2021年03月10日公開
2021年03月10日更新
【ジョジョ】ジェイル・ハウス・ロックの能力は無敵?最強の監獄スタンドを考察
ジョジョの奇妙な冒険6部に登場する、ミュッチャー・ミューラー通称ミューミューは、主人公徐倫の前に立ちふさがった強力な敵でした。ミューミューの恐ろしさはそのスタンド能力「ジェイル・ハウス・ロック」によるものです。ここでは、ジョジョ6部に登場した無敵のスタンド能力ジェイル・ハウス・ロックの能力について詳しく紹介します。また、ジェイル・ハウス・ロックとミューミューの名前の元ネタなどもまとめます。
目次
ジェイル・ハウス・ロックを使うミュッチャー・ミューラーとは?
ジョジョ6部の作品情報
出典: https://ciatr.jp
ジェイル・ハウス・ロックを使うミュッチャー・ミューラーとは、ジョジョの奇妙な冒険6部に登場する敵のスタンド使いでした。ジョジョ6部では、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所という閉鎖空間の中での戦いが主に描かれていますが、ミュッチャー・ミューラー通称ミューミューはこの刑務所の地獄の看守でした。ここでは、ジェイル・ハウス・ロックの能力や名前の元ネタ等の情報を詳しく掘り下げていきます。
ジョジョ6部の概要
ミューミューのジェイル・ハウス・ロックに関して詳しくまとめる前に、ジョジョ6部の作品概要を紹介します。ジョジョの奇妙な冒険とは、1986年から週刊少年ジャンプで連載されていた漫画作品です。作者は日本の漫画家・荒木飛呂彦です。ジョジョの奇妙な冒険は、癖のある迫力満点の絵柄や魅力に溢れるキャラクター、壮大で深いストーリーなどが人気を博し、メディアミックスも非常に盛んな一大コンテンツです。
ジョジョの奇妙な冒険では、「人間賛歌」をテーマとする壮大な物語が描かれています。ジョジョ1部の主人公ジョナサン・ジョースターを始めとして、各部の主人公はジョースター家の血統を受け継いでいる事や、首に星型の痣がある事などが特徴です。それぞれのシリーズで舞台やテーマが異なるジョジョシリーズですが、ジョジョ6部では、過去の因縁や運命と言ったテーマが掘り下げられていました。
ジョジョ6部はストーンオーシャンというサブタイトルがつけられており、コミックスの表題として採用されています。ジョジョ6部は週刊少年ジャンプにて1999~2003年まで連載されており、単行本は全17巻で完結を迎えています。ジョジョ6部は初めて女性が主人公を務めた作品であり、ジョジョ1部から繋がったジョジョシリーズの世界線にもピリオドが打たれた作品でもあります。
ジョジョ6部のあらすじ
ジョジョ6部のあらすじを紹介していきます。ジョジョ6部の主人公・空条徐倫は、無実の罪でグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に服役中でした。そんな徐倫の元に、父親・承太郎が面会に来ます。徐倫は承太郎から受け取ったペンダントでスタンド能力を開花させます。しかし、承太郎と徐倫は謎の敵に襲撃されてしまいます。徐倫はスタンド能力ストーン・フリーで、刑務所内の戦いを切り抜けていきます。
ミュッチャー・ミューラー(ミューミュー)のプロフィール
ジョジョに登場するジェイル・ハウス・ロックの使い手・ミュッチャー・ミューラー(ミューミュー)のプロフィールを紹介していきます。ミューミューは、ジョジョ6部の舞台となった刑務所で、徐倫が収監されていたグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の看守を務めている女性キャラクターです。癖の強い長い髪の毛と、真っ白な肌、個性的なメイクが特徴です。ジョジョ6部のラスボス・プッチ神父の部下として活動していました。
ミューミューのジェイル・ハウス・ロックの能力については詳しく後述しますが、ミューミューはこのスタンド能力によって、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所から脱獄を企てる囚人たちを監視。決して逃がさないように捕らえていました。グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所内には、主人公・徐倫をはじめとするスタンド使いがたくさんいますが、誰もが脱獄出来ないのは地獄の看守・ミューミューの働きによるものでした。
ミューミューは、プッチ神父の部下であり、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所から囚人を逃がさないように命令を受けていました。主人公・徐倫も脱獄を阻まれ、ミューミューと激突しています。一旦ミューミューのスタンド能力にハマってしまった徐倫は、ミューミューを中々撃破出来ずにいました。エンポリオとの共闘でなんとか倒せたほどで、ミューミューはジョジョ6部作中でも非常にやっかいな敵でした。
ジェイル・ハウス・ロックの能力は無敵?元ネタも紹介
ジェイル・ハウス・ロックのスタンド能力や強さ
ジョジョ6部のミューミューのジェイル・ハウス・ロックの能力や強さについて詳しく紹介していきます。ミューミューのジェイル・ハウス・ロックは、むき出しの脳みそのような頭部に、拘束具で身体が繋がれたような奇妙なスタンド像を持つ能力です。ジェイル・ハウス・ロックは普段は刑務所内の壁や鉄格子等に潜り込んで姿を消しており、スタンドに触れた人物に対して「物事を3つしか覚えられなくする」という能力を持っています。
ジェイル・ハウス・ロックの「3つしか物事を記憶できない」という能力を受けてしまうと、ごく単純な行動すら完遂する事が出来なくなります。その影響は日常生活に支障をきたすほどであり、記憶を失うようになった徐倫は、ルームメイトのグェスの朝食を悪気なく食べてしまったり、何度も同じ事を聞いては忘れてしまったりと、散々な状態に陥ります。本体ミューミューと何度も接触したはずなのに、この事も忘れてしまうのです。
ジェイル・ハウス・ロックの能力がやっかいなのは、全て忘れてしまうより「3つ覚えられる」事でした。この事により、影響を受けた人物は「自分は何をやっても駄目」だと次第に無気力になっていきます。この事は本体であるミューミューも言及していました。ミューミューはこのジェイル・ハウス・ロックの能力に絶対の自信を持っており、敵のスタンド使いは「ミューミューが敵である」事すら認識出来ない状態になってしまいます。
ジェイル・ハウス・ロックの名前の由来や元ネタ
ジョジョ6部に登場するジェイル・ハウス・ロックの名前の元ネタを紹介していきます。ジェイル・ハウス・ロックの元ネタは、エルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」が元ネタとなっています。ジョジョシリーズに登場するスタンド能力の名前の元ネタは、海外の音楽アーティストの名前や、洋楽の楽曲名が多くなっています。ジェイル・ハウス・ロックも、エルヴィス・プレスリーの楽曲名が元ネタでした。
スタンド能力ジェイル・ハウス・ロックの元ネタは、エルヴィス・プレスリーの楽曲「監獄ロック」が元ネタでした。本体ミューミューの名前の元ネタも紹介していきます。ジョジョ6部に登場するキャラクターの名前は、世界的に有名なファッションブランド、プラダグループの「Miu Miu(ミュウミュウ)」でした。
ジェイル・ハウス・ロックを使うミュッチャー・ミューラーの声優
渡辺明乃のプロフィール
ジョジョの奇妙な冒険のゲーム作品「アイズオブヘブン」でミュッチャー・ミューラーことミューミューの声を担当したのは、渡辺明乃です。渡辺明乃は1982年11月18日生まれの日本の女性声優で、千葉県船橋市出身の人物です。大沢事務所に所属して活動しています。
元々は劇団日本児童所属の子役として活動しており、声優としてのデビューは2001年でした。様々なアニメ作品でメインキャラクターを演じており、吹き替え作品やゲーム作品など、幅広い分野で声優の仕事を行っています。
渡辺明乃の主な出演作品
ジョジョの奇妙な冒険のゲーム「アイス・オブ・ヘブン」でミューミューの声優を務めた渡辺明乃の主な出演作品を紹介します。渡辺明乃は、あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグの樟葉楓子、Witch Hunter ROBINの瀬名ロビン、カレイドスターのアンナ・ハート、魔法遣いに大切なことのアンジェラ、ディノブレイカーのパフィ・エンジェル、ソウルイーターのリズ・トンプソン、Free!の松岡江なども演じています。
ジェイル・ハウス・ロックと空条徐倫の関係
関係①徐倫たちを追い詰める
ジョジョ6部作中でのジェイル・ハウス・ロックと徐倫との関係を紹介していきます。徐倫は父親・承太郎を助けるため、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所からの脱獄を試みていました。そんな徐倫の前に立ちふさがったのが、ミューミューでした。ミューミューのスタンド能力ジェイル・ハウス・ロックを喰らってしまった徐倫。以降、徐倫は物事を3つまでした覚えられなくなってしまいます。
徐倫が自分を認識できないとタカをくくっているミューミューは、堂々と徐倫の前に現れます。勿論徐倫はミューミューを思い出せません。ミューミューはおもむろに徐倫の食事に、虫がついた靴を叩きつけます。この行動に徐倫は激昂しますが、次にミューミューが「マスタードをかける」「ケチャップをかける」「パンを勧める」と更に3つの行動を起こした為、最初の「靴を叩きつけられる」を忘れてしまうのです。
ミューミューのジェイル・ハウス・ロックにハマっている徐倫は、最初に激怒した事をすっかりと忘れてしまい、目の前のミューミューがただの親切な人に見えてしまいます。その結果、徐倫は虫がついたパンを何の疑いもなく食べてしまいます。徐倫は次第に自身の身に起こる異常事態を感じとり始めますが、どうしても敵のミューミューを認識することが出来ませんでした。
関係②最終的には徐倫たちの脱獄に利用される
ミューミューとの戦闘では、徐倫は自分の腕や手にミューミューのジェイル・ハウス・ロックの能力の特性を書き込んでいます。しかし、4つ目を認識したとたん、始めに覚えた項目が忘れ去られてしまい、どうする事も出来ない状態でした。グェスにミューミューの特徴を教わっても、また忘れてしまいます。徐倫はミューミューとの交戦で、3人の看守をそれぞれに認識してしまったが為に、本体ミューミューを認識出来ませんでした。
ジェイル・ハウス・ロックの能力の前では、本体に攻撃を与えるのはほとんど不可能だと思われました。徐倫に強力してくれるスタンド使いの少年・エンポリオの能力で、「2進法」である法則をプリントアウトします。この2進法で、徐倫のスタンド能力ストーン・フリーは、「ミューミューの似顔絵」を編み出します。これを認識した徐倫は、近づいてくるジェイル・ハウス・ロックの本体・ミューミューをやっと敵だと認識出来ます。
ミューミューはこのような方法で徐倫が自分を認識出来ているとは思っておらず、「自分が本体だと分からないはず」だと油断していました。徐倫はストーン・フリーで父親譲りのオラオラッシュを叩きこみ、ミューミューを撃破しました。最終的にミューミューはジェイル・ハウス・ロックの能力を使って、脱獄を手助けさせられる事となりました。
ジェイル・ハウス・ロックに関する感想や評価
今日こそ確定申告を終わらせようと思いましたが、ジョジョ第6部見直してたら朝でした。
— えいき (@btbkt) April 13, 2020
やはりジェイル・ハウス・ロックが最強。
3つだけの生活。
みんななにを選ぶ? pic.twitter.com/pRr2HuKt0Q
ジョジョのジェイル・ハウス・ロックに関しての感想を紹介します。ジョジョのジェイル・ハウス・ロックは、3つしか覚えられなくなると言う、想像するととても恐ろしい能力を持っていました。そんなジェイル・ハウス・ロックに関しては、自分だったらどうするかな?と想像を膨らませている読者も多いです。
ジョジョ6部のジェイル・ハウス・ロックは、確かにわかりにくいけれど、「認識をまとめる」なら1つとしてカウントは、設定として私は受け入れられる。
— カラストラガラ (@KarasuToragara) January 6, 2021
ジョジョ6部にて登場したジェイル・ハウス・ロックとの戦いは、3つしか認識出来ないという部分が少し難解だったという感想も見られています。ジェイル・ハウス・ロックは、放たれる攻撃3つを1つずつ認識すると、4つ目を避ける事が出来なくなってしまいますが、3つの攻撃を「1つの光景」だとまとめて認識すれば覚えられるという設定でした。
ジョジョ6部のジェイル・ハウス・ロックなんて単行本の著者近況に「メメント観ました」って書いてあるからね
— RAY (@RAY42284592) March 2, 2021
ジョジョ6部のジェイル・ハウス・ロックのくだりは、記憶にまつわるミステリー映画「メメント」の影響を受けているのではないか?とも考察されていました。メメントでも記憶を失う主人公を描いていましたが、徐倫が身体にメモ書きしている描写などが、メメントに良く似ていると言われています。
ジェイル・ハウス・ロックまとめ
ここでは、ジョジョ6部に登場するジェイル・ハウス・ロックについてまとめています。ジェイル・ハウス・ロックの使い手は、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の看守・ミューミューでした。ミューミューはプッチ神父の部下であり、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所から脱獄を企てる囚人を逃がさないように働いていました。
徐倫はジェイル・ハウス・ロックの能力により、3つ以上の事が覚えられなくなってしまいます。ミューミューの手の平の上で踊らされていた徐倫でしたが、エンポリオの協力があってミューミューを撃破しています。是非、ジョジョ6部をチェックして、無敵の強さを見せたスタンド能力ジェイル・ハウス・ロックの活躍シーンに注目して見てください。