【動物のお医者さん】ネタバレあらすじと登場キャラまとめ!人気の理由や名言も紹介

漫画「動物のお医者さん」のあらすじをネタバレで紹介します。漫画「動物のお医者さん」は、獣医学部の学生である主人公とその仲間たちによる愉快なエピソードが描かれたコメディ漫画です。主人公の飼い犬として登場するシベリアンハスキーは当時の日本にブームを巻き起こしました。ここでは、漫画「動物のお医者さん」のネタバレあらすじと共に登場キャラクターの紹介と、人気作品となった理由やキャラクターたちの名言も紹介します。さらに、ドラマ化された「動物のお医者さん」についても見ていきます。

【動物のお医者さん】ネタバレあらすじと登場キャラまとめ!人気の理由や名言も紹介のイメージ

目次

  1. 動物のお医者さんとは?
  2. 動物のお医者さんの漫画あらすじネタバレ
  3. 動物のお医者さんの登場キャラ一覧
  4. 動物のお医者さんの人気の理由や見どころ
  5. 動物のお医者さんの最終回結末ネタバレ
  6. 動物のお医者さんの名言や名セリフ集
  7. 動物のお医者さんに関する感想や評価
  8. 動物のお医者さんのあらすじまとめ

動物のお医者さんとは?

動物のお医者さんの漫画の概要

漫画「動物のお医者さん」は、作者・佐々木倫子(ささきのりこ)が「花とゆめ」(白泉社)で1987年から1993年まで連載していた作品です。コミックは全12巻、文庫版全8巻、愛蔵版全6巻が発売され、2160万部を超える発行部数となっています。

漫画「動物のお医者さん」は、獣医を目指す学生たちと、シベリアンハスキーのチョビや様々な動物たちが繰り広げるハートフルなコメディ漫画です。漫画「動物のお医者さん」の連載が始まると、主人公の飼い犬として登場したシベリアンハスキーの愛らしくリアルな表情が大人気となり、一大ブームを巻き起こしたということです。

漫画「動物のお医者さん」は、白泉社のアプリ「マンガPark」の企画で、2020年の5月で創刊46周年を迎えた「花とゆめ」の、名作8作品に選ばれました。これを記念して、2020年5月に、5日間限定で漫画「動物のお医者さん」の無料配信が行われました。現在では、試し読み、通常版共に配信されているということです。

動物のお医者さんのドラマ化

漫画「動物のお医者さん」は、2003年に実写版ドラマとして全11話がテレビ朝日系で放送されました。主人公ハムテルのドラマキャストは吉沢悠、二階堂のドラマキャストは要潤、菱沼聖子のドラマキャストは和久井映見が演じました。ドラマのナレーションは「ちびまる子ちゃん」でもナレーションを担当しているキートン山田でした。

また、ドラマで強烈な個性を放つ漆原教授を演じたのは江守徹で、その演技のクオリティーの高さが高評価されています。実写版ドラマ「動物のお医者さん」は、原作漫画のエピソードの他にもドラマオリジナル・ストーリーも製作されました。

ドラマ化されたのが2003年ということで、例えば、主人公と教授の会話で登場した「カシオミニ」がドラマでは電子辞書に代わっていたり、ドラマでは原作には登場しない携帯電話が登場したりと、ドラマと原作漫画との相違点がいくつかあります。実写版ドラマ「動物のお医者さん」は、DVDが発売されており、また、「Netflix(ネットフリックス)」や「U-NEXT(ユーネクスト)」でも実写版ドラマを観ることができます。

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動物のお医者さんの漫画あらすじネタバレ

ここまで、漫画「動物のお医者さん」の作品情報やドラマについて紹介してきました。ここからは、漫画「動物のお医者さん」のあらすじをネタバレで紹介していきます。

あらすじネタバレ①チョビとハムテルの出会い

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ①ハムテルと親友の二階堂は学校の帰り道、近道なのでいつもH大学の獣医学部・解剖学教室の側を通って駅へ向かいます。ある夜、いつもの様に解剖学教室の側を二人で歩いていると、突然「般若」の様な顔をした仔犬と出会いました。二人が驚いているところにアフリカの民族衣装を着た男性がやってきて仔犬を捕まえました。その男性は獣医学部の漆原教授でした。

実験用の仔犬かもしれないと心配したハムテルは思わず漆原教授を引き留めると、ハムテルが受験生であることや一戸建てに住んでいることなどを確認した漆原教授はハムテルに「君は獣医になる」と宣言しました。そして、ハムテルにその「般若顔」の仔犬を託しました。ハムテルの家に引き取られたその仔犬はシベリアンハスキーで、「チョビ」と名付けられました。

あらすじネタバレ②夏休み

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ②晴れてH大学合格を果たし、獣医学部に入学したハムテルと二階堂は、夏休みにチョビを連れて住み込みで乗馬クラブのアルバイトをすることになりました。チョビが馬小屋の隣に寝床を作ってもらい休んでいると、馬のオオニシキ号が馬小屋の柵を破ったのを目撃します。オオニシキ号は競走馬でしたが、腰を痛めたことで50㎝ほどの障害さえも飛び越えることができなくなっていました。

ハムテルたちは、オオニシキ号が障害を飛び越えられないのは心因性のものだと考察します。そんなハムテルたちの心配をよそにオオニシキ号は、実は雌馬のシラユキ号に会いたくて馬小屋の柵を破壊していたのでした。オオニシキ号は嬉しそうにシラユキ号に会いに行ったのですが、蹴られてしまいあっけなく恋は終わりました。

あらすじネタバレ③二階堂アン

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ③、二階堂は家族と共に九州に住んでいる祖父母の元へ帰省しました。祖父母の家では「わし!わし!」と吠えるヨークシャーテリアを飼っており、名前は二階堂アンと言います。夏場、暑さに備えるために祖父母は二階堂アンの毛を刈ってあげているのですが、その姿はまるで「坊ちゃん刈り」です。

二階堂の弟たちが祖父母と遊園地に行っている間、二階堂はアンの毛が所々抜けているのに気づきます。二階堂は犬の皮膚病か、もしくはストレス性の脱毛症かと考え、アンを動物病院に連れていきました。病院で診てもらったアンの病名は「白癬菌症(はくせんきんしょう)」という皮膚病でした。帰宅した二階堂の幼い弟たちは、治療のために毛をすべて刈られ、全身にくまなく薬を塗布されたアンを見て、逃げ出してしまいました。

あらすじネタバレ④インフルエンザ

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ④、春休み、ハムテルと二階堂は実習でM山動物園にやってきました。動物園ではインフルエンザが蔓延しています。チンパンジー担当の飼育員もインフルエンザで休んだため、ハムテルと二階堂は園長と共にチンパンジーを担当することになりました。しかし、チンパンジーたちは気難しく、飼育現場を離れて十数年という園長と学生であるハムテルと二階堂の手に負えません。

掃除さえもまともにさせてくれないので、このままではチンパンジーを病気にしてしまうと考えた園長は、水をまき散らし威嚇するという強硬手段に出ます。ところが、この作戦で園長がインフルエンザにかかり、チンパンジーにうつしてしまうという失態を演じてしまいました。

あらすじネタバレ⑤チョビの遭難

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑤、ハムテルと二階堂はチョビを連れて山へ遊びに出かけました。山頂へ行くロープウェイに乗るためにチョビをロープウェイの側の林に繋いでおきました。山頂に付いたところ、突然天候が悪化し、ロープウェイは運休になってしまいました。ハムテルたちの帰りをずっと待っていたチョビですが、雷が鳴り出し、驚いたチョビはパニック状態に陥り、行方不明になってしまいました。

ハムテルたちは必死に探しますが、チョビは見つかりません。とりあえず家に帰ったハムテルの元に「山で狼の遠吠えを聞いた」という知らせが入りました。山の捜索をしようとしていた矢先、切り株を引きずっているチョビがハムテルの目の前に現れました。雷に驚き、やみくもに走り回る間に切り株にリードが絡まったので、チョビは切り株を掘り出し、引きずって帰ってきたのでした。

あらすじネタバレ⑥スナネズミ

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑥、ハムテルは住み込みで乗馬クラブのアルバイトをしていた時、家で飼育しているスナネズミを獣医学部の石田先輩に預けていました。そのスナネズミを受け取りに行った際、石田先輩のスナネズミのウイちゃんの体が綺麗で、しかも芸をするのを見て驚きます。

家に帰ったハムテルは、早速スナネズミたちをお風呂に入れて、滑車を与えました。しかし、スナネズミたちは見事なチームワークで、その滑車をものの数分で壊してしまいました。ウイちゃんの様にはいきませんでしたが、ハムテルのスナネズミたちには強い団結力がありました。

あらすじネタバレ⑦加藤さん

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑦、加藤百合子は3年ほど前から獣医学部附属の家畜病院にペットを連れてくる常連です。とても品のあるおばあさんですが、待合室にいる時に他の飼い主たちに勝手にアドバイスをするのでした。そして、無心ながらも鋭い言葉を投げかける加藤百合子は、漆原教授にとって苦手な人物です。さらに、獣医学部・公衆衛生学講座を担当する菅原教授も加藤百合子を苦手としています。

やがて、加藤百合子がどのような人物かが判明します。加藤百合子は漆原教授と菅原教授が大学生だった頃、「ユリちゃんの薬理」と言われる薬理学の助教授だったのでした。当時、学生だった漆原教授が退学させられそうになった際、それを阻止してくれたのが加藤百合子だったのでした。そのため、漆原教授は彼女に強い態度に出ることができないのでした。

あらすじネタバレ⑧ヒヨちゃん

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑧、ヒヨちゃんは「西根家最強の生物」と恐れれる狂暴な鶏です。そのヒヨちゃんが元気がないので、ハムテルは獣医学部附属の家畜病院に連れてきました。担当の漆原教授の雑な診察にも無抵抗なヒヨちゃんを見てハムテルは驚きました。そして、ハムテルは漆原教授の診察に疑問を抱き、公衆衛生学講座の先輩・菱沼聖子にヒヨちゃんの詳しい検査を頼みました。

検査の結果、ヒヨちゃんの病気はインフルエンザでした。この診断が下る前にヒヨちゃんはすっかり治ってしまいました。そしてヒヨちゃんは、病気が治っているのを隠して漆原教授の元へ再診に訪れ、漆原教授を蹴るという報復行動に出ました。

あらすじネタバレ⑨菱沼聖子の職場

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑨、公衆衛生学講座の菱沼聖子は就活2年目ですが、なかなか決まらないことに意欲を失いつつあります。菱沼聖子は2年前に丸大製薬を受けたのですが、東京での移動に慣れておらず、面接時間に遅刻。当然、内定は取れませんでした。ある日、漆原教授の元に丸大製薬からすぐに入社してくれる人材を求めていると連絡が入りました。

このような丸大製薬からの連絡に漆原教授は二階堂を推薦しました。丸大製薬の人事部長が二階堂に退学を迫ったので、獣医学部は騒然となります。そんな騒ぎの中、菱沼聖子は2年前のことを丸大製薬に謝罪し、自分を使って欲しいとアピールしたところ、丸大製薬は菱沼聖子の採用を決めました。

あらすじネタバレ⑩チョビの出生の秘密

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑩、ここではチョビがハムテルに引き取られるまでのエピソードが描かれています。チョビは漆原教授の知人の家で産まれました。家の縁の下で仔犬たちを産み落とした母犬は出産直後に死亡し、仔犬もチョビだけが生き残りました。産まれたばかりのチョビの扱いに困った知人は、漆原教授が獣医師ということで、チョビを託したのでした。

漆原教授は献身的にチョビを育てますが、仕事が忙しく、4匹の仔犬の母犬である小型犬のリリーにチョビを育てさせます。しかし、仔犬でも大型犬のチョビはリリーの手にあまり、さらに漆原教授がリリーに嫉妬し、リリーを押しのけて自分が親だとチョビに主張するので、リリーはすっかり嫌になり、実家に帰ってしまいました。チョビを再び取り戻した漆原教授は、あの日、ハムテルと出会ったことでチョビを手放したのでした。

あらすじネタバレ⑪犬ぞりレース

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑪、ハムテルとチョビは北海道で行われる犬ぞりレースに参加するため、ブッチャーさんの指導のもと、多頭引きレースの特訓を始めました。ハムテルの犬ぞりチームのリーダーはシーザーという犬で、1年目に出場したレースではシーザーのスタミナ不足で成績は5位でした。2年目のレースでは初めて出場した漆原教授に惑わされて犬たちがペースを崩し、3位でした。

3年目のレースでも漆原教授にすっかりペースを崩され、コースまで外れてしまいます。そして「ウェイトプル」という、おもりを付けて走るレースで迷子になってしまった漆原教授のチームが、突然ハムテルのチームの目の前に現れたことで、ハムテルチームのシーザーが「なんだよおまえ…」と興奮。負けたくないと頑張ったシーザーのおかげでハムテルチームは優勝することができました。

あらすじネタバレ⑫ミケがハムテルの所へ来た経緯

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑫、西根家の飼い猫、ミケのエピソードです。西根タカ(ハムテルの祖母)の友人の家で4匹の仔猫が産まれました。4匹の中でミケだけが飼い主が決まらなかったのですが、ようやく見つかった飼い主のところでトラブルが起こり、ミケは脱走します。脱走中に大勢の子どもたちに囲まれてしまったミケは逃げようとして川に転落してしまいます。

川で溺れていたミケを釣り人が助けてくれました。陸に上がってもミケは犬に襲われそうになったり、ニワトリのヒヨちゃんに怒られたりと散々な目に遭いました。過酷な逃走劇の果てに西根家にたどり着いたミケは、汚れてぼろぼろの状態になっていました。そんなミケを見つけた西根タカはミケを自分で引き取ることに決めました。

あらすじネタバレ⑬ミュージカル「トスカ」

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑬、西根絹代はハムテルの母で、オペラ歌手です。絹代は外国にいるのですが、ハムテルたちの町にオペラを上映するために帰ってきました。予算が少ないということで、絹代はハムテルたちをギャラ無しで出演させました。死刑執行兵の役を任されたハムテルと二階堂ですが、芝居の内容をよく聞かされていなかったため、死刑にする人物を間違えてしまいました。

絹代はどうにかハムテルたちの失敗を取り繕い、物語の通りに絹代は城から飛び降りますが、ハムテルたちは、絹代と共に舞台から退場することだけを覚えており、絹代が飛び降りた所から一緒に飛び降りてしまいました。結果、主役と兵士たちが一緒に飛び降り自殺をするという摩訶不思議なエンディングとなりました。

あらすじネタバレ⑭修行

漫画「動物のお医者さん」あらすじネタバレ⑭、ハムテルは大学を卒業したら開業しようと考えています。漆原教授の紹介で開業医の倉嶋動物病院で一か月の修行をすることになったハムテルは、午後の診療の手伝いをします。倉嶋院長は理想的な獣医師だとハムテルは思ったのですが、通院してくる飼い主たちの倉嶋院長に対する評判が悪いことに気づきました。

飼い主たちから聞いた話では、倉嶋院長は低血圧だというのです。そのため、午前と午後ではまるで様子が変わるのでした。個性が強い漆原教授の紹介ということで、一筋縄ではいかないことにハムテルは戸惑うのでした。

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動物のお医者さんの登場キャラ一覧

ここまで、漫画「動物のお医者さん」の作品情報やドラマ情報、さらにあらすじネタバレを紹介してきました。ここからは、漫画「動物のお医者さん」に登場するキャラクターを一覧で紹介していきます。

登場キャラ一覧①ハムテル

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、ハムテルは愛称で、本名は西根公輝(にしねまさき)と言います。ハムテルはH大学・獣医学部の学生です。父はピアニスト(西根祥平)、母はオペラ歌手(西根絹代)で、ドイツ在住です。そのため、普段は祖母の西根タカ、シベリアンハスキーのチョビ、猫のミケ、ニワトリのヒヨちゃん、スナネズミたちと暮らしています。

仲間からはハムテルと呼ばれていますが、祖母のタカはハムテルのことを「キミテル」と呼んでいます。どんな状況でも感情的にならず、冷静に対処する性格で、親友の二階堂をはじめ、教授たちや学部の仲間からの信頼篤い人物です。

登場キャラ一覧②チョビ

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、チョビは西根家で飼われている雌のシベリアンハスキーです。西根家に来た当初、まだ名付けていなかった時、二階堂がチョビと呼んだことから、チョビという名前にしました。二階堂は小さい動物ならなんでもチョビと呼びかけるからです。チョビは顔は般若顔で一見怖そうに見えますが、個性の強い漆原教授に育てられたとは信じられないくらい、よく言うことを聞く、大人しい犬です。

登場キャラ一覧③二階堂昭夫

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、二階堂昭夫はハムテルと同じH大学・獣医学部の学生です。ハムテルの親友で、いつも行動を共にしています。二階堂には妹の奈緒、弟の拓哉、稔という弟妹がいます。冷静な性格のハムテルとは反対に、明るい性格ですが、臆病なところがあり、特にネズミ系の動物が苦手です。二階堂はネズミが近くにいるだけで悲鳴を上げて逃げ出します。

登場キャラ一覧④菱沼聖子

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、菱沼聖子はH大学・獣医学部のハムテルたちの先輩です。優秀な頭脳の持ち主ですが性格は非常にマイペースで、体質も痛みを感じるのに人よりも時間がかかったり、低血圧の上に体温計に現れないほど平熱が低く、また、怒りで静電気を起こしてしまうという風変わりな体質をしています。飼い猫のハナは菱沼聖子に対して常に反抗的です。

登場キャラ一覧⑤西根タカ

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、西根タカはハムテルの母方の祖母です。一見品の良さそうなおばあさんですが、若い頃から非常に気が強く、思ったことを何でも口に出す性格で、孫のハムテルに対しても厄介事を押し付けたりとわがままな面がありますが、楽天家でもあり、憎みきれないおばあさんです。

登場キャラ一覧⑥漆原信教授

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、漆原信(うるしはらまこと)教授は、H大学・獣医学部(病院学講座)でハムテルたちを教えています。H大学附属の家畜病院長でもあります。アフリカが大好きで、よくアフリカの民族衣装やお面をつけています。強烈な個性の持ち主で、ハムテルをはじめ、学生たちは常に漆原教授の言動に振り回されていますが、産まれたばかりのチョビを懸命に育てるなど情に厚い面もあります。

登場キャラ一覧⑦菅原教授

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、菅原教授は、H大学・獣医学部(公衆衛生学講座)の教授で、漆原教授とは学生時代からの友人です。菅原教授は漆原教授とは正反対の真面目な性格で、上品な物腰の紳士です。シャーリーというポインターを飼っています。菅原教授自身も几帳面ですが、講座の学生で教え子の嶋田小夜の綺麗好きには負けるようで、いつも注意されてしまいます。

登場キャラ一覧⑧ミケ

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、ミケは西根家に住む雌の三毛猫です。気性の激しいミケは関西弁を話すキャラクターとして描かれており、後からやってきたチョビに対して関西弁でしつけをしている姿がよく見られます。きつい言葉で怒りながらもチョビのことを気にかけています。また、ミケが街を歩けば野良猫たちがトラブルの相談にやってくるなど、街でも面倒見の良い姐御のような存在です。

登場キャラ一覧⑨ヒヨちゃん

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、ヒヨちゃんは「西根家最強の生物」の雄のニワトリ(白色レグホン)です。10年前、ハムテルが露店で買ってきました。西根家の庭はヒヨちゃんのテリトリーで、近づくものは誰でも攻撃をするという狂暴性があり、二階堂なども被害者です。そんなヒヨちゃんでもインフルエンザの時には元気を無くしましたが、診察をしてくれた漆原教授にリベンジを果たしたのは名場面と言われています。

登場キャラ一覧⑩スナネズミ

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラ、スナネズミは、大学入学後に漆原教授に押し付けられ、西根家で飼われるようになりました。雄2匹だからと言われていたスナネズミですが、実は雄と雌一対で、いつの間にか大所帯になっていました。その後、スナネズミたちは同級生の石田の家などに譲られますが、依然、西根家のスナネズミは増え続けています。

動物のお医者さんの人気の理由や見どころ

ここまで、漫画「動物のお医者さん」の作品情報やドラマ情報、さらにあらすじネタバレを紹介し、登場キャラクターを一覧でみてきました。次に、漫画「動物のお医者さん」の見どころに迫っていきます。

見どころ①1話完結のストーリー

「動物のお医者さん」は、各話のストーリーが1話完結となっています。大学の獣医学部の学生である主人公・ハムテルとその友人たちが、個性的な教授たちの元で獣医師目指して奮闘するストーリーで、大学や地域、研修先や家庭などで起きる様々なエピソードが、コメディタッチで描かれています。

見どころ②動物たちの感情表現のおもしろさ

「動物のお医者さん」には、個性的な人物だけでなく多くの動物たちが登場します。主人公の飼い犬であるシベリアンハスキーのチョビを始め、西根家のミケ、ヒヨちゃん、そして友人たちの飼い犬だったり大学のスナネズミたち、研修先の馬や牛、カンガルーや類人猿に至るまで動物たちは非常にリアルに描かれており、表情一つとってもその時の動物の感情がよく描かれていると言われています。

特に西根家のミケは関西弁で喋る猫として描かれ、犬ぞりのリーダーのシーザーは名言でも紹介しますが、興奮した時のセリフが面白いと言われています。他にも二階堂家のアンやゲスト出演する動物たちも表情豊かに描かれています。このように、動物たちの豊かな感情表現が面白く、見どころの一つと言われています。

見どころ③ハムテルの周囲の人間たち

漫画「動物のお医者さん」の登場キャラクターを紹介しましたが、他にも主人公ハムテルの周りには様々なキャラクターが登場します。例えば、獣医学部の先輩、嶋田小夜は綺麗好きで、自分の周りは常に片付いていないと気が済まないという性格です。また、上の画像の様な奇抜なヘアースタイルで獣医学部の学生とは思えない学生もおり、個性豊かなキャラクターが大勢登場する作品となっています。

動物のお医者さんの最終回結末ネタバレ

最終回ネタバレ①二階堂に跡継ぎの話が?

漫画「動物のお医者さん」の最終回は、ハムテルは祖母のタカから土地を貸すから開業すれば?と言われますが、近くに西町家畜診療所があり、競合することを心配し、開業に踏み切れません。一方、二階堂はこれまで常にハムテルと行動を共にしてきましたが、いつまでも側にいていいのかと悩んでいた矢先、漆原教授に西町家畜診療所の後継者に二階堂を紹介したと告げられます。

西町家畜診療所を継ぐことになれば、ハムテルの開業の邪魔になると考えた二階堂は、ハムテルに相談します。ハムテルにいい話だからと説得された二階堂は、診療所で見習いを始めました。年末、診療所は忙しくなり、二階堂はハムテルに協力を求めました。

最終回ネタバレ②ネズミが苦手な二階堂

忙しい中、ハムスターなどのネズミ系の動物が多く持ち込まれることに音をあげた二階堂は、西町院長にネズミが大の苦手だと打ち明けました。元々西町家畜診療所はネズミ系がよく持ち込まれるということで、二階堂が後継者となるのは厳しいと考えられました。

最終回ネタバレ③開業への道のりはまだまだ遠い?

実はハムテルは開業するなら二階堂と一緒がいいと考えていました。ハムテルの想いを知った二階堂は、後継者の話しもなくなったことで、ハムテルと開業したいと思うようになります。ハムテルと二階堂は二人で開業しようと決心し、西町院長に伝えました。二人の意思を聞いた院長は引退後に診療所の機材を譲渡すると言ってくれました。

開業のための土地、診療所で使う機材、テリトリーなど様々な問題が解決できたことで、ハムテルと二階堂は開業に向けて第一歩を踏み出しますが、漫画ではここで、最終回となります。開業後の二人の姿を見てみたいという声が寄せられているということです。

動物のお医者さんの名言や名セリフ集

名言①「先生、ぼくはリスでやります…」

漫画「動物のお医者さん」の名言①、二階堂は獣医学部の学生にも関わらず、ネズミ系の動物が苦手で、大嫌いです。それでも実習ではどうしてもネズミに触らなければならず、困り果てた二階堂にハムテルが掛けた言葉が「このネズミはリスだ」と、二階堂に暗示を掛けました。ハムテルの暗示に二階堂は思い切ってネズミを掴んで言った言葉が次の名言です。

「先生、ぼくはリスでやります」

この名言は、苦手なネズミの側にいることすらできなかった二階堂が、親友であるハムテルの言葉に一念発起し、ネズミを掴んで言った名言でした。このように、獣医学部の学生として涙ぐましい努力をしている二階堂の姿がけなげで癒されると言われています。

名言②「このカシオミニを賭けてもいい…」

漫画「動物のお医者さん」の名言②、こちらの名言は、漆原教授が大学入学前のハムテルに放った名言です。ハムテルがチョビに初めて出会ったとき、そのチョビを追いかけてきた漆原教授に、「君は獣医師になる」と予言され、その後に漆原教授が放ったのが次の名言でした。

「このカシオミニを賭けてもいい」

この名言については、日頃から強烈な個性を放つ漆原教授が、実際にカシオミニをハムテルの目の前に掲げながら真面目な表情で言っているのですが、漆原教授は風変わりな羽根を頭に付けた装いをしています。なんとも滑稽なそのシーンは、読者にも強烈なインパクトを与えたと言われています。

名言③「戸棚のウラはネズミの卵で…」

漫画「動物のお医者さん」の名言③、こちらの名言は、獣医学部ではネズミがよく出没するのですが、一番ネズミを苦手としている二階堂がいつも真っ先に見つけてしまいます。ハムテルたちはネズミを捕獲しようと奮闘しますが、あと一匹がどうしても捕まりません。ネズミが部屋のどこかにいるという事実に耐えられなくなった二階堂は、精神的に追い詰められていきます。そんな状態で二階堂が放った言葉が次の名言でした。

「戸棚のウラはネズミの卵でいっぱいだー!!」

二階堂は上記の名言を放って部屋を飛び出して行きました。哺乳類であるネズミが卵を産むわけもなく、獣医を目指して日夜勉強しているはずの二階堂が放ったこの名言によって、二階堂の錯乱状態がどれほど酷いものだったかが分かります。この名言は読者にとっても忘れ難いインパクトになったということです。

名言④「おれはやるぜおれはやるぜ…」

漫画「動物のお医者さん」の名言④、こちらの名言は、ハムテルとチョビが入った犬ぞりチームのリーダー犬が放った名言です。リーダー犬はシーザーという名前で、レースの練習中でも試合中でも、誰よりも全力投球のシーザーのセリフが次の名言です。

「オレはやるぜ オレはやるぜ」

この名言の通り、常に全力で挑むシーザーですが、あまりにも張り切りすぎてレースが始まる前に体力を使い果たしてしまいます。時にその頑張りが空回りしてしまうという、そんなシーザーの表情がリアルに描かれています。

動物のお医者さんに関する感想や評価

漫画「動物のお医者さん」を読み始めた方の感想です。1話完結のストーリーが面白く、主人公のハムテルをはじめ、学生たちの日常が淡々とした姿に面白みがあり、また、動物の描写がすごいという感想です。

漫画「動物のお医者さん」は、1987年から1993年まで連載された作品で、当時、大ヒットした作品でした。シリアスな要素はまるでなく、学生たちと教授、家族たちの姿が面白おかしく描かれています。チョビを始めとする動物たちの姿も可愛く描かれていると評価されています。

漫画「動物のお医者さん」は、動物の病気や治療などのシリアスな場面はほとんどなく、ひたすら獣医学部の学生たちの日常が面白く描かれており、動物漫画の中でも名作だという感想です。

動物のお医者さんのあらすじまとめ

いかがでしたか?漫画「動物のお医者さん」の、あらすじを結末までネタバレで紹介し、登場キャラクターの紹介と見どころを紹介してきました。漫画「動物のお医者さん」は、獣医学部の学生たちの日常を描いた作品です。個性豊かな学生たちに加えて強烈な個性を放つ教授たちの姿がコメディタッチで描かれています。

また、動物漫画ということで、主人公ハムテルが飼っているチョビをはじめ、ミケやヒヨちゃんなどの人間のキャラクターに勝るとも劣らない個性豊かな動物たちが生き生きと描かれており、リアルな描写が高く評価されていました。さらに、実写版ドラマ「動物のお医者さん」についても紹介しました。今なお色あせない動物漫画の名作という声も寄せられている「動物のお医者さん」を、どうぞお楽しみください。

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