【ドロヘドロ】漫画最終回の結末・感想をネタバレ!カイマンとニカイドウはどうなる?

林田球によるダーク・ファンタジー漫画「ドロヘドロ」。2000年に開始された連載は、実に漫画雑誌4誌をまたいで2018年最終回を迎えています。これからドロヘドロ最終回のあらすじや結末を原作漫画・テレビアニメそれぞれについてネタバレで解説していきます。また、主人公カイマンと彼の“友人”ニカイドウとの気になるゆくえや本作を鑑賞した読者・視聴者の感想についてもネタバレでお届けします。この機会にぜひご覧ください!

【ドロヘドロ】漫画最終回の結末・感想をネタバレ!カイマンとニカイドウはどうなる?のイメージ

目次

  1. ドロヘドロとは?
  2. ドロヘドロの漫画23巻最終回の結末ネタバレ
  3. ドロヘドロのアニメ12話最終回の結末ネタバレ
  4. ドロヘドロの面白い魅力
  5. ドロヘドロの最終回に関する感想や評価
  6. ドロヘドロの最終回ネタバレまとめ

ドロヘドロとは?

ドロヘドロの概要

漫画家・林田球によるダーク・ファンタジー漫画作品「ドロヘドロ」。まず、2000年に小学館「スピリッツ増刊IKKI」に連載が開始され、その後『月刊IKKI』、『ヒバナ』、『ビッグコミックスピリッツ』増刊誌、そして『ゲッサン』と掲載誌を変えながら2018年の最終回まで長期連載を続けました。

主人公を含めてキャラクターの多くがホラー作品に出てくるようなマスクをしていることが特徴の一つです。また、キャラクターが身に付けている小物やファッションは、ヘヴィメタやパンクロックなど音楽シーンの影響を受けているとされています。

作品が生まれた背景について作者の林田は、「歌詞がメチャクチャダークで凶暴なのにメロディーは踊りたくなるくらい楽しい曲からインスピレーションを受けて生まれた」と語っています。過激で攻撃的な描写が多い一方で、愉快なキャラクターの登場やブラックユーモアが散りばめられているのはこうした作者の世界観が反映していると言われています。

ドロヘドロのあらすじ

漫画ドロヘドロの舞台となるのは、魔法使いの世界とドア一枚で隔てられた町・ホール。魔法をかけられて頭だけトカゲになってしまった主人公・カイマンは、魔法をかけられた経緯など過去の記憶をすっかり失っていました。

あらすじのイメージ

そんなカイマンの口の中には、小さな男が住みついていました。はたして男の正体は一体誰なのか?また過去の記憶を失くしてしまったのはなぜなのか?カイマンは自身の本来の頭部と記憶を取り戻そうと決意します。友人・ニカイドウの助けを借りながら、ホールに現れる魔法使いを次々に襲撃、彼らから情報を得ようと必死でした。

アニメ『ドロヘドロ』

ドロヘドロの漫画23巻最終回の結末ネタバレ

最終回ネタバレ①カイマンの魔法の秘密

ここからは、最終回結末のあらすじをネタバレで解説していきます。前話のラストで、カイマンは遂に魔法を獲得します。最終回ではその魔法の正体が明かされるのです。魔法の名称は何と「餃子」。実はドロヘドロでは煙のキノコに代表されるように、食物系の名前を持つ魔法は強力です。カイマンの「餃子」も例外ではありません。

ただし、他の食物系名の魔法が敵を食べ物に変えてしまうのに対し、カイマンの魔法は敵を餃子に変えるのではなく、餃子から様々な兵器を作り出すのが特徴です。

まず攻撃用武器としては、揚げ餃子の形をした爆弾やあらゆるものを切り刻む包丁を一瞬で眼前に出して見せました。また、餃子の皮でバリアを作り身を守ったり、餃子型のヘルメットを作って頭部を守ったりする防御用兵器もあります。さらに、羽根つき餃子を背中につけて空を飛ぶ魔法まで披露するカイマンでした。

最終回ネタバレ②煙ファミリー

一方、未だホールの泥の中でもがき続けている煙ファミリー。煙の巨大なキノコスーツに守られ何とか耐えていましたが、頼りのスーツも溶け始め最悪の結末を迎えようとしていました。そんな中、心は最後の手段として死亡したファミリーの重鎮・消を生き返らせようとキクラゲに消の蘇生を命じます。

最終回ネタバレ③復活した消

続いて紹介するの結末のあらすじは、キクラゲの魔法で無事復活を遂げた消についてです。自分の魔法を使えばこの泥から脱出可能だと自信を示す消。彼の魔法とは対象物の存在を完全に抹消すること、すなわち非物質化です。煙ファミリーの面々に魔法をかければ、彼らの存在は魂を除いて消滅、泥から脱出できるのです。

ただし、魂にも重さがあり半永久的に落下し続けるため、泥から抜けた瞬間に魔法を解かなければ大変なことになってしまいます。しかし煙のスーツが溶けてしまうというのに、悠長なことは言っていられません。煙ファミリーは危険を覚悟の上で、消の魔法に賭けることにしました。

最終回ネタバレ④二階堂との戦い

続いて紹介する最終回のネタバレあらすじは、カイマンと二階堂との戦いです。カイマンの闘いをよそに、ラスボスことホール君は死んだふりをしていました。そして、カイマンのスキをついて泥の海に逃げ込みます。その手には二階堂の生首がぶら下がっています。泥の中でホール君は二階堂を取り込み彼女の姿に変身。カイマンの目の前に現れると彼に襲いかかりました。

二階堂の姿に度肝を抜かれるカイマン。その一瞬の間隙を縫って、ホール君はカイマンの頭から悪魔脳腫を奪うことに成功します。一方、カイマンの方は泥の海引き込まれていきました。ところが、魔法が効かない体質のカイマンに泥の効果はありません。すっくと立ちあがるとホール君に飛びかかり、互いの体に付いた泥の取り合いが始まりました。

最終回ネタバレ⑤キリオンの活躍

カイマンとホール君の闘いでは、カイマンが劣勢に立たされます。体中の泥を吸い取られて窮地に陥るカイマンでしたが、ちょうどその時、煙ファミリーがホール君の体からの脱出に成功。ホール君への攻撃に参戦します。しかし、強敵ホール君の優位は揺らぎませんでした。

ところが、ここで伏兵が現れます。泥の中にいたキリオンが、持っていた爆発系の煙を使ってホール君のドアを爆破したのです。これにはさすがのホール君もたまらず、うずくまってしまいました。そこにトドメを刺したのは心の魔法、ホール君を粉々にしてしまうという結末になりました。

さらに、ホール君の頭の中から出てきた悪魔脳腫は、カイマンが史上最強の武器・ストアの包丁を使って木っ端みじんに。一度は死んだ二階堂も悪魔たちの魔法で蘇り、カイマンとの再会を果たしました。

最終回ネタバレ⑥半年後

最終回のネタバレあらすじ紹介もいよいよ最後となります。カイマンとホール君の死闘から半年が経過。魔法界とホールとの間の紛争は一段落し、世界に再び平穏な日々が戻ってきました。魔法界とホールは互いを干渉せず、住み分けをする道を選んだようでした。

そんな中、カイマンは二階堂が経営する中華料理店「ハングリーバグ」でバイトとして働くことになりました。彼は今まで通りトカゲの顔のままで生きていく道を選択。激烈な戦闘を繰り返してきたドロヘドロ原作漫画の最終回は、こうして穏やかな日常を取り戻すという結末で幕となりました。

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ドロヘドロのアニメ12話最終回の結末ネタバレ

最終回ネタバレ①会川という男

次に、アニメ版でドロヘドロ最終回の結末あらすじをネタバレを紹介していきます。アニメ最終回は栗鼠の回想シーンから始まります。学生時代の栗鼠は、パートナーでナイフの名手、会川という男を従えていました。

十字目ボスと同様にカイマンに似た風貌の会川。ガスマスクのような被り物といいナイフの名手と言った共通点もあります。ニカイドウも彼にカイマンの面影を感じ取り、別れの挨拶をする会川の後を追いかけます。しかし、会川という男の素性は、結局明かされないままとなってしまいました。

最終回ネタバレ②カイマンとニカイドウの戦闘

アニメにおけるカイマンとニカイドウの戦闘は、ドロヘドロの中でも1、2を争う出色の出来と評判になっています。とりわけニカイドウの曲芸師のような技のオンパレードは、見る者の視線をくぎ付けにしたようです。

カイマンの方はと言うと、中身は違っていても友人相手とあってどうにも戦意喪失の様子。防戦一方で押し切られそうになった時、止むを得ず放ったパンチがニカイドウの顔面を捉えました。

ところが、その一撃がニカイドウを逆上させてしまうことに。電光石火のようなニードロップがカイマンの顔面に炸裂しました。カイマンは血反吐を吐いて倒れ込みます。こうしてカイマンとニカイドウの戦闘は、その結末を前に激しさを増していきました。

最終回ネタバレ③ニカイドウを刺した人物

その後、ニカイドウは背後から何者かによって刺され重傷を負ってしまいます。ニカイドウが目にしたのは、カイマンと同じ手袋をはめた大男でした。さらにその男の顔も目撃しているのですが、ニカイドウの反応は意味深なものでした。

ただ、カイマンではなかったと明言しただけで、結局ニカイドウを刺した男の正体は明かされませんでした。ニカイドウの傷の状態ももわからないまま、そのシーンは終了しました。

最終回ネタバレ④鳥太の利己主義な性格

アニメ最終回では、煙のパートナーを自称する鳥太の利己的な性格が顕わになりました。何者かに刺されて倒れ込むニカイドウを見て、小躍りして喜ぶ鳥太。最後には、ニカイドウの死を願って悪魔像にお供えをする始末。愛する煙のパートナーとなったニカイドウに嫉妬しているかのようでした。

最終回ネタバレ⑤パートナー契約

続いての最終回あらすじ紹介は、パートナー契約のゆくえに関してです。刺されて重傷を負ったニカイドウでしたが、かつて危機を救ったことのあるアスに助けられ一命を取り止めます。情けは人の為ならずといったところでしょうか?さらに、意に反して煙と交わしたパートナー契約書についても、体内から取り出してもらうニカイドウでした。

ところが、これだけで契約解除できるほどパートナー契約は甘くはありませんでした。パートナー契約を解除するためには、チダルマに頼んで契約を解除してもらうか、あるいは煙が死亡するか、または次回ブルーナイトで正式に契約解除の手続きをするしかありません。

しかも、仮に契約を解除できても、その後に煙に再会すると契約が復活する仕組みになっているといいます。そこで、ニカイドウに残された手段は、ただひたすら煙から逃げ続けること、これに尽きるのでした。

最終回ネタバレ⑥カイマンに重症を負わせたニカイドウ

最終回あらすじ紹介も佳境に入ってきました。カイマンとの対戦でニカイドウは空中から回転蹴りを食らわせます。ニカイドウの強烈な一撃を受けて重傷を負うカイマン、ナイフに手を添えます。

しかし、カイマンはナイフを抜くことはせず、ニカイドウとは戦わないと明言し対戦は終了します。ただ、私は魔法使いだと告白したニカイドウに対し、カイマンの不信感は募ります。その直後にカイマンは気を失い、深い夢の中に落ちていきました。

最終回ネタバレ⑦焼肉パーティー

続いてのあらすじ紹介は、ある宴の様子に関してです。煙の捕虜になっていたカスカベ博士が、心とともに焼肉パーティを楽しんでいました。翌日にはホールに戻れることが決定し、お祝いをしたい気分になったのでしょう。さらに煙の屋敷探索を始める自由奔放な行動を、心がたしなめます。心はかつてケムリを出せるよう手術をしてもらったことで、カスカベ博士には恩義を感じていました。

パーティにはホール中央病院の医師・バウクス先生やニカイドウの店の常連客・サーティーンも招かれていました。ニカイドウに気があるサーティーンは彼女にちょっかいを出しますが、心にたしなめられます。カスカベ博士が飼っているジョンソンもおいしそうに肉をほおばります。戦いの中での束の間の宴でした。

最終回ネタバレ⑧カイマンの名付け親

次に紹介する最終回ネタバレあらすじは、カイマンの名前の由来についてです。頭をトカゲに変えられた上、それ以前の記憶を失ってしまったカイマン。自分の名前すら忘れていました。

そんな彼を診察したバウクス医師は「ウロコン」という名前を与えようとしますが、その言葉の響きに不快感を覚えたカイマンは激しく却下。彼の現在の名前「カイマン」は、見舞いにやって来たニカイドウが図鑑で見た「カイマントカゲ」を思い出し名付けたものでした。

最終回ネタバレ⑨仲直り

アニメ最終回におけるネタバレあらすじ紹介もラストを迎えます。戦い終わったカイマンとニカイドウ。煙の支配が届かないどこか遠くに逃げることを決めます。しかし、2人の間には先ほどのバトルが微妙な壁を作っていました。そんな険悪なムードを打破しようとカイマンが口火を切ります。すごい魔法使いなのになぜ人間のフリをしていたんだ?とニカイドウに問いかけたのです。

それに対して「人間になりたかった」、「お前となら、本当の友達になれると思った」とニカイドウは本心を打ち明けます。最後は、「ずっと友だちでいよう」と2人は”ゆびきりげんまん”で締め括りました。

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ドロヘドロの面白い魅力

面白い魅力①魅力的な登場人物

漫画とアニメの最終回あらすじ解説が終わったところで、改めてドロヘドロの面白い魅力について考察してみましょう。まず最初に挙げられるのが、魅力的なキャラクターが次々に登場することです。主人公のカイマンやニカイドウはいうに及ばず、脇役たちも魅力的なキャラが揃っています。

例えば、魔法使いの研究をしているカスカベ博士。魔法の実験台にされてしまい、実年齢60歳くらいなのに見た目は初々しい少年です。さらに、ドロヘドロの中でも最強クラスのツワモノなのに、ペットに話しかけるときは「でちゅね」と赤ちゃん言葉になってしまう煙ファミリーのボスなど、枚挙にいとまがありません。

面白い魅力②独特な世界観

キャラクターの多くがマスクを着用しているドロヘドロ。しかもそれがホラー作品に出てくるような異様なマスクです。また魔法使いの話なのに、魔法よりもニカイドウなど強靭な肉体を持つキャラが肉弾戦を展開するのもドロヘドロならではでしょう。

流血シーンや人が死ぬシーンがあっても、ひょうきんなキャラクターたちが多いので暗いムードにはなりません。こうした独特な世界観が何より魅力的との感想を持つ方も少なくない事でしょう。

面白い魅力③能力バトル

ドロヘドロは基本的には魔法による能力バトル漫画です。相手をキノコに変えてしまう魔法、餃子を作る魔法など凄みのない魔法が中心なのですが、個性的な登場人物たちが使うと威力を発揮する不思議な力を備えています。

また、この魔法がドロヘドロにおいては謎となっており、その謎に迫っていく過程がサスペンス的な面白さを読者に提供しているとも言われています。

面白い魅力④ブラックジョークやギャグ

残酷なシーンの多いドロヘドロですが、それを緩和するかのようにブラックジョークやギャグが飛び交います。登場キャラクターの多くががひょうきんで明るいのは前述の通り。一服の清涼剤のようにホッとするという感想を持つファンも少なくありません。

そんなキャラクターの中でも場を和(なご)まてくれるのが恵比寿です。魔法の力で復活を遂げたのですが、その際「いつも笑顔でいられる魔除けの髪留め」が頭の中に入ってしまい、笑い上戸で陽気な性格になってしまいました。

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ドロヘドロの最終回に関する感想や評価

ここまでドロヘドロの最終回特集をお届けしてきましたが、最後に最終回に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するドロヘドロ最の終回に関する感想や評価は、アニメ最終回のシーンを見てその後の展開を予想する方のツイートからです。十字目幹部たちの真剣な表情からは想像できない、ひょうきんなギャグの連発を予想しているようです。ドロヘドロという作品の特徴をよく熟知していることが伺い知れるツイートでした。

続いて紹介するドロヘドロ最終回に関する感想や評価も、アニメを視聴した方の感想からです。グロテスクな演出の多いドロヘドロですが、キャラクターにはそれを補って余りあるだけの個性的な魅力があるとの感想を述べていました。

最後にお届けするドロヘドロ最終回に関する感想や評価は、アニメ2期制作を確信している方のツイートからです。今後出現するであろうキャラが、2期を予告するかのように顔を出ししていることから2期はあると断言していました。

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ドロヘドロの最終回ネタバレまとめ

まとめのイメージ

ここまでドロヘドロの原作漫画とテレビアニメ最終回の結末や感想をネタバレ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?紆余曲折はあったものの、カイマンやニカイドウが収まるところに収まるといったハッピーエンドでホッとしたというファンも多かったようです。

また、漫画とアニメ版の違いやそれぞれの良さについて認識を新たにされたことと思われます。この記事をきっかけとして、あなたの好きな原作漫画と同作品のアニメ版を比較・検証してみるのも面白いかも知れません。

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