【はじめの一歩】必殺技ランキング！作中に登場した個性豊かな技をまとめて解説

『はじめの一歩』とは、森川ジョージによるボクシングを題材にしたスポーツ漫画です。週刊少年マガジンにて1989年から連載されており、各話数の通し番号は「Round.〇〇」で表記されています。

漫画では、主人公・幕之内一歩が「強いとは何か？」という問いを求めて、人間として、プロボクサーとして成長していく過程が描かれていました。なお、累計発行部数は2020年12月時点で9600万部を突破し、2001年には第15回講談社漫画賞少年部門に受賞しています。

ここでは『はじめの一歩』のあらすじを簡単に紹介していきます。主人公は母子家庭で釣舩屋を親子で支えている幕之内一歩です。ある日、一歩はプロボクサーの鷹村守と出会いました。その後、彼の影響によって鴨川ボクシングジムに入門。物語では主人公だけでなく、脇役であるライバルや仲間達の戦いも詳細に描かれているのが特徴的で、作者曰く「登場人物全員が主人公」とのことでした。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP15位には、青木勝の必殺技「カエルパンチ」がランクインしました。青木勝のKO勝ちにはこの必殺パンチが絡んでいる場合がほとんどです。輪島功一が青木の必殺技を使ったことでも有名でした。

ただ、使った時に「こんなのボクシングではない」とブーイングを食らっているので、観客を楽しませるような必殺技とは言えないのでしょう。そして、「なかなか高みへと至れない己の姿」と掛け合わせて形容されています。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP14位には、速水龍一の必殺技「ショットガン」がランクインしました。ショットガンは高速で左右からパンチの連打を繰り出す必殺技です。

速水は女性から人気のあるプロボクサーですが、そんな彼が繰り出す必殺技もまた多くの観客から大好評でした。そしてショットガンを使い終えた後のショットアッパーがかなりの迫力を演出しています。彼は顔だけの男ではなく、必殺技の強さから分かる通り実力も備えているキャラクターと言えるでしょう。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP13位には、ジミーの必殺技「トルネードジョルト」がランクインしました。トルネードジョルトは極限まで体を捻り、自身の体重を乗せてパンチを繰り出す必殺技です。

ジミーが宮田との対決で敗北を経験し、その後死線を乗り越えたことで会得した必殺技。身体の回転が効いているため、一撃目の捻りを利用することでもう片方の腕でパンチを打ち出すことも可能です。この必殺技の威力は一歩の破壊力をも上回るほど高いと言えるでしょう。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP12位には、千堂武士の必殺技「スマッシュ」がランクインしました。スマッシュはフックとアッパーの中間、スリークォーターから突き上げる必殺技です。

かなりの威力を持っており、あの鷹村を仰け反らせる程の強さがありました。彼のスマッシュには一歩もかなり苦戦しています。スイッチしてサウスポースタイルから繰り出すパンチなので、利き腕が右腕の千堂にとっては信頼のおける技と言えるのではないでしょうか？

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP11位には、沢村竜平の必殺技「弾丸」がランクインしました。弾丸は左手を突き出し気味に構えることで、予備動作無しで肩のひねりと手首だけでスクリューブローを打ち出す必殺技です。抜群の威力があるためかなりの貫通力を誇ります。また、弾丸を使った後にハンドスピードで連発することも可能。まさに銃の弾丸になぞらえて名付けられただけあって弾丸のような必殺技と言えます。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP10位には、間柴了の必殺技「フリッカージャブ」がランクインしました。フリッカージャブは長いリーチを活かして相手との間合いを計ったり、牽制したりする必殺技です。

間柴了というキャラはフェザー級時代に一歩に敗れているのですが、ジュニアライト級に転向したことで世界に近い存在である東洋太平洋のチャンピオンになっています。そんな間柴了の代名詞が「フリッカージャブ」と言えるでしょう。長いリーチを活かすことで相手をリング上から逃げられないようにするため、パンチを受け続ければ相手はひとたまりもありません。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP9位には、青木勝の必殺技「よそ見！」がランクインしました。よそ見は、ボクシング漫画の常識を打ち破った必殺技です。作中に出てくる必殺技でも一番強烈なインパクトを残しているのではないでしょうか？

相手がよそ見をする対策をしたことによって、「よそ見の相打ち」というどのようなボクシング漫画でも描かれなかったシーンが誕生しました。青木勝の必殺技「カエルパンチ」もそうですが、彼は半分ギャグの世界に突っ込んでいるような感じで描かれることが多いです。しかし実力はかなり高く、鴨川ボクシングジム所属の日本ライト級ランカーの地位からも実力の高さがうかがえます。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP8位には、青木勝の必殺技「ベルツノ」がランクインしました。ベルツノは姿勢を低くした状態から何もせず、混乱して覗き込んできた相手の不意を突いて「よそ見」をおこなう必殺技です。

青木勝が伊賀との対決で敗北を経験したことで新に生み出したのがこの必殺技。スパーリングとはいえ一歩もダウンさせられていました。ちなみにベルツノの名前の由来は「ベルツノガエル」からきているようです。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP7位には、板垣学の必殺技「集中」がランクインしました。集中を使うことで相手の動きがスローモーションに見えるようで、動体視力を大幅に向上させることができます。

板垣学は日本フェザー級のトップランカーのスピードタイプの選手が揃った、チャンピオンカーニバルを見事制していました。スピード・キング決定戦となったチャンピオンカーニバルで勝利を収めたことからも、かなりのスピードを誇るキャラクターと言えるでしょう。鴨川会長は板垣学と一歩とのスパーリングを禁止しているのですが、これについて一歩が彼の速度に付いていけなかったからなのか？と疑問視されています。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP6位には、伊達英二の必殺技「ハートブレイク・ショット」がランクインしました。ハートブレイク・ショットは、心臓を強打することで機能を停止させ、その状態で次の一発を打ち込む回避不能の必殺技です。

まさに螺旋の衝撃が心臓を砕く必殺技となっており、幕之内一歩もこの衝撃を味わっていました。また、本作の中でも最強キャラとして知られるフェザー級世界チャンピオンのリカルド・マルチネスにも使っています。コークスクリューブローの必殺技を代名詞にしている伊達英二だからこそ、この必殺技を編み出すことができたのではないでしょうか？

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP5位には、ヴォルグの「ホワイト・ファング」がランクインしました。ホワイト・ファングは、左右上下のコンビネーションブローを繰り広げる必殺技です。この必殺技の魅力はなんといっても「速さ」にあります。

速さゆえに頭を狼に捕らえられたかのように錯覚してしまいそうな技で、さらに威力の高さも折り紙つきです。攻撃力だけに注目すれば、日本チャンピオンだった伊達の攻撃力を上回ります。名前もかっこよく本作の連載初期で出てきた必殺技となっているため、歴史的な技と言ってもいいのではないでしょうか？

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP4位には、宮田一郎の必殺技「ジョルト・カウンター」がランクインしました。ジョルト・カウンターは、パンチの軽さを克服するために編み出された、体重を前足に乗せて繰り出す必殺技です。この技を使う宮田は元々カウンターを得意とするボクサーでした。

しかし、東全日本新人王戦でカウンターが通じなかったためアジアで武者修行をすることになり、その時に身に付けた必殺技がジョルト・カウンターです。通常のカウンターに磨きがかかった必殺技と言えるのですが、この必殺技には失敗した時のリスクも存在しているため慎重さが必要。彼はリスクを承知の上でボクシングを極めたいと思っているのかもしれません。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP3位には、木村達也の必殺技「ドラゴンフィッシュブロー」がランクインしました。ドラゴンフィッシュブローは、ボディーを責め立てることで相手の注意を下に向けさせ、ガードが下がった所を狙ってオーバーハンドブローで顔面を打つ必殺技です。

相手は上方の視野の外からパンチを受けることになります。そのため、パンチの軌道が分からず一瞬何が起きたのか分からなくなるはずです。主人公のライバルであり、階級を上げて王座を獲得した間柴了との対間柴了戦の為に編み出されたとのことでした。この必殺技は後に沢村竜平も間柴了に放っており、またウォーリーも一歩に放つことになります。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP2位には、真田一機の必殺技「飛燕」がランクインしました。飛燕はジャブから軌道を変えて左フックまたはアッパーを食らわせる必殺技です。地味に見える必殺技かもしれませんが、実践ではかなり使えるパンチで、一歩戦では一歩が何もできずに滅多打ちに合っていました。

通常のジャブは打った後すぐに腕を元の位置に戻すのですが、この必殺技の場合は軌道を変えることで連撃を可能にします。ちなみに、日本軍の戦闘機「飛燕」が由来と言われています。また浜団吉が渡米してからできた弟子、ヴォルグ・ザンギエフもこの必殺技を習得していました。

『はじめの一歩』の必殺技の強さ・最強ランキングTOP1位には、幕ノ内一歩の必殺技「デンプシーロール」がランクインしました。デンプシーロールは、相手のパンチを避けつつ、避けた時の反動を利用して体重を前に乗せ、死角から左右の高速フックを繰り出す必殺技です。簡単に言えば、ウェービングからの無限ループをおこなう必殺技と言えるでしょう。

別名「鋼の暴風雨」となっており、風神と言われる由縁もこの名前からきていると考えられます。この必殺技は実在している技のようですが、本作に登場したことで有名になったと言われています。この作品の影響で実際のボクシング界においてもデンプシーロールが有名になるということなので、作品の代名詞にすらなっている必殺技と言えるのではないでしょうか？

• テニスの王子様（海堂薫）
• DEAR BOYS（哀川和彦）
• 蒼穹のファフナー Dead Aggressor（皆城総士）
• みずいろ（片瀬健二）

アニメ声優一覧の1人目は「喜安浩平」です。『はじめの一歩』では幕之内一歩役を演じ、主に声優としてテレビアニメ、ゲームのジャンルで活動している声優。声優業を目指すきっかけとなったのは、ナイロンに所属している声優・犬山イヌコとの繋がりとのことでした。主なテレビアニメ出演作は上記一覧でまとめています。

• 狼少年ケン（片目のジャック）
• 魔法使いサリー（サリーのパパ / 魔法の国・国王）
• サイボーグ009（004 / アルベルト・ハインリヒ）
• 海底超特急マリンエクスプレス（ランプ）
• Dr.スランプ アラレちゃん（1981年 - 1992年、則巻センベエ）

アニメ声優一覧の2人目は「内海賢二」です。『はじめの一歩』では鴨川会長役を演じ、主に声優としてアニメ、吹き替え、ゲーム、ナレーションのジャンルで活動している声優。テレビアニメや洋画吹き替えに数多く出演しています。渋い役柄や悪役、ひょうきんな役など幅広く演じていることで知られているようです。内海賢二の主なテレビアニメ出演作も上記一覧でまとめています。

• アベノ橋魔法☆商店街（ユータス）
• 獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇（牙神獣兵衛）
• 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG（2004年 - 2005年、クゼ・ヒデオ）
• NARUTO -ナルト-（ホタルビ、ヤマト）

アニメ声優一覧の3人目は「小山力也」です。『はじめの一歩』では鷹村守役を演じ、主に声優としてアニメゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルで活動している声優。声優として活動していた当初は、吹き替えを中心にしていたようですが、2000年以降からゲームやアニメなどにも多く出演するようになっています。小山力也の主なテレビアニメ出演作も上記一覧のまとめをご覧ください。

• ゲゲゲの鬼太郎（第1作）（子泣き爺）
• サザエさん（磯野波平）
• 宇宙戦艦ヤマト（佐渡酒造、徳川彦左衛門）
• うる星やつら（錯乱坊）

アニメ声優一覧の4人目は「永井一郎」です。『はじめの一歩』では猫田銀八役を演じ、主に声優としてアニメ、ナレーション、吹き替えのジャンルで活動している声優。海外ドラマ『ローハイド』の老料理人の吹き替えを担当したことで、老け役を専門に声優活動をおこなうようになったとのことでした。2009年には第3回声優アワード功労賞を受賞するなど実力派声優です。永井一郎の主なテレビアニメ出演作も上記一覧のまとめをご覧ください。

• キャッ党忍伝てやんでえ（ゴットン）
• あしたへフリーキック（ホセ・マスコウィッツ）
• SAMURAI SPIRITS 〜破天降魔の章〜（ガルフォード）
• 機動新世紀ガンダムX（ガロード・ラン）
• 名探偵コナン（小嶋元太、高木渉）

アニメ声優一覧の5人目は「高木渉」です。『はじめの一歩』では青木勝役を演じ、主に声優としてアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルで活動している声優。1987年に放送されたテレビアニメ『ミスター味っ子』で声優デビューを果たしており、以降はアニメや吹き替えを中心に声優活動をしています。高木渉の主なテレビアニメ出演作も上記一覧のまとめをご覧ください。

• クレヨンしんちゃん（野原ひろし）
• 鋼の錬金術師（マース・ヒューズ）
• 天保異聞 妖奇士（竜導往壓）
• 機動戦士ガンダム0０（アリー・アル・サーシェス）

アニメ声優一覧の6人目は「藤原啓治」です。『はじめの一歩』では木村達也役を演じ、主に声優としてアニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルで活動している声優。本人曰く声優としてのデビュー作品は「忘れた…」とのことでした。役柄としては青年から老人役まで幅広く演じており、さまざまな役をこなしています。藤原啓治の主なテレビアニメ出演作も上記一覧のまとめをご覧ください。

こちらは『はじめの一歩』に登場した必殺技「デンプシロール」に関する感想です。感想では最近読まなくなった少年誌の漫画の中で、唯一読んでいるのが『はじめの一歩』と言われています、デンプシロールが解禁されると知りワクワクした気持ちになっているようなので、本作を読みきっかけを生んでいる魅力の1つがこの必殺技と言えるのではないでしょうか？また、デンプシロールの影響力がかなり強いということが分かります。

こちらは『はじめの一歩』のヴォルグが習得した「飛燕」に関する感想です。こちらの方も普段は漫画を読まないようですが、そんな数少ない作品から『はじめの一歩』が選ばれています。本作を読むきっかけとなっているのがヴォルグ・ザンギエフというキャラクターのようです。

彼が飛燕を習得したことを喜んでいるようですが、ヴォルグファンであれば同じように思った方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか？彼はホワイトファングも使うので興味のある方はぜひ今回のまとめを参考にしてください。

こちらは『はじめの一歩』のアニメ声優のまとめで触れた声優「小山、高木」に関する感想です。この2人の声優は『名探偵コナン』の小五郎役と高木刑事を務めているようですが、感想では『はじめの一歩』の鷹村と青木のイメージが付いていると言われています。『名探偵コナン』の小五郎と高木刑事は人気キャラクターですが、人気キャラクターよりも鷹村と青木のイメージが強いということから、かなり印象的なキャラクターなのかもしれません。

また『はじめの一歩』の人気も影響しているのでしょうか？残念ながら今回まとめでは鷹村の必殺技を取り上げていませんが、興味を持たれた方はチェックしてみると良いでしょう。ちなみに青木の必殺技は今回のまとめで紹介していますのでぜひ参考にしてください。

『はじめの一歩』に登場する必殺技をランキングから、アニメ声優の一覧までまとめて解説してきましたがいかがでしたか？『はじめの一歩』の必殺技という面から言えば、まだまだ多くの必殺技が登場しています。ランキング1位に輝いた必殺技「デンプシーロール」はジャック・デンプシーというボクサーが使っていたことが名前の由来となっており、とにかく豪快なパンチが繰り広げられていました。

そんなデンプシーロールには様々なパターンが存在し、新形デンプシロールという必殺技も存在しています。これは試合ではまだ使えていないため、不完全な必殺技でした。本作に登場する必殺技には、このように名前の由来があったり、現実に存在しているなど面白い発見が多くあります。今回はアニメ声優を一覧でまとめていますので、必殺技と合わせてチェックしてみてください。