【フルーツバスケット】透に帽子をくれた男の子は誰？持ち主や伏線をネタバレ考察

今回はフルーツバスケットの本田透の帽子について掘り下げていきます。本田透とはフルーツバスケットの主人公で、草摩家に居候している女子高校生です。幼少期に出会った帽子の子に憧れを抱いているため、本田透に帽子をくれた少年は誰なのかと話題になりました。そこで本田透と帽子の子の過去をネタバレ考察していきます。

本田透と帽子の子について掘り下げていく前、まずはフルーツバスケットの作品情報を紹介します。フルーツバスケットは物の怪憑きのキャラクターの日常を描いたファンタジー作品で、白泉社の花とゆめに掲載されていた少女漫画が原作です。辛い過去や呪いと向き合いながら心を通わせていくストーリーと、主要キャラクターの甘酸っぱいラブコメディー要素が高く評価されています。

花とゆめで数々の作品を手掛けてきた漫画家の高屋奈月は、1998年にフルーツバスケットの連載を開始しました。国内外から高く評価されており、コミックの累計発行部数は3000万部を突破してギネス記録にも認定されていました。その後2001年のアニメ化や2009年の舞台化で更に人気を集めました。2019年からアニメがリメイクされており、2021年に最終章が放送予定となっています。

両親と死別した女子高校生の本田透は親戚に引き取られることになりましたが、同居前の工事の間は単身でテント生活をしていました。山の持ち主に許可を得ようと草摩家を訪れますが、土砂崩れが起きてしまったため居候することになりました。そして本田透は草摩家での新生活の開始早々に、草摩一族に受け継がれる物の怪憑きの秘密を知ってしまいます。

フルーツバスケットの主人公の本田透は、明るくて思いやりのある女子高校生です。幼少期に父親を亡くしてからは、母親の本田今日子と暮らしていました。しかし高校1年生の時に本田今日子が交通事故に遭ってしまい、邪険にされていた父方の親戚に引き取られることになりました。その後テント生活をきっかけに、草摩家と交流を深めていきます。

幼少期に帽子をくれた少年について掘り下げていく前に、まずはフルーツバスケットの作品情報と本田透のプロフィールを説明しました。続いては本田透の手に帽子が渡るまでの経緯をネタバレ考察していきます。本田透の初恋の相手である帽子の男の子は、同居人となった草摩由希や草摩夾なのでしょうか?

本田透は幼少期に恩人からもらった帽子を大切に保管しています。迷子になって泣いていたところに帽子を被った男の子が現れ、追いかけていくうちに自宅に辿り着くことが出来ました。そして女子高校生に成長した本田透は、この時助けてくれた帽子の子を初恋の相手かもしれないと話していました。

鼠憑きの草摩由希は、気管支炎の持病と草摩家での生活により深く傷付いていました。ある日草摩由希は帽子を被って草摩家から飛び出すと、慌てふためく本田今日子と迷子になっている本田透に出会いました。そこで草摩由希は一定の距離を保ちながら迷子の本田透を家まで導き、別れ際に帽子を被せて立ち去りました。

本田透の帽子と関連のある男の子は、草摩由希だけではありません。猫憑きだった草摩夾は、猫を騙したとされる鼠憑きの草摩由希に憎しみを抱いていました。ある日風に飛ばされた帽子が草摩由希に拾われてしまったため、草摩夾は帽子を受け取らないまま立ち去りました。このシーンにより、帽子の元々の持ち主が草摩夾だと判明しました。

幼少期に本田透を助けてくれた少年や、元々の帽子の持ち主について説明しました。続いては現在の帽子の持ち主に気付いた草摩由希と草摩夾の様子をネタバレ考察していきます。帽子は草摩由希と草摩夾に取っても想い出の品でしたが、本田透が持っていることに気づいた2人はどのような反応をしたのでしょうか?

元々の帽子の持ち主だった草摩夾が気づいたのは、2019年版アニメ1期の6話でした。本田透が友人の魚谷ありさと花島咲を家に招いた時に、ドア越しで帽子の少年の話を聞いてしまいます。この時の草摩夾は少し冷めた目をしており、そっとその場を立ち去っていきました。

憧れの帽子の子だった草摩由希が気づいたのは、2019年版アニメ1期の14話でした。本田今日子の墓参りを終えて、3人は草摩家に帰宅しました。縁側で本田透と草摩夾が穏やかに過ごしていた頃、廊下で紙を拾っていた草摩由希は本田透の部屋で帽子を見つけて驚きました。

風に飛ばされてきた草摩夾の帽子を、草摩由希はいつか返そうと保管していました。実は草摩由希と草摩夾は不仲ではありましたが互いに憧れを抱いており、草摩由希は帽子を被ることで草摩夾に近づきたいと思っていたようです。そして現在の帽子の持ち主が本田透だと確信した草摩由希は、2019年版アニメ2期の22話で草摩夾に返さなくてもいいものか確認しています。

幼少期に本田透を助けてくれた少年や、元々の帽子の持ち主について説明しました。続いてはフルーツバスケットの本田透が付き合う相手をネタバレしていきます。本田透が付き合うのは憧れの帽子の子だった草摩由希なのでしょうか?それとも母親である本田今日子に後を託された草摩夾なのでしょうか?

本田透と草摩由希の関係は、母親と子供です。鼠憑きの草摩由希は母親から満足な愛情を受けずに育ったため、何でも受け入れてくれる本田透に母性愛を感じていました。この感情に困惑した草摩由希は女性に対する愛情だと思い込もうとしていましたが、後に自分のトラウマや本心と向き合うことで前に進んでいきました。

本田透と草摩夾の関係は、恋人同士です。幼少期に本田今日子の事故現場に遭遇して以来、見殺しにしてしまった自分の行動を悔やんでいました。また他の物の怪憑きとは違う本来の姿が存在するため、本田透に知られれば忌み嫌われるのではないかと考えていました。しかし本田透と草摩夾は互いの本心を打ち明けて両想いとなり、最終回では2人の神前結婚式の写真が登場しました。

幼少期に本田透を助けてくれた少年や、元々の帽子の持ち主について説明しました。それでは最後に、フルーツバスケットの帽子に関する世間からの感想や評価を紹介します。ようやく本田透が憧れていた男の子の正体が判明し、フルーツバスケットファンからはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらはフルーツバスケットの帽子の伏線とミスリードに驚いている感想ツイートです。本田透が憧れている帽子の少年のエピソードは、何度も作中に登場していましたが核心には触れていませんでした。そのためフルーツバスケットファンの間では、草摩由希なのか草摩夾なのかと話題になっていました。ようやく明かされた真相に、驚きと感嘆の声が寄せられていました。

こちらはフルーツバスケットの草摩由希の幼少期に対する感想ツイートです。フルーツバスケットのキャラクターの多くは心に闇を抱えており、草摩由希も鼠憑きの立場や持病に苦しめられてきました。そんな中で草摩由希は本田透との出会いにより人に必要とされる喜びを知ることが出来たため、フルーツバスケットファンも感動的な帽子のシーンに心が救われました。

こちらは2019年版アニメ2期の21話に対する感想ツイートです。2019年版アニメ2期の21話は草摩由希の辛い過去と、本田透に帽子が渡った経緯が明らかとなりました。草摩家の闇が描かれる暗い展開でしたが、最後の感動シーンに繋がる素晴らしい話だとフルーツバスケットファンから好評でした。

幼少期に本田透を助けてくれた少年や帽子の持ち主についてネタバレ考察してきましたが、いかがでしたでしょうか?フルーツバスケットには帽子のエピソード以外にも、ファンの間で話題になった感動シーンが沢山あります。この機会にぜひ、フルーツバスケットをご覧になってみてはいかがでしょうか?