【封神演義】黄天化の魅力を紹介！アニメ版声優や道徳真君との関係は？

「封神演義」（ほうしんえんぎ）は、作者・藤崎竜によって週刊少年ジャンプで1996年から2000年まで連載していたSF・バトル漫画です。通常版コミック全23巻、文庫版全12巻、完全版全18巻が発売されており、コミック発行部数2200万部を記録しています。1999年にアニメ「仙界伝 封神演義」が全26話、2018年にはアニメ「覇窮 封神演義」が全23話放送されました。

漫画「封神演義」は、中国・明時代に書かれた古典・怪奇小説「封神演義」を元にした作品で、厳密には安能務・訳による「封神演義」（講談社文庫）が原作となっています。藤崎竜による漫画「封神演義」では、この原作を元にしながらも独自のコメディ表現が描かれ、また、変更されている部分もあるということです。

「封神演義」の主人公は太公望（呂望）、舞台は古代の中国・殷の時代で、名君と言われる皇帝・紂王（ちゅうおう）の治世です。紂王による善政によって国政は落ち着いていましたが、皇后となった妲己の妖術により変り果て、国は荒廃します。この状況を憂いた仙人の教主・元始天尊は、革命を起こすために「封神計画」を立てます。教主の弟子である太公望は妲己を倒すために仲間たちと共に計画を実行していきます。

「封神演義」の黄天化（こうてんか）は崑崙山の道士です。殷の紂王に仕える名家・黄家の二男で、父は黄飛虎（こうひこ）、長兄は黄天禄、弟は黄天爵、末弟は黄天祥です。道徳真君の弟子で、宝貝（ぱおぺえ）は「莫邪の宝剣」、「鑚心釘」、「火竜鏢」、「莫邪の宝剣Ⅱ」です。外見の特徴は、母親似の黒髪、素肌に革ジャン、頭にはバンダナというのが黄天化のスタイルです。父から真っ直ぐな心と戦闘能力を受け継ぎました。

「封神演義」の黄天化は、くわえ煙草がトレードマークでしたが、1999年から始まったアニメ「仙界伝 封神演義」が土曜日の朝の放送ということで、低年齢者の視聴者に配慮し、煙草の代わりに小枝をくわえさせました。

黄天化の人気の理由・かっこいい魅力について見ていくと、黄天化の家は代々殷の名家として王家を支えてきました。黄天化の父・黄飛虎（こうひこ）も紂王の忠臣でした。黄飛虎は仙人骨を素質として持つ「天然道士」のため、桁外れの体力を持っています。さらに黄家は武家の名門でもあるので、武芸にも長けており、人間界最強と言われる存在です。この特徴は黄天化の弟・黄天祥も同じで、二人は人間のみならず妖怪でさえも倒せます。

黄天化の人気の理由・かっこいい魅力の二つ目は、黄天化はアニメ「仙界伝」で楽器の弾き語りを披露するアニメオリジナルのシーンがあります。そのシーンを見てみると、外出中に喉が渇いた黄天化は、店に入って飲み物を頼みます。その店で楽器を見つけた黄天化は、それを手に取っていきなり弾き語りを始めました。不思議な音色を奏でながら一曲を歌い切った黄天化は、最後に歌は2曲しか知らないと言い放ちました。

黄天化の人気の理由・かっこいい魅力の三つ目は、黄天化の宝貝（ぱおぺえ）「莫邪の宝剣」です。この宝貝を武器に父から譲り受けた戦闘能力と精神力で魔家四将の長男・魔礼青と戦いました。黄天化は宝貝「青雲剣」を持つ魔礼青の前に敗北するのですが、道徳真君に借りた宝貝「鑚心釘」で魔礼青に再び挑戦します。この再戦で黄天化は苦戦しつつも勝利を掴みました。このように、決して諦めない所が黄天化の人気の理由です。

黄天化の人気の理由・かっこいい魅力の四つ目は「道徳真君」との関係です。まず、崑崙十二仙の一人である道徳真君との出会いを見ていくと、少年だった黄天化は、そろそろ大人になる時期で、偉大な父のようになりたい、父を超えたいという欲求が高まっていました。そんな時に出会ったのが道徳真君でした。

黄天化は道徳真君の弟子となり、修行を始めました。体育会系のテンションで教えを授ける道徳真君を師父（黄天化はコーチと呼ぶ）と仰ぎ、修行に励んだ黄天化は、まだ若い年齢ながら宝貝「莫邪の宝剣」を手にするのでした。

1999年に放送されたアニメ「仙界伝 封神演義」の黄天化の声優・山岸功（やまぎしいさお）は1月15日生まれ、茨城県出身です。「俳協ボイスアクターズスタジオ」の出身で「東京俳優生活協同組合」に所属する声優です。

声優・山岸功の主な出演作は、2003年「ウルトラマニアック」川中島純、2004年「ごくせん」野田猛、2005年「SPEED GRAPHER」北沢ジョージ、2018年「フルメタル・パニック! Invisible Victory」デジラニ。海外アニメでは「ベビー・ルーニー・テューンズ」ベビー・ダフィー、「レンとスティンピー」レン・ホーク、吹き替えでは「ラストゲーム」ブーガー役、「七人のマッハ!!!!!!!」デュー役（ダン・チューボン）。

2018年に放送されたアニメ「覇窮 封神演義」の黄天化の声優・KENNは1982年3月24日生まれ、東京都出身です。声優事務所「Zynchro」に所属する声優、歌手です。バンド「The NaB's（ザ　ネイビーズ）」のボーカル、キーボード担当ですが、現在活動休止中で、ソロ歌手として活動中です。

声優・KENNの主な出演作は、2004年「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」遊城十代、2013年「境界の彼方」神原秋人、2014年「アオハライド」小湊亜耶、2015年「アルスラーン戦記」ギーヴ、2018年「ブラッククローバー」ヴァーミリオン、2019年「あひるの空」茶木正広、2020年「文豪とアルケミスト～審判ノ歯車～」武者小路実篤、2021年「アイ★チュウ」愛童星夜、「はたらく細胞BLACK」赤血球。

黄天化の死亡フラグについて見ていくと、道徳真君は愛弟子である黄天化について次のように語っています。優秀な弟子として黄天化を誇りに感じてはいても、自分の実力よりも上の相手でも怯むことなく立ち向かう黄天化のことが心配だと語っています。道徳真君は、このような黄天化の性格によって自ら死を招くことになるのではないかと危惧しているのです。

ある時、進軍中に妲己が「力試し」と称して戦いを挑んできたことがありました。その際、黄天化は父・黄飛虎とともに立ち向かいます。ところが、妲己に簡単に退けられ、黄飛虎を人質として連れて行かれました。父を救出するために「クイーン・ジョーカー二世号」で戦った黄天化は、妖怪仙人の余化に、流れる血が止まらないという「呪い」を負わされてしまいました。

「呪い」を負った黄天化ですが、自身にその実感はなく、次の戦闘へと向かうのでした。この後も黄天化は数々の戦場で戦います。黄天化は禁城で紂王と戦い勝利した後、これで戦線から離れようと決意した矢先、名前も無いような兵士に突如背後から刺されてしまます。血が止まらない呪いを負っている黄天化にとって致命傷となり、死亡。これが黄天化の最後となりました。

「封神演義」の黄天化は紂王との戦いの後、もう戦線から離れようと決意したところだったのに、突如刺されてしまい、封神されました。そんな黄天化の最後のシーンがとても悲しかったという感想で、漫画を読んで号泣したのは初めてだったということです。

こちらの方も「封神演義」の黄天化は好きなキャラクターだったのに突如死亡してしまい、泣いたという感想です。好きなキャラクターが死んでしまうのは、やはり悲しいというということです。特に黄天化は好きだったということで、その死は辛かったそうです。

こちらの方も「封神演義」の黄天化の死が悲しく、寝込んでしまったという感想です。このように「封神演義」で、人気を集めている黄天化は、紂王と戦って勝利するという大きな仕事を成し遂げた後、突然の死を迎えたことがショックだったということです。

いかがでしたか？「封神演義」で人気を集める黄天化のかっこいい魅力と道徳真君との関係を紹介しました。黄天化は素肌に革ジャン、小枝をくわえた姿が特徴で、父親譲りの真っ直ぐな性格と高い戦闘能力を持っていました。道徳真君とは師匠と弟子の関係で、道徳真君は黄天化を心から心配していました。

また、黄天化の死亡フラグ、そして最後のシーンを紹介しました。突然の死についてとても悲しかったという声が寄せられていました。そんな人気の黄天化に注目して「封神演義」をお楽しみください。