【エヴァンゲリオン】パイロットを一覧で紹介！テレビ版と劇場版に違いはある？

「新世紀エヴァンゲリオン」はGAINAX制作のオリジナルアニメで、1995年10月〜1996年3月の期間にテレビ東京系列で放送されていました。また、コミカライズ版も1994年12月〜2013年の期間に「月刊少年エース」や「ヤングエース」で連載され、今なおファンの多い大人気作品となっています。

世界の人口が半分になった大災害「セカンドインパクト」から15年が経ち、14歳の少年の碇シンジは長年別々に暮らしていたNERVの総司令官の父親・碇ゲンドウから突然、第3新東京市に呼び出されます。そして、エヴァンゲリオン初号機のパイロットとなって、第3新東京市を襲う謎の生命体「使徒」と戦うように命じられます。

「新世紀エヴァンゲリオン」のパイロット一覧、零号機のパイロットは綾波レイです。零号機はエヴァンゲリオンの期待能力を確かめるために開発され、当初は主にテスト用として使用されていました。そのため、零号機の頭部にはメーターのような計測機器が取り付けられており、それが零号機の特徴にもなっています。また、零号機は一度テスト中に暴走したため、使用中止となっています。

しかし、頻繁に使徒が襲ってくるようになったため、零号機もいつでも応戦できるように改造が施されています。そんな零号機のパイロットに選ばれたのは綾波レイです。零号機のパイロットの綾波レイは笑顔をほとんど見せることがなくいつも無表情で、NERVの総司令官である碇ゲンドウ以外の人間には自ら話しかけることさえありません。

なぜ、零号機のパイロット・綾波レイがこれほど感情表現に乏しいのかというと、実は彼女は碇シンジの母親・碇ユイのクローンで、第一使徒であるリリスの心を受け取りました。そのため、零号機のパイロット・綾波レイは人間としての感情に欠ける部分があるのです。また、零号機とのシンクロ率が高い綾波レイは、零号機のみならず初号機も操縦することができます。

「新世紀エヴァンゲリオン」のパイロット一覧、初号機のパイロットは碇シンジです。初号機はNERV（ネルフ）の前身「ゲヒルン」時代に初めて完成したヒト型人造決戦兵器です。ちなみに、地下の倉庫には初号機の完成以前の失敗作が何体も放置されています。そんな初号機のパイロットは碇シンジです。

碇シンジは幼い頃は平凡な子どもでしたが、母親の碇ユイが初号機に取り込まれたことで父親の碇ゲンドウが豹変。父親に育児放棄された碇シンジは、知人の家で育ちます。そのため、碇シンジは内向的な性格となり、父親への強い反発心を持っています。そして長年、連絡をとっていなかったその父親から、初号機のパイロットにする目的だけで呼び出されたと知った碇シンジは、怒りのあまりパイロットになることを断ります。

しかし、碇シンジは重症を負った綾波レイ（零号機の専属パイロットでもある）をパイロットとして搭乗させようとしたことに衝撃を受け、パイロットになることを決意。初心者ながらエヴァンゲリオンとシンクロして初号機を起動させることができました。それ以降、碇シンジは仕方なく初号機のパイロットをしていましたが、使徒によってNERVの本部が襲撃されたことをきっかけに人を守るという使命感に燃えることとなりました。

また、初号機は初代パイロットである碇ユイが乗り込んだ際、起動実験の失敗のためにエヴァンゲリオン内に彼女を取り込んでしまいました。その結果、碇ユイの肉体はなくなりましたが、彼女の精神はエヴァンゲリオンと融合することでエヴァンゲリオン内に残っており、碇シンジの身に危険が迫ると「暴走」という形で息子である碇シンジを救います。これが初号機の最大の特徴ともなっています。

「新世紀エヴァンゲリオン」のパイロット一覧、弐号機のパイロットは惣流・アスカ・ラングレーと渚カヲルです。まず、NERVは世界的に支部を持っています。弐号機はドイツ支部でつくられ、本部で使う目的で移送されました。

弐号機の基本的な性能に関しては初号機とあまり変わりませんが、製造にNERV本部が関わっていないことからか、多くのパイロットが操縦することができ、ほとんどのオプションも取り付けが可能となっています。

弐号機のパイロット1人目の惣流・アスカ・ラングレーは、ドイツ人の父親と日本人の母親を持つ美少女で、ドイツからはるばる弐号機の専属パイロットになるために日本にやって来ました。彼女はエヴァンゲリオンに乗ることに生きがいを感じており、エヴァンゲリオンの操縦に天才的な能力を発揮します。

しかし、碇シンジが才能を発揮したことで焦りを感じ、使徒から受けた精神攻撃の影響もあり、エヴァンゲリオンとシンクロができなくなるほどの能力の低下を招きました。

弐号機のパイロット2人目の渚カヲルは、能力の低下した惣流・アスカ・ラングレーの後任のパイロットとして、ゼーレがマルドゥック機関を通じて直々に彼を送り込みました。渚カヲルはどのような状況下であっても弐号機とシンクロすることができ、研究主任の赤木リツコはそのことに疑問を抱いていました。その後、実は渚カヲルの正体は使徒だったということが判明します。

そもそもエヴァンゲリオンは使徒の能力を元につくられているため、使徒である渚カヲルはエヴァンゲリオンとのシンクロも容易にできたというわけです。渚カヲルは自分自身の運命を受け入れていました。しかし、ゼーレの誤算は渚カヲルが簡単に命令に従う気がなかったことです。渚カヲルは自ら死を招くような行動を取り続け、テレビ版では初号機に握りつぶされて命を落とす最期が描かれています。

「新世紀エヴァンゲリオン」のパイロット一覧、参号機のパイロットは鈴原トウジです。参号機も弐号機と同様にNERV本部が製造に関わったわけではありません。アメリカ支部にあった原因不明の事故で消えた機体を、本部で使用するために移送しようとしますが、その途中で使徒に乗っ取られ、参号機は本来の役目を遂げられないまま使徒として処分されることとなりました。そんな参号機のパイロットは鈴原トウジです。

鈴原トウジは第三新東京市にある中学校に通っている碇シンジの同級生です。当初は碇シンジと使徒との戦いの際に妹の鈴原サクラが重傷を負ったため、彼に対して強い怒りの感情を抱いていました。しかし、碇シンジが仕方なくエヴァンゲリオンに乗っていることを知り、また使徒が攻めてきた際に碇シンジに命を助けられたことで険悪だった2人の関係は改善され、それからは友達同士となります。

また、碇シンジが転校したのはエヴァンゲリオンとのシンクロ率の高い生徒を揃えたクラスでした。参号機がやって来るということで、参号機のパイロット候補をこのクラスから選ぶこととなり、最も高い数値を示した鈴原トウジが選出されました。

鈴原トウジも妹のサクラに最高の治療を施させるという条件で、参号機のパイロットになることを決めます。しかし、参号機の機体は移送の途中で使徒に乗っ取られてしまいました。そのことで、NERV本部がダミーシステムで初号機を操縦し、エントリープラグを破壊します。その結果、参号機に乗っていた鈴原トウジも重傷を負うことととなりました。

テレビ版「新世紀エヴァンゲリオン」と劇場版「エヴァンゲリオン新劇場版」ではパイロットや設定が異なっており、アスカの名前もそれぞれ違っています。また、劇場版では碇シンジは一度死亡して肉体を蘇らせたような設定となっており、テレビ版よりも複雑に描かれているようです。

「エヴァンゲリオン新劇場版」のパイロット一覧、弐号機のパイロットは真希波・マリ・イラストリアスとアスカです。マリはテレビ版では登場せず、劇場版で初登場して弐号機のパイロットとなりました。実は、彼女の専属機体は当初、仮設伍号機でした。しかし、仮設伍号機が使徒との戦いで使用できなくなったことで、ロシアからNERV本部に移って来ました。

そして、初めは弐号機の専属パイロットはアスカでしたが、マリも弐号機を操縦するようになります。その後、アスカが使徒から受けた精神攻撃のせいでエヴァンゲリオンに搭乗できなくなったのをきっかけに、マリが弐号機の専属パイロットの座に就き、アスカでは成し得なかった弐号機の獣化に成功します。

そのことで、弐号機は強敵と遭遇すると裏コードを発動し、制御棒のようなものを何本も背中から出して獣のような動きをすることが可能となりました。ただ、この獣化はパイロットにも影響するようで、パイロットのマリ自身も獣のような凶暴性を顕にするようになりました。

「エヴァンゲリオン新劇場版」のパイロット一覧、参号機のパイロットは式波・アスカ・ラングレーです。テレビ版では参号機の専属パイロットは鈴原トウジでしたが、劇場版では志願したアスカとなっています。

しかし、その後のアスカが迎える展開はテレビ版と同じに描かれています。参号機が使徒化したため、初号機に破壊されます。その結果、パイロットのアスカも重傷を負い、使徒による精神攻撃を受けたことで、しばらくの間はエヴァンゲリオンに搭乗できなくなりました。

「エヴァンゲリオン新劇場版」のパイロット一覧、仮設伍号機のパイロットは真希波・マリ・イラストリアスです。マリは仮設伍号機の専属パイロットで、当時ヨーロッパに諜報員として赴任していた加持リョウジとは旧知の仲です。原作ではマリは碇ゲンドウや碇ユイと大学時代の同級生で、同性ながら碇ユイに恋心を抱き、碇ユイの心を射止めた碇ゲンドウを毛嫌いしていました。

そんなマリはエヴァンゲリオンの高い操縦技術を持つ一方で、機体が壊れても使徒の殲滅を優先するほど、無茶をする一面があります。また、マリはパイロットとして以外にNERV本部の内情を探るスパイのような役割を担っているようで、頻繁にどこかに連絡している様子が描かれています。

「エヴァンゲリオン新劇場版」のパイロット一覧、六号機（Mark.6）のパイロットは渚カヲルです。サードインパクトを起こすことで人類補完計画を実現させることを目的としており、当初は使徒の渚カヲルがこの六号機（Mark.6）の専属パイロットとなります。

しかし、機体が改造されてパイロットが搭乗する必要がなくなると、渚カヲルは六号機（Mark.6）に乗らなくなりました。さらに、渚カヲルの正体は使徒ですが、碇シンジとの交流によって徐々に変わっていきます。そして、ツインエントリーシステムをとるMark.9に、碇シンジと共に乗り込み、使徒と化したMark.6の殲滅を実行しました。

「エヴァンゲリオン」の機体一覧、1つ目は四号機です。四号機は参号機と同時期にアメリカ支部でつくられた機体です。そのため、四号機の色以外の形状は参号機とほとんと同じとなっています。ただ、四号機は日本には移送されず、特に使用されたこともないようです。

しかし、新劇場版では「Mark.4」という機体が登場しています。この「Mark.4」と四号機との関係について、作中では特に何も言及されていないことから、この2つの機体が同じものなのかは不明となっています。

「エヴァンゲリオン」の機体一覧、2つ目は仮設伍号機です。仮設伍号機はNERVのロシア支部でつくられた機体です。そのため、他のエヴァンゲリオンとは形状が異なりキャタピラーで、電車のパンタグラフのようになっているショルダー部分から外部電源を取り込みます。

さらに、ロシア支部がこの仮設伍号機をつくった目的は永久凍土の中で捕まえた使徒を殲滅するためです。そのため、この仮設伍号機はロシア支部の施設以外では使えないようになっています。また、両腕が巨大な鉾（ほこ）のような形になっているため、仮設伍号機はその腕で他の武器を持つことができません。

「エヴァンゲリオン」の機体一覧、3つ目は六号機（Mark.6）です。六号機（Mark.6）は、エヴァンゲリオンの技術を使ってゼーレが独自につくった機体です。そのため、使徒との戦いのための機体というより、ゼーレが推進していた人類補完計画に使用するためだけに作られた機体となっています。

この六号機（Mark.6）のパイロットは渚カヲルで、当初は彼がエントリープラグに乗って操縦していました。しかし、改造されてからの六号機（Mark.6）は自立制御が可能となり、パイロットが搭乗して操縦する必要はなくなりました。

「エヴァンゲリオン」の機体一覧、4つ目は七号機です。テレビ版では伍号機以降の機体はすべて量産型で、爬虫類のような頭部が特徴的となっています。七号機もそのような形状となっており、パイロットが搭乗して操縦する必要がありません。一方で、新劇場版では正規のパイロットが搭乗して操縦する機体として描かれており、その詳細は明らかになっていません。

また、特殊な装備を施さなければエヴァンゲリオンは空を飛ぶことができないとされていますが、伍号機以降の量産型はそもそも翼を持っているため、七号機も飛翔することが可能となっています。

「エヴァンゲリオン」の機体一覧、5つ目は八号機です。八号機は新劇場版で登場したピンク色の機体で、成層圏仕様のαタイプと地球上で使用可能なβタイプの2種類があります。また、この八号機は葛城ミサトが中心人物として活動する反NERV組織「WILLE（ヴィレ）」がNERVから奪った機体です。銃器を使用した攻撃を得意としており、真希波・マリ・イラストリアスが専属パイロットとなっています。

• 生年月日：1965年6月6日
• 出身地：東京都千代田区
• 職業：声優・歌手・女優など
• 所属事務所：Breathe Arts
• 活動期間：1992年〜
• 主な出演作品：「幽☆遊☆白書」蔵馬/南野秀一役、「美少女戦士セーラームーン」シリーズの天王はるか/セーラーウラヌス役、「カードキャプターさくら」月城雪兎/ユエ役、「遊☆戯☆王」武藤遊戯役、「ダンガンロンパ」シリーズの苗木誠役、「暗殺教室」堀部イトナ役など

• 生年月日：1967年3月30日
• 出身地：東京都
• 職業：声優・歌手・作詞家・エッセイスト・ラジオのパーソナリティ
• 所属事務所：ウッドパークオフィス
• 活動期間：1986年〜
• 主な出演作品：「おそ松くん」松野トド松役、「名探偵コナン」灰原哀役、「魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて」ミンキーモモ役、「ポケットモンスター」シリーズのムサシ役、天使な小生意気」天使恵役、「からくりサーカス」才賀しろがね（エレオノール）役など

• 生年月日：1967年12月8日
• 出生地：埼玉県戸田市
• 出身地：東京都
• 職業：声優・舞台女優・ナレーター
• 所属事務所：フリー
• 活動期間：1989年〜
• 主な出演作品：「美少女戦士セーラームーン」月野うさぎ/セーラームーン役、「名探偵コナン」水無怜奈/キール役、「クレヨンしんちゃん」上尾ますみ役、「機動戦士ガンダムSEED」マリュー・ラミアス役、「ドラえもん」野比玉子役、「スイートプリキュア♪」ハミィ役など

• 生年月日：1965年11月21日
• 出身地：大阪府
• 職業：声優・女優
• 所属事務所：青二プロダクション
• 活動期間：1990年代〜
• 主な出演作品：「ONE PIECE」ニコ・ロビン役、「ポケットモンスター」ジョーイ（2代目）役、「霊剣山」シリーズの王舞役、「カードキャプターさくら」シリーズの李芙蝶役、「交響詩篇エウレカセブン」ソニア役、「CONCEPTION」レオーネ役など

• 生年月日：1961年4月29日
• 出身地：長崎県南松浦郡（現在の五島市）
• 職業：声優・ナレーター
• 所属事務所：大沢事務所
• 活動期間：1983年〜
• 主な出演作品：「名探偵コナン」ウォッカ役、「BLEACH」更木剣八役、「銀魂」長谷川泰三役、「逆境無頼カイジ」シリーズのナレーション役、「ONE PIECE」赤犬/サカズキ役、「戦国BASARA」大谷吉継役など

こちらは「エヴァンゲリオン」のパイロットに関するツイートです。「エヴァンゲリオン新劇場版：Q」に搭乗するパイロットたちがかっこいいという感想となっています。

こちらも「エヴァンゲリオン」のパイロットに関するツイートです。碇シンジがパイロットとして、かっこいいイメージをしながら、機体を操縦して戦うところが高く評価されています。

こちらも「エヴァンゲリオン」のパイロットに関するツイートです。碇シンジが覚悟を決めて、エヴァンゲリオンの初号機のパイロットになるシーンがかっこいいという感想となっています。

いかがでしたか？「エヴァンゲリオン」のテレビ版・劇場版に登場するパイロットを一覧で紹介し、零号機の綾波レイ、初号機の碇シンジなどをみてきました。さらに、機体や主要キャラのアニメ声優についても一覧でみてきました。

そして「エヴァンゲリオン」のパイロットたちは、ファンの間でかっこいいと評価されており、特に初号機のパイロットである碇シンジが絶賛されていることが分かりました。皆さんもぜひ「エヴァンゲリオン」のパイロットや機体に注目してみて下さい！