【ジョジョ】輪切りのソルベとは？ソルベとジェラートの関係や元ネタも考察

ジョジョ5部で回想シーンだけに登場するソルベ。ソルベとはディアボロの命令で処刑にされたパッショーネの一員であり、可哀想な死に方から｢輪切りのソルベ｣とあだ名されていることで有名となっています。しかし回想だけのため、輪切りのソルベはスタンド能力が謎に包まれています。本記事ではそんな輪切りのソルベとはどういったキャラなのかについてスタンド能力やジェラートとの関係、元ネタなどを交えながらご紹介します。

では輪切りのソルベのスタンド能力やジェラートとの関係、元ネタなどをご紹介する前に、輪切りのソルベが登場する漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風とはどういった作品なのかについて簡単にご紹介していきます。輪切りのソルベが登場するジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風とはその名の通り荒木飛呂彦が描くジョジョシリーズの5作品目にあたる作品であり、1995年に漫画雑誌の｢週刊少年ジャンプ｣で連載がスタートしました。

ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風はDIOの息子であるジョルノ・ジョバーナの活躍を描いた内容となっており、1999年に最終回を迎えて合計17巻の単行本が刊行されています。ジョジョの奇妙な冒険の単行本では47巻から63巻にあたり、空条承太郎やポルナレフといった以前のシリーズのキャラクターも数多く登場しています。そんなジョジョ5部はシリーズの中でも得に高い人気を博しており、2018年の10月にアニメ化されました。

時は2001年、主人公のジョルノ・ジョバーナはDIOの息子であることから周囲に迫害され、｢ギャングスター｣になることを夢見ていました。しかしジョルノはギャング組織パッショーネに所属するブチャラティに襲われ、スタンド能力を使って難を逃れます。このスタンドバトルでジョルノはパッショーネのボスを倒して組織の長になることを決意します。そしてジョルノは自らパッショーネに足を踏み入れることにするのでした。

本記事でスタンド能力やジェラートとの関係、元ネタなどをご紹介するソルベとは漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風に登場するキャラクターの1人です。漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風に登場するソルベはディアボロ率いるパッショーネの一員であり、額の中央を軸に逆立った独特な髪型が特徴となっています。パッショーネの中でソルベは暗殺チームに所属しており、同じ暗殺チームのジェラートと親しい関係にあります。

ただソルベとジェラートの仲の良さは異常であり、漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風の作中で恋人関係にあるのではと言われています。そんなソルベはあることが理由でパッショーネのボスに刃向かい、残忍な方法で処刑されてしまいます。この無惨な死に方からソルベは｢輪切りのソルベ｣とあだ名されることになりました。また輪切りのソルベは回想シーンにしか登場しないので、可哀想なジョジョキャラの1人に数えられています。

上述のプロフィールでご紹介した通り、輪切りのソルベは漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風で回想シーンにしか登場しない可哀想なキャラクターです。なのでジェラートとの仲の良さや最後ぐらいしか分かっておらず、スタンド能力や強さなどがはっきりと分かっていません。なのでおそらく輪切りのソルベの詳細が気になる方も多いことでしょう。ではここからは輪切りのソルベの回想シーンでの行動についてご紹介していきます。

輪切りのソルベとジェラートが所属している暗殺チームはパッショーネの中で一番危険な仕事をする組織でした。しかしパッショーネのボスでジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風のボスであるディアボロはあまり暗殺チームを信用せず、高く評価していませんでした。そのため不満を抱いた暗殺チームのリーダー・リゾットはディアボロへの反乱を企てます。このリゾットの反乱計画に輪切りのソルベとジェラートは乗ってしまいました。

リゾットの計画に乗った輪切りのソルベはジェラートと共に、謎に包まれたディアボロの正体を探ろうとします。暗殺チームの面々は当初、麻薬ルートをディアボロから乗っ取って莫大な利益を得ようと考えていました。しかしディアボロが姿を消したため、ソルベとジェラートの任務は反乱計画に非常に重要となっていました。この時輪切りのソルベとジェラートの2人は残忍な殺され方で処刑されるとは全く思いもしていませんでした。

暗殺チームのリーダー・リゾットの反乱計画に乗り、ディアボロの正体を探ることにした輪切りのソルベとジェラート。しかしこの行為によって輪切りのソルベとジェラートはディアボロの激しい怒りを買ってしまいます。そして輪切りのソルベとジェラートは姿を消してしまいました。2人が姿を消したため、暗殺チームに不安がよぎります。すると不安を抱く暗殺チームに、猿ぐつわを口に咥えさせられたジェラートの死体が届きます。

そう輪切りのソルベと共に姿を消したジェラートは殺されていたのです。このジェラートの死体には｢罰｣と書いた紙が付けられていました。ジェラートの死体に付けられた｢罰｣の文字は暗殺チームへの警告でした。このディアボロによる警告は暗殺チームを大いに恐怖させます。しかし暗殺チームの恐怖はジェラートの死体で終わることが無く、ジェラートの死体が届けられた後、誰もが驚愕する贈り物が届けられることになるのでした。

ジェラートの死体が届けられた後、暗殺チームの下に額縁に入った合計36個の美術品が送られてきます。当初届けられた36個の額縁の正体ははっきりと分かりませんでした。そこで暗殺チームは届け物の正体をはっきりするため、36個の額縁を並べます。すると額縁には恐怖で顔を歪める輪切りとなったソルベが浮かび上がってきました。実は輪切りのソルベは行方を眩ませた後、ジェラートと共に無惨な殺され方で死亡していたのです。

ディアボロに処刑を言い渡された輪切りのソルベは足下から生きたまま輪切りにされ、恐怖のどん底の中で息絶えます。そして輪切りになったソルベはホルマリン漬けとなり、暗殺チームへ送られました。ジェラートはこの残酷な輪切りのソルベの殺され方に恐怖してショック死していました。ディアボロにとって輪切りのソルベの死体も警告の1つでした。この残酷な死に方によりソルベは｢輪切りのソルベ｣と呼ばれるようになったのです。

漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場するキャラクターの多数は海外のロックバンドや曲を元ネタにしています。例えばジョナサン・ジョースターは｢Get Back｣という曲の歌詞が元ネタであり、7部の主人公ジョニィ・ジョースターは｢Johnny B.Goode｣というギタリストのチャック・ベリーの曲が元ネタとなっています。また登場するキャラクターの他に、登場するスタンドの名前も世界中の楽曲を元ネタにして名付けられています。

では本記事の主役・輪切りのソルベの元ネタは何なのでしょうか。残念ながら輪切りのソルベの元ネタは判明していません。しかし中国の歴史には｢凌遅刑｣と呼ばれる輪切りのソルベがされた身体をそぎ落とす刑罰が存在しています。またジェラートと並ぶ世界的スイーツの中にソルベというアイスがあります。このことからスイーツのソルベと中国の刑罰を融合させたのが｢輪切りのソルベ｣という名前の元ネタだと考えられます。

上述でご紹介した通り、輪切りのソルベは漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風で回想シーンにしか登場しない地味なキャラクターです。しかしなぜかジョジョシリーズファンから輪切りのソルベは愛されています。ではここからは輪切りのソルベが愛される魅力とは何なのかについてご紹介していきます。まず最初にご紹介する魅力は不遇な扱いをされていることです。確かにジョジョシリーズには可哀想なキャラが多数登場しています。

しかし輪切りのソルベはその可哀想なキャラクターの中でも特に群を抜いて不遇な扱いを受けてしまっています。まず輪切りのソルベは漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風で回想シーンにしか登場していません。さらに回想シーンで輪切りのソルベは生きたまま身体を輪切りにされ、処刑されるという可哀想な最期を遂げています。この不遇すぎる輪切りのソルベの最期は同情を誘い、多数のジョジョファンから愛され続けています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風で輪切りのソルベが所属している暗殺チームは基本全員スタンド能力を使用出来ます。例えば暗殺チームのリーダーであるリゾット・ネエロは｢メタリカ｣というスタンド能力の使い手であり、ホルマジオは｢リトル・フィート｣と呼ばれるスタンド能力の持ち主です。またイルーゾィは｢マン・イン・ザ・ミラー｣というスタンド能力を使用出来、ペッシは｢ビーチ・ボーイ｣というスタンド能力を持ってます。

しかし暗殺チームに所属する輪切りのソルベのスタンド能力は判明していません。暗殺チームがスタンド能力の使い手で構成されているため、おそらく輪切りのソルベもスタンド能力を持っているでしょう。もし輪切りのソルベが本編に登場していれば、スタンド能力が分かったかもしれません。この謎に包まれている姿も輪切りのソルベが人気を博す大きな理由の1つとなっています。ちなみにジェラートのスタンド能力も分かっていません。

上述でご紹介した通り、作中内で｢できてんじゃあないか？｣と言われるほど輪切りのソルベとジェラートは親しい関係にあります。公式から公認されている仲の輪切りのソルベとジェラートはアニメ版でお揃いのペディキュアを付けて悲惨な最期を遂げました。この親密な仲から輪切りのソルベとジェラートはカップリングとして女性を中心に高い人気を博しています。なので2人は5月9日の｢アイスの日｣にファンから盛大に祝われています。

アニメジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風で輪切りのソルベを演じた声優は日本の男性声優である佐々木義人です。佐々木義人とは1982年の7月28日に東京都で生まれた男性声優であり、2021年1月現在AIR AGENCYに所属しています。そんな佐々木義人は2011年に声優デビューを飾り、これまで数々のアニメ作品や映画作品に声優として出演しています。しかし演じるほとんどが名前無しのサブキャラであるため、あまり知られていません。

• 2011年のアニメ｢Fate/Zero｣：アサシン役
• 2012年のアニメ｢黒子のバスケシリーズ｣：小堀浩志役
• 2015年のアニメ｢オーバーロード｣：ロンデス・ディ・クランプ役
• 2016年のアニメ｢ねこねこ日本史｣：今川義元役、土方歳三役、大友宗麟役、他
• 2017年のアニメ｢僕のヒーローアカデミアシリーズ｣：顎大和筒隆役
• 2018年のアニメ｢転生したらスライムだった件シリーズ｣：スケロウ役
• 2019年のアニメ｢ワンパンマン｣：セキンガル役

漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風に登場する輪切りのソルベに関する感想では輪切りのソルベが可哀想といった感想が多く寄せられていました。輪切りのソルベは身体を輪切りにされてしまい、そのまま回想シーンだけで死亡するといった可哀想なキャラクターです。この不遇な扱いから輪切りのソルベは多数のジョジョシリーズファンから同情の目を向けられています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風に登場する輪切りのソルベに関する感想では輪切りにする能力を持ったスタンド使いだと思ったといった感想も多く寄せられていました。ソルベは｢輪切り｣と呼ばれているため、あだ名がスタンドの能力だと思われても仕方ありません。しかし輪切りのソルベはスタンド能力が判明しておらず、最後の死に方から｢輪切りのソルベ｣と名付けられただけのキャラクターとなっています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風に登場する輪切りのソルベに関する感想では輪切りにした犯人に驚愕する感想も多く見受けられました。輪切りのソルベを輪切りにした犯人は原作漫画ではっきりと描かれていません。しかしその犯人はアニメ版でチョコラータだと判明しました。この輪切りのソルベを殺したキャラクターがチョコラータだと判明したアニメのシーンは多数のジョジョシリーズファンを驚かせました。

本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険5部黄金の風に登場する輪切りのソルベについてスタンド能力やジェラートとの関係、元ネタなどをまとめてご紹介しました。恋人同士だと思われるほどジェラートと仲が良いソルベは回想シーンで生きたまま身体を輪切りにされ、そのまま無惨な最期を遂げてしまいます。この無惨すぎる最期を見ると、輪切りのソルベはジョジョシリーズで一番不遇で可哀想なキャラクターだといっていいでしょう。