【ジョジョ】チープ・トリック は最強のスタンド？登場シーンや能力・元ネタは？

チープ・トリックとはジョジョ4部に登場する乙雅三の敵スタンドです。この記事ではチープ・トリックについて、本体の乙雅三やスタンド能力、強さなどについてまとめます。また、合わせてチープ・トリックの元ネタや悪用方法などを考察します。能力は地味ではあるものの最強と言われるスタンド、チープ・トリックが気になる方や、ジョジョ4部のファンの方はぜひチェックしてみてください。

最強と言われるチープ・トリックや乙雅三について触れる前にまず、ジョジョ4部の作品情報を紹介します。チープ・トリックの能力は派手ではありませんがジワジワと襲ってくる怖さがあるスタンドで、日常に潜む恐怖を描いているジョジョ4部にはぴったりのスタンドです。それでは、ジョジョ4部の作品情報を紹介します。

チープ・トリックの登場するジョジョ4部の作品概要を紹介します。ジョジョ4部は「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」というタイトルで連載された荒木飛呂彦先生の漫画作品であり、日本の架空の町・杜王町を舞台にしています。杜王町は荒木飛呂彦先生の故郷である仙台をモデルにした町で、神話的要素の強かった第3部までとは異なり日常を描いています。

ジョジョ4部はテレビアニメ化され、2016年4月から12月まで全39話が放送されました。実写映画化もされており、俳優の山崎賢人さん主演で2017年に公開されて興行収入は1億6600万円を記録しました。ジョジョ4部に登場する岸辺露伴を主人公に据えた短編集「岸辺露伴は動かない」も出版されており、人気を集めています。また、小説家の乙一先生が書いたジョジョ4部のスピンオフ小説がジャンプj-BOOKSから出版されています。

日本の杜王町に住む高校生・東方仗助の前に、血縁上の甥を名乗る空条承太郎が現れます。仗助の父親が承太郎の祖父ジョセフ・ジョースターであることが判明し、遺産分配の話をするために来日したのでした。仗助は自分の不思議な力がスタンド能力によるものだということを知ります。その後母方の祖父が邪悪なスタンド使いに殺害されたことを受け、仗助は杜王町でスタンド使いを増やしている何者かを追うことを決意します。

ジョジョ4部の作品概要を紹介したところで、次にチープ・トリックの本体である乙雅三のプロフィールを紹介します。漫画家の岸辺露伴が仗助とのサイコロ勝負で家を燃やしてしまい、その修復作業で呼ばれた建築士が乙雅三でした。乙雅三は知らない間に矢で射抜かれチープ・トリックを発現させていましたが、本人にはそれを操ったり認識したりするほどの力はなく、自らがスタンド使いであることを知りませんでした。

チープ・トリックを認識していない乙雅三でしたが、本能的に「背中を見せてはいけない」ということを理解しており、岸辺露伴の家に来てからも決して背中を見せないように振る舞っていました。結局好奇心に負けた岸辺露伴によって背中を見られ、絶望の中チープ・トリックの能力で死亡してしまいます。スタンド使いでありながら自らのスタンドの被害者となってしまった人物でした。

ジョジョ4部に登場するチープ・トリックの能力は地味ではあるものの、一部では最強なのではないかと言われています。ここではチープ・トリックについてジョジョ4部での登場シーン、能力や強さ、元ネタなどを紹介します。最強と言われるジョジョのチープ・トリックの強さが気になる方はぜひチェックしてみてください。

チープ・トリックが登場したのは、アニメジョジョ4部32話「7月15日（木）その2」です。家を半焼させてしまった漫画家の岸辺露伴は、修理の見積もりのために建築家の乙雅三を自宅に呼びます。敵のスタンド使いを警戒した岸辺露伴は念のため乙雅三に「ヘブンズ・ドアー」のスタンド攻撃を仕掛けますが、情報を読み取ってもスタンド使いであることや敵であることは書いてなかったため安心して家に招きます。

しかし乙雅三は家に呼び入れても必ず壁を背にするようにして移動し、決して背中を見せないようにします。階段でさえブリッジして進むほどの念の入れようで、その奇妙な行動を見た岸辺露伴はどうしても背中を見たくなってしまいます。好奇心に負けた岸辺露伴は乙雅三を落とし穴にはめて無理矢理背中を見てしまいます。すると乙雅三の背中はベリベリと剥がれ、そのまま死亡してしまいます。

乙雅三がスタンド攻撃を受けていたことを理解した時には既に遅し。背中から声が聞こえ、岸辺露伴は乙雅三に取り憑いていたスタンドが自らの背中に乗り移ったことに気がつきます。スタンドはチープ・トリックと名乗り、吉良吉影の写真を燃やせと耳元で囁き続けます。どんなに逃げても決して振り払うことはできず困り果てた岸辺露伴は広瀬康一に助けを求めますが、日頃の行いからふざけていると思われて去られてしまいます。

なんとかしなくてはと考えた岸辺露伴は外に出て杜王町ホテルを目指します。人通りは多く、建物沿いに進んだり横断歩道を通行人と背中合わせになって渡ったりしてなんとか進みますが、チープ・トリックに犬猫をたくさん呼ばれて窮地に陥ります。そこに異変を感じて戻ってきた広瀬康一が現れ、エコーズのスタンドで猫たちを追い払います。

広瀬康一はエコーズで岸辺露伴の背中についているチープ・トリックを振り落とそうとしますが、岸辺露伴の背中まで裂けそうになって中止します。追い詰められた岸辺露伴は笑い出し、ヤケクソのように広瀬康一に背中を見せます。勝ったと思ったチープ・トリックが広瀬康一を振り向くと、そこは「決して振り向いてはいけない小道」であり、チープ・トリックの魂は地獄へと連れて行かれます。

最強と言われるジョジョのチープ・トリックの能力や強さを紹介します。ジョジョ4部に登場するチープ・トリックの本来の能力は「背中に取り憑いて喋る」というもので、ずっと耳元で喋り続けられると取り憑かれた者の精神は疲弊していきます。それだけだと致命傷にはならないのですが、ジョジョのチープ・トリックの真の強さ・能力というべきはその最強の性質にあります。

チープ・トリックは取り憑いている相手の背中を見たものに強制的に乗り移り、そのとき元の宿主の背中は裂けて死亡してしまいます。そのうえ裂けた場所から生気が吸い出されて元の宿主はミイラのようにカラカラに干からびてしまいます。さらにチープ・トリックの強さとなっているのは、乗り移られると対象はチープ・トリックの本体となってしまい、チープ・トリックへのスタンド攻撃は対象へと跳ね返ることです。

ジョジョ4部に登場するチープ・トリックの元ネタを紹介します。ジョジョに登場するスタンドはバンド名や曲名から名付けられることが多く、チープ・トリックもまたその一つです。ジョジョのチープ・トリックの元ネタはアメリカのロックバンド「チープ・トリック」に由来します。チープ・トリックは1973年に結成しました。1978年には来日して日本公演を行うなど、日本での人気が高いバンドです。

ジョジョ4部に登場するチープ・トリックのリスクや悪用方法を考察して紹介します。パワーやスピードなどの分かりやすい強さはないジョジョのチープ・トリックですが、背中を見せたら死ぬという能力が非常に厄介で最強と評価されるスタンドです。それではまず、ジョジョのチープ・トリックのリスクから紹介します。

ジョジョのチープ・トリックの最も厄介な能力は「背中を見られたら死ぬ」というものです。これは社会で生活しているほとんどの人にとってリスクでしかありません。乙雅三は岸辺露伴の家にくるまで建築士として普通に生活していたようでしたが、その生活をずっと続けるのは難しかったと考えられます。チープ・トリックに取り憑かれてしまえば社会生活を送るのは不可能で、家族にも会えず、恋人を作ることも難しくなります。

次にジョジョのチープ・トリックの悪用方法を考察します。チープ・トリックの使い道としては、自分以外の人に乗り移らせて殺すか社会生活を送れなくするの二択です。しかし乗り移らせるには自分の背中を見せなければならず、そうすれば自分が死んでしまうのでこれは難しいと言えます。もし無理矢理実現させるならば、承太郎のような回復能力があるスタンド使いに側にいてもらい、背中が裂けた直後に直してもらうしかありません。

もしジョジョのチープ・トリックが岸辺露伴の策略で「振り返ってはいけない小道」で地獄に落ちていなければ、いずれ岸辺露伴の背中から別の人間に移っていたと考えられます。その場合、スタンド使いでない一般人はスタンドを認識することができず背中を他人に見せないよう警戒することもないので、どんどん死んでどんどんチープ・トリックの被害者が増えていくことが推測できます。

スタンドの存在を知らない一般人たちは何が起きているかを認識できず、怪死事件が起きていると感じます。そうすると社会はパニックに陥ります。おそらく世界でもニュースになり、影響を与えることは間違いないと考えられます。

もしジョジョのチープ・トリックに取り憑かれてしまった場合、自分の命を守るにはどうすればいいか考察します。背中が裂けることを防ぐには背中を他人に見せないしかなく、そのためには背中が絶対に見えないような巨大な防護リュックなどを常に背負うことが有効なのではないかと考えられます。銭湯やプールなどは絶対に避け、会社もリュックを背負うことを許してくれる会社に入るか、在宅でできる仕事を選ぶ必要があります。

ジョジョアニメでチープ・トリックの本体である乙雅三を演じた声優を紹介します。ジョジョアニメ4部で乙雅三を演じたのは、声優の石井真さんです。それでは、ジョジョで乙雅三を演じた石井真さんのプロフィールを紹介します。

ジョジョアニメで乙雅三を演じた声優の石井真さんのプロフィールを紹介します。石井真さんは1976年に千葉県で生まれました。「まこっつ」の愛称で声優仲間から親しまれています。高めの声を活かし、少年から青年期の男性を演じることが多いです。以下は石井真さんの主な出演作品です。

• テレビアニメ「蒼穹のファフナー」真壁一騎役
• テレビアニメ「ぷるるんっ!しずくちゃん」なみだ君役
• テレビアニメ「ブラック・ジャック21」ラルゴ役
• テレビアニメ「大きく振りかぶっって」秋丸恭平役
• テレビアニメ「人造昆虫カブトボーグ V×V」カメーダ・カーメダ役
• テレビアニメ「true tears」仲上眞一郎役
• テレビアニメ「シャングリ・ラ」草薙国仁役
• テレビアニメ「ぬらりひょんの孫」良太猫役
• テレビアニメ「未来日記」西島真澄役
• テレビアニメ「ビッグオーダー」ローリン・ライト役

岸辺露伴のヘブンズドアーは一度でもスタンド攻撃ができれば自分への攻撃を封じることができるので、最強と言われる強さを持つ能力です。しかしジョジョのチープ・トリックのような、本人も自覚していないスタンド使いに出会ってしまうと防ぐことができません。派手な強さはないジョジョのチープ・トリックの能力ですが、じわじわと侵食してくるような怖さがあるという感想が他にも見られました。

ジョジョ4部の岸辺露伴がチープ・トリックの性質と「振り返ってはいけない小道」を利用して剥がした手法を賞賛するツイートです。生身の攻撃でもスタンド攻撃でも剥がすことのできない最強のチープ・トリックをやり込めた岸辺露伴の機転の良さが伝わってきます。

ジョジョのチープ・トリックは発現させた乙雅三の力量不足で使い手に認識されることはありませんでしたが、その結果使い手に全くコントロールされない、自我のあるスタンドとなりました。自我のあるチープ・トリックはよく喋り、それがかわいいという感想のツイートです。

ジョジョのチープ・トリックは敵に移してしまえば、時間はかかってもその内ほとんど間違いなく相手を殺せる強さを持つスタンドですが、そのためには自分が死ぬ必要があり、自殺みたいなものだと指摘するツイートです。スタンドの本体にとって不利益にしかならないこのチープ・トリックは欲しくないという意見のツイートが他にも多くみられました。

ジョジョ4部に登場するチープ・トリックについて、本体の乙雅三やスタンド能力、強さなどについてまとめます。また、合わせてチープ・トリックの元ネタや悪用方法などを考察しました。このまとめで最強と言われるチープ・トリックに興味を持った方は、ぜひジョジョ4部のコミックスやジョジョアニメを見てみてはいかがでしょうか？