【名探偵コナン】キール（水無怜奈）の声優はだれ？本名・正体や登場回も紹介

名探偵コナンシリーズの作中で黒の組織から｢キール｣というコードネームが与えられている水無怜奈。キールこと水無怜奈は作中でトップクラスの美貌を持つキャラクターであり、黒の組織に所属する敵でありながら高い人気を博しています。しかしその正体は本堂瑛海という本名を隠すCIAの人物であり、スパイとして黒の組織に潜入していました。本記事ではそんなキールについて正体や本名、声優などをまとめてご紹介していきます。

それではまずキールこと水無怜奈の正体や本名、アニメの声優などをご紹介する前に、キールが登場する名探偵コナンの作品情報と物語のあらすじについて簡単にご紹介していきます。キールこと水無怜奈が登場する名探偵コナンとは子供の姿になった工藤新一が江戸川コナンと名乗って様々な事件を解決する姿を描いた青山剛昌の推理漫画作品であり、1994年から2020年10月にかけて漫画雑誌｢週刊少年サンデー｣で連載されています。

漫画名探偵コナンは｢週刊少年サンデー｣で一番長く連載されている作品に選ばれており、単行本も全98巻と非常に膨大な数が刊行されています。そんな漫画名探偵コナンは1996年にアニメ化され、20年以上経った2020年10月現在も放送されています。また漫画とアニメを原作にした劇場版アニメは合計23作品制作されています。そんな名探偵コナンは日本以外の国でも展開されており、老若男女問わず全世界で愛され続けています。

名探偵コナンシリーズの主人公である工藤新一は推理小説家の父と名女優の母との間に生まれたイケメン高校生探偵であり、大人顔負けの優れた推理力の持ち主でした。しかし黒の組織という犯罪組織と遭遇した工藤新一はある薬を飲まされ、子供の姿になってしまいます。これにより工藤新一は正体と本名を隠し、江戸川コナンと名乗ることになりました。本作はそんな工藤新一が元の身体に戻るために黒の組織を追う作品となっています。

本記事で正体や本名、アニメの声優などをご紹介するキールとは名探偵コナンシリーズに登場するキャラクターの1人です。キールは長い黒髪を後ろで束ねた髪型が特徴的な27歳のキャラクターであり、名探偵コナンシリーズの中でも屈指の美貌を持っています。美しい容姿を持ったキールは水無怜奈という名前でアナウンサーとして活動しています。しかしその正体は黒の組織のメンバーであり、｢キール｣はコードネームとなっています。

キールが所属している黒の組織は工藤新一が子供になった元凶であるAPTX4869を開発した世界的犯罪組織であり、数々の犯罪を犯しながらも詳しい情報が一切判明していません。そんな黒の組織に所属するキールはかつてCIAのスパイであった父・イーサン・本堂を殺した功績により、｢キール｣の名が与えられました。しかし黒の組織に所属するキールはある事件がきっかけでFBIの監視下に置かれ、その正体が判明することになりました。

では正体や本名などについて詳しくご紹介する前に、アニメ名探偵コナンでキールこと水無怜奈を演じた声優をご紹介します。アニメ名探偵コナンでキールこと水無怜奈を演じた声優は日本の女性声優である三石琴乃です。キールこと水無怜奈の声優を担当した三石琴乃とは1967年12月8日に東京都で生まれた女性声優であり、2020年10月現在フリーの声優として活動しています。そんな三石琴乃は1989年に声優デビューを飾りました。

1989年にデビューした三石琴乃は1992年に大人気テレビアニメ｢美少女戦士セーラームーン｣の主人公である月野うさぎ役に抜擢され、一躍注目を集めることになりました。その後1995年に｢新世紀エヴァンゲリオン｣の葛城ミサトを演じ、大ブレイクを果たしました。三石琴乃は幅広い年齢のキャラを演じることが出来る非常に高い演技力を持っており、2020年10月現在までに数え切れないほどの人気アニメ作品に出演しています。

• 1991年のアニメ｢新世紀GPXサイバーフォーミュラ｣：管生あすか役
• 1992年のアニメ｢美少女戦士セーラームーン｣：セーラームーンこと月野うさぎ役
• 1995年のアニメ｢新世紀エヴァンゲリオンシリーズ｣：葛城ミサト役
• 1996年のアニメ｢機動新世紀ガンダムX｣：トニヤ・マーム役
• 1998年のアニメ｢クレヨンしんちゃん｣：上尾ますみ役
• 1999年のアニメ｢GTO｣：神埼麗美役
• 2002年のアニメ｢機動戦士ガンダムSEED｣：マリュー・ラミアス役、ハロ役、他

• 2005年のアニメ｢ドラえもんシリーズ｣：3代目野比玉子役
• 2007年のアニメ｢のだめカンタービレ｣：三善征子役
• 2009年のアニメ｢ONE PIECEシリーズ｣：ボア・ハンコック役
• 2013年のアニメ｢ガンダムビルドファイターズ｣：イオリ・リン子役
• 2018年のアニメ｢ポプテピピック｣：12話のピピ美役
• 1994年のOVA｢銀河英雄伝説｣：カーテローゼ・フォン・クロイツェル役

ではここからは名探偵コナンシリーズに登場するキールの正体や本名、名前の由来などをまとめてご紹介します。黒の組織に所属するキールこと水無怜奈は名探偵コナンの作中でFBIに追跡され、監視下に置かれることになります。この時キールこと水無怜奈の正体が黒の組織に潜入するCIAのスパイであることが判明しました。実はアナウンサーとして活動する水無怜奈という名前は偽名であり、本堂瑛海という本名を隠し持っていました。

キールこと水無怜奈の本名である本堂瑛海はかつて毛利蘭や鈴木園子とクラスメイトであった本堂瑛祐の実の姉であり、CIAの工作員として黒の組織が抱える機密情報を探っていました。上述でご紹介した通り、本堂瑛海はCIAのスパイであった父親を殺害した功績で｢キール｣というコードネームが黒の組織に与えられました。しかし実は殺害しておらず、父であるイーサン・本堂は本堂瑛海に任務を託すため、他殺を装って自殺していました。

これにより本堂瑛海はキールとして本格的に黒の組織の調査を行えるようになりました。しかしキールはFBIの管理下に置かれたことで黒の組織からスパイなのではと疑われてしまいます。江戸川コナンはこれを読み、キールに赤井秀一をあえて殺害させることで彼女を黒の組織に復帰させました。2020年10月現在キールは黒の組織のメンバーであるものの、裏で江戸川コナンやFBIと協力関係を結んでいます。

黒の組織の幹部達はそれぞれお酒をモデルにしたコードネームが与えられています。そのため本堂瑛海のコードネームである｢キール｣もお酒の名前です。では水無怜奈という偽名の由来は何なのでしょうか？まず水無怜奈の名前は漢字それぞれに｢水=Miss.、無=0、怜=0、無=7｣という意味があります。そして本名の名字である本堂は｢ボンド｣という意味があります。そう水無怜奈の由来は映画｢007｣に登場するジェームズ・ボンドなのです。

黒の組織が本堂瑛海に与えた｢キール｣というコードネームはカクテルの1つをモデルにしています。カクテルのキールは少量のカシスリキュールを白ワインに混ぜ合わせることで作ることが出来るお酒であり、お酒に弱い人でも安心して飲むことが出来ます。元々フェリックス・キールという人物が第二次世界大戦後に生み出したお酒であり、2020年10月現在バーのほとんどで提供されています。

名探偵コナンでキールこと水無怜奈が乗っていた愛車は明確に判明していないものの、その形から｢シトロエン・BX｣だと考察されています。シトロエン・BXとはセダンの形をした車であり、1982年にフランスの自動車会社であるシトロエンが開発しました。このシトロエン・BXはイタリアの有名デザイナーであるマルチェロ・ガンディーニがデザインした車となっており、多数の車種が発売されるほど非常に高い人気を博しました。

キールこと水無怜奈は3つの顔を持つキャラクターとして、名探偵コナンシリーズで重要な役割を担っています。そのため、キールが描かれた登場回はどれも非常に重要なエピソードとなっています。ではここからはキールこと水無怜奈の登場回である｢ブラックインパクト！組織の手が届く瞬間｣と｢赤と黒のクラッシュシリーズ｣の2本をまとめてご紹介していきます。

まず最初にご紹介する｢ブラックインパクト！組織の手が届く瞬間｣とはテレビアニメ425話（原作漫画48巻）のエピソードであり、キールこと水無怜奈は初登場を飾りました。この回でキールは弟の本堂瑛祐が自身を追っていることに気付き、沖野ヨーコを通じて毛利小五郎と接触しました。後述でご紹介するのですが、キールは実の弟である本堂祐祐を心から大事にしていました。本エピソードはそんな弟への愛情が分かる登場回です。

｢赤と黒のクラッシュシリーズ｣とは漫画名探偵コナンの第56巻から第59巻（テレビアニメ491話から504話）に収録されたエピソードであり、キールこと水無怜奈の最重要登場回です。｢赤と黒のクラッシュシリーズ｣はキールがFBIの監視下に置かれたエピソードであり、彼女の正体や本名などが全て明らかになりました。このエピソードの中でキールが赤井秀一の殺害を偽ってジンを騙すシーンは特に大きな注目ポイントとなっています。

キールこと水無怜奈は劇場版名探偵コナンの20作品目である｢純黒の悪夢｣で映画初登場を飾りました。｢純黒の悪夢｣で映画初登場を飾ったキールは安室透ことバーボンと共にスパイ容疑が掛けられ、黒の組織のメンバーであるキュラソーに尋問されてしまいます。しかし江戸川コナンの活躍により、キールとバーボンは無事スパイ容疑が晴れました。その後黒の組織に復帰し、CIAのスパイとして活動を再開しました。

上述でご紹介した通り、名探偵コナンに登場する本堂瑛祐とは元々毛利蘭や鈴木園子と共に帝丹高校に通っていたキャラクターです。帝丹高校に通っていた本堂瑛祐はCIAになる夢を叶えるため、現在はアメリカに留学しています。そんな本堂瑛祐は昔失踪した自身の姉とそっくりな見た目をした水無怜奈を目にし、接触を試みます。この時本堂瑛祐は毛利小五郎の力を借りるため、帝丹高校に転校しました。

この時キールは実の弟である本堂瑛祐を守るため、毛利小五郎と接触を試みました。これがきっかけとなってキールは江戸川コナンと知り合い関係になります。キールは昔から骨髄を提供して白血病を助けるなど、弟である本堂瑛祐を愛していました。キールが幼い頃に失踪して本堂瑛祐と連絡を取り合っていないのは、弟を黒の組織から守るためなのです。

イーサン・本堂とは上述でご紹介した通りキールこと水無怜奈の父親です。キールの父親であるイーサン・本道は非常に優秀なCIAの工作員であり、黒の組織のボスである｢あの方｣ともメールで接触出来る立場にありました。しかしキールを新しいつなぎの工作員にしたことで正体がバレてしまいます。この時イーサン・本堂はキールに任務の全てを託し、彼女に殺された風を装って自決してしまいました。

赤井秀一とは黒の組織から｢シルバーブレット｣というあだ名で恐れられるほど優秀な実力を持ったFBIの捜査官です。FBIの捜査官である赤井秀一はかつて灰原哀の姉と接触することで黒の組織に潜入し、スパイ活動を行っていました。しかし赤井秀一は正体がバレ、現在はFBIのエースとして活動しています。キールはFBIに追われている途中にオートバイで事故を起こし、FBIの監視下に置かれた病院で赤井秀一と出会いました。

赤井秀一と出会ったキールは正体を明かし、本堂瑛祐に証人保護プログラムを要請することを条件としてFBIと協力関係を結びました。その後黒の組織に戻るものの、スパイ容疑を掛けられたことからジンに赤井秀一を殺害するよう命令されます。そこでキールは赤井秀一を射殺し、無事復帰することが出来ました。しかし赤井秀一は江戸川コナンの作戦で死亡しておらず、現在は沖矢昴という名前で密かに活動しています。

名探偵コナンシリーズに登場するキールこと水無怜奈に関する感想ではキールが美人だといった感想が非常に多く寄せられていました。本記事でご紹介した画像を見ると分かる通り、キールこと水無怜奈は名探偵コナンでトップクラスの美貌を持ったキャラクターです。この美しすぎる容姿が大きな理由となってキールは非常に高い人気を博しています。

名探偵コナンシリーズに登場するキールこと水無怜奈に関する感想では生きて欲しいといった感想も多く寄せられていました。父親の命と引き換えにコードネームが当てられたキールは黒の組織でスパイ活動を続けているものの、赤井秀一との一件が理由であまり組織から信用されていません。そのためキールは多くのファンから今後死亡してしまうのではないかと心配されています。

名探偵コナンシリーズに登場するキールこと水無怜奈に関する感想では声優に注目する感想も多く見受けられました。アニメ名探偵コナンでキールを演じた三石琴乃は｢美少女戦士セーラームーン｣の月野うさぎ役や｢新世紀エヴァンゲリオン｣の葛城ミサト役で知られるベテラン声優です。そんな三石琴乃は持ち前の高い演技力を駆使し、3つの顔を持つキールの謎めいた人物像を非常に上手く演じきっています。

本記事では名探偵コナンシリーズに登場するキールこと水無怜奈について正体や本名、アニメの声優などをまとめてご紹介しました。三石琴乃が声優を務めるキールこと水無怜奈は3つの顔を持つ魅力的なキャラクターであり、名探偵コナンシリーズで重要な役割を担っていました。2020年10月現在キールは死亡せずスパイ活動を続けていますので、名探偵コナンファンの方は今後もキールこと水無怜奈の活躍にご期待下さい。