【名探偵コナン】工藤新一NYの事件のあらすじと感想！アニメや原作漫画の何話？

工藤新一NYの事件とは、「名探偵コナン」本編開始時より1年前の出来事を描いたエピソードです。工藤新一NYの事件は、黒の組織であるベルモットや、潜入捜査官をしている赤井秀一なども登場する重要回としても知られています。

「名探偵コナン」は、小学館の漫画雑誌「週刊少年サンデー」で1994年5号から連載されている推理漫画です。原作者は、「まじっく快斗」などを手がけたことでも知られる漫画家の青山剛昌です。1996年1月にテレビアニメの放送がスタートし、その翌年にはアニメーション映画の第1作目が公開されました。

「名探偵コナン」のあらすじを紹介していきます。高校生でありながら、優れた洞察力と推理力を持つ主人公の工藤新一は、名探偵として世間でも有名でした。仲良しの幼なじみの毛利蘭と遊園地・トロピカルランドへ遊びに行った時、怪しい人物たちが大金を受けわたす取引の現場を覗き見てしまいます。新一は口封じのために毒薬を飲まされますが、気がついた時は身体が子供のサイズに縮んでいました。

工藤新一NYの事件は、原作漫画だと34巻と35巻の計2冊に収録されています。工藤新一NYの事件は、テレビアニメだと何話から何話に該当するかというと、286話、287話、288話に該当します。アニメが放送されたのは、2002年7月15日から29日になります。

工藤新一NYの事件のあらすじを紹介していきます。新一と蘭は、有希子の運転でニューヨークで開催されているミュージカル・ゴールデンアップルの舞台を見にいくことになります。しかし、サマータイムであることを忘れていた有希子は、チケットを譲ってくれた人との待ち合わせに遅れそうなことに気がつき、猛スピードを出して現場に到着します。出迎えてくれたのは、有希子の親友の大女優・シャロンでした。

シャロンは、有希子の知り合いの警察官に変装し、スピード違反で捕まりそうになった彼女を助けます。蘭は、大女優に会うことができ、神様に感謝しなくてはと感想を口にします。蘭の言葉を聞いたシャロンは、この世に神など本当にいるのだろうかと感想を返します。シャロンには、クリスという同じく大女優の娘がいましたが、親子仲は冷え切っており、10年近く会っていないといいます。

舞台裏に挨拶に行くと、役者のリラ・サンチェス、アカネ・ニールセン、ローズ・ヒューイット、イベリス、ヒース・フロックハートがいました。劇団には、3日前にゴールドのスプレーで色を塗られ、上から動物の血液で「最も美しい女性へ」と書かれた奇妙な贈り物が届いていました。

一同は、舞台袖を歩いていました。劇で使う衣装は、スペースを取らないよう天井に吊り下げられていました。そんな中、上に吊り下がっていた鎧の衣装の縄が切れ、壁に服が引っかかって逃げ遅れたローズめがけて落下してきます。蘭は、既のところでローズを庇い、ことなきをえます。工藤新一NYの事件（事件編）のあらすじはここまでです。

ローズは、自分が命を狙われているのではないかと感想を言い不安がります。ヒースは、吊り上げていたロープが劣化して切れたのだろうと推測します。ゴールデンアップルの開演時間が迫る中、シャロンは大切な用事ができたからとして帰ってしまいます。ゴールデンアップルは、ギリシャ神話を元にした恋愛劇でした。劇のラストは、ヒースが演じていた貧乏貴族が真の姿である大天使ミカエルとして登場するという展開でした。

しかし、ヒースが天井へ吊られるシーンで拳銃の発砲音が響きます。演出に使われた煙が晴れた時、銃殺されたヒースが現れます。舞台上には、ヒース殺害に使われた拳銃が落ちていました。すぐに周囲を確認した新一は、観客席で薬莢を発見します。観客は、恐怖から逃げ帰ってしまいました。ヒースは、上から40度の角度から拳銃で胸を撃たれて死亡しており、弾は翼の仕掛けに食い込んでいました。

状況から、ヒースは鏡の裏から登場する瞬間をテラス席から狙い撃たれたものと思われました。その後、犯人は舞台に拳銃を投げて観客と共に逃げたのだろうとされました。事件が起きた時、新一たちはテラス席からレーザーライトが舞台に向けられるのを目撃していました。警察の調べによると、1カ月前にマフラーや帽子で顔を隠してテラス席のチケットを買った怪しい人物がいたといいます。

テラス席は、高い位置に設置されており演劇が見づらいことから、チケット価格が安価に設定されていました。ヒースの右手にはかすれたような血痕が付着しており、首元には火傷の跡がついていました。彼は、撃たれた後に右手で胸に触った後、何かに触れたと思われましたが、衣装などに触れたような痕跡はありませんでした。

現場を確認した新一は、犯人は観客ではなく、リラ、アカネ、ローズ、イベリスの4人のうちの誰かであると結論づけます。キースが銃殺された時、新一はすぐにテラス席に向かいましたが、落ちていた薬莢は冷めており、誰かが事前に現場に置いておいたのだろうと考えられました。演出の煙が現れた時に見えたレーザーライトは、テラス席からではなく、舞台の上から放たれたものでした。

奇妙な贈り物を劇場に送りつけたのも、テラス席のチケットを怪しい格好をして購入したのも、容疑の目が向かないように仕組んだ犯人の計画でした。開演前に上から落下してきた鎧も、犯人が仕組んだものでした。イベリスはヒースの妻でしたが、人気役者の彼のことを考え、籍を入れていることは劇団には秘密にしていました。さらにヒースは、他の3人の女優とも付き合っていました。

事件当時の舞台では、ローズは鏡の前に横たわっており、イベリスは尻餅をついてヒースを見上げ、アカネは跪き、リラは立って頭を抱えてヒースを見る演技をしていました。ヒースの衣装の仕掛けは、屈むことができない仕掛けになっていました。劇で使われた鏡には、上の方に傷があり、後ろを隠すカーテンは寄れていました。カーテン裏の床にある鉄の蓋には、羽が挟まっていました。

警察は、女優4人の身長や当時の状況から考えると、キースを上から撃つのは不可能であると結論づけます。ヒースの身長は、鏡よりも高かったため、舞台では奈落を使用していました。ヒースは、吊り上げられるまで奈落の中で身を潜めて待っていました。犯人は、奈落から出てくるヒースを、鏡の下にある隙間と鉄の蓋の間から拳銃を持った腕を差し込んで銃殺していたのでした。

犯行が可能だったのは、鏡の前で横たわる演技をしていたローズだけでした。鏡は、役者たちの守神とされてきました。ローズは、事前にその鏡の上方に傷をつけます。傷を見つけたスタッフは、役者に内緒で上の部分だけこっそり修復します。しかし、修復したことにより、鏡はヒースの身長を覆い隠すことができなくなります。

守神の鏡が割れたと役者に知られたら不安がられてしまうため、スタッフはヒースとローズ以外の役者たちには内緒で奈落を使用することにしたのでした。鏡の下で倒れる役のローズは、奈落を使用した後に閉める役割もになっていました。ローズはヒースを銃殺した後、衣装の胸元に拳銃を置きます。拳銃は、ヒースが吊り上げられた際に上から落下したのでした。

ヒースは、撃たれた後、ローズの腕を掴んでいました。ローズの右腕と手袋の裏には、ヒースの血痕が残っていました。ローズは、犯行直後に手袋を裏返しにしてはめ直していました。有希子は警察で事情聴取を受けることになります。蘭と新一は先にホテルに帰ることにしましたが、途中でニューヨークで問題となっている通り魔に遭遇しました。

通り魔がもたれかかった手すりが壊れ、転落しそうになったところを、蘭と新一が助けています。その後、蘭は体調不良で倒れてしまいます。通り魔は周囲に敵が張り込んでいることから、銃を発砲できる状況ではありませんでした。新一も蘭を連れ出さなければならないため、通り魔を捕まえることができません。新一は、通り魔に次は捕まえると宣言し、去っていきます。工藤新一NYの事件のあらすじは以上になります。

原作漫画「名探偵コナン」34巻に収録されているエピソードは、「リンゴの狩り時」、「反撃の糸口」、「飛んだ隣人」、「あんた何者や」、「嵐のブーイング」、「疑惑のサポーター」、「エセサポーター」、「雨のデジャビュ」、「おしぼりの罠」、「晴れた記憶」、「ゴールデンアップル①」の計11話になります。

原作漫画「名探偵コナン」35巻に収録されているエピソードは、「ゴールデンアップル②」〜「ゴールデンアップル⑤」、「幽霊屋敷の謎①」〜「幽霊屋敷の謎③」、「消えた光彦①」〜「消えた光彦③」、「デス・アイランド」の計11話になります。

シャロン・ヴィンヤード役を演じた声優は、青二プロダクションに所属する小山茉美でした。小山茉美は、愛知県出身1955年1月17日生まれです。声優としてのデビュー作は、1975年10月から1982年6月にかけて放送された「一休さん」の初代・桔梗屋弥生役でした。1976年4月から1977年1月に放送されたロボットアニメ「大空魔竜ガイキング」ではじめて主要キャラクターに抜擢されました。

代表的な出演作に、1976年10月から1977年9月にかけて放送されたロボットアニメ「ろぼっ子ビートン」うららちゃん役、1977年4月から1977年9月にかけて放送されたアニメ「あしたへアタック!」聖美々役、「巴里のイザベル」イザベル役、「ニルスのふしぎな旅」ニルス役、「Dr.スランプ アラレちゃん」則巻アラレ役、「魔法のプリンセス ミンキーモモ」ミンキーモモ役などがあります。

リラ・サンチェス役を演じた声優は、しまだプロダクションに所属する安藤麻吹でした。安藤麻吹は、神奈川県出身1969年3月30日生まれです。声優としてのデビュー作は、アメリカのテレビドラマ「ER緊急救命室」のマイケル・ミシェルの吹き替えでした。テレビアニメではじめて主要キャラクターに抜擢された作品は、SFアニメ「無人惑星サヴァイヴ」です。

安藤麻吹の代表的な出演作は、金曜特別ロードショーで放送された「ルパン三世」の映画「ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ」ジェニー役、上橋菜穂子原作のファンタジーアニメ「精霊の守り人」バルサ役、さいとう・たかを原作のアニメ「ゴルゴ13」クリスタ役、BONES原作のロボットアニメ「キャプテン・アース」クイーン役、ファンタジーアニメ「ソマリと森の神様」レーグル役などがあります。

アカネ・ニールセン役を演じた声優は、生島企画室に所属する林摩理子でした。林摩理子は、鹿児島県出身1980年8月24日生まれです。アニメ声優の他に、吹き替え、女優、音響監督としても活動しています。主な出演作に、2012年4月から2014年3月に放送された小山宙哉原作のアニメ「宇宙兄弟」田村役、2016年9月から2017年9月に放送されたアニメ「ヘボット!」まりこ役などがあります。

ローズ・ヒューイットは、28歳の舞台女優です。ローズ・ヒューイット役を演じた声優は、山本雅子でした。山本雅子は、大阪府出身1972年10月15日生まれです。夫は、真心ブラザーズに所属する桜井秀俊です。女優としても活動しており、舞台やテレビドラマにも出演しています。

吹き替えの仕事も多く主な出演作に、テディ・チャン監督の香港映画「アクシデンタル・スパイ」ヨン役、アメリカのテレビドラマ「ER緊急救命室」ルーシー・ナイト役、ケリー・タガート役、韓国の歴史劇「宮廷女官チャングムの誓い」ホンイ役、2004年に公開されたケヴィン・コナー監督の映画「フランケンシュタイン」エリザベス役、ドゥニ・アルカン監督の映画「みなさん、さようなら」ナタリー役などがあります。

イベリス・ハミルトンは、30歳の舞台女優です。イベリス・ハミルトン役を演じた声優は、劇団青年座に所属する野沢由香里でした。野沢由香里は、新潟県出身1957年10月9日生まれです。演劇学校・青年座研究所を卒業しており、女優としても活動しています。声優としてのデビュー作は、1979年4月から1980年3月に放送されたアニメ「ザ☆ウルトラマン」でした。

声優としての代表的な出演作に、1998年10月から1999年3月に放送されたアニメ「MASTERキートン」ドリス・ゴールドマン役、1999年4月から6月にかけて放送されたアニメ「A.D.POLICE」ナンシー・ウィルソン役、アストリッド・リンドグレーン原作のアニメ「山賊の娘ローニャ」ロヴィス役、2018年1月から4月に放送されたアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ローダンセ役などがあります。

ヒース・フロックハートは、人気の舞台俳優でしたが、作中で何者かに殺害されます。ヒース・フロックハート役を演じた声優は、アーツビジョンに所属する千葉一伸でした。千葉一伸は、「名探偵コナン」シリーズで千葉刑事役なども演じています。千葉一伸は、宮城県出身1968年6月26日生まれです。1990年から声優として活動をしています。

千葉一伸の代表的な出演作に、1990年7月から1991年6月に放送されたアニメ「カラス天狗カブト」地竜役、矢立肇原作のアニメ「疾風!アイアンリーガー」セーガル役、徳弘正也原作のギャグアニメ「ジャングルの王者ターちゃん」ゴールデンイーグルマスク役、CLAMP原作のファンタジーアニメ「魔法騎士レイアース」獅堂優役、SFアニメ「宇宙海賊ミトの大冒険」クガク役などがあります。

ラディッシュ・レッドウッドは、ぽっちゃりとした体型のニューヨーク市警の警察官です。ラディッシュ・レッドウッド役を演じた声優は、グランパパプロダクションに所属していた石田太郎でした。石田太郎は、京都府出身1944年3月16日生まれ、2013年9月21日に69歳で亡くなります。俳優としても活動しており、「竜馬がゆく」、「独眼竜政宗」などNHK大河ドラマにも度々出演していました。

石田太郎の声優としての代表的な出演作に、1980年2月から1981年1月にかけて放送されたタツノコプロ制作のアニメ「タイムパトロール隊オタスケマン」ナポレオン役、1981年10月から1982年12月にかけて放送されたアニメ「六神合体ゴッドマーズ」ボーデ役、「スペースコブラ」ブライアン・リード役、「アストロボーイ・鉄腕アトム」レッド将軍役、「へうげもの」丿貫役、「トリコ」よっち役などがあります。

工藤新一NYの事件に登場する通り魔は、深夜に出没するという犯罪者であり、作中で新一たちも遭遇してしまいます。通り魔役を演じた声優は、アーツビジョンに所属する長嶝高士でした。長嶝高士は、和歌山県出身1964年2月24日生まれ、1993年から声優として活動をはじめています。

長嶝高士の代表的な出演作に、「3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?」ナミの父役、「十二戦支 爆烈エトレンジャー」パカラッチ役、「ポポロクロイス物語」サンダ役、「エクセル・サーガ」ペドロ役、「小さな巨人ミクロマン」シェル役、「サイボーグクロちゃん」ガーニー役、「おとぎストーリー天使のしっぽ」オーナーシェフ役、「ポケットモンスター」タマゾウ役、「フォルツァ!ひでまる」リキ役などがあります。

1年前、蘭と新一は、有希子の運転でニューヨークで行われるミュージカル「ゴールデンアップル」を見に出かけます。しかし、有希子はサマータイムであることを忘れており、チケットをとってくれた人との待ち合わせに間に合いそうもありませんでした。

新一も、有希子のジャガー・Eタイプでは間に合わないから諦めるようにと感想を口にします。その挑発めいた感想を受けた有希子は、スピードを出して前を走る車を車線変更しながら追い抜いていきます。スリルある有希子の運転シーンも面白いといった感想も多くあります。

工藤新一NYの事件は、アニメだと何話から何話に該当するかというと、286話、287話、288話にあたります。あらすじで紹介した通り、舞台での殺人事件を解決した後、新一と蘭は先にホテルに戻ります。近頃、ニューヨークでは日本人らしい通り魔が出没するといいます。

2人はタクシーで帰りますが、シャロンからもらった蘭のハンカチが窓の外へ飛ばされてしまいます。外へ探しに行く中、蘭は赤井に遭遇しています。赤井は、銀色の長髪の男を探しているといいます。その後、仲間と合流して去ってきます。

あらすじで紹介した通り、舞台で起こった殺人事件が解決した後、有希子は事情聴取を受けるため警察にいきます。蘭と新一は、先にタクシーでホテルに戻ることにします。そこで、開けていた窓から、シャロンからもらった蘭のハンカチが飛ばされてしまいます。蘭と新一はタクシーから降りて、ハンカチを探しに向かいます。ハンカチは、建物の手すりに引っかかっていました。新一は、ハンカチを取りに建物内に入ります。

蘭も赤井と話した後、戻ってこない新一を探して建物内に入りますが、そこで通り魔の男に遭遇します。通り魔は、もたれかかった手すりが壊れ、転落しそうになりますが、蘭と新一に助けられます。こちらは、なぜ自分を助けたのかという通り魔の問いに答えた新一の名言でした。新一の名言がかっこいいという感想や、奥が深いといった感想も多くあります。

工藤新一NYの事件は、あらすじで紹介した通り、ニューヨークのミュージカルを見にいった際に起きた殺人事件のエピソードです。その帰りに、蘭は物語の重要人物である赤井に会いました。さらにその後、蘭と新一は、黒の組織であるベルモットとも遭遇しています。神回であるといった感想もありました。

工藤新一NYの事件は、原作漫画だと34巻と35巻、テレビアニメだと何話から何話にあたるかというと286話〜288話に該当します。工藤新一NYの事件は、あらすじで紹介した通り、ニューヨークのミュージカルを見に行った時に起こった殺人事件のエピソードです。面白いといった感想、「名探偵コナン」シリーズの中でも特に好きといった感想もありました。

工藤新一NYの事件は、原作漫画だと34巻と35巻、テレビアニメだと何話から何話にあたるかというと286話、287話、288話になります。新一と蘭は、工藤新一NYの事件の終盤で通り魔の男を助けています。通り魔は、自分を助けた理由を聞きます。この時の新一の返事が名言だったという感想、名言が好きだったといった感想もありました。

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