【ジョジョ】パール・ジャムは人を健康にするスタンド？トニオの料理や効能を解説

ジョジョ4部に登場したスタンド能力・パール・ジャムは、トニオというイタリア人のシェフが持つスタンド能力でした。パール・ジャムが登場したジョジョ4部は、他のシリーズとは少し違い、日常生活に潜む敵との戦いを描いています。その中でも、パール・ジャムのエピソードは特に変わっており、ファンからの人気も高いです。パール・ジャムについて、名前の元ネタなどの詳しい情報を紹介していきます。

トニオのパール・ジャムについて、能力の詳細や元ネタを紹介していく前に、パール・ジャムが登場するジョジョ4部の作品概要をまとめていきます。ジョジョ4部とは、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画作品で、作者は日本の漫画家・荒木飛呂彦です。ジョジョ4部は1986年から週刊少年ジャンプで連載されている、人気の漫画シリーズ・ジョジョの奇妙な冒険の４作目となるエピソードでした。

ジョジョ4部が週刊少年ジャンプで連載されたのは、1992～1995年の間の期間でした。ジョジョ4部はこれまでのジョジョの奇妙な冒険の、世界中を冒険するスケールの大きなストーリーとは違い、杜王町という街の中で物語が完結することが特徴です。また、主人公達が激突する敵も人外の強さを秘めた敵ではなく、街に潜む殺人鬼であるなど、これまでのジョジョシリーズとは異なった構成となっており人気を呼びました。

ジョジョ4部では日常に潜む敵との遭遇を描いているので、他のシリーズに登場する殺傷力の高いスタンド能力とは異なり、独特な能力を持つスタンドが多い事も特徴です。ここで紹介するトニオのパール・ジャムもそんな特殊なスタンドの一つでした。ジョジョ4部は1995年に原作は完結していますが、2016年にはテレビアニメ化もされており、今なお高い人気を誇っている作品です。

パール・ジャムの登場するジョジョ4部のあらすじを紹介していきます。ジョジョ4部の舞台となるのは、日本にある架空の街・杜王町です。表面上は平和な中核都市でしたが、実は行方不明の人の数が異様に多い街なのでした。主人公・東方仗助は空条承太郎との出会いを経て、スタンド能力というものの存在や街の異質さを知りました。仗助は仲間たちと共に、杜王町の平和を脅かす敵と戦っていきます。

特殊なスタンド能力パール・ジャムの持ち主・トニオ・トラサルディーのプロフィールを紹介していきます。ジョジョ4部に登場するパール・ジャムの本体、トニオ・トラサルディーは、イタリア・ナポリ出身の男性キャラクターです。凄腕のイタリアンシェフですが、イタリアの料理界では若さを理由に認められなかったことから、広く世界中の料理が受け入れられている日本へとやってきました。

トニオ・トラサルディーのトニオとは愛称であり、本名はアントニーオです。トニオは整った顔立ちで柔和な笑顔が特徴的なキャラクターで、杜王町でイタリアンレストラン・トラサルディーを営んでいます。トラサルディーはトニオが一人で切り盛りしているため、店にはテーブルが二つしかありません。トニオが経営するトラサルディーにはメニューがありません。トニオが客の体調を考え、その場でメニューを決定します。

トニオは杜王町の新鮮な食材が豊富に手に入る所を気に入っており、トラサルディーは中々に繁盛していました。そんなトニオの店には、仗助と億泰が料理を食べに訪れます。この「イタリア料理を食べに行こう」のエピソードでは、本来ちょっとバカなはずの億泰が優れた語彙力を発揮して食レポしており、ジョジョファンの間で名シーンが多いと語り継がれるエピソードとなっています。

ジョジョ4部に登場したトニオのパール・ジャムの能力を紹介します。トニオのパール・ジャムの能力は、一言でいえば「料理を食べた人を健康にする」能力です。トニオはパール・ジャムを無自覚の内に使っており、料理の中に非常に細かくなったパール・ジャムが無数に紛れ込みます。このパール・ジャムが入った料理を食べた人間は、超常現象のように劇的に体調が改善してしまうのです。

トニオ曰く、パール・ジャムはどんな病気も治してしまう訳ではありません。食材の持つ栄養素を劇的に高め、それによって食べた人の自然治癒力を爆発的に上げる事によって、驚くべき体調の改善を実現しているのです。トニオが登場するエピソードでは、トニオの料理を食べた億泰が身体中の不調を治す事となりました。

トニオのパール・ジャムの名前の元ネタを紹介していきます。ジョジョに登場するスタンド能力には、洋楽の楽曲やアーティスト名を元ネタとしているものが多いです。トニオのパール・ジャムにも元ネタが存在しています。パール・ジャムの元ネタは、アメリカを代表するロックバンド・Pearl Jamとなっています。パール・ジャムの元ネタ・Pearl Jamは、アメリカのオルタナティヴロックを代表する存在でした。

ジョジョ4部に登場したトニオのパール・ジャムで作られた料理とその効能を紹介していきます。まず、トラサルディーで無料で提供されている、5万年前の雪解け水です。これはアフリカキリマンジャロの雪解け水で、億泰曰く「三日間砂漠をうろついて飲んだ水」という程、爽やかで美味しい水です。この雪解け水を飲むと、大量に涙が流れ出た後寝不足が解消します。

この雪解け水を飲んだ億泰は涙が大量に出すぎて、眼球がふにゃふにゃにふやけてしまう程でした。その異様な光景は、トニオが只者ではない事を物語っていました。同じ水を飲んだはずの仗助にはこれといった変化が起きませんでしたが、これは仗助がしっかり睡眠をとっており寝不足ではなかったからです。

トニオのイタリアンレストラン「トラサルディー」を訪れた仗助と億泰。億泰はその日の「お客様次第」のコースを注文しています。値段は3500円。そのコースの前菜として出されたのがアンティパストです。アンティパストはイタリアで非常にポピュラーなサラダです。トニオはイタリアで食べられる庶民的な家庭料理で、イタリアの食文化を味わってもらうとのポリシーを持っており、アンティパストはそのポリシーを象徴していました。

アンティパストには薄切りにしたトマトとモッツァレラチーズが乗っています。億泰はトマトとモッツァレラチーズを別々に食べて「味が無い」と文句を言っていましたが、一緒に食べる事で美味しさを理解しました。アンティパストの効果は、肩こりの解消でした。アンティパストを食べた億泰はたちまち肩がかゆくなっていき、ぼりぼり掻いているうちにボール一つ分程の大量の垢が排出されました。

トニオの料理で娼婦⾵スパゲティは、その名前の通り娼婦が作ったという由来を持つ料理でした。忙しい娼婦が適当な材料で作った所、とても美味しかったことから娼婦⾵スパゲティと名付けられた料理です。娼婦⾵スパゲティにはトウガラシが入っており、辛いものが苦手な億泰は最初は食べる事が出来ませんでした。しかし、チョビチョビ味見しているうちに止まらなくなり、最終的にはがつがつと食べ始めていました。

億泰曰く「食べるほどにもっと食べたくなる」「腹が空いていく」との事で、この娼婦⾵スパゲティの美味しさを物語っていました。娼婦⾵スパゲティの効果は、虫歯だった歯が抜け落ち、すごいスピードで新しい歯に生えかわるというものでした。人間の歯があっという間に生えかわってしまう事は通常ありえない為、仗助はこの現象の異様さを警戒していました。

トニオの料理でメイン料理だったのが、⼦⽺背⾁のりんごソースかけです。この⼦⽺背⾁のりんごソースかけは、まだ厨房に用意されている段階でしたが、我慢できなくなった億泰は厨房に入って食べてしまいます。素手で肉を掴んでがっついてしまう程、美味しい料理でした。億泰はこの時お腹が痛い状態でしたが、それでも食べ続けてしまう味でした。億泰曰く「幸せの繰り返し」だという程の美味な料理です。

⼦⽺背⾁のりんごソースかけの効果は、腹痛・下痢が解消すると言うものでした。この効果の現れ方が非常に強烈で、腹部から腸が飛びだし、また元に戻ると言うものでした。厨房では味見係の子犬も⼦⽺背⾁のりんごソースかけを食べており、子犬から腸が飛び出すのを見た仗助は、トニオが攻撃をしかけているのだと確信します。

仗助は危険を感じ億泰に料理を食べないように言いますが、億泰はそんな制止にも「我慢できない」と食べてしまうのでした。仗助は億泰を助けるために厨房に入り、トニオに不衛生だと激怒されてしまいます。結果、億泰は腹痛が治っただけで、トニオには敵意はまったくないのでした。

億泰を助けようと厨房に入り、トニオの逆鱗に触れてしまった仗助。仗助は罰として厨房の掃除をさせられる事となってしまいます。そんな仗助をしり目に、お客さんである億泰はデザートのプリンを食べていました。最初は「オレは不良」「プリンは女子供の食べるもの」だと言っていた億泰でしたが、ひと口食べるとあっという間に虜になっていました。

トニオの料理でプリンが登場したのは物語のオチの部分なので、効果の現れ方までは描写されていませんでした。プリンを食べた億泰は、水虫が治っていました。億泰はトニオの料理コースを全て食べて、身体中の不調を改善させていました。

ジョジョ4部に登場したパール・ジャムのリスクを考察します。パール・ジャムは攻撃には使用できないスタンドで、食べた人を健康にしてしまう優しいスタンドでした。その為、リスクはあまりないと考えられます。ただ、効果の現れ方が衝撃的なので、料理を食べる人には事前に説明が必要だと考えられます。

パール・ジャムを悪用出来るかという点ですが、ほぼ不可能だと考えられます。パール・ジャムは殺傷力は皆無のスタンド能力です。料理を食べても体調が改善するという効果だけなので、悪用することは出来ないと考えられます。

パール・ジャムは、料理を食べた人にしか影響を及ぼしません。ジョジョの世界の登場する強力なスタンドのように、世界へ直接影響を及ぼす事は出来ないと考えられています。

パール・ジャムの活用方法は、原作に描かれた通りの方法が一番だと考えられます。不調を抱える人を改善出来るスタンド能力なので、例え病院などに料理を提供しても良いのでは？と考えられていました。

ジョジョに登場するパール・ジャムに関しての感想では、ジョジョ作中でも一番好きなスタンドだと言う感想も挙がっていました。ジョジョのパール・ジャムはとても平和的なスタンドであり、ジョジョのエピソードの中でも珍しく、スタンド使いと戦闘にならなかったエピソードでした。そんなパール・ジャムはファンからの人気が高いスタンドでした。

ジョジョのパール・ジャムに関しては、料理を食べてみたいといった感想も多くなっています。ジョジョのスタンドの中でも一番好きなスタンドとして名前が挙がるパール・ジャムでしたが、その理由で料理が美味しそうといったものも多くなっていました。しかし、パール・ジャムを持っていれば美味しい料理を作れると言う訳ではなく、あくまでも料理の美味しさはトニオの腕前によるものでした。

ジョジョで一番好きだという評価も獲得しているパール・ジャムでしたが、その中で「自分が使ってみたい」という感想も挙がっていました。ジョジョの中でも欲しいスタンドとして名前が挙がるパール・ジャムでしたが、それは戦闘向きのスタンドではなく、日常生活に溶け込めるスタンドだからでした。

ここでは、ジョジョ4部に登場するトニオのパール・ジャムについてまとめています。トニオのパール・ジャムは、人を健康にしてしまうスタンド能力でした。ジョジョのスタンドは洋楽を元ネタとしているものが多いですが、パール・ジャムの元ネタはアメリカのロックバンドでした。トニオの料理の効果も紹介しています。是非ジョジョ4部をチェックして、パール・ジャムの活躍シーンを楽しんでみてください。