【ぬらりひょんの孫】奴良鯉伴は主人公リクオの父！技・能力やアニメ声優は？

まずは、奴良鯉伴が登場する、「ぬらりひょんの孫」について紹介していきます。「ぬらりひょんの孫」は、2008年から2012年まで週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画です。「ぬら孫」の愛称で親しまれ、漫画のみならず、アニメなど多くのメディアに展開されていました。

「ぬらりひょんの孫」は、椎橋寛原作で、ぬらりひょんの血を継いだ少年を主人公として展開する怪奇ファンタジー漫画です。2008年15号から2012年30号まで週刊少年ジャンプに連載されていました。2007年には、週刊少年ジャンプ35号で第32回金未来杯エントリー作品として読み切り掲載後、金未来杯を受賞しています。

「ぬらりひょんの孫」は、2012年に「葵螺旋城 最終決戦編」で完結を迎えました。2018年現在には、単行本の累計発行部数が1200万部を超えています。2009年12月には小説版とドラマCD、2009年からはアニメ化もされています。「ぬらりひょんの孫」に登場する妖怪たちは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」や河鍋暁斎の「暁斎妖怪百景」、竹原春泉の「絵本百物語」の3冊の本から採用されています。

ここでは、「ぬらりひょんの孫」のあらすじを紹介していきます。主人公の奴良リクオは、妖怪の「ぬらりひょん」の血を4分の1継いでいます。ある日、リクオは、妖怪に襲われた友人を助けようとして妖怪の能力を覚醒させました。人間として生活する事を望んでいたリクオでしたが、「奴良組」を率いる為に妖怪との戦いに巻き込まれていき…。

次に、「ぬらりひょんの孫」の奴良鯉伴(ぬらりはん)のプロフィールを紹介していきます。奴良鯉伴は、奴良組の二代目総大将です。妖怪のぬらりひょんと人間の珱姫の間に生まれた半人半妖で、主人公の父親にあたります。1604年4月9日生まれの鯉伴は、身長175㎝前後の黒髪のイケメンで、ぬらりひょんにも勝る自由奔放ぶりが印象的なキャラです。

江戸時代には、遊び人の「鯉さん」として人間社会に溶け込んでいました。息子のリクオを可愛がっており、妖怪任侠世界の事を知らせない方針で育てていました。鯉伴は、リクオが小さい時に安倍晴明と手を組んだ山ン本五郎左衛門の策略で殺害され、半妖の里に眠っています。

ここからは、鯉伴の能力や強さについて紹介していきます。妖怪と人間の間に生まれた鯉伴は、二人の能力を受け継いでいる為、ぬらりひょんの「畏」だけでなく、珱姫の治癒能力も使う事ができます。ぬらりひょんとリクオと同様に刀を武器にして戦いますが、「妖刀祢々切丸」を使うかどうかについては不明となっています。

自分に流れる人間としての血を受け入れている鯉伴は、仲間を大切にする強さと10歳で奥義の明鏡止水を発動させるだけの実力を持ち合わせていました。鯉伴は、黒田坊と青田坊とのコンビネーション技も開発しています。母親の治癒能力を受け継いでいる為、怪我が普通の人よりも早く治るという強みも持っていました。

・明鏡止水"桜"
・明鏡止水桜"
・鏡花水月
・鬼纏
・明鏡止水
・百火繚乱
・流星天下

鯉伴の技には、敵に妖銘酒を浴びせて着火する「明鏡止水"桜"」や、ぬらりひょんの能力の畏を使って相手に認識されなくなる「明鏡止水」、相手の認識をずらして発生した幻影で敵を惑わす技の「鏡花水月」などがあります。信頼し合った仲間の妖怪の畏を借りる事ができる「鬼纏」の技は、強力な「百鬼夜行の業」として知られています。「鏡花水月」と「明鏡止水"桜"」の技は、名前が似ていますが、特に技としての共通点はありません。

ここからは、「ぬらりひょんの孫」の鯉伴のアニメ声優のプロフィールを紹介していきます。「ぬらりひょんの孫」で鯉伴のアニメ声優を担当したのは、人気声優の藤原啓治でした。藤原啓治は、1964年10月5日生まれの東京都出身の声優です。2020年4月12日には、癌の為に55歳でこの世を去っています。藤原は、専修大学北上高等学校卒業後、文学座付属演劇研究所に入りました。

藤原啓治は、文学座付属演劇研究所や賢プロダクションを経て、2006年11月に「AIR AGENCY」という事務所を設立しています。2008年4月からは、日本芸術専門学校大森校の講師を務めていました。2011年10月には、「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011」で声優助演男優賞しています。2016年8月からは癌の為に休養していましたが、2020年4月に55歳の若さで亡くなりました。

藤原啓治の出演作品で一番印象的なのは、「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役です。野原ひろし以外には、「鋼の錬金術師」のマース・ヒューズや「交響詩篇エウレカセブン」のホランド・ノヴァクの声優も演じていました。アニメ声優の他には、「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカや「ダークナイト」のジョーカー役で吹き替えも担当しています。

ここからは、ぬらりひょんの孫の鯉伴の家族をまとめて紹介していきます。奴良組の総大将のぬらりひょんは、鯉伴の父で、主人公の奴良リクオの祖父にあたります。鯉伴が早逝してしまった為、隠居の身で総大将代理を務めています。今は飄々としていますが、以前は「闇世界の主」と呼ばれるほどの悪の妖怪でした。ぬらりひょんは、400年前に羽衣狐に生き肝を抉り取られてしまった為、寿命が減ってしまっています。

ぬらりひょんは、鯉伴亡き後に三代目を継ぐのはリクオであると主張し、周囲の反対には耳を傾けませんでした。常識に囚われない自由な魅力を持つぬらりひょんは、百鬼夜行に加わり、わずか百年で巨大な勢力を作り上げたというカリスマ的な実績を持っています。

珱姫(ようひめ)は、ぬらりひょんの妻で、鯉伴の母親です。400年前の京の公家屋敷の人間の娘で、リクオにとっては祖母にあたります。400年前当時17歳だった珱姫は、京都一の美少女として知られていました。珱姫には「あらゆる難病を瞬く間に治す不思議な力」があった為、京妖怪にその生き肝を狙われていました。

ぬらりひょんに好意を寄せられていた珱姫は、羽衣狐に「秀頼の側室」として羽衣狐に大坂城へ連れ去られてしまいました。そこで肝を狙われていた所をぬらりひょんに助けられた事をきっかけに、珱姫はぬらりひょんに惚れこみ、妻となりました。珱姫は、その後鯉伴を生み、ぬらりひょんの妻として幸せに過ごしました。

山吹乙女(やまぶきおとめ)は、鯉伴の前妻です。山吹乙女は、黒い長い髪を持つ美しい妖怪で、夫の鯉伴の事をとても愛していました。武家の生まれで若くして死んだ娘の幽霊だった山吹乙女には名前がありませんでしたが、化物屋敷の裏手に咲いていた山吹の美しさから鯉伴が「山吹乙女」という名前を与えました。

山吹乙女は、江戸初期に鯉伴と結ばれていましたが、羽衣狐の呪いを知らず、50年以上経っても子をなせないことを気に病んで姿を消しました。現代では、鯉伴暗殺を狙っている安倍晴明の「反魂の術」によって羽衣狐の8番目の依代として子供の姿で復活を遂げています。最後は、羽衣狐の魂と融合して半妖の里で復活し、リクオの回復を見届けた後に鯉伴と黄泉路を歩いて行きました。

奴良若菜(ぬらわかな)は、鯉伴の後妻で、リクオの母親です。極道の妻でありながらも温厚な性格で、山吹乙女の死で気を落としていた鯉伴の大きな力となりました。若菜には、過去にたちの悪い悪霊に憑りつかれていた所を鯉伴に助けられたというエピソードがあります。

リクオは、奴良組若頭で、「ぬらりひょんの孫」の主人公です。リクオは、ぬらりひょんの血を4分の1引く孫で、「妖怪と人間のクォーター」的存在です。祖母の珱姫の血の影響で、普通の人よりも傷の治りが異常に早いという特徴を持っています。リクオが覚醒した時には、妖怪の血によって姿や性格が大きく変化します。

リクオは、妖怪として覚醒した時には人間の時の記憶を持っていますが、人間になった時には、妖怪の記憶を覚えていませんでした。しかし、牛鬼との戦い以降は、人間時の時でも妖怪時の記憶が残るように変化しています。四国との戦いの後、夜になると勝手に妖怪に変身するようになってしまったリクオは、氷麗・青田坊・黒田坊・首無・河童といった奴良組の妖怪達と七分三分盃を交わすようになっています。

リクオは、遠野での修行で「鬼憑」と「鬼發」、京都の鞍馬山の修行で「鬼纏」を会得しています。羽衣狐との決戦後に13歳の誕生日を迎えたリクオは、正式に奴良組を継いで三代目総大将となりました。

ここからは、「ぬらりひょんの孫」の鯉伴に関するTwitterでの感想や評価をまとめて紹介していきます。鯉伴には、イケメンでカッコいいという声が多く寄せられていました。特に、山吹乙女とのストーリーが好評だったようです。

「ぬらりひょんの孫」には、鯉伴がイケメンでカッコいいという女性ファンの声が多く寄せられていました。鯉伴は、幼少期からイケメンだったと高評価されています。山吹乙女とのシーンが印象に残っている人も多いようです。ファンたちは、「ぬらりひょんの孫」のあらすじ全体を高く評価して、ぜひ他の人にも進めたいと思っているようです。

Twitterに感想を投稿している人の中には、「ぬらりひょんの孫」のアニメ版の鯉伴の色気が良かったと評価する声もありました。アニメでは、鯉伴が技を出す時のウインクシーンがセクシーだという声が多いです。リクオと鯉伴はそっくりですが、鯉伴のほうが色気があると言われています。

「ぬらりひょんの孫」で鯉伴役を担当した藤原啓治が亡くなった事を残念思っている人も多かったです。藤原啓治は、人気アニメのキャラの声優を沢山担当していましたが、鯉伴の声が一番好きだったという声も多く寄せられていました。Twitterで藤原啓治のニュースを見てショックを受けた人も多かったです。鯉伴は、イケメンの顔と男気溢れる性格だけでなく、藤原啓治の声があるからこそ好きという声もありました。

「ぬらりひょんの孫」のファンの中には、鯉伴と羽衣狐の実らない声が好きだという人も居ました。「ぬらりひょんの孫」は、全体のあらすじも好評ですが、鯉伴と山吹乙女のストーリーや、羽衣狐との関係のシーンに感動を覚える人が多いです。

「ぬらりひょんの孫」の中で一番好きなシーンは、鯉伴が黒田坊を「鬼纏う」場面だという人も居ました。このシーンに感動して、何度も読み直した人も多いようです。

「ぬらりひょんの孫」の中で、鯉伴が一番好きだという声もありました。鯉伴のキャラが好きな人は、鯉伴の仲間想いで信頼が厚いところに魅力を感じている人が多いようです。半人半妖の鯉伴は、自分の限界を知っているからこそ、仲間を頼る強さを持っています。

「ぬらりひょんの孫」の鯉伴の魅力は、強さだと呟いている人も居ました。鯉伴の色気とまつ毛の長さにときめいたという声もありました。鯉伴のファン達は、鯉伴が幸せになる事を祈っているようです。

今回は、「ぬらりひょんの孫」鯉伴についてまとめて紹介してきました。ぬらりひょんと人間の間に生まれた半人半妖の鯉伴は、アニメや漫画への登場回はあまり多くありませんでしたが、仲間想いでイケメンの印象的なキャラクターでした。ぬらりひょんの「畏」のだけでなく珱姫の治癒能力も使える鯉伴が考えた人間と妖怪の合体技は、後にリクオの戦い方の良い見本となりました。

黒髪でセクシーな魅力の鯉伴は、カッコいいと女性ファンが多いキャラクターです。まだ、鯉伴を見たことが無いという人は、この機会に、「ぬらりひょんの孫」のアニメや漫画を見てみてはいかがでしょうか？