【名探偵コナン】妃英理のアニメ・原作漫画登場回は?小五郎との関係や声優は?

大人にも子供にも大人気のアニメ・漫画の『名探偵コナン』には、様々なキャラクターが登場します。その中に、敏腕弁護士の妃英理というキャラクターがいます。妃英理は小五郎の妻であり、蘭の母親であることは有名です。ヒロインである蘭の母親であることから、妃英理の登場回は多いと考えられていますが、実際にはどうなのでしょうか?原作『名探偵コナン』とアニメ版『名探偵コナン』の両面から妃英理の登場回を考察し、アニメ版の妃英理の声を担当した声優や妃英理のライバルなどについてもご紹介します。

【名探偵コナン】妃英理のアニメ・原作漫画登場回は?小五郎との関係や声優は?のイメージ

目次

  1. 名探偵コナンの妃英理とは?
  2. 名探偵コナンの妃英理のアニメ・原作漫画の登場回一覧
  3. 名探偵コナンの妃英理と毛利小五郎の関係
  4. 名探偵コナンの妃英理のアニメ声優
  5. 名探偵コナンの妃英理と工藤有希子・九条玲子の関係
  6. 名探偵コナンの妃英理の映画・劇場版での登場
  7. 名探偵コナンの妃英理に関する感想や評価
  8. 名探偵コナンの妃英理の登場回まとめ

名探偵コナンの妃英理とは?

大人気のアニメ・漫画の『名探偵コナン』は、読者層が小学生から大人までという国民的長寿漫画です。『名探偵コナン』に登場するキャラクターたちは個性的なキャラクターが多く、犯罪トリックも「なるほど」と思わせるストーリー展開で読者を飽きさせません。『名探偵コナン』には意外と多くのレギュラーキャラクターがいますが、登場回が多いキャラクターの一人に「妃英理(きさきえり)」という女性がいます。

名探偵コナンの作品情報

『名探偵コナン』は小学館の『週刊少年サンデー』に連載中の推理漫画です。原作漫画のみならず、1996年から放映されているアニメ『名探偵コナン』も日本テレビ系列の30分アニメ番組の中では最長寿番組です。『名探偵コナン』は鳥取県出身の漫画家である青山剛昌(あおやまごうしょう)が原作者です。アニメが原作に追いつかないようにアニメ放送開始時よりアニメオリジナル回を挿入し、結果アニメも長寿番組になっています。

名探偵コナンの概要

『名探偵コナン』は、1995年当時に講談社の『週刊少年マガジン』に連載されていた『金田一少年の事件簿』がヒットしていたことをきっかけとして誕生した探偵推理漫画です。『名探偵コナン』は多岐にわたるメディア展開をしています。例えば1997年から毎年4月に劇場版アニメ映画『名探偵コナン』を公開し、また作品中のキャラクター達を使ったスピンオフを青山剛昌以外の漫画家の手で作られることなどが挙げられます。

名探偵コナンのあらすじ

推理小説家の父と元女優の母を持つ工藤新一が事件を目撃しているところを見つかり、犯人から毒薬を飲まされました。ところが死に至ることはなく、脳などの神経は高校生のままで身体だけが小学1年生並みの小ささに退行してしまいました。父親が探偵の幼馴染の毛利蘭の家に居候し、事情を知る阿笠博士の秘密道具などを駆使して様々な事件を解決しながら、新一は自分の身体を取り戻すために黒の組織を追い続けます。

妃英理は毛利蘭の母で敏腕弁護士

『名探偵コナン』のレギュラーキャラクターに、敏腕弁護士の妃英理が登場しています。妃英理は、妃法律事務所の所長弁護士であり、巷では「法曹界のクイーン」と呼ばれる有名な弁護士です。妃英理は毛利蘭の母親です。つまり、毛利小五郎の妻ということです。妃英理は、あるきっかけで毛利小五郎と大喧嘩となり、毛利の家を出てしまったのです。現段階では、妃英理は毛利小五郎と離婚はしていません。

「名探偵コナン」原作公式サイト|小学館

名探偵コナンの妃英理のアニメ・原作漫画の登場回一覧

妃英理が『名探偵コナン』のヒロインである毛利蘭の母親であることから、登場回は少なくありません。『名探偵コナン』は推理漫画であると同時に、原作者の青山剛昌がいうところの「推理ラブコメ」でもあるため、毛利小五郎と妃英理との「ツンデレ夫婦愛」を描く登場回がみられます。また『名探偵コナン』の事件をリアルにするために、弁護士として妃英理が事件にかかわることでも登場回があります。

妃英理の初登場回

妃英理が『名探偵コナン』の原作コミックに初登場したのは、第11巻の「コーヒーショップ殺人事件」でした。この事件はアニメ版『名探偵コナン』の32話です。デートに出かける蘭の後をつけていったコナンはコーヒーショップで起きた殺人事件に巻き込まれます。そこに登場したのが弁護士の妃英理でした。襲われかけた妃英理が見事な一本背負いで犯人を投げ飛ばし事件は解決します。蘭のデートの相手は妃英理でした。

登場回①追いつめられた名探偵︕連続2⼤殺⼈事件

『名探偵コナン』の原作コミックでは第14巻に収録されているストーリーに、妃英理の登場回があります。アニメでは90分の特別番組として放映されました。軸となるのは蘭がコナンの正体に気が付き始めたのではないか、とするものでした。妃英理は毛利小五郎と電話をするシーンで登場します。別居中の妃英理と毛利小五郎は電話でも喧嘩を始める始末で、二人の娘である蘭に止めに入られます。

登場回②スキューバダイビング殺⼈事件(前後編)

妃英理と毛利小五郎の間に生まれた蘭が、両親の不仲を取り持とうと画策する回です。原作コミック『名探偵コナン』では第17巻に収録されています。この妃英理の登場回では、妃英理と毛利小五郎の二人が大学生時代に学生結婚をした事実が判明します。終盤の結婚指輪についての毛利小五郎と妃英理のエピソードも『名探偵コナン』が「ラブコメ」としても読める要素となっていて、楽しめます。

登場回③容疑者・⽑利⼩五郎(前後編)

軽井沢のホテルに来た毛利小五郎と蘭とコナンたちは、ホテルで偶然にも妃英理と遭遇します。妃英理には若い男性が付き添っており、毛利小五郎の心中は穏やかではありません。そのような状況で殺人事件が起き、毛利小五郎が容疑者になります。毛利小五郎が妃英理に別居解消を懇願するシーンや、妃英理のツンデレぶりやドSぶりなど、妃英理の登場回の中では人気が高い妃英理登場回です。

登場回④法廷の対決 妃vs⼩五郎

この妃英理の登場回はアニメオリジナルストーリーで、漫画原作には収録されていません。アニメのみの登場キャラクターとして検察の九条玲子が登場します。九条玲子は妃英理のライバルとして描かれ、妃英理の弁護無敗記録を阻止する強敵として描かれます。九条玲子側の証人として毛利小五郎が登場しますが、それに臆することなく妃英理の弁護士としての真摯な姿勢が描かれます。

登場回⑤法廷の対決II 妃vs九条

この妃英理の登場回も、原作漫画『名探偵コナン』には収録されていない、アニメオリジナルストーリーです。アニメ『名探偵コナン』の第297話と第298話です。今回の妃英理の登場回のストーリーは、妃英理の弁護士としての仕事を深く描いている回です。その中で、毛利小五郎と妃英理の定番となった夫婦喧嘩シーンも健在であり、そして蘭が「もぉ」と呆れるお決まりのパターンで物語の幕を閉じています。

登場回⑥似た者プリンセス(前後編)

原作漫画コミックス『名探偵コナン』の第40巻と第41巻に収録されているストーリーです。アニメ版『名探偵コナン』ではコナンこと、工藤新一の母親である工藤有紀子が登場します。工藤有紀子は結婚を機に引退した元女優です。妃英理も工藤有紀子も昔から美人でした。毛利小五郎と工藤有紀子と妃英理は高校の同級生で、高校ミスコンでの出来事や、妃英理と工藤有紀子との仲の良い関係が描かれている回です。

登場回⑦⼯藤新⼀少年の冒険(前後編)

物語は工藤新一と毛利蘭が本当の小学生の時のことを描いています。当時は毛利小五郎が現職の刑事であり、妃英理は新米の弁護士でした。毛利小五郎と妃英理と蘭の一つ屋根の下に住む様子を描いており、夫婦喧嘩はすれど、まだ仲の良い夫婦であった毛利小五郎と妃英理を描いています。また、新一の両親である工藤勇作と工藤有紀子も登場します。ストーリーは小学生の新一と蘭の小さな冒険を描いています。

登場回⑧妃英理弁護⼠の恋

アニメ版『名探偵コナン』では第474話、原作漫画コミックスでは第55巻に収録されている妃英理の登場回です。ストーリーは浮足立っている妃英理を見て、娘の蘭はどうやら恋人がいるらしいと勘繰ります。『名探偵コナン』の「ラブコメ」の要素が強い回です。実際は毛利小五郎と妃英理が実は今でも相思相愛であることを明確にする回でした。こうしたストーリーが「二人の別居の理由」につながっていきます。

登場回⑨法廷の対決III ⽬撃者は検察官

このストーリーもアニメ版『名探偵コナン』のオリジンストーリーで、原作漫画版『名探偵コナン』には収録されていません。内容・あらすじとしては検察官である九条玲子が中心のストーリーです。検察と対極にいる弁護士の妃英理が、挫けそうになっている九条玲子を励ましていく物語です。二人で真実を明らかにしたいという共通の思いを持ち、互いに切磋琢磨する気持ちを取り戻していきます。

登場回⑩弁護⼠妃英理の証⾔(前後編)

原作漫画『名探偵コナン』の第59巻に収録されているストーリーです。毛利小五郎と毛利蘭と妃英理とコナンの四人で食事に行く予定を立てました。妃英理は久しぶりの家族の団欒に浮足立って、美容院に行きます。そこで事件が発生します。このストーリーではコナンのみならず、妃英理の名推理を見ることができます。毛利小五郎と妃英理の心が通じ合っていることを匂わせる、妃英理の登場回です。

登場回⑪柔よく謎を制す(前後編)

原作漫画『名探偵コナン』のコミックス第62巻に収録されているストーリーです。高校の空手部主将の毛利蘭は妃英理の紹介で元柔道選手と出会います。ところが元柔道選手の夫が自室で殺されているのを、コナンと妃英理が発見します。捜査の途中で毛利蘭が毛利小五郎に電話を掛けます。いつものようにツンデレ夫婦の喧嘩が始まりますが、妃英理は毛利小五郎との会話の中に事件解決のヒントを見出します。

登場回⑫⽑利⼩五郎探偵廃業の⽇(前後編)

妃英理の登場回であるこのストーリーも、アニメ版『名探偵コナン』のオリジナルストーリーです。ギャンブルで掏ってしまったときには妃英理を頼ってしまうようなヘタレの毛利小五郎ですが、無実の人間を自殺に追いやったとマスコミにつるし上げられ、さすがに落ち込みます。探偵の看板を下ろそうかと悩みますが、蘭や妃英理たちに励まされます。毛利小五郎自身で事件を解決に導き、「看板を下ろす駄洒落」で幕を閉じます。

登場回⑬最悪な誕⽣⽇(前後編)

原作漫画『名探偵コナン』の第68巻に収録されているストーリーです。妃英理の誕生日のプレゼントを、毛利小五郎は用意します。それを知った蘭は二人の仲を修復させようと持ち前の強運を使って福引一等賞のホテル宿泊券を当てます。そこで一行は殺人事件に巻き込まれます。振ったコーラやネックレスと数珠という古典的なネタをちりばめながら、今回は探偵毛利小五郎の活躍で妃英理とのラブコメを盛り上げていきます。

登場回⑭裏切りのホワイトデー(前後編)

このストーリーは原作コミック版『名探偵コナン』の第69巻に収録されています。アニメ版『名探偵コナン』では、2011年3月に放映された第608話と第609話です。毛利小五郎がコマーシャルに出演したお菓子会社の創立記念パーティーで殺人事件が発生します。事件に妃英理は関与せず、毛利小五郎がホワイトデーだからと妃英理にビスケットを渡すシーンにのみ登場しました。二人のツンデレぶりは健在でした。

登場回⑮法廷の対決IV 裁判員⼩林澄⼦

このストーリーもアニメ版『名探偵コナン』のオリジナルストーリーであり、漫画版『名探偵コナン』には収録されていません。日本にも導入された裁判員制度を扱ったストーリーです。裁判員の一人はコナンたちの小学校の担任の先生でした。妃英理の推理力や洞察力が描かれ、弁護無敗記録を更新します。コナンの担任の小林先生の絵画に対する違和感が、事件解決の糸口になっています。

登場回⑯ギスギスしたお茶会(前後編)

仕事先で倒れた妃英理は盲腸でした。入院すると緊急手術することになりますが、そこへコナンや毛利父娘が何事かと大慌てで駆け付けます。盲腸だと知って安堵した毛利小五郎のデリカシーのない一言に対して、妃英理が爆発するというお決まりのパターンが炸裂します。このストーリーはアニメ版『名探偵コナン』の第770話と第771話で、原作漫画コミックス『名探偵コナン』では第84巻に収録されています。

登場回⑰サクラ組の思い出(蘭GIRL/新⼀BOY)

アニメ版『名探偵コナン』の第853話と第854話のストーリーです。原作コミック版『名探偵コナン』の第87巻に収録されている回です。このストーリーは、工藤新一が毛利蘭に出会うストーリーを、蘭の視点と新一の視点から描いています。保育園時代の二人と、二人の両親が登場する回です。現職刑事の毛利小五郎と新米弁護士の妃英理が描かれています。また、若手推理小説家の工藤優作と元女優の工藤有紀子も登場しています。

登場回⑱妃英理誘拐事件

タイトルは「妃弁護士SOS」で、原作漫画コミックス『名探偵コナン』の第93巻に収録されています。アニメ版では第901話と第902話です。妃法律事務所に押し入った暴漢に襲われた妃英理は、拉致監禁されます。謎のメッセージを送り続ける妃英理の暗号をコナンは推理し、居場所を突き止めます。妃英理を助け出そうと毛利小五郎は危険を顧みず、救出します。ラストでラブラブな二人から喧嘩になるのは期待通りの展開です。

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名探偵コナンの妃英理と毛利小五郎の関係

「法曹界のクイーン」と言われ「無敗記録継続中」という敏腕弁護士である妃英理と、元警視庁捜査一課強行班の刑事だった現私立探偵の毛利小五郎は、夫婦です。妃英理は旧姓を使っていますが、法律的には離婚をしていないので毛利姓のままです。顔を合わせれば最後は口喧嘩になってしまう二人ですが、互いに信頼しあっています。原作者の青山剛昌の言葉では「小五郎と英理も間違いなくラブコメ主人公」とあります。

妃英理と毛利小五郎の高校時代・馴れ初め

毛利小五郎と妃英理は、小学校からの同級生でした。好きな女の子こそからかってしまう男の子の典型であった毛利小五郎は、小学生当時から妃英理が気になる存在だったということです。中学・高校と進学しますが、通っていた学校はエスカレーター式の付属校だったようです。一方で、妃英理も毛利小五郎のことについては給食を食べる順番や色の好みが自分と似ているところが気になっていたようです。

妃英理と毛利小五郎の別居の理由は料理だった?

1998年に公開された劇場版アニメ映画第二弾『名探偵コナン・14番目の標的』で別居の理由が明らかにされました。人質として捕まった妃英理に対し、毛利小五郎は妃英理の足を撃つことで犯人確保につなげます。自宅療養中の妃英理がもともと料理下手にもかかわらず、かいがいしく家事をしていました。これに毛利小五郎が優しさの裏返しで文句を言ってしまい、これをきっかけとして妃英理の堪忍袋の緒が切れたということでした。

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名探偵コナンの妃英理のアニメ声優

「法曹界のクイーン」と称され、コナンからも「すげぇ美人」と言われる妃英理ですが、アニメ版『名探偵コナン』で声を担当している声優がベテラン声優の高島雅羅(たかしまがら)です。浅草生まれの江戸っ子で、ベテラン声優の野沢那智が主宰する劇団薔薇座で女優としての演技や声優としての演技を勉強しました。声優としては幅の広い作品に出演しており、アニメ作品や海外映画の吹き替えなどにも多く出演しています。

高島雅羅のプロフィール

高橋雅羅は台東区浅草に生まれ、実家は肉屋さんでした。中高一貫校の実践女子に通い、高校卒業後に劇団薔薇座に所属しました。劇団での指導は厳しく、また仕事も多くは無かったのでアルバイトとして声優の仕事をしていました。すでに声優としてはベテランの域に達し、2015年には声優アワードを受賞しています。夫は同じく声優の銀河万丈で、夫婦共演も多々あります。高橋雅羅は演技の幅が広いと、業界では高く評価されています。

高島雅羅の主な出演作品

高橋雅羅が声優として出演した作品は非常に多く、代表作だけでも相当な数に上ります。テレビアニメ作品では『新・エースをねらえ!』の滝みちるの声の担当が声優としての初レギュラーでした。以降、年に4作品程度には声優として出演しています。またテレビ吹き替え版の『スターウォーズ』のレイア姫や『プリティーウーマン』のジュリア・ロバーツの声を担当しています。

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名探偵コナンの妃英理と工藤有希子・九条玲子の関係

美人で敏腕弁護士の妃英理ですが、他にも美人で聡明な女性が『名探偵コナン』には登場しています。妃英理はヒロインである毛利蘭の母親なので、ほぼレギュラーと考えてよいでしょう。同じような設定であるにもかかわらず、出演が稀な存在である女性が二人います。一人は工藤新一の母親である工藤有紀子であり、もう一人は検察官の九条玲子です。二人の存在は、妃玲子にとって無くてはならない存在なのです。

妃英理と工藤有希子の関係

結婚を機に引退した元女優の工藤有紀子は、高校時代には妃英理と並んで絶世の美女と言われたことがありました。高校を卒業後、女優となり「天才女優」として名を馳せましたが二十歳になって工藤優作との結婚を機に女優を引退しています。妃英理とは毛利小五郎と同じように口喧嘩するほど仲が良いといえます。蘭のことも小さなころから可愛がっており、家庭事情を含めた妃英理の理解者の一人といえます。

妃英理と九条玲子の関係

九条玲子は「検察のマドンナ」と呼ばれる美人検察官です。美人というだけではなく、妃英理と同様に敏腕検事として、数々の犯罪者を送検しています。過去には検察庁特捜部にも所属するエリートで、弁護士の中には対峙することを避ける人もいるほどです。妃英理とは良いライバル関係であり、互いに切磋琢磨する様子が描かれています。九条玲子はアニメオリジナルキャラクターで、原作には登場しません。

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名探偵コナンの妃英理の映画・劇場版での登場

劇場版アニメ映画『名探偵コナン』でも、妃英理は登場しています。劇場版アニメ映画『名探偵コナン』は2020年を除き、毎年4月に公開されています。第一弾の劇場版アニメ映画『名探偵コナン』は1997年の『時計仕掛けの摩天楼』でした。劇場版アニメ映画『名探偵コナン』も興行成績としては邦画上位を維持しており、シリーズ全体興収は800億円を超しています。

登場映画①14番⽬の標的

劇場版アニメ映画『名探偵コナン』の第二弾となる『14番目の標的』に、妃英理は登場しています。蘭の夢のシーンにも妃英理は登場していますし、その夢の内容が妃英理と毛利小五郎との別居のきっかけになった事件につながっています。また、妃英理が毒入りチョコレートを食べてしまって緊急搬送されるシーンがあります。妃英理が料理下手であるという設定も、この劇場版アニメ映画『名探偵コナン・14番目の標的』で初出です。

登場映画②瞳の中の暗殺者

2000年に公開された劇場版アニメ映画『名探偵コナン』の第4弾が『瞳の中の暗殺者』です。この作品では、毛利蘭が事件のショックで記憶喪失に陥り、蘭の精神的ケアをするために毛利小五郎と妃英理が奮闘します。また、毛利小五郎が妃英理に言ったプロポーズの言葉が初出します。別居してはいるものの、相思相愛である毛利小五郎と妃英理との関係が、うまくまとめられている作品といえます。

登場映画③銀翼の奇術師

2004年公開の劇場版アニメ映画『名探偵コナン』の第8作目である『銀翼の奇術師』にも、妃英理が登場しています。通常ではコナンが麻酔銃を使って毛利小五郎を眠らせ、毛利小五郎の声を使って事件の解明をするのですが、この作品では麻酔銃が妃英理に当たってしまい、仕方がなく妃英理の声で解明します。後半で飛行機の墜落が関係した展開に、視聴者がくぎ付けになる作品でした。

登場映画④⽔平線上の陰謀

劇場版アニメ映画『名探偵コナン』の第9作品目となる『名探偵コナン・水平線上の陰謀』は、2005年の作品です。この作品に、妃英理は直接出てきません。毛利小五郎が名推理を披露するという、非常に珍しい展開です。新一と蘭の幼いころの話がのちのストーリーにつながっており、重要な作品となりました。犯人が妃英理に似ていたからと話す毛利小五郎が味を出していると評価されている作品です。

登場映画⑤探偵たちの鎮魂歌

劇場版アニメ映画『名探偵コナン』の記念すべき十周年作品となったのが、『名探偵コナン・探偵たちの鎮魂歌』です。2006年の作品で、十周年ということもあり多くのキャラクターが登場しています。妃英理は毛利小五郎の捜査協力依頼を受け、情報収集します。また弱気になった毛利小五郎を励ますシーンなどにも登場しました。

登場映画⑥ゼロの執⾏⼈

劇場版アニメ映画『名探偵コナン』の中で最高興行収益となった作品です。第22作品目となる『名探偵コナン・ゼロの執行人』は2018年に公開されました。国際サミット会場での爆破事件で毛利小五郎が容疑者として逮捕されます。妃英理は身内の弁護は不利な展開になると考え、他の弁護士を探します。毛利小五郎が蘭に対しての父親然とする姿や妃英理に対して「俺の側を離れるな」というシーンが必見です。

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名探偵コナンの妃英理に関する感想や評価

大人気のアニメ・マンガの『名探偵コナン』には、個性的なキャラクターが多数登場します。その中でもヒロインの毛利蘭の母親である妃英理は、準レギュラーとして様々な場面に登場します。コナンファンの中には、妃英理のツンデレ夫婦の愛情表現が面白いと評価するファンや妃英理の聡明な活躍に対して高い評価をするファンが少なくありません。ネットに見られる、妃英理に対しての感想や評価をご紹介します。

さらっと、女心

弁護士としては無敗記録を更新している妃英理は、仕事に対しては生真面目な姿勢を貫いています。口げんかでは毛利小五郎には負けたことがなく、いい加減な毛利小五郎の態度などには辟易しています。「そう言いながら、実は乙女だよね」「英理さん、可愛い」「高校生の娘がいるとは思えないリアクション」などと、妃英理の毛利小五郎に対する反応は、良い感想や高い評価を得ています。

元祖ツンデレ

妃英理は、究極のツンデレ女性として描かれています。コナンが初めて妃英理に喫茶店で出会ったときにも「すっげぇ美人」と言いながら、幼いころに叱られた記憶もよみがえらせていました。「近所にいそうなおばちゃんだよね」「ざーますオバサンみたいだけど、美人だったら従っちゃう」「小五郎やコナンが負けちゃうのも仕方がないよね」という妃英理の性格には多くのファンが存在しています。

料理というカギ

『名探偵コナン』が長寿漫画となり、毛利小五郎と妃英理の関係が明らかになっていきました。すべてにおいて完璧と見えた妃英理の唯一の不得手が料理という、古典的なオチにファンたちは「あり得る話」「昔からのパターン」としながらも、「英理さんなら、良いかもね」「蘭は反面教師として母を見たのか?」「実はマメな小五郎の料理って美味そうじゃね?」などという声が、ネットでは多く聞かれます。

容赦ない夫婦愛

妃英理の毛利小五郎へのキレ方は、常軌を逸しているときがあります。「この夫婦、ドSとドMだよね」「小五郎、そんなに虐待されても英理さんを愛しているんだね」「昭和の恐妻って感じがするわ」「こんな関係だけど、離婚していない二人」などと、妃英理の恐ろしさに対して様々な意見や評価が見られます。

でも、おもしろい

「ラブコメって要素で言えば、二人は必須だよね」「ドタバタ感は定番で安心」「別居の理由がわかったりしてきて、実はラブラブなんだって思うと、見ていてホッコリする」など、二人の登場シーンには好意的な意見や高い評価が見られます。「ある意味、理想の夫婦」という意見も見られました。

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名探偵コナンの妃英理の登場回まとめ

『名探偵コナン』に登場する妃英理は毛利蘭の母親であり、毛利小五郎の妻でした。現在は別居中ですが、それは二人が愛し合っているからこそであり、そのことが徐々に判明しています。ツンデレ英理とダメダメ小五郎の不器用な夫婦愛を見守りながら、いつの日か二人が元の鞘に収まることを期待するのは、蘭だけではなくコナンファン全員なのかもしれません。

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