【名探偵コナン】アマンダ・ヒューズとは何者？羽田浩司や浅香との関係は？

名探偵コナンの作中で黒の組織と大きな関係にあると噂される羽田浩司殺人事件。羽田浩司殺人事件は物語本編から17年前に起こった事件であり、アメリカの資産家だったアマンダ・ヒューズが死因不明で殺害されてしまいました。その際姿を消したボディーガードの浅香こそが黒の組織の№2・ラムなのではないかといわれています。本記事ではアマンダ・ヒューズにスポットを当て、死因や羽田浩司及び浅香との関係などをご紹介します。

ではアマンダ・ヒューズの死因や羽田浩司との関係、ラムと噂される浅香の正体などをご紹介する前に、アマンダ・ヒューズが登場する名探偵コナンの作品情報について簡単にご紹介していきます。アマンダ・ヒューズが登場する名探偵コナンとは1994年から2020年11月現在まで｢週刊少年サンデー｣で連載されている青山剛昌の漫画作品です。2014年に20周年を迎えた名探偵コナンは｢週刊少年サンデー｣で最も長い作品に選ばれています。

20年以上連載されていることから漫画名探偵コナンはコミックスの数も非常に多く、これまで合計98巻刊行されています。2020年11月現在も終わりが見えず、まだまだ続くであろうと考えられています。そんな漫画名探偵コナンは1996年からアニメや劇場版アニメ、ゲームといった数え切れないほどのメディア展開が行なわれています。そのため漫画名探偵コナンの知名度は凄まじく、世界中で非常に高い人気を博し続けています。

名探偵コナンは黒の組織によって子供の姿となった主人公の工藤新一が江戸川コナンと名乗って活躍する姿を描いた作品です。基本的に工藤新一が元の身体に戻るために黒の組織の陰謀を追うといった内容が物語の大筋となっています。この工藤新一と黒の組織との対決の他に漫画名探偵コナンは難解な事件の推理や恋愛、多数登場する個性豊かなキャラクターといった魅力的要素が多数描かれており、老若男女問わず愛され続けています。

本記事で死因や羽田浩司及び浅香との関係などをご紹介するアマンダ・ヒューズとは名探偵コナンに登場するキャラクターの1人です。アマンダ・ヒューズはアメリカで活動する老婆の資産家であり、FBIやCIAにも顔が利くほどの大きな力を持っています。大きな力を持つアマンダ・ヒューズは将棋の四冠王であった羽田浩司の大ファンだったとされているものの、物語本編で故人となっているため、未だ多くの謎に包まれています。

アメリカの資産家で羽田浩司の大ファンだったアマンダ・ヒューズの初登場回は漫画名探偵コナンのコミックス第89巻に収録された｢婚姻届のパスワード｣です。これはテレビアニメの850話にあたるエピソードとなっています。漫画名探偵コナンの本編から17年前、アマンダ・ヒューズはボディーガードである浅香と共に、大ファンであった羽田浩司のチェス大会を訪れました。

しかしチェス大会の前夜、アマンダ・ヒューズが大ファンだった羽田浩司は何者かに殺害されてしまいます。さらにアマンダ・ヒューズも羽田浩司が泊まる同じホテルで殺されてしまいました。彼女の死因は17年経った物語本編でも不明となっており、ボディーガードを務めていた浅香も失踪してしまいました。この羽田浩司殺害事件は赤井秀一の父親や黒の組織のラムが関わっているとされており、重要回の1つに数えられています。

ではここからは名探偵コナンに登場するアマンダ・ヒューズと羽田浩司殺害事件との関わりをご紹介します。上述でご紹介した通りアマンダ・ヒューズはチェス大会の前夜に羽田浩司と共に殺害されるものの、詳しい死因が判明していません。しかし名探偵コナンの作中で灰原哀はこの死因についてある考察を述べています。アマンダ・ヒューズと共に殺害された羽田浩司は黒の組織が持つAPTX4869の被害者リストに載っていた人物でした。

APTX4869は証拠を一切残さない毒薬であるため、羽田浩司は死因となる痕跡が残っていませんでした。アマンダ・ヒューズは羽田浩司の死因と一致しているため、おそらくAPTX4869によって死亡したと考察出来ます。羽田浩司殺害事件について、黒の組織のジンはラムが失敗した事件だと述べています。ちなみにボディーガードである浅香はこの事件で姿を消しており、灰原哀は浅香が黒の組織のメンバーであると推測しています。

アメリカのチェス大会に参加した羽田浩司は｢JUKE｣というホテルに宿泊し、殺害されてしまいました。アマンダ・ヒューズも大ファンである羽田浩司と同じ｢JUKE｣に滞在していました。しかし羽田浩司とは別の部屋で殺害されてしまいます。羽田浩司が死亡した部屋には｢JUKE｣の名が付いた食器が多数散乱するなど荒らされていました。しかし証拠が一切残っていないため、17年経っても未だ死因は詳しく分かっていません。

羽田浩司が泊まっていた部屋はめちゃくちゃに荒らされていました。一方でアマンダ・ヒューズが殺害された部屋は綺麗な状態のままとなっていました。事件の犯人と思われる黒の組織は事件の痕跡を一切残しません、ではなぜ羽田浩司の部屋は荒らされていたのでしょうか。これについて江戸川コナンと灰原哀は羽田浩司では無く、アマンダ・ヒューズこそが黒の組織の標的だったのではないかと推理しています。

アマンダ・ヒューズはアメリカでも有数の資産家であるため、黒の組織の邪魔になる存在だった可能性があります。その証拠に黒の組織が知人を使ったのか、アマンダ・ヒューズの部屋は綺麗な状態を保っていました。おそらく羽田浩司はアマンダ・ヒューズの殺害現場を目撃してしまったことから揉み合いの末殺害されたのではないでしょうか。これがジンの言うラムの失敗だとすれば十分納得することが出来ます。

灰原哀は断言していないものの、アマンダ・ヒューズと羽田浩司の2人は現場の物品からアフタヌーンティーをしていたと予想しました。わざわざ灰原哀に述べさせているので、アフタヌーンティーも何かしらの伏線なのではと考察されています。しかし赤井家と繋がりがあった羽田浩司がメアリーの影響で紅茶を好んでいたことやアマンダ・ヒューズが紅茶好きのイギリス系という可能性もあるので、あまり深い意味は無いと推測出来ます。

名探偵コナンに登場する浅香とはアマンダ・ヒューズのボディーガードを務めていた女性です。浅香はボディーガードとしてアマンダ・ヒューズと共に、羽田浩司のチェス大会に訪れていました。しかし上述でご紹介した通りアマンダ・ヒューズの死亡後、浅香は姿を突如消してしまいます。そのため浅香は未だに詳しい正体が分かっておらず、羽田浩司殺害事件の重要参考人として追われる身にあります。

本来であればアマンダ・ヒューズはボディーガードを務める浅香に守られている存在です。しかしアマンダ・ヒューズは浅香がいるにも関わらず死亡してしまいました。この事件と同時に浅香は姿を消してしまいます。この姿を消した可能性として最初に考えられるのは浅香が黒の組織のメンバーであったことです。もし浅香が犯人だとすればアマンダ・ヒューズを暴れること無く殺害出来る立場であるので、可能性としてはかなり高いです。

また雇い主であるアマンダ・ヒューズを守れず殺されてしまった悔しさから姿を消した可能性もあります。さらにファンの間では黒の組織に潜入するスパイだといった考察も浮上しています。この考察は浅香がスパイだとバレるのも防ぐために黒の組織へ情報を流したといった内容となっています。もしそうだとすれば、浅香は今後名探偵コナンの作中で黒の組織の大きな秘密を手土産に登場するやもしれません。

ではここからは一切情報が残っていない浅香の正体について考察紹介していきます。まず最初に挙げられる浅香の正体の考察はラム説です。羽田浩司は殺害される前、｢PUT ON MASCARA｣というダイイングメッセージを残しています。このダイイングメッセージは割れた手鏡に残されていました。割れた手鏡には｢PTON｣という4文字だけ描かれており、江戸川コナンは大きな証拠として注目します。

残されたダイイングメッセージから手鏡の｢PTON｣の文字を抜くと、｢UMASCARA｣という文字が浮き出てきます。これをローマ字読みすると、｢ASACA（浅香）｣となり、残りの｢UMR｣は｢RUM（ラム）｣となります。そして2つの文字を繋げると｢ASACA RUM（浅香　ラム）｣となります。このダイイングメッセージを理由に浅香の正体は黒の組織の№2であるラムなのではないかと考えられています。

2つ目に考えられる浅香の正体は領域外の妹ことメアリー・世良です。メアリー・世良とは赤井秀一の母親であり、灰原哀の母親・宮野エレーナの姉でもあるキャラクターです。メアリー・世良は羽田浩司殺害事件で命を落とした赤井務武の妻であるため、アマンダ・ヒューズと何かしらの関係にあったと考えられます。またメアリー・世良自体が未だ謎多き人物ですので、浅香はメアリー・世良の正体の1人に数えられています。

3つ目に考えられる浅香の正体は江戸川コナンのクラスで副担任を務める若狭留美です。若狭留美は犯人を圧倒するほどの強さを持つ教師であり、片目が義眼であることやAPTX4869の被験者リストを見ていることから2020年11月現在その正体に注目が集まっているキャラクターとなっています。ラムなのではないかといった噂があるものの、若狭留美の正体は依然不明であるため、実は浅香だったという可能性が浮上しています。

名探偵コナンに登場するアマンダ・ヒューズに関する感想では死因が分からないといった感想が多く寄せられていました。アマンダ・ヒューズは名探偵コナンの過去の事件で突如登場し、死因や素性といった多くの謎を残しました。特に死因については未だ明らかとなっておらず、多くの名探偵コナンファンを悩ませています。

名探偵コナンに登場するアマンダ・ヒューズに関する感想ではボディーガードの浅香が若狭留美なのではといった感想も多く寄せられていました。若狭留美は教師なのに犯人を1人で圧倒する戦闘技術を持ったキャラクターであり、非常に多くの謎に包まれています。そのためアマンダ・ヒューズのボディーガードである浅香は若狭留美の正体の1人に数えられています。

名探偵コナンに登場するアマンダ・ヒューズに関する感想では烏丸蓮耶の関係者ではといった感想も多く見受けられました。烏丸蓮耶とは99歳で変死した世界屈指の財力の持ち主であり、黒の組織の｢あの方｣だったと考えられています。アマンダ・ヒューズは烏丸蓮耶の存命時代から資産家として活動していたと推測出来る年齢です。また鼻の形も似ているので、何かしらアマンダ・ヒューズと烏丸蓮耶は関わりがあったと考えられます。

本記事では名探偵コナンに登場するアマンダ・ヒューズについて死因や羽田浩司及び浅香との関係などをまとめてご紹介しました。残念ながらアマンダ・ヒューズの死因ははっきりと判明していませんでした。しかし羽田浩司殺害事件は黒の組織の正体に大きく関係しており、アマンダ・ヒューズも重要な人物となっています。おそらく今後、アマンダ・ヒューズに関しては名探偵コナンの作中で詳しく語られることになるでしょう。