正体や能力を考察

「炎炎ノ消防隊」の天照（アマテラス）とは、劇中の舞台・東京皇国の電力を支える巨大な久遠式火力発電であり、伝道者一派が目指す、大災害の発生のキーと考察されています。以下では、日本神話の神の名が付けられた「炎炎ノ消防隊」の巨大火力発電所・天照（アマテラス）の正体や役割、天照のキー、天照の最後・結末、天照のエネルギー源とされる一柱目・アマテラスの少女の正体などを考察しました。

大久保篤先生の漫画「炎炎ノ消防隊」は、2015年から「週刊少年マガジン」で連載されている、消防士を題材にしたサイエンス・ファンタジー作品で、単行本は2021年3月現在までに計27巻が刊行されています。

「炎炎ノ消防隊」は、消防士SF作品という新たなジャンルを生み出し、2019年～2020年にかけて、アニメ2期が放送されました。また、アニメ版「炎炎ノ消防隊」は、海外でも高い人気を見せており、親しみやすいアニメ主題歌をはじめ、作画の美しさや独創的な世界観も注目されています。

12年前に火事で母親と弟を失ったシンラ・クサカベは、自分の家族のような犠牲者を増やさないため、自宅の火事現場にいた放火犯を捕まえるべく、消防士を志します。そして、訓練校を卒業したシンラは、第8特殊消防隊に配属され、仲間と訓練・消火活動に励みます。一方、シンラの周囲には、ジョーカーと呼ばれる謎の男や、大災害の発生を目指す伝道者一派が暗躍し、シンラは彼らとの戦いにも巻き込まれていきます。

「炎炎ノ消防隊」に登場する天照（アマテラス）は、250年前の大災害後に建造された久遠式火力発電であり、東京皇国中央区に位置する巨大な火力発電所です。皇国の全域に膨大な電力を供給する久遠式火力発電天照（アマテラス）は、表向きは聖陽教会・灰島重工によって作られたと伝わるも、実際はヴァルカンの一族によって設計されたことが判明し、何かしらの経緯で天照の設計図が奪われたことも明らかになりました。

久遠式火力発電所天照（アマテラス）が生み出す膨大なエネルギーは、250年前の大災害によって壊滅的な被害を受けた世界に、復興と急速な発展を促し、東京皇国の繁栄は天照の恩恵によるものと言っても、過言ではないでしょう。そして、天照（アマテラス）の稼働と同時に太陽暦も始ったとされ、「炎炎ノ消防隊」では、テレビや該当スピーカー等を通じて、天照の稼働状況が報告されるシーンも描かれています。

東京皇国の象徴とも称される天照（アマテラス）は、アドラバーストをエネルギー源としています。アドラバーストとは、大災害後の荒れ果てた地を旅し続けたラフルス1世が見つけたと伝わり、「原始の炎」または「穢れなき炎」と言われています。また、アドラバーストは、人々を温かく包むと同時に、全てを焼き尽くす力を秘めた「破壊の炎」とも呼ばれ、それら能力を持つ者は、伝道者一派から柱として目を付けられています。

巨大火力発電所の名称に使用された「天照」は、古事記や日本書紀に登場する「天照大神」であり、太陽神・皇祖神として崇められています。古事記に記された天岩戸の神隠れで広く知られ、三重県の伊勢神宮をはじめ、全国の神社で祀られています。

「炎炎ノ消防隊」の天照（アマテラス）は、大災害後の人類の復興を支えただけでなく、現代でも人々の生活に欠かせないエネルギー源として重宝されています。しかし、その正体は、一柱目と呼ばれる人間を生贄に稼働させた発電所であり、大災害を引き起こす爆発装置として、その存在が危険視されています。以下では、「炎炎ノ消防隊」の天照（アマテラス）の正体や役割、アマテラスのキー等を考察しました。

アドラバーストは、シンラ・クサカベなどに見られる希少な能力であり、白装束が特徴の伝道者一派からは「柱」と呼ばれ、ある目的を果たすために8人の能力者を集めています。その目的は、250年前に発生した大災害を再び起こし、成功させることであり、柱とは大災害を引き起こすのに必要な人柱＝生贄を意味し、「炎炎ノ消防隊」では、伝道者一派の者も含めた計7人の正体が判明しました。

アドラバーストの能力を持つ柱のほとんどは、伝道者一派に属しており、二柱目・ハウメア、三柱目・ショウ・クサカベ、五柱目・インカ・カスガタニ、六柱目・ナタク・孫、七柱目・シスター炭隷と判明しています。四柱目は、「炎炎ノ消防隊」の主人公で、特別消防隊所属のシンラ・クサカベです。八柱目は、一柱目のトッペルゲンガーである、シスターアイリスではないかと有力視されています。

そして、シスターアイリスの関係が注目される一柱目の正体が、久遠式火力発電所天照に幽閉されている少女・アマテラスであり、発電所の稼働エネルギー・アドラバーストは、アマテラスのものと言われています。久遠式火力発電所天照のエネルギー源が人間である事実は、中華半島の空間の裂け目付近にある、天照そっくりの御神体をシンラ達が発見したことで明かされました。

空間の裂け目にある御神体の内部には、250年前の大災害で柱・生贄にされた黒の女が閉じ込められており、アドラバーストによって燃え続けていたことや、その影響で御神体の周辺に楽園（オアシス）が出来たことが語られました。御神体の発見と黒の女との出会いを経て、シンラは、久遠式火力発電所天照（アマテラス）の内部にも、生贄となった人間がいるのではと推測しています。

「炎炎ノ消防隊」では、第四特殊消防隊アーグ大隊長と話し合うシンラが、突然、態度を豹変させてアーグ大隊長に襲いかかる不可解な現象が描かれました。後にシンラの不可解な行動の原因は、アドラリンクでシンラの心に入り込んだ謎の存在と推理され、後に一柱目・アマテラスの少女と判明します。

シンラへのアドラリンクは、御神体の黒の女も発動しており、鬼の焔ビトのテンペに立ち向かうシンラへ、アドラリンクを通じて加護を与えています。しかし、シンラが去った後は、呼びかけにも一切応じなかったことから、黒の女に残された力が少なかったと推測されます。

250年前の大災害は、生贄となる柱・アドラバーストを持つ人間が足りなかったことが、失敗に終わった原因の1つと言われています。また、中華半島の御神体の周りにある6本の柱は、250年前の大災害にて、地球と異界アドラを同化させるために犠牲となった人柱を意味しているでしょう。そして、伝道者による地球とアドラの同化は失敗に終わり、その結果、世界のほとんどは荒廃してしまいます。

そして、現代で伝道者一派がアドラバーストを持つ能力者を集める目的は、大災害を再び起こし、地球を第二の太陽にすることを目論む伝道者の思惑が潜んでいます。また、「炎炎ノ消防隊」では、八柱すべてが能力を覚醒した状態にあることが示唆されており、大災害が再び引き起こされるのも、時間の問題となりつつあります。

一方、250年前の大災害の痕跡とも言える御神体と6本の柱の姿は、シンラたち8人の柱を生贄とする大災害の様子を示しているとも捉えられ、大災害を発生させる際の儀式を彷彿させます。

伝道者と彼女に付き従う白装束の目的は、アドラバーストを持つ8人の柱を集め、大災害を引き起こすことで地球を聖なる炎（アドラバースト）で焼きつくし、第2の太陽を誕生させることと言われています。しかし、250年前は、柱の数が少なかったために伝道者の計画は失敗に終わっています。その後、次の大災害へ向けた準備として製造されたのが、犠牲となった一柱目をエネルギー源とする久遠式火力発電天照（アマテラス）でした。

久遠式火力発電天照は、東京皇国を支える巨大発電機であると同時に、大災害の引き金となりうる破壊装置を兼ね備えた発電所で、使い方を間違えれば世界を破滅に導く危険をはらんでいます。また、人々が精神の拠り所とする聖陽教を創設した人物の正体も、伝道者一派のヨナであったことが明かされ、顔を変えることが出来る能力を持つヨナが、ラフルス1世に変装して、聖陽教を布教していたことも明らかとなりました。

東京皇国に恩恵を与える久遠式火力発電天照（アマテラス）と聖陽教は、伝道者一派が目指す、大災害の計画のうちとされるものの、それら事実を知る者はごくわずかです。そのため、天照（アマテラス）の膨大なエネルギーの恩恵や、人々の拠り所とされる聖陽教の存在は、久遠式火力発電天照が作られた真の目的を隠すための、人類に向けたカモフラージュとも言えるでしょう。

「炎炎ノ消防隊」では、伝道者一派が目指す大災害を発生させるには、3つの工程が必要と説明されています。その1つ目は、人類の心の拠り所となる聖陽教を作ることで、人々の思考を統一させること、2つ目は現世とアドラを繋ぐ能力・アドラバーストを有する8人、つまり大災害に捧げられる生贄を揃えることです。そして、３つ目の工程は、人類の文明レベルを上げることで、円周率の解読に成功することとされています。

中華半島にある御神体の黒の女によると、250年前の大災害の失敗の原因は、柱の不足だけでなく、円周率が解読できなかったと言われています。見方を変えれば、大災害が起きるまでの250年前の世界では、人類の文明レベルが、円周率の解読に追いついていなかったとも解釈できるでしょう。

円周率の解読は、大災害を成功させるための最大の難問とも言える一方、円周率の解読のキーアイテムとして、Dr.ジョヴァンニが持つ「アマテラスのキー」が挙げられます。アマテラスのキーは、ヴァルカンから入手したものと言われており、USBメモリーを少し大きくした外見が特徴です。また、ヴァルカンの祖先は、久遠式火力発電天照を製造しており、アマテラスのキーとの関連が深いと推測できるでしょう。

一方、「アマテラスのキー」について、その正体はメモリー媒体ではなく、人ではないかも言われ、一柱目のドッペルゲンガーではないかと示唆されるアイリスこそ、アマテラスのキーではないかとも考察されています。劇中では、人体発火現象の正体は、ドッペルゲンガーに干渉・同化することで引き起こされると考えられ、八柱目とも噂されるアイリスの天照との同化が、大災害を引き起こす、最終的なキーとなりうるでしょう。

巨大火力発電所として、東京皇国の人々に認知されている久遠式火力発電天照（アマテラス）は、「炎炎ノ消防隊」では、一柱目のアドラバーストをエネルギー源ということや、大災害との関連が強調して描かれています。また、劇中でのシンラの不可解な言動からは、天照（アマテラス）には知られざる能力が秘められているとも推測でき、大災害を未然に防ぐヒントが隠されているとも考えられるでしょう。

久遠式火力発電として描かれた天照（アマテラス）は、「炎炎ノ消防隊」本編では、東京皇国の全ての電力を担う火力発電所であり東京皇国の象徴として描かれています。そのため、久遠式火力発電天照（アマテラス）自体が、何かしら不可解な現象を起こすようなシーンはないため、天照（アマテラス）自体の強さは勿論、能力の示唆する描写はありつつも、それらが天照によるものかは、曖昧にされています。

能力の有無について様々な意見が飛び交う久遠式火力発電天照ですが、「炎炎ノ消防隊」では、天照（アマテラス）の能力と思われる描写は存在し、何かに憑りつかれたシンラの異変こそ、天照（アマテラス）の能力だと推測されています。アマテラスの能力の正体や発動条件は、いまだ不明点が多いものの、自分が抱える怒り・悲しみを操る力に変えている、シンラなど怒りの感情のある人間に憑くなどと考えられます。

「炎炎ノ消防隊」で語られる大災害後の歴史は、聖陽教の聖典に記されているものの、その内容は伝道者一派のヨナによって脚色されたもので、事実とは異なるものと判明しています。以下では、「炎炎ノ消防隊」にて、タイムリミットが迫った大災害の引き金と注目される、久遠式火力発電天照（アマテラス）の知られざる歴史について紹介します。

伝道者が最初に起こした大災害は250年前に発生したものの、生贄となる柱の不足や円周率の解読が間に合わなかったこと等から、大災害は失敗に終わりました。しかし、原因不明と言われた炎に包まれた地球のその後は、大陸のほとんどが消滅、生物も多くの種が絶滅を辿り、わずかに残された人類は、生活可能な土地へ移動していき、各地で新たなコミュニティを形成しました。

また、名前が「姓・名」の順から「名・姓」へ変わったのもこの頃とされ、あらゆる国から移住してきた移民への配慮の結果と言われています。一方、大災害により、地球そのものを壊滅状態に追い込んだ伝道者は、次こそ大災害を成功させるべく、異界アドラからある人物と生物を呼び寄せます。

大災害の失敗は、人類に壊滅的な状況をもたらした一方で、地球を第二の太陽にすることを目指す伝道者にとっては、願ってもない転機が訪れました。それは、大災害の発生による地球と異界アドラの同化の影響により、世界とアドラの繋がりがより強化され、後に伝道者一派として暗躍するヨナと、人類の自然発火現象の原因とされる蟲たちが足を踏み入れていました。

ヨナと共に地球に到来した蟲たちは、伝道者が大災害に必用な生贄・柱をなる人物を見つめるために利用されたと考えられます。そして、伝道者は、蟲を用いて人類を焔ビト化させることで、アドラバーストを持つ能力者を探し求め、人類は、当然発生する人類発火現象の脅威に晒されることとなりました。一方、ヨナは、大災害のシナリオを完成させるべく、アドラバーストを持つ天照（アマテラス）に目を付けます。

天照（アマテラス）を人類に与えるには、影響力のある人類に成りすます必要があり、そこで、生存者のキャラバン隊のリーダーを担っていたラフルス・スミスに目をつけます。そして、顔を変えられる能力でラフルスに成りすましたヨナは、天照を人類の心の拠り所として与え、世界復興を後押します。そして、ラフルスは英雄として讃えられ、次は人類の思想を一つにまとめるべく聖陽教を興し、聖典が作られました。

しかし、聖典では、ラフルスが使徒と共に光を求める旅に出て、旅の果てに穢れなき炎（アドラバースト）を見つけ、人類を救う光をもたらしたとされ、伝道者や白装束にとって都合の良い内容に書かれています。一方、真実の歴史は、ラフルス1世の成りすましに気がついていた、ラフルス1世の妻の日記に残され、世界は次の大災害へのシナリオが敷かれていました。

人類の心の拠り所としてあがめられた天照（アマテラス）は、久遠式火力発電天照として創り上げられ、エネルギー源には、一柱目・アマテラスのアドラバーストが用いられました。そして、久遠式火力発電天照は、東京皇国の全ての街の電力を賄う存在となり、聖陽教と共に、人類の心の拠り所として慕われるようになりました。

一方、久遠式火力発電天照の製造は、ヴァルカン一族の手で作られたものの、伝道者一派によって設計図を盗まれ、表向きは聖陽教会・灰島重工によって作られたと、人々に刷り込まれました。また、ヨナのセリフから、天照（アマテラス）は、大災害を起こす、つまり、地球とアドラを同化させる役目を担っており、八柱目の存在が明らかになりつつある中、大災害が現実になる日は、そう遠くはないでしょう。

久遠式火力発電天照（アマテラス）は、大災害の爆破装置としての役目を担っており、装置の発動の有無が世界の運命を大きく左右すると推測され、今後の行方が注目されています。以下では、「炎炎ノ消防隊」の世界を大きく揺るがす、久遠式火力発電天照（アマテラス）の最後・結末を、爆破装置として発動しなかった場合、発動した場合、大災害が成功した場合の3つのシナリオを想定して、その後の行方を考察しました。

「炎炎ノ消防隊」にて、天照（アマテラス）の爆破装置として発動しなかった場合、最悪のシナリオを避けられることに加え、天照のエネルギー源とされていた一柱目・アマテラスの救出も可能になります。爆破装置の停止は、まず伝道者とその一派を倒すことが必須であり、シンラの実弟で、チート級の能力を持つショウ・クサカベを仲間に引き入れることができるかが、対伝道者一派との勝敗の左右するキーとなるでしょう。

また、久遠式火力発電天照のエネルギー源は、一柱目・アマテラスのアドラバーストであり、アマテラスの救助は、久遠式火力発電の停止に伴う、東京皇国の電力が断たれることを意味します。大災害からの復興から、人々の生活に欠かせなかった火力発電所の天照でしたが、大災害を逃れた次の時代には、天照に代わる新たなエネルギー源や発電所の開発が、人類の大きな課題としてのしかかります。

新たなエネルギー源の確保は、久遠式火力発電天照を改良すれば、早い段階で電力の供給が開始できる一方、かつて大災害を発生させる目的で作られた経緯から、天照そのものを破壊する選択が賢明でしょう。そして、天照の破壊には、やはりアドラバーストを持つシンラたち柱の協力体制が必要であり、この出来事を転機に、火以外のエネルギー源を動力とする新たな発電所が生み出され、人類の文明も大きく発展するでしょう。

「炎炎ノ消防隊」では、大災害のキーとなる8人の柱がほぼ揃った状況にあり、いつ大災害が発生してもおかしくない緊迫した状況にあります。そして、大災害を止めるには、久遠式火力発電天照の爆破装置の停止・破壊し、爆発を止めることが、望ましいでしょう。一方、大災害の生贄となる柱には、伝道者一派と敵対するシンラも含まれ、彼が柱としての役目を果たさずに終えれば、最悪の事態を迎えることはないでしょう。

しかし、柱の中には、他人の意識を操る能力を持つ者もおり、一柱目・アマテラスと二柱目・ハウメアが該当します。一柱目に関しては、アドラリンクの際にシンラが、悲しさや怒りの感情を感じ取っていたため、自身を天照から解放するように、シンラを操るのではと考えられます。一方、ハウメアは、大災害を起こすべく暗躍しているため、万が一の事態には、シンラを操って大災害の発生を促す危険もあります。

このように考察すると、救いのない結末が予想されますが、見方を変えれば、シンラと特別消防隊の仲間との絆の深さが、シンラを窮地から脱することができるキーとなるでしょう。また、「炎炎ノ消防隊」は、シンラとショウ・クサカベ兄弟の関係もテーマに掲げられており、伝道者一派の上位として暗躍する、ショウの心情にも変化が生じ始めています。

劇中では、少しずつではあるものの、兄・シンラとの記憶を取り戻したり、自分からシンラに会いに行こうとするシーンもあります。また、シンラ・ショウの母親は、鬼の焔ビトとなって暗躍しており、クサカベ家の過去を掘り下げることで、大災害を未然に防ぐヒントが隠されているとも考えられます。

一方、天照（アマテラス）のエネルギーは、柱が揃うことより強化され、それら膨大なエネルギーを大災害ではなく、新たな文化の発展の動力源にも変換することも可能でしょう。250年前の大災害から、アマテラスの力で急速な復興を果たした世界は、まだ発展途上の段階とも捉えられ、天照自身も、生贄である人間を必要としない発電に進化を遂げることもできるでしょう。

次の大災害のために製造された久遠式火力発電天照は、その目的を果たすべく、破壊装置の発動させ、大災害を成功させるパターンがもっとも有力な最後でしょう。伝道者一派によると、大災害の成功により、地球はアドラバースト（聖なる炎）に包まれ、第二の太陽と化します。しかし、大災害の成功は、地球上の生物すべてを焼き尽すことなので、その後の地球の状況を知るすべはないでしょう。

一方で、250年前の大災害で使用された御神体とその周辺の楽園（オアシス）の様子から、仮に大災害が発生しても、天照（アマテラス）が何かしらの理由で地球上に残り、その周辺だけ生命が繁栄する結末も考えられるでしょう。しかし、それでは、「炎炎ノ消防隊」のメインである特別消防隊の存在意義がなくなってしまうので、そのような結末を迎える可能性は低いでしょう。

久遠式火力発電天照（アマテラス）の内部には、大災害の一柱目・アマテラスの少女が閉じ込められており、大災害のキーパーソンとして注目されています。アマテラスの少女の正体は謎とされる一方、シスターアイリスとの関係が匂わされています。以下では、「炎炎ノ消防隊」のキーパーソンとなりうるアマテラスの少女・一柱目の正体と、御神体・黒の女の声優について考察しました。

久遠式火力発電天照のエネルギー源として、アドラバーストを放ち続けている一柱目・アマテラスの少女は、アニメ「炎炎ノ消防隊」にて、数回登場しており、その姿はアイリスを彷彿させます。一方、一柱目・アマテラスの少女の正体は、「炎炎ノ消防隊」ではいまだ伏せられており、一柱目の正体を知ることが、大災害を止めるキーになると考察されます。

一柱目・アマテラスの少女の正体を知るには、アニメ版の担当声優から推測する方法があるも、エンドロールでは担当声優の名前はなく、アニメ版でもアマテラスの少女の正体は、意図的に伏せられています。一方、アマテラスの少女の外見や声は、シスターアイリスに似ているとも噂されており、一柱目の声優は、シスターアイリスのアニメ声優・M・A・Oさんではないかと推測されています。

仮に、声優M・A・Oさんが、アニメ「炎炎ノ消防隊」で、1人2役を演じていたとしても、最初からその事実を公表してしまうことは、本編のネタバレになりかねません。そのため、一柱目・アマテラスの少女の正体が判明するまで、意図的に担当声優が伏せられていると考えるが自然でしょう。

また、シスターアイリスは、一柱目のトッペルゲンガーと判明しており、八柱目の正体ではと有力視されています。しかし、「炎炎ノ消防隊」では、シスターアイリスのアドラバーストを匂わせる伏線は少なく、シスターアイリス＝八柱目は推測に過ぎないとも言われています。

アマテラスの少女の声と思われるシーンは、中華半島編にて、シンラへアドラリンクを通じて話しかけてきた謎の女性の声も浮上しましたが、その声の主は250年前の大災害で生贄として捧げられた、御神体の中にいる黒の女の声と判明します。ちなみに、アニメ版の御神体の黒の女の担当声優は、種﨑敦美さんと判明しており、一柱目・アマテラスの少女の声とは、別人とされています。

東京皇国の全ての電力を供給する久遠式火力発電天照（アマテラス）でしたが、その正体は大災害を目指す伝道者一派の計画の1つであり、エネルギー源とされる一柱目・アマテラスの少女の正体や、シスターアイリス・伝道者一派との関わりも、注目されています。以下では、「炎炎ノ消防隊」の天照（アマテラス）に関する感想や評価を紹介します。

漫画「炎炎ノ消防隊」について、先入観から手に取ることをためらう読者も多かったと言われています。しかし、主人公たちの過去や葛藤、聖陽教や天照（アマテラス）の正体や役目のように、ストーリーを追うごとに謎が深まる展開が、人気に火を付けました。また、天照は、一柱目の少女とシスターアイリスとの関係も示唆され、2人の繋がりからも目が離せません。

久遠式火力発電天照（アマテラス）のエネルギー源とされる一柱目・アマテラスの少女は、劇中でも何度か姿を見せており、アニメ版ではシスターアイリスに似ていると言われています。シスターアイリスは、一柱目のトッペルゲンガーであり、かつ八柱目と予想される人物です。劇中では、天照の生贄となった一柱目との関係が深く、天照の生贄になるのではとも予想されています。

2021年2月17日発売の「マガジン」にて、謎の女性・杉田スミレさんと実写ページが話題を呼んだ「炎炎ノ消防隊」でしたが、実写ページの考察から、劇中での大災害の発生の伏線ではないかと考えられています。劇中では、天照（アマテラス）の作られた経緯に加えて、大災害を起こすための条件が揃いつつあり、「炎炎ノ消防隊」で大災害が発生する日は近いととも言われています。

「炎炎ノ消防隊」の天照（アマテラス）の正体や目的、天照のキーの考察、天照の最後・結末や一柱目・アマテラスの少女について考察しました。久遠式火力発電天照は、東京皇国に欠かせない存在である一方、大災害の爆発装置になりかねない危険もはらんでいます。大災害の発生が近づきつつある中、爆発装置として作られた天照の今後の行方が、世界の運命を大きく変えるでしょう。