【名探偵コナン】メアリー世良の正体は？幼児化した理由や領域外の妹の意味を考察

今回のまとめでは、大人気アニメ『名探偵コナン』に登場するメアリー・世良の正体につて迫っていきます。メアリー・世良とは言ったいどんな人物なのでしょうか？領域外の妹と言われる理由やベルモットとの関係、幼児化した理由や真相などについてまとめていきます。では、メアリー・世良についてまとめていく前に、『名探偵コナン』の作品概要やあらすじについて見ていきましょう。

テレビアニメ『名探偵コナン』は、1994年より『週刊少年サンデー』にて連載されている青山剛昌さんが描く推理探偵漫画を原作としています。2020年10月現在も連載されており、コミックは98巻まで刊行されています。テレビアニメ『名探偵コナン』は1996年より現在も放送中です。また、原作やテレビアニメのほか劇場版も大人気シリーズとして知られています。スピンオフ作品もありますので、そちらもチェックしてみてください。

主人公の工藤新一は、幼馴染の毛利蘭と訪れた遊園地で黒の組織に命を狙われてしまいます。APTX4869という毒薬を飲まされますが、死に至ることはなく、幼児退行化をしてしまったのです。小学生の姿になってしまった工藤新一は、正体がバレたら再び命を狙われてしまうことを危惧し、正体を隠し江戸川コナンとして生活することになりました。そして、コナンとして高校生の頭脳を駆使し様々な事件を解決していくことになりました。

では、メアリー・世良のプロフィールについて見ていきましょう。メアリー・世良は、漫画では83巻、テレビアニメでは754話にて初登場となりました。”領域外の妹”という異名を持つ人物で、見た目はコナンと同じく幼児化しています。実際は歴とした大人の女性です。実は、メアリー・世良は”MI6”の職員であることが判明しています。FBIの赤井秀一、プロ棋士の羽田秀吉、毛利蘭の同級生である世良真純の母親でもあるのです。

夫は彼らの父親でありメアリー・世良と同じくMI6の職員でもある赤井務武です。また、宮野明美と宮野志保（灰原哀）の母親である宮野エレーナの実の姉で、灰原哀とは親戚関係に当たります。メアリー・世良は日本人とイギリス人のハーフであり、白系の金髪にウェーブのショートヘアーが特徴的です。世良真純とは違ってスタイルは抜群、そのほか身体能力が高く、冷静沈着で洞察力に長けています。

領域外の妹と呼ばれている理由や、ベルモットとの関わりについても紹介していきます。その前に、メアリー・世良は一体どのような性格をしているのでしょうか？

プロフィールでも紹介しましたが、メアリー・世良は冷静沈着で洞察力が鋭い人物です。頭の回転も速く、優秀なMI6の職員であろう人物として描かれています。話し方は棘があり、相手を下に見た物言いや高圧的で利己的な印象を持たれることが多い人物でもあります。ですが、実際の性格は感情的で話し方も女性らしい一面を持っていました。ですが、夫の失踪によって心を強くし現在の性格になったことが窺えます。

メアリー・世良は、コナンに負けない分析能力と身体能力を持っています。幼児化の影響なのか、幼児化後は病弱になっていますが、自分の正体がバレないように慎重になり、命綱一本でベランダの裏にしがみつくなど高い身体能力がなければできない行動にでることもあります。また、高い分析力や観察眼からコナンの能力を評価する一方で、「信用に値しない」と言っており、かなり慎重な人物であることも窺えます。

では、身体能力が高く洞察力にも長け、慎重な性格のメアリー・世良がなぜ幼児化してしまったのでしょうか？メアリー・世良が幼児化してしまった理由やメアリー・世良の家族構成や年齢などの家族構成について更に詳しく見ていきましょう。

メアリー・世良は非常に観察眼に優れており、APTX4896を飲まされる隙などないように見えますが、一体どうして幼児化をしてしまうことになったのでしょうか？メアリー・世良は、同じMI6の職員で夫の務武に対して非常に愛情を持っていました。夫に対しては不信感などを抱かずにいたことを逆手に取られたメアリー・世良は、務武に変装したベルモットと気付かずに近づかれてしまったのです。

そして、務武に変装したベルモットによってAPTX4869を飲まされてしまうという事態に陥りました。APTX4869を飲まされる直前に、メアリー・世良は夫だと思っていた人物が夫ではないことに気が付きますが、既にベルモットの手中にハマってしまった後でした。メアリー・世良は感情的になり銃を突きつけますが、幼児化してしまうに至ります。ベルモットは組織内でも頭がキレる人物なので、要注意人物です。

メアリー・世良がベルモットの罠によって幼児化したと思われるシーンが描かれたのはコミック96巻のエピソードでした。この回では、メアリー・世良と娘の真純がロンドンに滞在しており、メアリー・世良は夫との待ち合わせでヴォクスホールブリッジに向かいます。この時待ち合わせていたのは、夫の務武ではなくベルモットでしたが…。

その後、真純の前に現れたのはベルモットによって既に幼児化したメアリー・世良だったのです。このことから、メアリー・世良が幼児化したのはこの間の出来事だということが推測できます。また、真純はこの時期にテレビでコナンが映ったのをたまたま見ています。この時映ったコナンたちのエピソードがテレビアニメ616話から621話で描かれた「ホームズの黙示録」でした。メアリー・世良と真純がロンドンにいた際、コナンたちもロンドンに滞在していたのです。

そして、このエピソードから約10年ほど前に出会った工藤新一のことを覚えていた真純は、コナンが工藤新一であることに気付いたのです。このことから考えると、メアリー・世良が幼児化したのは、『名探偵コナン』内でも最近の出来事であることが予測できます。

メアリー・世良は、幼児化後に度々咳をしている姿が描かれています。この咳は薬の副作用なのでしょうか？調べてみたところ、副作用であるという説や元々病弱であるという考察が飛び交っていました。まず、副作用であった場合、コナンや灰原哀が咳をしていないことから稀に出る副作用であることが考えられます。一方、元々病弱であるのでは？という点も指摘されており、どちらも納得できる説となっています。

では、メアリー・世良はなぜ”領域外の妹”と呼ばれているのでしょうか？言葉通りに受け取ることもできますが、領域外の妹にはメアリー・世良の正体のヒントが隠されていたのです。まず、メアリー・世良が所属するイギリスの諜報機関MI6は”SIS（Secret Intelligence Service）”と呼ばれることもあります。領域外の”妹”を英語にするとSISTERになります。この中にヒントがありました。

まず、妹という意味のSISTERの中にMI6を示す”SIS”と領域を意味する”TER”の文字が含まれています。領域外、つまり妹から領域を外すと”SIS”という文字だけが残ります。このことから、コナンもメアリー・世良の正体に気付いた描写がありました。また、この遠回しな領域外の妹というヒントはメアリー・世良が真純を通してコナンに贈った能力試験であったことも窺えます。

そんな領域外の妹ことメアリー・世良の実年齢は53歳だと言われています。テレビアニメや漫画では幼児化する前のメアリー・世良が描かれていますが、50代にしては若々しい見た目をしています。また、プロポーションも抜群で美しい大人の女性として魅力的に描かれています。

メアリー・世良の家族についてプロフィールでも紹介しましたが、この章では家族構成や詳細なプロフィールについて見ていきましょう。

まず1人目の家族は、メアリー・世良の夫の赤井務武です。赤井務武は漫画やテレビアニメでも詳細は語られていませんが、メアリー・世良と同じくMI6の職員であることが判明しています。また、現時点で赤井務武の生死については不明となっており、家族ですら生存しているのかを知りません。それは、ある事件を捜査中にとんでもない事実を知ってしまったことが起因していました。

2人目の家族は、作中でも度々登場し人気のあるキャラクター・赤井秀一です。赤井秀一はFBI捜査官であり凄腕のスナイパーとして登場します。截拳道（ジークンドー）の達人でもあり、身体能力はかなり高いです。日本人の務武とイギリスと日本のハーフであるメアリー・世良の間に生まれたクォーターの長男ですが、国籍はアメリカとなっています。高い身体能力のほか、洞察力や頭脳にも優れており、日本語も堪能です。

作中では日本在住であり、とある理由から”沖矢昴”という架空の人物に変装し、赤井秀一は死んだ者とされています。この事実を知っているのは極僅かで、メアリー・世良や妹の真純でさえ知らない事実なのです。沖矢昴としては単独で行動をしているのが特徴的です。

3人目の家族は、太閤名人の異名を持った羽田秀吉です。羽田秀吉が赤井秀一やメアリー・世良と家族であることを知らない方もいるのではないでしょうか？羽田秀吉は警視庁交通課の婦警である宮本由美と交際しており、中学時代からプロ棋士として活動しています。誕生時は赤井ですが、高校卒業前までの名字は世良でした。そして、高校卒業後に務武の知り合いである羽田家に養子となり、現在の名前に定着しています。

見た目は赤井秀一や真純には似ておらず、父親似であることが窺えます。また、洞察力や頭脳にも優れており、3兄妹の中では1番だと言われています。容姿端麗で頭脳明晰ですが、格好に無頓着であり、どこか抜けた印象を与えます。

4人目の家族は、メアリー・世良の家族の中で1番登場する世良真純です。世良真純は帝丹高校に転校してきた女子高生探偵です。一人称がボクであることや見た目がボーイッシュであることから男子に見られることもあります。真純は日本で誕生しました。顔は赤井秀一にとても似ています。性格はサバサバしており、人懐っこくコミュニケーション能力は高めです。テレビアニメでは646話から登場するようになりました。

以上、メアリー・世良の家族を紹介してきましたが、家族はそれぞれ名字が異なります。では、なぜ名字が異なるのでしょうか？父親の務武のほか、赤井秀一は名字を変えることなくそのままとなっていますが、真純を除く4人は元々同じ名字の「赤井」でした。まだ一家がロンドンに住んでいた頃、務武は17年前に発生した”羽田浩司とアマンダ・ヒューズ殺人事件”の調査の依頼を受け、単独で調査に乗り出す事になりました。

その際、務武が捜査を進める経緯で自分はおろか家族でさえ危険な状況に陥る可能性を危惧し、家族全員を一旦日本へ避難させることになったのです。こうした事情があり、苗字をメアリー・世良の旧姓であった「世良」に変えたのです。秀吉の名字が違う理由についてプロフィールで述べた通りの理由となっています。

続いては、メアリー・世良がよく発する言葉や名言について見ていきましょう。まず1つ目は、上記のセリフになります。この言葉は、テレビアニメ881話「さざ波の魔法使い（前編）」で描かれた10年前の海辺でのシーンでの言葉です。務武の生死が分からないまま、自分が務武の代わりにならなければという思いから、務武のような口調で秀一に向けた言葉でした。

続いてのセリフは上記のものになります。この言葉は、メアリー・世良が度々発する言葉です。コナンと会えるかと思いきや、予想外にも蘭や園子までもが来てしまったことで真純に対して呆れた言葉を放ちました。この口調も務武に似ています。

では、メアリー・世良と関係のある人物についてそれぞれ見ていきましょう。まず1つ目は、宮野エレーナとメアリー・世良との関係についてです。宮野エレーナは、メアリー・世良の実の妹に当たる人物です。夫の宮野厚司と共に黒の組織の科学者であり、幼児化するに至った薬の開発者でもありました。明美と志保（灰原哀）の母親でもありましたが、志保を出産後に研究所の火災で夫と共に亡くなったと言われています。

続いて、メアリー・世良と羽田浩司の関係についてです。羽田浩司は、メアリー・世良の次男でもある秀吉の養子先の息子で、秀吉の義兄に当たります。四冠を制すプロ棋士でしたが、アメリカに滞在中に何者かによって殺害されてしまいました。APTX4869被験者一覧から、恐らくAPTX4869によって死亡したと考えられます。また、メアリーの夫・務武は彼の死の真相を追及し生死不明となりました。

続いて、メアリー・世良とコナンとの関係についてです。メアリー・世良とコナンは、「さざ波の魔法使い」で描かれたエピソードが初めての出会いとなります。幼い新一を覚えていたメアリー・世良と真純は、ロンドン滞在中にテレビに映るコナンを目撃します。そして、日本に戻った後にコナンと再会したことから、コナンはあの工藤新一であり彼も幼児化したのでは？と確信し、解毒剤を奪おうと目論んでいました。

続いては、メアリー・世良の登場回を一覧で見ていきましょう。まず1つ目の登場回は、コミックでは89巻、テレビアニメでは849話及び850話で描かれた「婚姻届のパスワード」です。この回は、メアリー・世良の次男でる秀吉の登場回であり、秀吉が彼女の由美に「七冠になったら…」と婚姻届の入った封筒を渡しますが、それを失くしてしまうという話になります。この回で初めて父親の務武の名前が登場しました。

また、原作漫画ではメアリー・世良の名前は登場しませんでしたが、テレビアニメでは「メアリー・世良」と秀吉の母親であることが分かる演出がされました。

続いての登場回は、漫画では91巻及び92巻、テレビアニメでは878話及び879話で描かれた「試着室の死角」です。この回では、コナンは蘭と園子、真純の4人でデパートの水着売り場に訪れます。水着姿の真純から10年前の海水浴場でのシーンを思い出したコナンの回想でメアリー・世良が登場しました。

続いての登場回は、コミック92巻、テレビアニメでは972話から974話で描かれた「さざ波の魔法使い」です。この回では、「試着室の死角」から続く話となっており、回想シーンから10年前の出来事を思い出したコナンの回想となっています。メアリー・世良のほか、赤井秀一や秀吉、幼い真純も登場し、ある事件が描かれました。

続いての登場回は、コミック82巻及び83巻、テレビアニメでは754話から756話です。この回では、コナン一行と真純が森林浴にやってきたところにある事件が発生してしまいます。事件解決後、真純はある意図を持ってコナンにスマホを探させます。スマホを見つけたコナンは、ロック画面に写る真純とメアリー・世良を見てしまいます。写真だけの登場となりましたが、これが初登場回となりました。

続いての登場回は、コミック83巻、テレビアニメでは759話及び760話で描かれた「意外な結果の恋愛小説」です。この回では、「赤い女の惨劇」の終盤で真純が仕掛けたメアリー・世良の存在が気になりだしたコナンが、真純の滞在するホテルに訪れる姿が描かれました。この回で、「領域外の妹」というキーワードが出現し、謎が増えていったのです。

続いての登場回は、コミック85巻、テレビアニメでは785話と786話で描かれた「太閤恋する名人戦」です。この回では、メアリー・世良の次男である秀吉がメインの回となり、彼女の由美が誘拐され一波乱ありつつも名人戦を勝ち抜いたのです。メアリー・世良は、このニュースの後にご機嫌になる姿が描かれました。ご機嫌なのは秀吉が勝ち抜いたことが理由です。

続いての登場回は、コミック89巻、テレビアニメでは843話及び844話にて描かれた「探偵はヤブの中」です。この回では、福引券でレストランの食事券を当てた阿笠博士は、コナン一行を高級レストランに連れて行き、事件が起きます。一方、コナンはずっとメアリー・世良の正体について考えます。そして、化粧品売り場にて、メイクをした哀の顔とメアリー・世良の顔が似ていることに気付いたのです。

続いての登場回は、コミック90巻、テレビアニメでは863話及び864話にて描かれた「霊魂探偵殺害事件」です。この回では、毛利小五郎と霊魂探偵の堀田凱人の対談することをキッカケに事件に遭遇します。羽田浩司の殺人事件について考えていた矢先、今回の事件が真純が滞在するホテルの隣で起こったをキッカケに、幼児化したメアリー・世良が活躍するエピソードとなっています。

続いては、領域外の妹ことメアリー・世良の声優を務めている声優の田中敦子さんについて見ていきましょう。田中敦子さんは、1962年11月14日生まれの群馬県出身、マウスプロモーションに所属しています。1980年代より声優として活動を始め、「第14回声優アワード」では外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

そんな田中敦子さんのこれまでの主な出演作は、

• ルパン三世 ルパン暗殺指令（カレン・クオリスキー）
• 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX（草薙素子）
• うたわれるもの（カルラ）
• Fate/stay night（キャスター）

• 蒼天航路（卞玲瓏）
• とある科学の超電磁砲（木山春生）
• まじっく快斗（ルビィ・ジョーンズ）
• ジョジョの奇妙な冒険（リサリサ）
• 寄生獣 セイの格率（田宮良子）

• 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ（アミダ・アルカ）
• 紅殻のパンドラ（ウザル・デリラ）
• ACCA13区監察課（モーヴ）
• 鬼灯の冷徹（荼吉尼）
• PSYCHO-PASS サイコパス3（裁園寺莢子）などがあります。

それでは、メアリー・世良に関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目の感想・評価は、ベルモットとメアリー・世良が似ているという者でした。ベルモットと似ているという点に関してはネット上でもちらほら言われていますが。ベルモットと幼児化した理由以外に関係があるかについては不明です。

続いての感想・評価は、メアリー・世良の正体に関するものでした。2020年4月に公開予定だった劇場版が延期になったことで、メアリー・世良の正体に関して「気になる」といったものや「早く見たい」といった声が多くありました。

劇場版が延期になってしまったことで、領域外の妹であるメアリー・世良の正体に関する不安要素が生まれています。今回延期された「緋色の弾丸」は、赤井家がメインとなっていることでも話題でした。2021年の映画でメアリー・世良は一体どんな活躍を見せるのでしょうか？また、正体に関しても見所となっていますので、ぜひ注目してみてください。

以上、テレビアニメ『名探偵コナン』に登場する領域外の妹ことメアリー・世良に関するまとめでした。メアリー・世良の正体や幼児化した理由、ベルモットとの関係や家族に関するものまとめはいかがでしたか？まだまだ謎の多いストーリーとなっていますが、サイト内には他のコナンまとめもありますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。