【名探偵コナン】コナンと平次の鵺伝説のネタバレあらすじ！平次が和葉に告白？

コナンと平次の鵺伝説は、「名探偵コナン」シリーズのエピソードの一つです。平次の元に、宿里村の村長である竹隈殿輔から、徳川の埋蔵金発掘の手伝いをして欲しいという依頼が届きます。平次は、和葉、コナン、蘭と共に現地へ向かいます。

「名探偵コナン」は、1994年5号から小学館の漫画雑誌「週刊少年サンデー」で連載されている推理漫画です。コミックスは98巻まで発売されており、発行部数は2億を突破しています。作者は、「YAIBA」や「まじっく快斗」などを手がけたことでも知られる青山剛昌です。1996年1月からはテレビアニメ化され、その翌年にはアニメーション映画も公開されています。

優れた洞察力と推理力で数々の事件を解決してきた主人公の工藤新一は、高校生探偵として世間でも話題となっていました。ある日、地元の遊園地・トロピカルランドに幼なじみの蘭と遊びに出かけます。新一は、ジェットコースターで起きた事件を解決した後、怪しい人物が大金を受けわたす現場を覗き見てしまいます。口封じのために毒薬を飲まされますが、意識が戻った時には身体が子供のサイズに縮んでいました。

コナンと平次の鵺伝説は、原作漫画だと90巻と91巻の計2巻に収録されています。90巻の表紙は、割れた窓ガラスと屈んだコナン、91巻の表紙は鵺と床を観察するコナンが描かれています。テレビアニメだと872話、873話、874話の計3話分に該当します。

コナン、園子、蘭たちは、毛利探偵事務所の1階にある喫茶店ポアロで、従業員の梓や安室透と会話を交わしていました。そんな中、梓は妙な男女2人が毛利探偵事務所に向かっていたと発言します。2人の正体は、平次と和葉でした。平次の元に、宿里村の村長である竹隈殿輔から、徳川の埋蔵金の発掘の手伝いをして欲しいという依頼が入ります。平次と和葉は、小五郎たちを誘いにやってきたのでした。

小五郎は家にいることにし、蘭とコナンの2人がついていくことになりました。平次は、絶景スポットというその場所で和葉に告白をしようと計画していました。現場についたコナンたちは、村長の竹隈に宿泊先まで案内してもらうことになります。ついたのは、かつて観光名所だったという黒金大池の近くの古いホテルでした。しかし、過去に徳川埋蔵金の発掘チームの一人が落盤事故で亡くなり、以来人がこなくなったのだといいます。

事故の被害者の男性・シャルル・エイベルには、飼い犬が一頭いました。その犬は、事故後に近所の人が引き取りますが、いつもホテル付近に戻ってきてしまうのだといいます。ホテル内は、竹隈が事前に掃除をしており、食事の用意なども担当するといいます。ホテルには、考古学者の丹沢道貴、歴史研究家の染地康克、怪奇小説家の増子史絵、ルポライターの鶴見肇がいました。

コナンたちは、ルポライターの鶴見肇からシャルル・エイベルが事故で亡くなった時のことを聞きます。落盤事故にあった直後、周囲の人間はシャルル・エイベルの元へ駆けつけます。彼は、喉が潰れていましたが、まだ生きていました。シャルル・エイベルは、仲間から渡された紙に「nue」という3つの文字を書いたのでした。鵺とは昔話などに登場する空想の化物であり、鶴見はその伝説を突き止めるべくやってきたのだといいます。

夕食の席で、奇妙な音が響き渡り、側にいたシャルル・エイベルの犬も吠えはじめます。丹沢によると、トラツグミという鳥の泣き声だろうといいます。鵺という化物の正体は、このトラツグミであるとされています。増子は、シャルル・エイベルが見たのもトラツグミなのではないかと感想をいいますが、鶴見は洞窟にトラツグミがいるはずないとして鵺の存在を信じていました。

シャルル・エイベルが最期に書き残した「nue」という文字が書かれた紙は、村役場でずっと保管されていました。竹隈は、その紙に加え、一緒に現場に落ちていたというかんざしを一同に見せてくれました。今回発見されたのは、「nue」の文字が書かれた破り目と跡が一致する手帳でした。手帳には、埋蔵金探しの時の発掘手順が詳細に記されていました。

村おこしを目的としていた竹隈は、参加者に手帳を参考にしながらカメラの前で埋蔵金がありそうな話をしてほしいと頼みました。話が終わり、それぞれ部屋に戻って休むことになります。染地は牛乳とウィスキー、丹沢は日本酒とスルメ、増子は白ワインと炭酸水、鶴見がコーラとポテトチップスをあとで部屋に持ってくるよう竹隈に頼んでいました。

増子は自分の部屋の机の引き出しからネズミの死骸が見つかったから、寝る前に部屋のチェックをした方がいいといいます。蘭と和葉は、部屋にある机の引き出しを開けるのを躊躇していました。コナンが引き出しを開けると、そこには数冊の古いノートがありました。ノートには落盤事故で亡くなったシャルル・エイベルの名前が記されており、日本語の勉強に使っていたようでした。

平次は、ホテルの外で火事が発生していることに気がつき、大声でみんなに避難を促します。ホテルに宿泊していた人たちは、全員現場へと向かいました。火事は、黒金大池の近くで起きていました。トラツグミの鳴き声が響き、みんなの前に鵺が姿を表します。鵺は、近くにあった「入るなキケン」と書かれた看板をくわえ、すぐにその場から立ち去ります。

平次とコナンは、裏から回って鵺を探しに向かい、鵺が持ち去った歯形付きの看板を発見します。近くには、血痕があり、それは黒金大池の方に続いていました。血痕を辿ると、そこには獣に襲われたような傷跡がある染地の遺体がありました。

染地の遺体には、10cmほど間隔が開いた4本の爪痕が残されていました。鶴見は鵺に違いないといい、丹沢は亀だと思っていたと口にしました。平次とコナンは、鵺は何かのトリックだろうといいます。犯人は染地を刃物で背中から刺した後、獣の爪痕のような傷を上からつけたのだろうと考えられました。竹隈は、手紙で誰かに頼まれて染地、丹沢、増子、鶴見の4人を村に呼んだのだといいます。

手紙には、4人を呼んで埋蔵金を探せば村おこしになることが書かれており、その他4人宛の手紙と、「nue」の紙の破り目が一致する手帳も同梱されていました。平次は、みんなに警察が来るまで部屋で大人しくしているようにと指示を出します。さらに、トラツグミの鳴き声は携帯で鳴らしていた可能性もあるとして、携帯も預かることにしました。蘭と和葉は、シャルル・エイベルが使っていた部屋に戻ることを怖がっていました。

丹沢は、女性に怖い思いをさせるわけにはいかないとして、部屋を交換すると申し出ます。鶴見は、3階の部屋に代わりたいと希望し、元の部屋から移動しました。コナン、平次、竹隈は、ホテルの外で見張りをしていました。殺害された染地は有名な歴史研究家、丹沢は以前はテレビに度々出演していた考古学者、増子は有名な怪奇小説家でしたが、鶴見は無名のルポライターであり、なぜ呼ばれたのか疑問の感想があがります。

ホテルの周囲に植えられた木は、角の一本だけなぜか種類が異なっていました。さらに、現場には、布が巻かれた棒の燃えかすが落ちていました。増子は、窓からコナンたちにうるさいと感想をいい、鶴見も窓を開けて会話に混じります。そんな中、再びあたりにトラツグミの鳴き声が響き渡りました。その鳴き声が響いた直後、コナンたちの周りにいきなり火がつきます。

さらに、3階の左端の部屋にいる丹沢の叫び声が響きました。竹隈が持ってきた合鍵を使い、コナンと平次は部屋に入ります。丹沢は、仰向けになって亡くなっており、顎の下には奇妙な赤い点が2つついていました。合鍵は他にはなく、コナンたちはホテルの外で見張りをしていたことから、密室殺人ということになります。

第二の事件が起きた後、静岡県警の横溝警部が現場に到着しました。一同は、ホテルの外で起きた火災のことや、染地と丹沢が殺害された時のことなどを証言しました。話を聞いた横溝警部は、鵺の仕業に違いないと結論づけ、自衛隊に協力を要請することにします。竹隈は、二度目の火災が起きた時に炭酸飲料を開けるような音とともに、上から水が落ちてきたと話します。

火災が起きた現場には、白くて丸いものがたくさん散らばっていました。その物質を見た平次とコナンは、火災が突然発生したトリックがわかります。残る謎は、目の前に現れた鵺の存在と、丹沢が殺された事件のトリックのみとなりました。丹沢の部屋の下は、増子の部屋でした。増子の持ち物は、白ワインのボトルと炭酸水2本、グラス、ソーイングセット、紙テープ、筆記用具、手帳のみでした。

鶴見は、丹沢と同じ3階でした。鶴見の持ち物は、プラモデル、接着剤、500mlのコーラのペットボトル3本、2袋のスナック菓子、折り畳みナイフ、タバコ、ライター、自撮り棒でした。犬は、2度目にトラツグミの鳴き声がした時も吠え出していました。心配した蘭と和葉は、食事を作って与えますが、犬は食べようとしませんでした。

一連の事件のトリックと犯人がわかったコナンと平次は、蘭と和葉に事件を再現するのに必要な道具を用意してもらいます。蘭と和葉は、部屋で見つけたという16年前の埋蔵金発掘チームの写真を平次たちに渡します。そこに写っているシャルル・エイベルと思われる男性の顔立ちは、鶴見とよく似ていました。コナンと平次は、事件の関係者と横溝警部をホテルの外へ呼び出します。

平次とコナンは、火災を起こした上で鵺を登場させ、第一の事件を再現しました。鵺の正体は、熊の毛皮を被せられた犬でした。遠近法で窓を描いたシーツを上から垂らし、錯覚で大きく見せていたのでした。手前には木が生えており、炎で後ろの木々も見えないため、誰も錯覚と気がつかなかったのでした。鵺役をさせられていた犬が持ち去った「入るなキケン」の看板は、事前に用意していた小型のものでした。

犯人は、犬にトラツグミの鳴き声が聞こえたら立て札を持って立ち去るよう訓練していたのでした。犬がトラツグミの鳴き声を聞いて吠えたのは、看板の元へ行きたくても行けなかったからでした。トラツグミの鳴き声は、容器に水を入れたワイングラスのふちをなぞって出した音でした。

この事件のトリックが使えるのは、2階の角の部屋に泊まっており、ワインを竹隈に持ってくるよう頼んでいた増子だけでした。増子は、鵺を登場させた後に遠近法で窓を描いた布を燃やして証拠隠滅していたのでした。二回目の火災に使用したのは、金属ナトリウムでした。これを紙や草などで包んで水をかけることで、化学反応を起こし、火がつきます。一回目の火災では、増子も消化を手伝っており、バケツを持っていました。

バケツに金属ナトリウムを入れ、二回目の火災を準備していたのでした。ワインのコルクの中心に穴を開け、その穴にインクを抜いたボールペンの芯を通し、芯に紙テープを巻いて太さを調節し、炭酸水のボトルにセットします。これを振ることで、遠くの狙いを定めた位置まで飛ばすことができます。金属ナトリウムには、これを使って水を飛ばしていたのでした。

丹沢を殺害した時も、これを使用していました。吹き出し口に毒針を入れ、窓から顔を出した丹沢に向けて下から撃っていたのでした。染地と丹沢は、16年前の徳川埋蔵金探しチームに所属していました。増子が2人を殺害した動機は、夫だったシャルル・エイベルを見殺しにしたからというものでした。

コナンと平次の鵺伝説の事件が解決し、宿里村に朝日がのぼります。平次は、和葉を黒金大池の近くに呼び出し、告白しようとします。しかし、言いかけたところで上空から横溝警部が呼んでいた自衛隊がヘリに乗ってやってきます。告白できるようなムードではなくなってしまったため、平次はとっさに和葉の好物であるかき混ぜたおじやの卵が美味しかったという感想を言い、取り繕うのでした。

コナンたちは、徳川の埋蔵金探しの手伝いで宿里村に訪れます。そこでは、16年前に落盤事故で一人の男性が亡くなっていました。彼は、なくなる前に「nue」という文字を書き残しており、鵺伝説が広まりました。第一の事件で、コナンたちが泊まるホテルのすぐ近くで火災が起き、少しだけ伝承の鵺のような獣が現れます。妖怪の鵺にまつわるトリックも面白いといった視聴者の感想も多くありました。

コナンと平次の鵺伝説の舞台となったのは、宿里村とい場所であり、村長によると絶景スポットであるといいます。平次は、この絶景スポットで和葉に告白をしようとしています。朝日が登り、池が日に照らされて光る中、思いを口にしようとしています。しかし、横溝警部が鵺対策で呼んだ自衛隊に邪魔されてしまいます。2人の恋愛の行末も気になるといった感想も散見されました。

コナンと平次の鵺伝説では、ラストに和葉の恋敵である大岡紅葉が登場しています。彼女は、コナンと平次の鵺伝説の事件を平次が解決したとニュース記事で目にし、自分の未来の旦那と口にしています。和葉の恋のライバルが登場したとして、ファンの間でも今後の展開が気になるといった感想、かわいいといった感想が多く上がりました。大岡紅葉は、劇場版21作目の映画「から紅の恋歌」にも登場しています。

和葉は、コナンと平次の鵺伝説でおじやの卵はかき混ぜた方が美味しいと発言しています。平次は、黒金大池の前で和葉に告白しようとしますが、横溝警部が鵺対策で呼んだ自衛隊に邪魔されてしまいます。言いかけた言葉の続きを促す和葉に平次は、和葉の言う通りおじやの卵はかき混ぜた方が美味しかったと感想を口にします。告白が成功せず、残念がる視聴者の感想も多くありました。

コナンと平次の鵺伝説（鳴声編）の主な声優キャストを紹介していきます。序盤のみに登場したのは、毛利小五郎役の小山力也、鈴木園子役の松井菜桜子、安室透役の古谷徹、榎本梓役の榎本充希子でした。徳川埋蔵金発掘のため宿里村へと向かったのは、コナン、蘭、平次、和葉の4人でした。江戸川コナン役は高山みなみ、毛利蘭役は山崎和佳奈、服部平次は堀川りょう、遠山和葉役は宮村優子です。

コナンと平次の鵺伝説に登場するキャラクターと声優キャストを紹介していきます。案内役をした宿里村村長である竹隈殿輔役を演じた声優は西村知道、徳川の埋蔵金探しに協力する考古学者の丹沢道貴役の声優は宝亀克寿、歴史研究家の染地康克役の声優は二又一成、怪奇小説家の増子史絵役の声優は鵜飼るみ子、ルポライターの鶴見肇役の声優は保志総一朗でした。

コナンと平次の鵺伝説（爪跡編）に登場した声優キャストは、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、服部平次役の堀川りょう、遠山和葉役の宮村優子、横溝警部役の大塚明夫、丹沢道貴役の宝亀克寿、増子史絵役の鵜飼るみ子、鶴見肇役の保志総一朗、竹隈殿輔役の西村知道でした。

江戸川コナン役は高山みなみ、毛利蘭役は山崎和佳奈、服部平次役は堀川りょう、遠山和葉役は宮村優子、横溝警部役は大塚明夫、増子史絵役の鵜飼るみ子、鶴見肇役の保志総一朗、竹隈殿輔役の西村知道、最後に少しだけ登場した大岡紅葉役はゆきのさつきが演じています。

コナンと平次の鵺伝説では、あらすじネタバレで紹介した通り、全ての事件が解決した後、平次が和葉に告白をしようとしています。しかし、横溝警部が呼んでいた自衛隊が駆けつけ、邪魔をされてしまい、失敗に終わります。2人の恋愛シーンがよかったといった感想もありました。

コナンと平次の鵺伝説の事件は、錯覚を利用したトリックアートや、遠くに水を飛ばせるように改良したペットボトルなどが使われていました。第二の被害者は、このペットボトルに毒針を仕込み、下から狙い撃たれて殺害されています。現実的に考えたら、少し無理があるのではないかといった感想もありました。

コナンと平次の鵺伝説では、16年前の埋蔵金発掘でメンバーの一人であるシャルル・エイベルが落盤事故で亡くなっています。彼は、この時「nue」という文字を書き残しています。これは、インクが裏移りしたもので、実際は「てつの」と書かれていました。発掘の時に見つけたかんざしのことを、メンバーに質問しようとしていたのでした。予想できなかったといった感想もありました。

コナンと平次の鵺伝説の結末までのあらすじネタバレ、声優キャスト、視聴者の感想などを紹介してきました。平次が和葉に告白しようとする回であり、2人の仲を応援しているファンからも人気があります。