【エヴァンゲリオン】洞木ヒカリは面倒見のいい学級委員長！性格や声優情報を紹介

新世紀エヴァンゲリオンの登場人物の1人『洞木ヒカリ（ほらきひかり）』。主人公の碇シンジを始め、エヴァンゲリオンパイロット仲間のレイ・アスカたちのクラスの学級委員長を務める女の子です。こちらの記事ではそんな洞木ひかりのプロフィールや人間関係といったかわいい魅力について解説していきます。

新世紀エヴァンゲリオンは1995年10月～1996年3月の約5ヶ月間、テレビ東京系列で放映されたオリジナルテレビアニメです。放映回数は26話という短さにも関わらず、テレビアニメが終了されてから10年も経った2007年から『エヴァンゲリオン新劇場版』として再び映画シリーズが企画されるという人気ぶりを博しています。

リニューアル版DVDが登場したり、パチンコ台としてアミューズメントジャンルでも人気を見せています。監督・脚本は"ふしぎの海のナディア"や"彼氏彼女の事情"といった人気アニメで活躍した『庵野秀明（あんのひであき）』監督。キャラクターデザインは、ふしぎの海のナディアで庵野秀明監督と共に活躍し人気ゲームの".hackシリーズ"を手がけた『貞本義行（さだもとよしゆき）』さんが担当しています。

大規模災害・セカンドインパクトの爪痕が残る西暦2000年。14歳の少年・碇シンジは幼い頃から別居していた父親に呼び出され、汎用人型決戦兵器"エヴァンゲリオン"のパイロットとして、異形の生物"使徒"と戦うことになります。そうしてシンジは自分より先にエヴァンゲリオンのパイロットとして戦っていた綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーとも出会い、共に使徒との戦いに巻き込まれていくのでした。

洞木ヒカリは第3新東京市立第壱中学校に通う14歳の少女。エヴァンゲリオンパイロットのシンジ達と同じ2年A組の生徒で、クラスの委員長を務めています。2つに結んだ茶色の髪とそばかすが印象的な少女です。海外から転入してきたアスカと仲が良く、警戒心の強いアスカの数少ない友人の一人となります。

委員長を任される真面目な性格の洞木ヒカリは、掃除をさぼったり不真面目な態度が目に余るクラスメイトの鈴原トウジと言い合いになることも多いですが、それはトウジのことが好きなため、素直になれない気持ちの裏返しでもあります。また葛城ミサトからはペンギンのペンペンを預けられたりと、クラスメイト以外のキャラクターからの信頼も寄せられています。

クラスで委員長を務めている洞木ヒカリ。エヴァンゲリオンの物語ではミサトからペンペンを預かったり、普段学食で昼食を食べているトウジに弁当を作ってあげたりと、委員長という役柄に相応しい面倒見の良さを見せています。また家族の弁当も毎朝作って持たせてあげるといった家庭的な一面もあります。

そんな優しさを見せる一方で、不真面目なクラスメイトには毅然とした態度で注意をしたり、意見をハッキリ言うといった頼りがいもあるキャラクター。このようにしっかり者のイメージが定着している洞木ヒカリですが、気になっている相手・トウジのことになるとかわいい姿も見られます。親しい友人であるアスカにトウジとのことを相談するシーンは女子らしくてかわいいとファンの間で人気になっています。

洞木ヒカリの名前の由来は2つのものからとられており、1つめは実在する小説に登場するキャラクター『洞木紘一』です。洞木紘一は村上龍の『愛と幻想のファシズム』という作品に登場する人物。愛と幻想のファシズムの主人公・鈴原冬二の所属する政治結社の幹部として立ち回るキャラクターです。

また洞木ヒカリの下の名前は東海道・山陽新幹線の『ひかり』が由来となっています。洞木ヒカリは姉と妹がおり、2人も洞木ヒカリと同じく姉が東海道・山陽新幹線の『こだま』、妹が『のぞみ』という名前がつけられています。

洞木ヒカリのアニメの声を務めるのは声優『岩男潤子（いわおじゅんこ）』さん。1970年2月18日生まれで血液型はAB型。名字からとられた「岩（がん）ちゃん」というかわいい愛称で親しまれています。1994年から声優活動を始められており、アニメの他にもゲームや洋画の吹き替え、ラジオやナレーションなど幅広い活動をされています。

そのかわいい声質を生かしてアイドルグループ『セイントフォー』の妹ポジションとして活躍したり、同じくかわいい声の声優として有名な井上喜久子さんと『おさかなペンギン』というユニット名で歌手活動を行っていたこともあります。

洞木ヒカリのかわいい声を演じた岩男潤子さん。洞木ヒカリ以外に有名なキャラクターはTo Heartの『来栖川綾香』『来栖川芹香』や妖しのセレスの『セレス』、ゲームではテイルズ オブ ファンタジアのヒロイン『ミント・アドネード』などを演じています。ラジオ番組はメインパーソナリティーとして10個以上の番組を担当していました。

学級委員長の洞木ヒカリからなにかとお叱りをうけることも多いトウジ。そんな関係の2人ですが、洞木ヒカリはトウジの事が好きでアスカに相談をするシーンも登場しています。アスカのアドバイス通り、学食ばかり食べているトウジに手作りの弁当を持参した洞木ヒカリ。そんな洞木ヒカリの行動にトウジも嫌がる様子はありません。

エヴァンゲリオンのパイロットとして日本にやってきたアスカ。そのツンデレな性格もあり、友だちが多いとは言えない彼女の親友と呼べる相手が洞木ヒカリです。2人でシンジ・トウジ・ケンスケの3人を「3バカトリオ」と呼んでいたり、しっかり者で言いたいことをハッキリと言ったりなど、感性が似ていたり共通点も多い2人です。

洞木ヒカリとシンジは主にクラスメイトを通しての関わりが多い関係となっています。洞木ヒカリの親友にしてシンジと同じエヴァンゲリオンパイロットであるアスカ、またシンジの友人であり洞木ヒカリの想い人であるトウジとのシーンで共演しています。また物語が進んでトウジの身に不運がふりかかった際には「シンジにはあまり会いたくない」という言葉が洞木ヒカリの口から発せられます。

洞木ヒカリのテレビアニメでの活躍は主に学校のシーン。学級委員長という立場から騒がしくするトウジ達を注意したり、友人のアスカとのやりとりシーンで登場します。クラスメイトからは「イインチョ（委員長）」と呼ばれ親しまれている姿も見られます。また第3新東京市から疎開する際にはミサトと同居しているペンギン・ペンペンを預けられる場面も登場します。

新劇場版エヴァンゲリオンでは出番が少ない洞木ヒカリですが、テレビアニメ版では詳細に描かれていなかったアスカと仲良くなるまでの経緯が判明します。また劇場版エヴァンゲリオンでは想い人であるトウジとの関係もテレビアニメ版よりも進んでおり、爆風が巻き起こった際にトウジが体を張って洞木ヒカリを守っている様子が描かれています。

様々な個性を持ったかわいいキャラクター達が登場するエヴァンゲリオン。その中でもアスカやミサトといった主要キャラクター達が人気を集める傾向にありますが、エヴァンゲリオンのパイロットやネルフに所属している女性キャラは想定外の行動を起こす姿が度々目撃されています。一方登場シーンは少ないものの、トウジに弁当を作ってきたりクラスをまとめる洞木ヒカリはしっかり者の常識人として人気を博しています。

エヴァンゲリオンの洞木ヒカリの声優としても愛されている岩男潤子さん。エヴァンゲリオン以外の作品ではカードキャプターさくらの主人公の親友・大道寺知世や、テイルズ オブ ファンタジアのヒロインであるミント・アドネードの声を演じられています。そんな声優・岩男潤子さんのかわいい声も洞木ヒカリの魅力の1つといえるでしょう。

学級委員長を務めるしっかり者の洞木ヒカリですが、長女ではなく次女。姉のコダマと妹のノゾミの3姉妹です。姉や妹の弁当だけでなく、好きな相手であるトウジの分も毎朝用意する健気な姿も、洞木ヒカリの人気を呼ぶ大きな理由となっています。

以上、エヴァンゲリオンに登場するキャラクター『洞木ヒカリ』についてご紹介してきました。シンジやアスカたちのクラスの学級委員長としてクラスメイトたちに慕われている洞木ヒカリ。学校内だけでなく、ミサトからペンペンの世話を任されたりと様々な人物から頼りにされているキャラクターです。

エヴァンゲリオンファンの間では「付き合いたいエヴァ女性キャラ1位」という意見も多く、トウジを想う姿や声優の岩男潤子さんのかわいい声なども含めて魅力の詰まったキャラクターです。テレビアニメ版エヴァンゲリオンの放送は終了しましたが劇場版の続編は続々と登場しているので、エヴァンゲリオンファンの人は劇場版アニメの洞木ヒカリの活躍もチェックしてみてはいかがでしょうか？