【境界のRINNE】苺の正体はりんねの母親？キャラの魅力やアニメ声優は？

「境界のRINNE」は、週刊少年サンデーに掲載されていた高橋留美子原作の少年漫画です。大人気となった「境界のRINNE」は、単行本全40巻の累計発行部数が約300万部を記録しています。

「境界のRINNE」は、週刊少年サンデーの定期連載作品が4本目となる高橋留美子原作の少年漫画です。週刊少年サンデーでは、2009年21・22合併号から2018年3・4合併号まで連載されていました。「境界のRINNE」は、3作目のハードでシリアスな「犬夜叉」と違い、バトル要素を残しながら「らんま1/2」のようにコメディ要素を多く取り入れて制作されました。「境界のRINNE」は、コミック全40巻に渡る人気作品となっています。

「境界のRINNE」は、主人公と制服姿のヒロインという基本設定は変わっていませんが、明るくコミカルに謎を解決していくハートフルなストーリーが特徴です。

ここからは、「境界のRINNE」のあらすじをネタバレ紹介していきます。高校生の真宮桜は、過去に神隠しに遭い、境界輪廻の輪の近くに連れて行かれたことで霊が見えるようになった少女です。高校に進学した桜は、クラブ棟で貧乏生活をしている隣席の六道りんねが教室で悪霊化したチワワと戦うのを見てしまいます。以来、りんねの仕事と生活を助けるようになり…。

苺は、「境界のRINNE」に登場する、桜の近所に引っ越してきた霊が見えるという小学生の女の子です。霊感が強い苺は、危険なものまで見えてしまいますが、両親達には信じて貰えず悩んでいました。とにかくお金にうるさい苺には、りんねの除霊代のぼったくりを疑って値切ろうとするといったエピソードもあります。

「境界のRINNE」の苺の正体は、実は、六道りんねの実の母である六道乙女の生まれ変わりです。乙女は、「小さいりんねのために稼がないといけない」という母心が影響して、お金にがめつくなりました。苺は、乙女の転生体を探し続ける社長に目を付けられているため、常に「あの世の盗撮グッズ」で盗撮されています。

苺は、りんねと出会う前は、しりとり式で「メダカ」、「カナリア」、「アリクイ」、「苺」の順で輪廻転生を繰り返してきていました。長い間姿が見えなかった乙女は、高校の時の卒業アルバムを抹殺するために三途の川へ向かってる途中、出くわした大量のヌーの霊に飛ばされて、輪廻の輪に乗ってしまっていたのでした。

乙女だった頃の記憶を完全に取り戻した苺は、普段は「小学生の苺」として生活していますが、たまに「死神の六道乙女」として振る舞うようになり、見た目は子供だけど中身は大人としての不思議な生活を送ることとなりました。

六道鯖人と苺は、もともとは夫婦でした。苺の記憶には、前世の鯖人とりんねとの思い出がありますが、現在は鯖人との復縁は考えていないようです。苺は、鯖人の母の魂子とも姉妹のように良好な関係を築いていましたが、実は、二人に実年齢が100歳を超える魂子より2歳年下の高齢であるという事実を隠していました。

苺は、転生によって過去の経緯が明るみになり、鯖人に年齢がばれて複雑な気持ちでしたが、鯖人は愛を持って乙女の事実を受け入れてくれました。苺と鯖人には、お互いにまだ夫婦としての気持ちが残っているため、今後の復縁への進展が期待されています。

苺は、前世の乙女だった時の記憶を思い出し、幼いりんねを残して別れたことをとても後悔していました。そのため、過保護にりんねを見守るようになります。現在のりんねは、高校生になりかなり大きく成長していますが、苺の中のりんねは小さい頃のイメージのままなため、赤ん坊の時と同じように扱います。

前世で極道の妻だった苺は、時折アウトに近いグレーゾーンの手段を取るため、りんねが困らされることも多くなりました。りんねは、母親に育てて貰った記憶がないため、苺に対して最初どう接したらよいのか戸惑っていましたが、だんだんと、小学生ではなく母親と接するように変わっていきました。

苺は、死神と言う前世が関係しているからか、小学生に転生しても日常生活に支障がでるほど霊が見えてしまいます。残念ながら、前世の記憶を取り戻してからも、霊を見えなくすることはできませんでした。

死神の乙女だった頃に使用していた「死神のカマ」は、鯖人が質に入れてしまっていましたが、記憶を取り戻したことを機にりんねと魂子が取り戻してくれたため、手元に取り戻すことができました。苺は、久しぶりの「死神のカマ」も、問題なく使いこなせていました。

死神小学校に通っている5年生の翔真は、霊を捕獲する実習のときにりんねとよく出会う少年でした。翔真は、学校の宿題で出された中型動物の霊の捕獲すらできずに落ち込んでいたところを苺に助けられ、とても感謝していました。しかし苺は、親切で翔真を助けたわけではなく、りんねにお小遣いをあげるために裕福な翔真に目を付けて、ぼったくろうと企んでいたのでした。

翔真は、後日りんねを通して苺にお礼のプレゼントを贈りますが、その中身はぬいぐるみでした。このエピソードによって、翔真が苺に好意を寄せていることが発覚しました。

転生しても母心が残っている苺には、りんねのためにお気に入りのシールを犠牲にして涙したり、魂子から「子ども死神おままごとシート」をもらうというようなかわいい一面も見られます。

「子ども死神おままごとシート」は、女児死神が現世に迷える霊の話を聞き出すのに使用するアイテムです。苺は、前世で義母だった魂子にこのシートを譲り受けていました。「子ども死神おままごとシート」は、開くと、話がしやすいファンシーな空間となる結界が設定される仕組みになっています。

ここからは、「境界のRINNE」苺のアニメ声優のプロフィールをネタバレ紹介していきます。苺のアニメ声優は、林原めぐみです。林原めぐみは、1967年3月30日生まれの東京都出身の声優で、声優以外にも歌手やラジオパーソナリティ、エッセイストとして活躍しています。第3次声優ブームの源流と呼ばれる林原めぐみは、声優がレコード会社と専属契約をする先駆けとなり、「声優アーティスト」としての基礎を作った人物です。

林原めぐみは、小学生の時に「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を観たことをきっかけに声優の仕事に興味を持ち始めました。高校時代は、卒業後に看護師を目指していました。しかし、看護学校応募の帰りに寄った本屋で立ち読みしていたときに見つけたアーツビジョンの声優無料養成オーディションの広告に応募し、第1期生に特待生の1人として合格したことで、声優にシフトチェンジしました。

林原めぐみの主な出演作品では、「スレイヤーズ」のリナ＝インバースや、「名探偵コナン」の灰原哀が有名です。その他にも、「らんま1/2」の女版・早乙女乱馬、「ポケットモンスター」のムサシ、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ役の声優を務めていることで知られています。

林原めぐみは、980年代後半～1990年代前半までは気が強い陽気な美少女キャラを演じることが多かったですが、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイを演じて以降は、「名探偵コナン」の灰原哀などクールビューティー系のアニメキャラを担当することが増えています。

「境界のRINNE」の苺の声優が林原めぐみだと気が付いた人の中には、山口勝平と林原めぐみの組み合わせがらんまのときと同じだと喜ぶ人が多かったです。高橋留美子ファンからは、アニメ四期への期待の声が多数よせられています。

「境界のRINNE」の苺がりんねの母の乙女の転生後の姿だったというところに、高橋先生らしさを感じたという人もいました。次回予告にらんまが登場するなど、境界のRINNEには高橋留美子ファンにはたまらない楽しみも含まれていました。

「境界のRINNE」では、苺のキャラがイキイキと描かれていることに好感を持った人も多かったようです。「境界のRINNE」は、主要キャラがバランスよく登場するところが面白さの秘訣だと言われています。

今回は、「境界のRINNE」に登場する、苺の正体やキャラの魅力、アニメ声優についてネタバレ紹介してきました。苺の正体は、りんねの母親である乙女が転生した姿でした。林原めぐみがアニメ声優を担当した苺は、「境界のRINNE」の複雑すぎる前世を持ったというキャラ設定にらんまの声という魅力が加わったことが人気の秘訣となっています。

まだ苺を見たことがないという方は、この機会に「境界のRINNE」のアニメや漫画を見てみてはいかがでしょうか。