2020年11月07日公開
2020年11月07日更新
【名探偵コナン】大黒連太郎とは何者?正体は烏丸蓮耶?黒幕説や登場シーンも紹介
大黒連太郎とは名探偵コナンに名前だけ登場するキャラクターです。大黒連太郎は名探偵コナンの美國島でのエピソードで初登場し、服部平次に経済界の大物として注目されていました。美國島には偽名を使った黒の組織の証拠が残っていることが理由で、大黒連太郎の正体は黒幕とされる烏丸蓮耶なのではと考察されています。本記事ではそんな大黒連太郎とはどのようなキャラクターなのかについて烏丸蓮耶と噂される正体や黒幕説、アニメの登場シーンなどを交えながらご紹介していきます。
目次
大黒連太郎とは?アニメ登場シーンは?
名探偵コナンの作品情報
名探偵コナンの作中で美國島にあった名簿のみ登場する大黒連太郎。名前だけ登場する大黒連太郎とは謎が多いキャラクターであり、服部平次の言っていた経済界の大物という情報しか分かっていません。そんな大黒連太郎は美國島でのエピソードが理由となって、正体が烏丸蓮耶で黒幕なのではと考察されています。本記事では大黒連太郎とはどういったキャラなのかについて正体や黒幕説、アニメの登場シーンなどを交えてご紹介します。
名探偵コナンの概要
では正体や黒幕説、アニメの登場シーンなどを交えながら大黒連太郎とはどのようなキャラなのかご紹介する前に、大黒連太郎が登場する名探偵コナンとはどういった作品なのかについてご紹介していきます。大黒連太郎が登場する名探偵コナンとは黒の組織の手で子供の姿に変えられた主人公の工藤新一が江戸川コナンとして数々の事件を解決する姿を描いた青山剛昌の漫画作品であり、1994年に「週刊少年サンデー」で連載が始まりました。
1994年に「週刊少年サンデー」で連載が開始された漫画名探偵コナンは2014年に20周年を迎え、2020年11月現在も連載が続いています。そのため単行本も98巻という非常に膨大な量が刊行されています。そんな漫画名探偵コナンは誰もが知る日本を代表する作品の1つとなっており、アニメや劇場版アニメといったメディア展開が数多く行なわれています。またその人気は日本だけに留まらず、世界中で非常に高い人気を博し続けています。
名探偵コナンのあらすじ
名探偵コナンシリーズの主人公である工藤新一は「日本警察の救世主」とあだ名されるほどの天才高校生探偵であり、大人顔負けの優れた推理力と洞察力の持ち主でした。しかし工藤新一は毛利蘭と訪れた遊園地で黒の組織に遭遇し、APTX4869という薬で子供の姿に変えられてしまいました。その後工藤新一は江戸川コナンと名乗って正体を隠し、数々の事件を解決しながら子供の姿に変えた黒の組織の行方を追っていくことになるのでした。
大黒連太郎の名前の登場シーンはいつ?
本記事で正体や黒幕説などをご紹介する大黒連太郎とは漫画名探偵コナンのコミックス第28巻に収録された「そして人魚はいなくなった」で名前だけ登場しました。またテレビアニメでは222話から224話に登場しました。「そして人魚はいなくなった」とは不老不死の伝説が残る美國島を訪れた江戸川コナンと服部平次が人魚伝説になぞらえた事件に遭遇するといったエピソードであり、原作漫画版とテレビアニメ版で特に違いはありません。
そんな「そして人魚はいなくなった」の作中で江戸川コナンと服部平次は美國島で行なわれている「儒艮祭り」の参加者名簿を発見します。参加者名簿には偽名を使った黒の組織のメンバーの他に、経済界の大物達が名を連ねていました。そこに大黒連太郎は名前だけ登場します。原作漫画とアニメ同じく大黒連太郎の名前は小さな文字で書いているだけでした。しかし黒の組織と名簿の関わりから物語の黒幕だとファンに考察されています。
大黒連太郎の正体は黒幕の烏丸蓮耶?酒巻昭?
烏丸蓮耶の正体は大黒連太郎?
ではここからは大黒連太郎の黒幕の烏丸蓮耶と噂される正体について考察紹介していきます。大黒連太郎の正体で一番考えられているのは烏丸蓮耶説です。烏丸蓮耶とは半世紀前に99歳という年齢で謎の死を遂げた大富豪であり、黒の組織の黒幕とされている人物です。ではなぜそんな黒の組織のボス・烏丸蓮耶が大黒連太郎の正体と考えられているのでしょうか?まず烏丸蓮耶だと考察出来る理由は大黒連太郎という名前の漢字にあります。
美國島を訪れていた黒の組織のメンバーは全員偽名を使っていました。そのため烏丸蓮耶が来ておれば、必ず偽名を使うはずです。大黒連太郎の「大黒」は黒を連想される烏丸蓮耶の「烏丸」に一致します。そして烏丸蓮耶の「蓮耶」は大黒連太郎の「連」と「郎」に似ています。この名前の一致から大黒連太郎は烏丸蓮耶だと考察されています。2つ目の理由は黒の組織の幹部が美國島を訪れたことであり、ボスが居合わせてもおかしくないからです。
烏丸蓮耶の正体は酒巻昭?
上述でご紹介した通り、漫画とアニメに名前だけ登場する大黒連太郎の正体は黒幕とされる烏丸蓮耶だと考察されています。しかし名探偵コナンファンの間では大黒連太郎の正体は烏丸蓮耶じゃなくて酒巻昭だと考える意見も浮上しています。酒巻昭とは漫画名探偵コナンのコミックス24巻に収録された「黒の組織との再会」で名前だけ登場した人物です。またテレビアニメの名探偵コナンでは第176話から第178話の作中に登場しました。
しかし酒巻昭は死亡しており、漫画とアニメ両方共に杯戸シティホテルで行なわれた「酒巻昭監督を偲ぶ会」という会場だけに名前が描かれています。会には黒の組織が参加しており、酒巻昭と組織に何らかの繋がりがあると考察されています。また酒巻昭には「酒」という漢字が入っているので、黒の組織の黒幕である可能性もあります。もし酒巻昭が烏丸蓮耶の偽名で大黒連太郎の考察も合っておれば、物語の黒幕ということになります。
大黒連太郎の他に名簿に書かれていた黒の組織メンバーの名前
名前①宮野志保(シェリー)
上述でご紹介した通り、江戸川コナンと服部平次が訪れた美國島の「儒艮祭り」の名簿には黒の組織のメンバーの名前が残されていました。ではここからは名簿にあった黒の組織のメンバーの名前をまとめてご紹介します。まず最初にご紹介する黒の組織のメンバーは宮野志保です。宮野志保とは名探偵コナンのメインキャラクターである灰原哀の本当の名前であり、昔シェリーというコードネームで研究員として黒の組織に所属してました。
黒の組織の研究員だった灰原哀こと宮野志保は両親から引き継いだAPTX4869の開発を担当していました。しかしその中で宮野志保は黒の組織に反逆し、APTX4869を使って子供になったことで灰原哀と名乗ることになりました。おそらく名簿にあった宮野志保は研究員として美國島を訪れたのでしょう。しかし他のメンバーが偽名を使用しているので、名簿にあった宮野志保の名前は本人では無く全く別の人間なのやもしれません。
名前②黒澤陣(ジン)
2人目にご紹介する名簿にあった黒の組織のメンバーの名前は黒澤陣です。名簿にあった黒澤陣とはジンの記名であり、黒の組織で幹部の1人に数えられているキャラクターです。黒の組織に所属している黒澤陣ことジンは戦闘能力・知識・推理力の全てに優れた幹部であり、江戸川コナンの宿命の相手となっています。基本的にジンは相棒であるウォッカと共に行動しており、江戸川コナンの宿命の相手ともあって度々作中に登場してます。
黒の組織の中でジンは特に優れた能力を持っているため、幹部達のリーダー的立場を務めています。なので黒の組織のボスである「あの方」からも非常に信頼されているとみていいでしょう。そんなジンについて作者である青山剛昌は黒澤陣という裏名義があると語っています。なので黒澤陣はジンの本名なのかもしれません。もし黒澤陣がジンの本名となると、国籍も外国人では無く日本生まれの犯罪者ということになります。
名前③魚塚三郎(ウォッカ)
3人目にご紹介する名簿にあった黒の組織のメンバーの名前は魚塚三郎です。美國島の名簿にあった魚塚三郎とはウォッカの記名であり、上記のジンと同じく黒の組織で幹部を務めているキャラクターです。ウォッカはジンの相棒兼サポートを務める幹部であり、名探偵コナンの最初期から登場しています。黒の組織においてウォッカは特に情報収集能力と運転技術に定評があり、さすが幹部に数えられるだけの人材だといえるでしょう。
しかしウォッカは少し直情的な性格をしているため、名探偵コナンの原作漫画とアニメ両方共に無能な姿が度々描かれています。そんなウォッカですが、魚塚三郎という名前が本名か判明していません。しかしジンの裏名義が黒澤陣だと作者が語っているので、魚塚三郎がウォッカの本名である可能性はかなり高いといえます。もしそうであれば、ウォッカもジンと同じく日本人の黒の組織のメンバーなのでしょう。
大黒連太郎の名前が出た美國島をジンたちが訪れた理由
理由①不老不死の研究
「儒艮祭り」の参加者名簿にある通り、黒の組織は美國島をかつて訪れていました。しかしその目的は全く判明していません。ではここからは黒の組織が美國島を訪れた目的について考察紹介していきます。まず最初に考えられる目的は不老不死の研究です。黒の組織が訪れた美國島には人魚伝説と共に不老不死の伝説が残っています。そして黒の組織が開発しているAPTX4869は若返りという不老不死に近い効果がある薬です。
もし黒の組織がある理由で不老不死を求め、APTX4869を作っているとしたらどうでしょうか?不老不死伝説が残る美國島は黒の組織の目的に一番近い場所となります。このことから黒の組織は不老不死を追い求めて美國島を訪れたと考察出来ます。しかしこれについては作者の青山剛昌が否定しています。また美國島を訪れたジンとウォッカはAPTX4869の幼児化を知らないので、あまりこの考察に可能性が望めません。
理由②APTX4869の研究のため
名探偵コナンの作中で灰原哀はAPTX4869について、黒の組織の命令で本当に作っていたのは別の薬だと述べています。なので黒の組織は幼児化以上の力を持ったAPTX4869を作っていたと見て間違いありません。なので薬の研究のために美國島を訪れたという考察も出来ます。実際灰原哀こと宮野志保も美國島を訪れています。しかしジンとウォッカは上述でご紹介した通り幼児化を知らないので、薬の研究という訳ではなさそうです。
理由③スポンサー探し
最後に考えられる黒の組織が美國島を訪れた目的はスパンサー探しです。黒の組織は薬の開発や人材を集めることなど非常に莫大な予算が掛かっている組織です。そのため黒の組織は「10億円強奪事件」など資金を集める活動をしています。黒の組織が訪れた美國島には服部平次曰く、元外務大臣や日銀の総裁といった日本を動かすことが出来る大物が数多く訪れていました。
そのため黒の組織が資金を得るために美國島を訪れ、スポンサーとなる資産家や富豪を探していた可能性もあります。もしかするとジンとウォッカはその交渉役として美國島を訪れたのやもしれません。また大黒連太郎が烏丸蓮耶だったとしても問題無いですし、APTX4869で資産家を釣ると考えれば宮野志保の存在もおかしくありません。なので美國島を訪れた黒の組織の目的で一番可能性が高いのはスポンサー探しだと考察出来ます。
大黒連太郎は三國連太郎のオマージュ?ビルとの関連は?
考察①三國連太郎との関係
漫画及びアニメの名探偵コナンで名前だけ登場する大黒連太郎の名前は三國連太郎のオマージュだと考えられています。三國連太郎とは日本の一時代を築いた大物俳優であり、これまで「犬神家の一族」を筆頭に数々の名作に出演しています。実は大黒連太郎の名前が登場した「そして人魚はいなくなった」には映画に関するエピソードが描かれています。このことから三國連太郎の名前をオマージュしているのではと考察されています。
考察②待ち合わせ場所の「大黒ビル」
漫画名探偵コナンのコミックス第12巻に収録された「ゲーム会社殺人事件」の作中には「大黒ビル」と呼ばれるビルが登場しています。「大黒ビル」は最上階に「カクテル」と呼ばれるバーがあり、黒の組織の待ち合わせ場所となっていました。なので名探偵コナンファンからは大黒連太郎と「大黒ビル」に関係があるのではないかと考察されています。しかし「大黒ビル」はただのビル名なので、あまり大黒連太郎と関係があるとは考えにくいです。
大黒連太郎に関する感想や評価
烏丸蓮耶の現在の名前はおそらく、
— Hiro@名探偵コナン考察ブログ シルバーブレット (@conan_sb_black) June 8, 2019
美國島の名簿に書かれてた「大黒連太郎」。
この名前は烏丸のアナグラムになってて、
烏→黒
丸→太
蓮→連
耶→郎
テキーラの死亡したビルが「大黒ビル」だったことは、やはり伏線だと考えてます。
名探偵コナンに登場する大黒連太郎に関する感想では大黒連太郎が烏丸蓮耶なのではといった感想が多く寄せられていました。本記事でご紹介した通り、大黒連太郎という名前は烏丸蓮耶のアナグラムになっています。また黒の組織が集まっていた場所の名前も「大黒ビル」でした。このことから大黒連太郎は2020年11月現在烏丸蓮耶の最有力候補となっています。
朝からコナンを1巻から読み直しているわけだが やっぱ黒幕は大黒連太郎な気がするんだよなあ、大黒(だいこく)ビルってのがどうも
— こげ (@ewin_stk) August 12, 2012
名探偵コナンに登場する大黒連太郎に関する感想では黒幕なのではといった感想も多く寄せられていました。「大黒ビル」と美國島の名簿にしか登場していない大黒連太郎は確信が持てる描写がありません。しかし烏丸蓮耶との名前の共通点や黒の組織の名簿に名を連ねていることなどかなり怪しい雰囲気を纏っています。そのため大黒連太郎は名探偵コナンの黒幕として多くのファンの注目を集めています。
というわけで烏丸蓮耶の子(もしくは甥などの親類)が大黒連太郎であり、組織のボスなのではないか……と推理もとい妄想してみるw
— もろっく(moro-q_0305)@夏山繁人 (@Shigeto_Natsu) May 27, 2013
名探偵コナンに登場する大黒連太郎に関する感想では烏丸蓮耶の子供なのではといった感想も見受けられました。烏丸蓮耶は99歳に謎の死を遂げ、作中内の本編で生きていません。一応生存説が濃厚となっているものの、死んだ烏丸蓮耶が大黒連太郎であると断言出来ません。もしかすると、大黒連太郎の正体は烏丸蓮耶ではなく、烏丸蓮耶の子孫なのやもしれません。
大黒連太郎まとめ
本記事では名探偵コナンに名前だけ登場する大黒連太郎について正体や黒幕説、アニメの登場シーンなどをまとめてご紹介しました。残念ながら大黒連太郎の正体や素性は未だ判明しておらず、考察だけとなっていました。しかし大黒連太郎の正体が烏丸蓮耶といわれても特におかしくない描写が作中に残されています。もし大黒連太郎が烏丸蓮耶だとすると、今後名探偵コナンの作中で最重要人物として登場することになるでしょう。