【響け！ユーフォニアム】加藤葉月のかわいい魅力は？秀一や久美子との関係も紹介

響け！ユーフォニアムの中でもかわいいと人気の高いキャラクターが加藤葉月です。今回はそんな加藤葉月についてまとめて紹介していきます。

響け！ユーフォニアムは2013年から武田綾乃先生が宝島社文庫レーベルで発行している吹奏楽を題材とした小説です。元々は1冊しかない小説でしたが2014年に漫画化、2015年にアニメ化されたされた事で高い人気を獲得した事で以降も続編が展開される事になり2021年1月現在10巻まで発行されるシリーズ作品になっています。

響け！ユーフォニアムは吹奏楽部という部としての活動、若い新任の顧問の元で吹奏楽コンクールの全国大会出場をを目指すという全体像はもちろん、所属する部員達の受験や恋、部員内での衝突、親との確執など思春期特有の悩みを随所に描いた事で高い共感性を生み、また物語の部隊となっている京都府宇治市とのコラボレーションなどもその人気を後押しする事になりました。

かつては吹奏楽の強豪校だった京都府立北宇治高校に入学した黄前久美子。すっかり落ちぶれてしまった北宇治高校の吹奏楽部の入学式での校歌演奏も酷いものでした。小学生の頃から吹奏楽を続けており、ユーフォニアム歴7年の久美子とクラスメイトになり共に吹奏楽部に入部する事になるのが今回紹介する加藤葉月です。

加藤葉月は響け！ユーフォニアムに名前が登場するキャラクターの中でも唯一「吹奏楽初心者」として吹奏楽部に入部したキャラクターです。中学まではテニス部におり、うっすらと日に焼けた健康的な肌や要所に引き締まった身体を持った女の子になっています。元々人懐っこい笑顔と活発さを持っており、入部後チューバを担当する事になると低音パートのムードメーカーという存在になっていきます。

高校から吹奏楽を初める事を筆頭にチャレンジ精神旺盛な性格をしており悩んだりする事を「性に合わない」として楽観的な大雑把さを発揮する事で自身はもちろん周囲をもポジティブさで助けるような面も持ち合わせています。その他判明しているプロフィールとしては誕生日は2月13日で水瓶座、身長155cm、血液型はA型で好きな色は黄と橙、好きなものはお菓子、嫌いなものは野菜である事が明らかになっています。

葉月は元運動少女という事もあって髪型はショートカットで前髪をヘアピンで止めるようにしています。その性格もあってショートカットが似合うキャラとされている点がかわいいと言われる魅力になっています。

元々響け！ユーフォニアムは小説なので容姿の説明も要所要所でしかありませんでしたが、漫画化、アニメ化で描かれる葉月は他のキャラクターと比較しても童顔に描かれています。童顔とショートカットの髪型の相性も良くよりかわいくなっているとする声も多いです。

響け！ユーフォニアムでは主人公の久美子はもちろん多くのキャラクターがそれぞれの悩みを抱えています。もちろん葉月にもそういう面はありますが葉月の無邪気な性格はそんな悩みをいっときでも忘れさせてくれるだけの底抜けの明るさがありそれが魅力となっています。

その無邪気さは吹奏楽の演奏にも現れており、元々希望した楽器ではないチューバになってもひたむきに練習を繰り返し、選抜メンバーから外されてからも基礎練習などを真面目に続けた事で久美子からも「技術こそ上手いといえるものではないものの、音楽が好きだという感情にあふれ、人を惹き付けるような何かがある」と思われています。

葉月は誰にでも気さくに話しかけるタイプの女の子です。元々久美子と仲良くなったきっかけも「席が後ろだったから話しかけた」というだけの事でした。他の人ならきっかけにも出来ないような事さえもきっかけにできてしまうのが葉月の魅力です。

塚本秀一は同じ吹奏楽部の部員でトロンボーンを担当している男子です。同時に久美子の幼馴染であり、葉月も元々は「久美子の幼馴染」という認識でいました。しかしいくつかの接点を経て少しずつ塚本秀一に惹かれていった葉月は同時に久美子と塚本秀一がお互いに幼馴染以上の感情を持っている事を感じ取っていました。告白する事でこれまでの久美子との関係が壊れる事を危惧して行動を起こせなくなったのです。

しかし久美子に改めて塚本秀一との関係を確認、緑輝に背中を押される形であがた祭りに誘います。祭りを回った後、二人きりになった所で葉月は意を決して塚本秀一に告白します。しかし答えは沈黙による「ノー」でした。改めて久美子への思いを痛感した葉月はその後も惹かれる思いを残しながらも2人の恋を後押しするように動く事になります。

葉月と久美子は高校で始めて出会いましたが葉月の性格も相まってすぐに仲良くなりその後は部活でも同じ低音パートである事から学校ではもちろん、学校外でも共に過ごす事が多い「親友」といって差し支えない関係です。久美子が部長になってからは久美子の性格をしっかり理解した上で支える役割も果たしています。

久美子と共に3年間同じクラスで吹奏楽部でも低音パートと「親友」と言える関係を築いたのが川島緑輝です。本人の希望もあり「みどり」と呼ぶようにしています。普段はふわふわな発言も多い緑輝にツッコミを入れるような場面も目立ちますが吹奏楽においては同学年であっても長い経験と豊富な知見に羨望の眼差しを向けており彼女の助言にもしっかりと耳を貸すなどしています。

元々はパートも違う事もあって面識のある程度だった葉月と高坂麗奈でしたが、高坂麗奈が久美子と仲良くなった事で緑輝も含めた4人でいる機会も増えるようになります。元々音楽に対しての熱量という共通点のあった麗奈と緑輝が打ち解けていく中、葉月と麗奈は長い間距離感がありました。元々はお互いを「名字＋さん」で呼んだいたのが葉月が「麗奈」と名前で呼ぶようになっても麗奈の方は「加藤さん」と呼び続ける程でした。

元々吹奏楽部でも高い実力を誇る麗奈と初心者からスタートした葉月という経験の差もありコンクールなどで一緒に演奏する事もありませんでしたが、部内練習などでは共に練習しており、時に麗奈が葉月を叱責する事はあっても持ち前の打たれ強さでどんどん上手くなっていく葉月の事を麗奈も認めていました。

アニメ響け！ユーフォニアムにて葉月の声優を担当したのが2012年に声優としてデビューした朝井彩加さんです。少年少女どちらもこなせる演技力の広さで知られる声優さんで、演じたキャラのギャップに驚かれる事も多い声優さんになっています。

朝井彩加さんがこれまでに声優として演じたキャラクターとしては「新妹魔王の契約者」の成瀬澪役、「温泉幼精ハコネちゃん」の亜季役、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」の暁役、「ガンゲイル・オンライン」のエヴァ/新渡戸咲役、「アイカツフレンズ」の羽原真実子役、「魔入りました!入間くん」のウァラク・クララ役、「最響カミズモード」の永遠井ライト役などがあります。

ここからは既に響け！ユーフォニアムを視聴した人の葉月についての感想を紹介します。葉月は主人公である久美子の親友で比較的登場機会に恵まれているキャラクターですが、元々響け！ユーフォニアムが群像劇のような様々なキャラクターにスポットがある作品であるという性質もあった事で影が薄くなってしまった印象があるとする声が多くなっています。

特にコンクールが本格化してくると初心者である葉月の出番はどうしても限られてきてしまうのがもったいないとする声も多くなっています。

その一方で葉月は「吹奏楽初心者」「コンクールに出られない部員」という側面を持っており、葉月のようなキャラクターが描かれる事が響け！ユーフォニアムの人気の高さに繋がっているとする声もあります。どうしても部活系の作品はメンバーに選ばれないとどうしても目立たなくなっていく中でしっかりと周囲を支えるシーンが描かれているのが良いとする声も多いです。

また告白シーンについても好感が持てるとする声も多いです。友達と恋心をしっかりと天秤に置きつつ告白、告白が失敗に終わった後も表向きは気丈に振る舞う事でしっかりと関係を維持出来る配慮が出来る性格が葉月の魅力になっているとする声も多いです。

響け！ユーフォニアムの葉月は活発な性格で作品を持ち上げてくれるキャラクターとして高い人気を誇るキャラクターになっています。持ち前の明るさと打たれ強さで初心者ながら着実に成長していく姿が描かれる一方で告白シーンなど高校生の女の子らしい場面も描かれたキャラクターです。まだ響け！ユーフォニアムを視聴していないという人は葉月の活躍にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？